【Excel(一般)】条件付き書式

こんにちは。新人エンジニアの前山です。この記事では条件付き書式を簡単にご紹介します。条件付き書式を使用するにあたっての基本的な流れをご紹介します。

※この記事はExcel2019を想定して作成されています。

条件付き書式とは

条件付き書式とはセルの値が、事前に設定した条件に合致した場合、そのセルを設定した書式で表示する機能です。

条件を設定した強調表示

設定できる代表的な条件としては以下の項目があります。

・指定の値より大きい(小さい)

・指定の範囲内

・指定の値に等しい

・セルに指定の文字列が含まれる

・セルが指定の期間内の日付

・指定した範囲内で一意/重複

・上位/下位10%(10項目)

・平均以上 /以下

上記以外にも、数式によって条件を記述する方法もあり、非常に柔軟に条件設定が可能です。

データバー/カラースケール/アイコンセット

条件を指定して強調表示するほかにも以下のようにグラフィカルな表示をする機能があります。

・セル内に棒グラフを表示する(データバー)

・指定範囲の数値データの分布を色分けして表示する（カラースケール）

・指定範囲の数値の高低に応じて、セル内にアイコンを表示する(アイコンセット)

条件付き書式の設定方法

最も基本的な、セルの値が指定の値に等しい場合の強調表示についてご紹介します。

1.条件付き書式を適用させたい範囲を指定します

2.「ホーム＞条件付き書式＞セルの強調表示ルール＞指定の値に等しい」を選択します

3.条件と書式の設定をします

以下のダイアログボックスが表示されるため、左のテキストボックスに”完了”と入力します。

右のプルダウンにはあらかじめ用意されているプリセットの書式が入力されていますが、今回はユーザー設定の書式を設定します。

ユーザー設定の書式をクリックすると以下の「セルの書式設定」が表示されます。今回は文字色と背景色を変更しました。

ダイアログボックス、「セルの書式設定」共に「OK」ボタンを押すと条件付き書式が反映されます。

「完了」の文字が表示されている部分のみ、指定した書式で表示されています。

4.1～3の工程を「ステータス」の文字列全種類で繰り返す

同じ作業を「レビュー」、「実施中」、「未着手」、「中止」の各文字列で書式設定を変更して行ったものが以下の画像です。全て条件付き書式で記入してあるため、ステータスが"レビュー"の工程を"完了"に変更した場合、自動的に書式も緑色に変わります。

条件付き書式の管理

設定した条件付き書式は、「ホーム＞条件付き書式＞ルールの管理」から確認できます。

※選択しているセルに適用されている条件付き書式が表示されます。

「ルールの編集(E)」をクリックすると条件や書式の編集が行えます。

「ルールの削除(D)」を実クリックすると選択している条件付き書式が削除されます。

※以下の場合は”完了”の条件付き書式が削除されます。