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フリーランスの働き方とは?契約形態や仕事の探し方について解説

  • 公開日:2023-05-13 17:16:55
  • 最終更新日:2023-05-08 12:28:09
フリーランスの働き方とは?契約形態や仕事の探し方について解説

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「会社に依存しない働き方をしたい」

「自分のスキルを活かしつつ、より 自由に働きたい」


このような理由でフリーランスを目指す方が増えています。
一方でフリーランスとしての働き方には色んな種類があり、自分が望むフリーランスとしての働き方を実現するために、あらかじめ理解しておく必要があります。

この記事ではフリーランスの働き方について詳しく解説します。

また、フリーランスでどのように仕事を探すのかと言うことについても解説します。



そもそもフリーランスとは何なのか


実際にフリーランスという言葉は知っているものの、実際にはいったい何なのか明確にはわかっていない方もいらっしゃるかもしれません。

フリーランスは働き方の自由度が高く、さらには稼働時間で比較しても企業に勤務する正社員よりも 収入が高い傾向にあるために、年々フリーランス人口は増加傾向にあります。
ランサーズ株式会社の『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、フリーランス人口は1,577万人に上ります。


出典:『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』
(ランサーズ株式会社) 参照:https://www.lancers.co.jp/news/pr/21013/


フリーランスとは、個人で仕事を受けて報酬を獲得する働き方のことを指し、働き方を表す言葉です。
一方、フリーランスとは似た意味で「副業」とする場合もありますが、同義ではないため注意が必要です。



個人事業主とフリーランスの違い

なお、フリーランスと同じような意味合いで使われる「個人事業主」という言葉があります。

先に説明したようにフリーランスはあくまでも「働き方」の名称でしかありません。

対して、個人事業主とは「税務署へ開業届を提出し、事業を法人ではなく個人で営んでいる人」のことを指します。

つまり、個人事業主とフリーランスの大きな違いは「開業届を提出したかどうか」です。

フリーランスが個人事業主になることで以下のメリットがあります。

  • ・仕事が公的に認知される 
  • ・青色申告特別控除を受けられる
  • ・補助金や融資を受けられる

一方で注意点もあり、 失業保険を受られなくなる 社会保険上の扶養から外れる可能性がある といったデメリットもあります。


現在、フリーランスの方やこれからフリーランスになる方は個人事業主になるべきかどうかを予め検討するようにしましょう。



会社員とフリーランスの違い

フリーランスと会社員の大きな相違点といえば、フリーランスは会社員のように出勤や通勤をしなくてもよいという点にあります。
これは企業や組織などに所属せずに業務を行うためです。
また、会社員にある就業時間なども決められていないケースも多く、自分の好きな時間・好きな場所で仕事に取り組むことが可能です。

給与面で大きな違いもあります。
会社員は毎月決まった額が給与として支払われる一方、フリーランスは自分が行った仕事の件数分の収入が手元に入ります。

これらのことから、フリーランスでは大幅な収入アップとなるというメリットもありますが、収入が不安定になるというデメリットもあるということになります。



フリーランスの働き方の特徴


それでは、フリーランスの働き方や特徴はどのようなものがあるのでしょうか。

上でふれたように、フリーランスの働き方は、会社員と比べて自由度が高く、年齢の垣根もなく自分のスケジュールや働く場所を選ぶことが可能です。

また、会社員であればある程度のキャリアを形成されてしまい、そこで頭打ちとなってしまうこともしばしばあります。
一方、フリーランスの場合はキャリアパスの方向性を自分で決めることができるため、自分の得意分野や興味を追求することが可能になります。

また、結婚や出産、移住など、ライフステージの変化があったときにも、柔軟に対応できるメリットがあります。


しかしながら、フリーランスとして働くデメリットもいくつかあるのも事実です。

例えばフリーランスでは、自分の働いた分だけ収入が入ってくるようになるために、収入が安定しづらい点があります。

現在、世の中には多くのフリーランスがいます。

企業で例えれば競合他社が多数いるということです。

ということは、コンスタントに案件を獲得していくためにはスキルを磨くことはもちろん、それ以外にも営業力やコミュニケーション能力が求められるケースが多くなります。

また、会社員のように福利厚生が整っていなく、確定申告や事務的な手続きなどはすべて自分で行っていかなければなりません。
事務的な手続きは多岐に渡るため、もしこのような手続きが面倒と感じる方は税理士と契約するなどして、外部委託をすることも手段としてあり得ます。

