【フリーランスも楽じゃない?】フリーランスと会社員の違いを解説
Workteria(ワークテリア)では難易度の高いものから低いものまで、スキルや経験に合わせた案件を多数揃えています。会員登録は無料ですので、ぜひ会員登録してご希望の案件を探してみてください!
フリーランス/正社員のエンジニアとして活躍するには、ご自身のスキルや経験に合わせた仕事を選ぶことが大切です。ご希望の案件がみつからない場合はお気軽にお問い合わせください!ユーザ満足度の高いキャリアコンサルタントが在籍していますので、希望条件や悩み事などなんでもご相談ください。ご希望にピッタリの案件をご紹介させていただきます。
「フリーランスになりたいけれど、会社員との違いを知りたい」
「フリーランスと会社員、私にはどっちが合っているかな」
フリーランスという働き方を検討し始め、このように思っていませんか?
実際、フリーランスと会社員は働き方は大きく異なります。
そのため、自分に合った働き方を選ぶためには、フリーランスになる前に、両者の働き方の違いを押さえておくのが非常に大切です。
また、フリーランスになる前に考えておきたいこととして、何があるのでしょうか?
今回は、そうした疑問にお答えするべく、会社員からフリーランスになった筆者が、フリーランスと会社員の違いやフリーランスになる前に考えておきたいことなどを解説していきます。
フリーランスとは
そもそもフリーランスとは何でしょうか。
フリーランスやパラレルワーカーを支援している非営利団体「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下:フリーランス協会)」が発表した「フリーランス白書2020」によればフリーランスは、以下のように定義されています。
特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人
参考:フリーランス白書2020
このように、フリーランスとは「会社や団体などに雇用されずに、業務委託・自営という形で働く人々」を指します。
さらに、フリーランス協会では、会社員であっても、就業時間外で業務委託で副業をしている人を副業系フリーランスと呼んでいます。
簡単にいうと、「業務委託・自営で働いている人」は、フリーランスと定義することができそうです。
フリーランスと会社員の違いは?
それではフリーランスと会社員の違いを5つ見ていきましょう。
【違い①】雇用契約の有無
会社員とフリーランスとの根本的な違いが「雇用契約の有無」です。
会社員は企業と雇用契約を結んでいる一方、フリーランスは特定の企業と雇用契約を結んでいません。
そのため、会社員は雇用契約のもと、会社が規定した仕事内容や就業時間、就業場所などの各種規定を守らなければいけません。
一方、フリーランスは、業務委託契約(クライアントへ成果物を提供したり、委託された仕事を行うことで、報酬が支払われる契約)を結ぶのが一般的です。
つまり、フリーランスは企業と雇用契約を結んでいるわけではないため、仕事の内容や就業時間に縛りはありません。
少し固い文章が続きましたが、簡単にいうと「会社員は会社の言うことを聞く必要があり、フリーランスは会社の意向に左右されずに働くことができる」ということです。
【違い②】収入
「収入」も会社員とフリーランスの大きな違いです。
会社員の場合は、一般的には月給制または年棒制のため、毎月安定的な収入が見込めます。
一方、フリーランスは、契約の数や仕事量によって、毎月収入にばらつきが出ます。
極端な話、契約を1つも取れなければ、収入が0になってしまうのです。
ただ、逆に考えると、フリーランスは仕事をした分だけ収入を伸ばすことができるということ。
契約をたくさん取れれば、大きく収入を伸ばすこともできるでしょう。
【違い③】働き方の自由度
会社員は、会社の規定に沿った働き方をしなければいけません。
例えば、会社が就業時間を「9時~17時まで」と定めていれば、その時間は働かなければいけませんし、休日は土日と規定されていれば、土日はお休みです。
一方、フリーランスは、会社と雇用契約を結びませんので、会社の規定に縛られません。
そのため、フリーランスは働く時間・場所・休日など働き方を自由に選ぶことができます。
例えば、夜型の人は、深夜に仕事を集中してもいいですし、平日に休みをとることも可能です。
このように働き方の自由度という観点では、フリーランスの方がなにかと融通が利く場面が多いでしょう。
【違い④】社会保障の手厚さ
社会保障については、会社員の方が手厚いです。
例えば、年金保険について、会社員は「厚生年金」に、フリーランスが「国民年金」に加入することになります。
「厚生年金」は保険料を会社が半分支払ってくれる上に、厚生労働省「平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均年金額は約5.5万円/月に対し、厚生年金は約14.6万円/月です。
