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Pythonにおける変数の使い方【初心者向け解説記事】

  • 公開日:2023-01-19 18:32:17
  • 最終更新日:2023-01-19 18:52:27
Pythonにおける変数の使い方【初心者向け解説記事】

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変数とは?

Pythonでプログラミングをする際に、変数の使用は避けて通れません。当記事では、プログラミング初心者のためにPythonにおける変数について解説をしたいと思います。

Pythonなどのプログラミング言語では、データを格納するために「変数」を使用します。変数は、数字や文字列などのデータを記録し、そのデータを後で使用するために使用します。

また、Pythonは動的型付け言語であり、Javaなどの静的型付け言語と異なり、プログラマーが型を指定する必要はありません。

当記事では詳しい説明は割愛しますが、動的型付け言語はコードの記述量が少なくなる半面、例えば本来数字が入るべき変数に文字列を代入してしまっても動的型付け言語ではエラーを起こさず動作するなど、デバッグはしづらくなるという欠点があります。


変数の使い方

変数へのデータの代入

変数にデータを代入するには、「=」を使用します。例えば、整数の「10」を変数「x」に代入し、さらに文字列の「”Workteria”」を変数「y」に代入する場合は、次のように書きます。また、Pythonで文字列を扱う場合は、文字列を「’(シングルクォーテーション)」または「”(ダブルクォーテーション)」で挟む必要があります。

x = 10
y = "Workteria"


変数に格納されたデータの使用

変数「x」「y」に格納されたデータを使用する場合は、次のように書きます。

print(x)
print(y)

print関数は、()内の内容を標準出力に出力します。Jupyter Notebookの場合は、print関数があるセルの直下に出力されます。

上記のコードを実行すると、以下の通り出力されます。

10
Workteria


変数に格納されたデータの変更

また、変数に格納されたデータを演算した結果を新しい変数に格納したり、既存の変数に別の値を代入することもできます。

次の例では、xの値に5を足した新たな変数zを宣言し、またyの値を”Workteria”から”ワークテリア”に変更しています。

z = x + 5
y = "ワークテリア"

このコードを実行した後に以下のコードを実行してみます。

print(x)
print(y)
print(z)

上記のコードを実行すると、以下の通り出力されます。

10
ワークテリア
15

新たな変数zの値がxに5を足した値になっていることが確認できます。

また、変数yの値が変更されていることも確認できます。


変数の命名について

Pythonでは、変数を好きなように命名することが出来ますが、以下のような制約があります。

・半角英数字、「_(アンダースコア)」のみ使用可能

・先頭を数字にすることはできない

・予約語(ifやforなど、構文で使用される単語)は使用できない


分かりやすい変数名を付けることで、他人にコードを見せる際や、自分でコードを編集する際にスムーズにコードの内容を理解することが出来ますので是非心がけてみてください。


まとめ

変数を使用することで、プログラム実行中に変化する値を管理したり、データを異なる処理の間で共有したりと、より効率的なプログラミングができるようになります。

また、繰り返し同じ文字列などを使用する際も、変数を使うことでコードの記述量を少なくできたり、柔軟に値を変更することが出来ます。

Pythonでプログラミングを行う際には避けて通れない要素ですので、しっかりとマスターしましょう。


【著者】

ゆうさい

フォワードソフト株式会社のエンジニア。Java、Python、JavaScript、C#などの言語の他、クラウドやネットワーク技術を勉強しています。PythonやVBAを使った自動化で楽をする方法を考えるのが好きです。 最近はジェネレーティブAIの業務利用に関する検証を行っています。 資格を通じて知識を吸収することを心がけており、セキュリティスペシャリスト、データベーススペシャリスト、応用情報技術者、Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11、Pythin3 エンジニア認定試験、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2、AWSプラクティショナーなどの情報資格を保有しています。

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