これらのことから、フリーランスで働くには常にアンテナを張り巡らせて最新情報をつかみ、日々スキルアップを目指しながら営業力を上げていくことが必要となります。



フリーランスの3つの働き方

ここまでフリーランスとは何なのか、またフリーランスの働き方に関する基礎的な知識について説明してきましたが、ここからはフリーランスの具体的な働き方を説明します。
それぞれ特徴やメリット・デメリットがありますので、どれが自分のスタイルに合っているのか、一度試してみることもおすすめです。
全ての働き方を経験することで、自分のフリーランスとしての方向性の確立などに役立つことでしょう。



スポット型

スポット型は、短い期間で集中して業務に取り組み、成果物を納品する働き方のことです。
在宅で仕事を受けられる案件が多いために、副業で働く方もこのタイプに該当します。



プロジェクト型

プロジェクト型は、中長期的に案件に取り組む働き方です。
この働き方では企業に出向いていく機会も多く、業種によってはプロジェクトの中心として働くこともあります。



ミッション型

ミッション型は、先に説明した2つの働き方よりも長期的な契約となります。
この働き方は、具体的に成果物や期間を決めずに仕事に取り組むため、目標を達成するための試行錯誤が必要となります。



フリーランスの雇用形態

次は、フリーランスの契約形態について説明します。
フリーランスといっても様々な契約形態が存在し、それぞれ報酬が生じる対象と業務内容が異なります。

具体的には

  • ・請負契約
  • ・委託契約(委任契約)
  • ・準委託契約(準委任契約)

があります。

それぞれ詳しく解説します。



請負契約

請負契約とは、完成した成果物に対して報酬が支払われる契約形態です。
そのため、成果物が完成するまでの勤務態度や勤務時間などについては考慮されません。

しかし、成果物を完成させることに対する責任が生じるため、受託後の契約破棄はできません。
また、成果物に不具合があった場合には、修正が必要になります。



委託契約(委任契約)

委任契約(委任契約)とは、先に説明した請負契約にあるような、成果物を可視化しづらいような業務を委託するときに選択される契約形態です。
この契約形態では、成果物を完成させる責任は生じないため、成果を出すことが厳しく求められるということではありません。

また、この後説明する準委託契約との違いは「業務内容が法律に関係するかどうか」です。
そのため、委託契約については法律に関連する業務の生じる、弁護士や税理士などがこの契約形態に該当します。



準委託契約(準委任契約)

準委託契約(準委任契約)とは、先ほど説明した委託契約とは異なり、業務内容に法律の関連するものが含まれていないときに選択される契約形態のことです。
法律に関連する委託契約については、先に説明した通り業種が限られてくるために、フリーランスが結ぶことの多い委託契約は、こちらの準委託契約が多くなります。

また、委託契約・準委託契約には2種類があり、業務に対して報酬が支払われる履行割合型と、成果に対して報酬が支払われる成果完成型があります。
契約形態のほか「どのようなものに対して報酬が発生するのか」も踏まえて契約を行うとよいでしょう。



フリーランスの仕事の探し方


続いては、フリーランスで仕事を探すにはどのような方法があるのかを説明します。
フリーランスで働くには、会社員とは違って自分で案件を獲得していく必要があります。

案件の獲得方法も様々で、代表的な例では下記のような方法が挙げられます。

  • ・フリーランスエージェントを利用する 
  • ・求人サイトを利用する 
  • ・クラウドソーシングサイトを利用する
  • ・友人や知人から紹介してもらう 
  • ・ブログを開設し依頼を受ける
  • ・SNSを通じて営業活動する
  • ・コミュニティに参加する
  • ・オンラインサロンを利用する
  • ・以前の職場から業務委託を受ける
  • ・企業のHPから直接営業する 
  • ・自治体などの企業支援に参加する

それでは、それぞれ具体的にどのようなものなのか見ていきましょう。



フリーランスエージェントを利用する

この方法は、エージェントが案件紹介から契約交渉までを一貫して行ってくれる案件獲得の方法で、最も案件を獲得しやすくなります。

理由としては、フリーランスエージェントはフリーランスに発注を行うための案件を多数保有しているためです。

また、自分の実績や経験を生かして取り組める案件をエージェントが探してくれるため、営業が苦手な方であったり、案件探しの時間があまり取れないといった方にもおすすめの方法です。



求人サイトを利用する

初めに開設したように、フリーランス人口は増えているため、インターネット上の求人サイトは多数存在しています。
この方法は、直接企業に向けて応募を行うため、先に説明したエージェントを利用した案件獲得よりもハードルは高くなります。

そのため、まずはエージェント経由で案件をいくつか完了させて、実績を積んでから挑戦するとよいでしょう。



クラウドソーシングサイトを利用する

フリーランスとしてまだ経験が浅いときにおすすめしたい方法が、クラウドソーシングを利用した案件獲得の方法です。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」などといったサービスがありますが、そのサービスがクラウドソーシングサービスになります。

