【Excel VBA】If Elseとは違う条件式(Select Case)について
エンジニアのIMMRです。Excel VBAの条件式には、以前に説明したExcel VBA 条件式(If Else)とこれから説明するSelect Caseの二つあります。1.従来のIf Else条件式If Elseは条件に合った時は処理Aを、条件に合わなかったら処理Bを実行します。では、下記のようなデータがあり、複数の条件があるとします。If Elseを使用して作成すると2種類の方法が浮かぶと思
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皆様、初めまして。IMMRです。
下記のようなエクセルデータに対して指定したセルの行・列を挿入がしたくなる時があると思います。
図1 ブック(数値が入力されている)
図2 ブック(図1のブックに対して行の挿入)
図3 ブック(図1のブックに対して列の挿入)
手作業で毎回行うのは、手間がかかります。
VBAで行・列を挿入することでより、作業の手間が省けます。
特に、マクロ実施中に指定したセルの行または、列を挿入することもあると思いますので
ここでは挿入について、説明致します。
行・列を挿入する方法は2つあります。
〇行・列番号より挿入する
〇指定のセルを選択して挿入する
全体の行を選択して挿入
Rows("行:行
").Insert
任意のセルを選択して挿入
Range("A1等の任意のセル").EntireRow.Insert
全体の列を選択して挿入
Columns("列:列").Insert
任意のセルを選択して挿入
Range(
"A1等の任意のセル").EntireColumn.Insert
下記は、シート内の行・列番号または、指定セルより行・列を挿入する方法のサンプルコードです。
5行目で行を挿入したい場合は、
Rows("5:5").Insert
または、
Range("A5").EntireRow.Insert
です。
C列目で列を挿入したい場合は、
Columns("C:C").Insert
または、
Range("C2").EntireColumn.Insert
です。
では、上記サンプルコードを用いて、
シート内の行・列番号または、指定セルより行・列を挿入する処理を実行していきます。
下記、データの5行目とC列目に行・列を挿入します。
図4 ブック(数値が入力されている)
まずは、全体の行・列を選択して挿入します。
サンプルコード1
Sub TEST9()
Rows("5:5").Insert
Columns("C:C").Insert
End Sub
結果は下記になります。
図5 ブック(上記コード1実行後)
行・列が挿入されています。
次に指定のセルを選択して行います。
サンプルコード2
Sub TEST9()
Range("A5").EntireRow.Insert
Range("C2").EntireColumn.Insert
End Sub
結果は、先ほどと同じになります。
図6 ブック(上記コード2実行後)
全体の行・列を選択しても任意のセルを選択しても
同様に指定したセルの行または、列から挿入することが出来ました。
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