【Eclipse 入門!ショートカットキー】エディタ操作系・コーディングサポート系 編
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エディタ上でプログラム開発を行う際に Ecilpse ではコーディングをサポートする
様々なショートカットキーが用意されています。
ここではプログラミングのスピードに大きな影響を与えるショートカットキーを
カテゴリー別でそれぞれどのように使うのかを解説します。
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Eclipse入門 ショートカットキー【エディタ操作系・コーディングサポート系】編
エディタ上で様々なコードを書いていると頻繁に行う作業や、
手間のかかる作業などが数多く発生します。
このように頻度の高い操作や手間を必要とする操作は
Eclipse のショートカットキーが用意されているため、
積極的に利用することでプログラミングの大幅な時間短縮につながります。
ここではエディタの編集に関わるショートカットキーをまとめて紹介させていただきます。
(解説のためにプログラムで使用する言語は Java とさせていただいています)
エディタ操作系のショートカットキーとは
エディタ上で複雑なプログラムを作成するほどに、
コードの量は膨大となっていきます。
特定の位置を探したり編集を行うのはコード量が少ないと比較的簡単ですが、
数百行となったりすると時間を要するようになります。
このような作業の手間を削減する機能として、
特定の条件に従ってキーボードカーソルを移動したり、文字の変換を行うことが出来ます。
コーディングサポート系のショートカットキーとは
コーディングにおいてプログラムが読みやすく、わかりやすいものに仕上げることは重要で、
それらをサポートするのが import やコメントアウト、フォーマットなどです。
・import:外部(別パッケージ)から機能を引用するためには、
「〇〇の××にある△△の中の□□」のように具体的な指示が必要となりますが、
これを import をつかうことで、クラス内では「□□」のように短縮することができます。
・コメントアウト:コードとして読み取られない特徴を持ち、プログラマーに向けてメッセージを残すことが出来ます。
・フォーマット:コードのインデント(段落)をコーディングのルールに沿って整えます。
このような機能を使うことでプログラムの可読性をあげることが可能となります。
しかしこういった機能を手作業で行うと、手順の量が多いという面もあり手間となってしまいます。
そのため可読性を上げるためのショートカットキーは大変便利な機能と言えるでしょう。
いくつか紹介するエディタ操作系・コーディングサポート系ショートカットキーの中から、
自身の負担軽減に繋がりそうな物を探してみてください。
エディタ内でカーソル移動するショートカットキー
キーボードカーソルの移動に関わるショートカットキーには、
対となる括弧間の移動、エラー・警告行の移動・作業した場所の移動などがあります。
対応する括弧へ移動 < ctrl + shift + P>
クラスやメソッド引数など、リソース内では数多くの括弧が使用されます。
それらの括弧がどこから始まり、どこまで続いているのかを素早く確認することが出来ます。
知りたい括弧にキーボードカーソルを合わせてショートカットキー:ctrl + shift + P を押すと、
その括弧に対応するもう片方の括弧までキーボードカーソルをジャンプさせてくれます。
エラー・警告文のある行へ移動 < ctrl + . > < ctrl + , >
エラー文や警告文の解消を行う際に役立つショートカットキーです。
ショートカットキー:ctrl + .(ドット) を押すと、
キーボードカーソルの位置に対して、次のエラー文や警告文が発生している位置までジャンプします。
またショートカットキー:ctrl + ,(カンマ) を押すと、
反対にキーボードカーソルの位置に対して、前のエラー文・警告文が発生している位置までジャンプします。
指定の行までジャンプ < ctrl + L>
〇行目を確認したい。〇行付近までジャンプしたいなどといった際に役立つショートカットキーです。
ショートカットキー:ctrl + L を押すと、行を指定するための検索ウィンドウが開くので、
ジャンプしたい行の数字を入力して「指定行へジャンプ」を押すと指定行までキーボードカーソルが移動します。
最後に操作した位置までジャンプ < ctrl + Q >
エディタ上で何かしらの編集を行いそこから別の場所へカーソルや画面が離れた場合に、
ショートカットキー:ctrl + Q を押すと最後に編集を行った位置までキーボードカーソルがジャンプします。
前後の単語あたままで移動 < ctrl + ← > < ctrl + →>
現在のキーボードカーソルがある位置に対して、
ショートカットキー:ctrl + ← を押すと1つ前の単語の先頭までキーボードカーソルが移動します。
ショートカットキー:ctrl + → を押すと反対に次の単語の先頭まで移動します。
文字変換を行うショートカットキー
大文字を小文字へ、小文字を大文字へ変換したり、