国民年金よりも厚生年金の方が、貰える年金額は平均9万円以上/月多いですね。
年金保険以外にも、フリーランスは雇用保険に入れませんので、失業保険を受給することができなかったり、仕事中・通勤中の怪我や病気に対して保険がおりる労災保険もフリーランスは原則対象外であったりと、社会保障は会社員の方が充実していると考えられます。
【違い⑤】社会的な信用力
社会的な信用力は、フリーランスよりも会社員の方が高いです。
例えば、クレジットカードや住宅ローンは、フリーランスよりも、毎月安定した収入の見込める会社員の方が審査に通りやすいでしょう。
さらに家を借りる際にも、フリーランスは審査に通りにくいと言われています(フリーランス1年目は特に)。
もちろん、フリーランスだからといって、クレジットカードがつくれない・家を借りられないという訳ではありません。
しかし、どうしても社会的な信用力という面で、会社員の方が各種審査に通りやすいのは事実です。
会社員がフリーランスになるメリット
ここでは会社員がフリーランスにあるメリットを簡単に整理していきます。
会社員かフリーランスか、働き方を迷っている人はぜひ目を通してみてください。
また、働き方の迷いとは別に「フリーランスに向いている人がどんな人か知りたい」という人は、【現役フリーランスが考える】フリーランスに向いている人の特徴は?をぜひご覧ください。
頑張り次第で収入を伸ばせる
フリーランスは仕事をした分だけ、収入を伸ばすことができます。
会社員の場合は、歩合給でもない限り、基本的には月単位で大きく収入を伸ばすことは難しいでしょう。
一方、フリーランスは「今月は頑張ってたくさん稼ごう!」と思い、営業をしてたくさん契約をとることができれば、月単位でも大きく収入を伸ばすことが可能です。
このように自分の頑張りがダイレクトに収入に反映され、頑張り次第で収入を伸ばせる点がフリーランスになる1つのメリットです。
子育てや趣味との両立がはかりやすい
フリーランスの特徴は「働く時間・場所を自由に選べる」ところ。
そのため、子育てや趣味との両立がはかりやすいです。
実際、筆者の周りにも「会社員と子育てとの両立に悩んで、ある程度自由に働けるフリーランスになった。その結果、会社員時代よりも両立できている」というフリーランスはいます。
また、働く時間を自分で決められるフリーランスは「平日の昼間2時間だけさくっと映画を見よう」「午前だけ仕事をして、午後は趣味の美術館めぐりをしよう」など、細かく趣味の時間も取りやすいかと思います。
仕事を選べる
フリーランスはどの仕事をするのか、自分で選ぶことができます。
人間ですから、どうしてもやりたくない仕事はあるかと思いますし、逆にやってみたい仕事もあると思います。
会社員はいくらやりたくない仕事であっても、やり遂げなければいけません。
一方、フリーランスは報酬や業務内容などさまざまな理由からやりたくないと感じた仕事は、断ることも可能です。
もちろん、フリーランスであっても一度契約した仕事は完遂させなければいけません。
しかし、次また同じような仕事を依頼された場合には、断ることもできるのです。
さらに、やってみたい仕事があれば、受注できるかどうかは別にして、営業をかけて、チャレンジすることもできますよ。
会社員がフリーランスになるデメリット
続いて、会社員がフリーランスになるデメリットを見てきましょう。
自分で仕事をつくらなければいけない
フリーランスは自分で営業をして、仕事をつくり、収入を得なければいけません。
会社員も自分で仕事をつくらなければならない場面はあるかと思いますが、フリーランスの場合は、より仕事を探して、獲得する意識が求めれます。
なぜならフリーランスにとって「仕事が途切れる=収入が減ってしまう」からです。
私自身、会社員からフリーランスになった身ですが、フリーランスになってから、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトやSNSなどを活用して、仕事がないか常にアンテナを張るようになりました。
自分の仕事は自分でする
「自分の仕事は自分でする」のは、当たり前だと思う人もいるかもしれません。
しかし、例えば会社員であれば、体調不良や急な用事ができて会社を休まなければならない場合、誰かが自分の仕事をカバーしてくれる場合が多いかと思います。
一方、フリーランスは風邪を引いて休んだからといって、誰かが自分の仕事をしてくれる訳ではありません。
ちょっとした風邪で1~2日休むくらいであれば、それほど影響は出ないかもしれませんが、例えば長期間入院するとなると、仕事ができずに収入が途絶えてしまうリスクが生まれます。
そのため、フリーランスは「自分の仕事は自分しかできない」という意識のもと、体調管理が非常に重要になるのです。
孤独を感じる人もいる
フリーランスの中には、一人で作業をすることが多いと、孤独を感じる人もいます。
