Pythonの環境構築方法は?Anacondaを使った簡単なやり方を紹介!
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はじめに
プログラミングの勉強を始めるにあたって、多くの人が一番最初につまづくポイントは環境構築だと思います。著者は環境構築で1日つぶしたという経験も珍しくありません。
しかし、Pythonに関しては特に心配する必要がありません。Anacondaというディストリビューション(複数のソフトウェアをひとまとめにしたもの。Linuxなどでよく使われる用語)をインストールすれば、簡単に環境構築が可能です。
通常のPython IDEも容易に環境構築できますが、今回はPythonを学習する際に便利なJupyter Notebookを簡単に導入するためにAnacondaを使用します。
Anacondaをインストールしてみよう
Anacondaのダウンロード
以下のサイトにアクセスします。
Anaconda | Anaconda Distribution
下部へとスクロールし、環境にあったインストーラをダウンロードします。
Anacondaのインストール
以下はWindows64bit版でのインストール手順になります。
①ダウンロードしたインストーラを開く
”Next”をクリックし、次の画面に進みます。
②利用規約に同意する
規約が書かれているので、同意する場合は”I-Agree”をクリックし、次へ進んでください。
③インストールするユーザーの選択
Anacondaをインストールするユーザーを選択します。自分のアカウントのみにインストールするか、PC上の全てのユーザーにインストールするかを選ぶことが出来ますが、特に理由がなければ自分のアカウントのみ(Just Me)にインストールすればよいと思います。
選択したら”Next”をクリックします。
④インストールするフォルダの選択
インストールするフォルダを選択します。デフォルトのまま”Next”をクリックしても問題ないです(画像は入力欄の内容を消した状態です)。
⑤高度なオプションの選択
高度なオプションを選択します。チェックをしないまま”Install”をクリックして問題ありません。
⑥インストール完了まで待つ
インストールが始まるので、しばらく待ち、インストールが完了したら”Next”をクリックします。
⑦インストール完了画面
”Next”をクリックします。
⑧チュートリアル起動画面
チュートリアルを開くかどうか聞かれます。本記事では開かずに進めて構いません。
”Finish”をクリックし、インストーラを閉じます。
Jupyter Notebookを使ってみよう
Jupyter Notebookとは
Jupyter Notebookは、Pythonを使用してデータ分析や機械学習などを行うために使用されるIDE(統合開発環境)です。主な特徴としては以下の通りです。
・対話型の実行環境であり、結果に応じて次に実行するコードなどを選択することが出来ます。
・Webブラウザ上で実行します。Webブラウザを使いますが、オフラインで実行可能です。
・コードを実行する際にセルという単位で処理を行います。これにより、コードを一部のみ実行したり、実行する順番を入れ替えたりすることが簡単に出来ます。
Jupyter Notebookの使用方法
Jupyter Notebookを使用して、「Hello World!」を出力するまでの手順を解説します。
以下の手順では使用OSはWindows11,使用ブラウザはEdgeですが、Chromeなどほかのブラウザでも問題なく起動します。
①Jupyter Notebookの起動
スタートメニューから以下の画像の通りJupyter Notebookを起動することができます。
パッケージ管理GUIのAnaconda Navigatorから起動する方法もありますので、好きな起動方法で構いません。
②作業用フォルダの作成
起動直後はCドライブ直下にあるフォルダが表示されます。ここではまず、作業用のフォルダを作成します。
右上の「New」→「Folder」とクリックして、新しいフォルダを作ります。
③作業用フォルダのリネーム
「Untitled Folder」というフォルダが作成されるので、その左側のチェックボックスで選択をした状態で左上の「Rename」をクリックします。
④作業用フォルダのリネーム②
ダイアログボックスが出てくるので、リネームを行います。ここでは「PythonWorkspace」としていますが、好きな名前で構いません。
作成した作業用フォルダをクリックして次の画面に進みます。
⑤Python3ファイルの作成
フォルダを作成した手順と同様に、右上の「New」→「Python3」とクリックして、Python3ファイルを作ります。
ファイルを作成したら、フォルダの時と同様にクリックして次の画面に進みます。
⑥Pythonコードの実行
Pythonファイルを開くと、セルと呼ばれるものが出てきます。このセルに以下のコードを書き込みます。
print("Hello World!")
書き込んだら、上部中央にある「Run」をクリックします。
⑦Hello World!
実行したセルの下に「Hello World!」と表示されれば成功です。
これでPythonプログラマーとしての最初の一歩を踏み出すことが出来ました。
まとめ
以上がAnacondaの導入とJupyter Notebookの基本的な使い方の紹介になります。
Jupyter Notebookは、Pythonのコードを柔軟性をもって実行できるため、デバッグや学習に非常に便利なツールですので、是非使ってみてください。
【著者】
フォワードソフト株式会社のエンジニア。Java、Python、JavaScript、C#などの言語の他、クラウドやネットワーク技術を勉強しています。PythonやVBAを使った自動化で楽をする方法を考えるのが好きです。 最近はジェネレーティブAIの業務利用に関する検証を行っています。 資格を通じて知識を吸収することを心がけており、セキュリティスペシャリスト、データベーススペシャリスト、応用情報技術者、Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11、Pythin3 エンジニア認定試験、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2、AWSプラクティショナーなどの情報資格を保有しています。
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