キャメルケースをスネークケースへ、スネークケースをキャメルケースへ
変換するためのショートカットキーです。
大文字から小文字への変換 < ctrl + shift + Y > <ctrl + alt + L >
大文字から小文字へ変換したい文字を範囲選択して、
ショートカットキー:ctrl + shift + Y もしくは ctrl + alt + L を押すと、
大文字は小文字へ変換されます。ただしもともと小文字だった場合は影響しません。
例)「Apple」→ 変換 →「apple」
小文字から大文字へ変換 <ctrl + shift + X > < ctrl + alt + U>
小文字から大文字へ変換したい文字を範囲選択して、
ショートカットキー:ctrl + shift + X もしくは ctrl + alt + U を押すと、
小文字は大文字へ変換されます。ただしもともと大文字だった場合は影響しません。
例)「Apple」→ 変換 →「APPLE」
キャメルケースとスネークケースの変換 < ctrl + alt + K >
キャメルケースとは「appleBananaOrenge」のように単語間の先頭を大文字にする書き方です。
対してスネークケースは「apple_banana_orenge」のように単語間をアンダースコアで区切る書き方です。
変換したい対象を範囲選択してショートカットキー:ctrl + alt + K を押すと、
キャメルケースをスネークケースの切り替えが出来ます。
行削除を行うショートカットキー
1行選択を行わずとも行削除ができる機能です。
キーボードカーソルがある位置の行に対して、
ショートカットキー:ctrl + D を押すとキーボードカーソルのある行を削除できます。
メソッド名や変数名などのコードを補完するショートカットキー
メソッド名や変数名の作成途中に候補を表示させて、
候補の中からコードを選択することが出来ます。
ショートカットキー:ctrl + スペース を押すと候補の選択画面が表示されるので、
該当する候補を選択するとエディタ上へ反映されます。
「pu」に対して該当する候補が並んでいるので、
使いたかったものを選択するだけでコードの補完が完了します。
import 候補から選択するショートカットキー
import するためにコードを書く必要はなく、自動で候補を検出してくれます。
検出した import の候補が複数あった場合は自身が使いたいものを選択します。
(そのため最低限、自身が import したいものが〇〇にある××といったようなアドレスは知っておいた方が良いです)
import 編成 < ctrl + shift + O(オー) >
import の対象が複数あった場合に一括で対象すべてをインポートできる機能です。
import 対象の候補が1つだった場合は自動でインポートが行われます。
今回は import 対象の候補が2つあった場合を例に、その使い方を見てみます。
import の対象として、下記コードのようなコレクションの List を使ってみましょう。
コレクションの List とは、データの出し入れが可能な箱のようなものです。
package test;
public class ShortCutTest {
public static void main(String[] args) {
List<String> list = new ArrayList<>();
}
}
上記を用意してショートカットキー:ctrl + shift + O(オー) を押すと、
「インポートの編成」ウィンドウが開きます。
ここには import 対象となる List のインポート候補が2つ挙げられています。
今回は「java.util.List」を import したいのでそちらを選んで「完了」を選びます。
選択した import が追加されました。
同じタイミングで AraryList というものもインポートされています。
複数の候補がなかった場合はこのように選択のためのウィンドウは開かずに、
自動で import 宣言が追加されます。
こうすることで「public class ShortCutTest」内で「java.util.List」とは書かずに
「List」と書けばよくなりコードが見やすくなりました。
import 対象を単体指定< ctrl + shift + M >
import したいコードを指定してインポートすることができます。
import したいコードにキーボードカーソルを合わせて、ショートカットキー:ctrl + shift + M を押します。
上記 import 編成と同じように、
対象の候補が1つだった場合はインポートが完了し、候補が複数あった場合は選択ウィンドウが開きます。
「java.util.List」を選択して「OK」を選ぶと List 単体が import されます。
コメントアウト3種類のショートカットキー
プログラムの中にプログラマーに向けた説明などを書くことが出来るコメントアウトは、
1行単位、ブロック単位のコメントアウトと、Javadoc用コメントアウトがよく使われており、
Eclipse でショートカットキーが用意されています。
1行コメントアウト < ctrl + / >< ctrl + shift + C>