例えば、Webライターをしている著者は、取材や打ち合わせ以外は、対面でのコミュニケーションはなく、基本的にパソコンに向かって、一人で黙々と作業をしています。
そのため、人によっては孤独を感じるだろうことは容易に想像がつきます。
また、筆者の周りのフリーランス仲間の中には、孤独を感じるのが嫌で、会社員に戻ろうとしている人もいます。
ただ、一人で作業することを孤独と捉えず、自由で良いと捉える人もいると思います。
こればかりは経験してみないと分からないのですが(会社員でテレワークをしている人であれば、気持ちが分かる人もいるかもしれません)、念の為「フリーランスになって孤独を感じる人もいる」ということは頭の中に入れておいた方が良いかもしれません。
会社員がフリーランスになる前に考えておきたいこと
最後に、会社員がフリーランスになる前に考えておきたいことを見ていきます。
フリーランス=自由とは限らない
フリーランスというと「自由」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、フリーランス=自由とは限りません。
特にお金の心配により、精神的に自由を感じない人もいるようです。
実際、会社員からフリーランスのWebライターになった筆者自身も、ライターを始めたての頃は、実績やスキルに乏しく、時給にして数百円の仕事をしていたこともあります。
その時は、1日中働いても、数千円程度の稼ぎにしかならず「これで食べていけるのかな・・・」と常に心配を抱えており、自由と感じたことはなかったように思います。
また筆者は、「今日は◯◯、明日は△△やろう」「今週中には□□を終わらせよう」という風に、会社員時代と同じようなスケジュール管理をして日々動いているため、「自由に働いて自由に休もう!」といった感覚もありません。
確かにフリーランスは働く場所や時間を自由に選べるかもしれません。
しかし、フリーランスになったからといって、全てを自由に感じるわけではないのです。
フリーランスになって収入が落ちた人もいる
フリーランスになると収入が落ちてしまうのではないか、と心配な人もいるでしょう。
残念ながら、フリーランスになって収入が落ちてしまった人も一定数いるようです。
「フリーランス協会」が発表した「フリーランス白書2020」によれば、会社員→フリーランスになった人で、収入が増えた人が53.2%いる一方、収入が変わらない人が13.3%、収入が減った人が33.5%います。
参考:フリーランス白書2020
3割以上の人が、会社員からフリーランスになって収入が落ちてしまったようです。
この数字をどう捉えるかは人それぞれかと思いますが、フリーランスになって収入が落ちてしまう人も珍しくないということは頭に入れておきましょう。
フリーランスはスキルが求められる
フリーランスは、自分のスキルや知識を提供することで、報酬を得ています。
これは言い換えると「フリーランスはスキルが求められる」ということを意味しています。
もちろん、会社員もスキルは求められるかと思います。
ただし、会社員の場合は、例えスキルに乏しいと判断されたとしても、すぐに給料に影響することはないでしょう。
一方、フリーランスの場合は、もしクライアントにスキルが乏しいと判断されると、契約の打ち切りがなされ、いきなり収入がガクッと減る可能性も十分あります。
その意味で、フリーランスは常にスキルを磨くことが重要なのです。
フリーランスからまた会社員にも戻れる
一度フリーランスになったからといって、会社員に戻れなくなるわけではありません。
フリーランスから会社員に戻ることは十分可能です。
実は、フリーランスを「主体的に動ける」「経営者目線を持っている」と評価してくれる企業もあるのです。
さらに、フリーランスで仕事をしていた職種と同じ職種であれば、アピールもしやすいでしょう。
また、フリーランス時代に取引をしていた企業に、雇用されるパターンも少なくないようです。
まとめ
今回は主にフリーランスと会社員の違いを見てきました。
フリーランスと会社員は働き方以外にも社会保障や信用力などさまざまな違いがあります。
どちらが優れているという訳ではなく、自分に合った方の働き方をしていきたいですね。
今回の記事が、今後の働き方を考える上で参考になれば幸いです。
正社員/フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
- 自分に合う案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な案件探し・契約周りは任せて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!
定期的にご本人に合う高額案件を紹介
リモートワークなど自由な働き方ができる案件多数
専属エージェントが契約や請求をトータルサポート