【Linux】コマンドの使い方を調べる
Workteria(ワークテリア)では難易度の高いものから低いものまで、スキルや経験に合わせた案件を多数揃えています。会員登録は無料ですので、ぜひ会員登録してご希望の案件を探してみてください!
フリーランス/正社員のエンジニアとして活躍するには、ご自身のスキルや経験に合わせた仕事を選ぶことが大切です。ご希望の案件がみつからない場合はお気軽にお問い合わせください!ユーザ満足度の高いキャリアコンサルタントが在籍していますので、希望条件や悩み事などなんでもご相談ください。ご希望にピッタリの案件をご紹介させていただきます。
コマンドの使い方を調べる
こんにちは。インフラエンジニアの鈴木です。
今回はコマンドの使い方を調べる方法についてLinux経験者である私が説明していこうかと思います。
覚えておくと今後の役に立ちますので、是非覚えて行ってください。
helpコマンド
Bashのシェルに組み込み済みのコマンド(ビルトインコマンド)の使い方を表示するためのコマンドです。
「help コマンド名」で「cd」コマンドや「echo」コマンドなどの使い方が表示されます。
なお、help自身もBashのビルトインコマンドです。
基本操作
使い方は以下の通りです。
$help コマンド名
試しにcdコマンドのマニュアルを表示させてみます。
cdコマンドのマニュアル情報を表示しました。
コマンドを指定しないで実行した場合は、helpコマンドで表示できるコマンド一覧を、簡単な説明付きで表示します。
コマンド名を指定しなかったので、helpコマンドで表示できるコマンドの一覧を、簡単な説明付きで表示しました。
複数のコマンドを同時に指定すると、複数のマニュアルを一度に表示することができます。
exitコマンドに続き、cdコマンドも表示させてみます。
exitコマンドのマニュアルに続き、cdコマンドも表示することができました。
helpコマンドのオプション
オプション -d
トピックの簡単な説明を表示します。
オプション -m
マニュアル形式での使用法を表示します。
オプション -s
短い使用法で表示します。
aproposコマンド
キーワードを指定し、それに関連するコマンドを検索するためのコマンドです。
「apropos キーワード」を実行すると、キーワードに関連するコマンドと簡単な説明が表示されます。
基本操作
使い方は以下の通りです。
$ apropos キーワード
索引データベースからCDをキーワードで検索し、コマンド名を調べる場合は、次のコマンドです。
索引データベースからCDをキーワードで検索し、コマンド名と情報を表示しました。
aproposコマンドのオプション
オプション -d(オプション--debug)
デバッグメッセージを出力します。
オプション -v(オプション--verbose)
冗長な警告メッセージを出力します。
オプション -e(オプション--exact)
各キーワードで完全一致を検索します。
オプション -r(オプション--regex)
各キーワードを正規表現として解釈します。
オプション -w(オプション--wildcard)
キーワードにワイルドカードを含んで検索します。
オプション -a(オプション--and)
AND検索します。
オプション -l(オプション--long)
検索結果を端末の幅に調整しないで表示します。
オプション -C(オプション--config-file=FILE)
ユーザー構成ファイルを使用します。
オプション -L(オプション--locale=LOCALE)
検索のロケールを定義します。
オプション -m(オプション--systems=SYSTEM)
他のシステムのマニュアルページを使用します。
オプション -M(オプション--manpath=PATH)
マニュアルページの検索パスをPATHに設定します。
オプション -s(オプション--section=SECTION)
1セクションのみを検索します。
manコマンド
「man」は、コマンドの“レファレンスマニュアル”を表示するためのコマンドです。
「man コマンド名」で、コマンドラインで使用するほとんどのコマンドのマニュアルを参照することができます。
基本操作
使い方は以下の通りです。$ man 調べる語句
bコマンドのマニュアルを見る場合は、「$ man b」で実行します。
bコマンドのマニュアルが表示されました。
表示は上下キーで移動でき、マニュアルを終了するにはqキーを押すと終了します。セクション番号を指定する
マニュアルの種類にはセクション番号が振られており、番号を指定することで、その種類のマニュアルを表示することができます。番号を指定しなければ、一番若い番号のマニュアルを表示します。
番号の詳細は以下の通りです。
1:Linuxコマンド
lsやcatなどの基本的なLinuxコマンド2:システムコール (カーネル関数)
openや、fork、read、writeなどの入出力に関連する関数など3:ライブラリコール (システム関数)
printfなどの表示関数や、sinやlogなどの算術関数など4:スペシャルファイル
デバイスファイルとも呼ばれるデバイスの入出力に関するファイルディレクトリ/dev内のhd(ハードディスク)、lp(プリンタ)、null(入力したものをすべて捨て無効にする)などがあります。
5:ファイルのフォーマット
ディレクトリ/etc内のhostsやpasswd、groupのような設定ファイルなど6:ゲームやデモ
Mainsなどプリインストールされているゲームやデモ7:マクロ
マクロとは、複数のコマンドや命令をまとめてあたかも一つのコマンドを入力するだけで複雑な動きができるようにまとめているものboot(起動シーケンス)が代表例です。
8:システム管理用のコマンド
ifconfigやusermod、shutdownなど管理権限で使うコマンド9:カーネルルーチン
カーネルルーチン [非標準]セクションによるマニュアル表示
セクション番号を指定し、マニュアルを表示するには次の書式です。$ man マニュアル番号 調べる語句
Linuxコマンドのpasswdの使い方マニュアルは次のコマンドで表示します。$ man 1 passwd
Linuxコマンドのpasswdの使い方マニュアルを表示しました。
manコマンドのオプション
オプション -a(オプション--all)
対象のマニュアルを次々と表示します。オプション -d(オプション--debug)
デバッグ情報を表示します。オプション -k(オプション--apropos)
マニュアルの検索を行います。オプション -K(オプション--global-apropos)
マニュアルの説明文で検索を行います。オプション -P(オプション--pager=PAGER)
ページャーを指定します。オプション -C(オプション--config-file=FILE)
表示設定用ファイルを指定します。まとめ
以上がコマンドの使い方を調べる方法についての説明となります。
今後Linuxを使う機会がありましたら、覚えておくと損はないと思いますですので、頑張って覚えて行ってください。
【著者】
サーバ系を中心にWindows、LinuxなどのOSを使って構築、保守などに携わってきました。
入社して2年以上経ちますが、一人前のエンジニアになれるよう日々頑張っています。
正社員/フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
- 自分に合う案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な案件探し・契約周りは任せて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!
定期的にご本人に合う高額案件を紹介
リモートワークなど自由な働き方ができる案件多数
専属エージェントが契約や請求をトータルサポート