行頭に「//」を付与することでその1行がコメントアウト扱いとなり、
プログラム上で実行するためのコードから除外してくれます。
コメントアウトをしたいコードにキーボードカーソルを合わせて、
ショートカットキー:ctrl + / もしくは ctrl + shift + C を押すと、
キーボードカーソルの位置に関わらずその行をコメントアウトします。
そして先ほどコメントした行でもう一度 ctrl + / を押すとコメントアウトの解除ができます。
また、選択範囲を広げてまとめてコメントアウトすることもできます。
ただしまとめてコメントアウトをしてもこの場合は各1行ごとのコメントアウトとなります。
上記コードを全てコメントアウトにしてみます。
次はコード全体を選択して ctrl + / を押すと、全行が各々コメントアウトされます。
まとめてコメントアウトしてから1行ずつ解除していく場合などはこの方法が手軽ですね。
ブロックコメントアウト< ctrl + shift + / >< ctrl + shift + \ >
複数行を1つのブロックとしてコメントアウトすることが出来ます。
ブロック単位でコメントアウトしたい行を選択して、
ショートカットキー:ctrl + shift + / を押すと
選択したブロックの先頭と末尾にそれぞれ「/*」「*/」という印が付きます。
「/**/」で囲われた部分がブロックコメントアウトとなります。
ブロックコメントアウトを解除する場合は、
ショートカットキー:ctrl + shift + \ を押すと解除できます。
ちなみに解除の場合は範囲を選択する必要はなく、
キーボードカーソルをブロックコメントアウトの先頭から末尾前までのどこかに合わせておくと解除されます。
ブロックコメントアウトを解除すると段落がずれるので、
後述するショートカットキー:ctrl + shift + F で整えることができます。
Javadocコメント< alt + shift + J >
オブジェクトの使用方法などを Javadoc に残すことができるコメントアウトです。
Javadocコメントを残したいオブジェクト内にキーボードカーソルを合わせて、
ショートカットキー:alt + shift + J を押すと、
そのオブジェクトの真上に「/** *@param args */」が作成されます。
生成された「/**」と「*/」の間で「*」に続く形で説明などを記述します。
ちなみに Javadocコメントは HTML 形式のため、改行に<br>の記述が必要などの特徴があります。
また「/** */」の間で Enter を押すと「*」が次行に追加されます。
行の段落を整えるショートカットキー
段落がバラバラになっていたり、一部の段落がずれている場合などでも
ショートカットキー:ctrl + shift + F を押すとリソース内の全行の段落が自動で調整されます。
段落を自動で調整してくれる機能をフォーマットと呼びます。
さっそく段落をバラバラにしたプログラムを用意しました。
どれがクラスで、どこまでがメソッドかなどが非常にわかり辛いです。
この状態でもフォーマットのショートカットキー1つで自動調整されます。
これで見やすく段落が整えられました。
また、プログラムを保存したときに自動でフォーマットするように設定することも可能です。
プログラム保存時の自動フォーマット方法は、
プロジェクトを右クリックして「プロパティー」を選択します。
「Java エディター」から「保存アクション」を選び
「プロジェクト固有の設定を可能にする」のチェックボックスにチェックを付けます。
次に「ソースコードのフォーマット」を選んで
「すべての行をフォーマット」もしくは「編集した行をフォーマット」を選んで「適用して閉じる」を押します。
これで保存時に自動でフォーマットすることができるようになります。
応用にはなりますが、フォーマットにはカスタマイズ設定を行う機能も備わっているため、
チームで開発するようになり独自のルールが設けられた際などは、
フォーマットのカスタマイズを行う日も来るかもしれません。
プロジェクトの「プロパティー」から「Java コード・スタイル」を選び、
「フォーマッター」で「プロジェクト固有の設定を可能にする」にチェックを入れることで、
フォーマットの編集などが可能となります。
チーム開発時にフォーマットの指定などがあればカスタマイズも試してみると作業効率がUPするでしょう。
Eclipse でショートカットキーが割り当てられているように、
エディタの操作効率を上げることはプログラマーにとって意識しなくてはならないポイントです。
今回紹介したショートカットキーを使っていきましょう。
他のショートカットキーも知りたいという方はこちら。
【著者】
30代で異業種となるIT業界へ転職した駆け出しのプログラマです。これまで主に Java や Ruby、HTML/CSS を使って学習を目的としたショップサイトや掲示板サイトの作成を行いました。プログラマとしての経験が浅いからこそ、未経験者の目線に近い形で基礎の紹介をしていきたいと思います。
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