求人案件を絞り込んで選ぶことができるため、応募まで比較的容易に進めることができることが可能です。
また、企業や顧客との契約・報酬面で揉めたりすることがないというメリットもあります。

しかしながら、直接契約と違って利用手数料が発生したり、報酬が少ないといったデメリットの面もあります。

ただし、全体的に求められているスキルはさほど高くないため、フリーランスとして踏み出す第一歩としては非常におすすめの方法であることは間違いありません



友人や知人から紹介してもらう

紹介した案件獲得方法のうち、一番よく聞く方法なのではないかと思います。
この方法は地道で時間がかかってしまうことがデメリットとしてありますが、意外な人から声がかかることもあります。

また、元々自分が知っている人であることで、すでに一定の信用を得ているために継続した案件獲得につながりやすいといったメリットもあります。



ブログを開設し依頼を受ける

フリーランスで働く一番のメリットともいえる、自由でやりたい仕事ができるという点においては、ブログを自分で開設して依頼を受ける方法とのマッチング度は高めです。

自分から発信することで、好きなように報酬の価格設定をすることも可能ですし、自分の人となりをアピールすることもできます。

また、開設したブログが上位にランクインするようになれば、それを見た企業や顧客から声がかかることもあり、効果的な方法であるといえます。



SNSを通じて営業活動する

SNSを通して案件獲得を行う方法もあります。
SNSで自分のスキルや実績などをPRしながら仕事を探すため、仕事に繋がったり、仕事を仲介する人を見つけられることもあります。

SNSではDM機能がついていることも多くありますので、自分のアカウントを見た企業や顧客が直接声をかけてくれて、仕事に結びつくことも十分にあり得ます。



コミュニティに参加する

フリーランスの同じ職種が集まるコミュニティや、仕事に関するコミュニティに参加することも重要な営業手段のひとつです。
コミュニティに参加しておくことで、人手が足りない案件を引き受けたりすることも可能になりますので、窓口を広げるにはおすすめです。

また、自分からも発信する立場になれますので、そのコミュニティ内で情報などを共有するといった方法もあります。



オンラインサロンを利用する

オンラインサロンとは、同じ目的や価値観のある人たちがネット上で交流するための集まりのことをいいます。

フリーランスが多くいるオンラインサロンへ参加することで、お互いの信頼関係の構築ができたり、それにより案件の獲得につながることもあります。

オンラインサロンといっても多数存在しますので、1つに限らず複数のオンラインサロンに参加することで人脈を増やす機会にもなり、それにともなって案件獲得の可能性も広がることでしょう。



以前の職場から業務委託を受ける

この方法は、職種にかかわらず一番効率的な方法といえます。
例えば、専門性の高い仕事であればあるほど、勤務していた会社の業務を業務委託という形で引き継ぐといったこともできます。

以前の職場から受託する方法については、フリーランスになったからといってゼロベースになることはありませんし、信頼関係の構築も新たに行う必要もなくなります。

また、収入面でいっても継続していくための最善の方法であるといえます。


企業のHPから直接営業する

フリーランスとして働くには、業務的なスキル以外にも自ら動かなければならないため、営業力も必要になってきます。

そこで考えられる方法が、企業のサイトから問い合わせたり、応募をする方法になります。
企業によってはリクルートサイトなどでは正社員や契約社員の募集がほとんどかもしれませんが、積極的にコンタクトをとっていくことも重要です。

そのときは案件獲得ができなかったとしても、後々に声をかけてもらえる可能性も出てきます。



自治体などの企業支援に参加する

この方法もオンラインサロンなどと似たものになりますが、違いとしては市区町村などの自治体で行われている企業支援に参加するということです。

各地域の企業支援や起業塾と呼ばれるような場所に参加することで、人脈を作れる可能性が出てきます。
また、それが仕事に繋がることもあるため、参加していくのは効果的でしょう。



まとめ

フリーランスといっても多岐に渡る働き方や仕事の探し方があることをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまでの説明で重要な点をまとめると、以下の3点となります。

  • ・次につながるよう、日々スキルアップを目指す 
  • ・人と人とのつながり、信用を大切にしていく
  •  ・とにかく行動してみる

フリーランスだけでなく、仕事は人が繋がって初めて生まれるものになります。

上でまとめたように、つながりや信用を大切にしてスキルアップができる仕事をし、とにかく行動することでフリーランスとしてしっかりとした土台を築いていくことができるでしょう。


【著者】

すなが

Webデザイン&グラフィックデザイン 10年目
いろんなサイトを作ったり、システムのUI設計やサービスのUI/UX設計もしてきました。
また、CDジャケットのデザインや美容系のパンフレット制作など、ほんとにいろんなことをしています。

・三度の飯より車が好き。
北海道まで自走し、往復3,000kmの旅をしたことがあります。

・ネイリストの検定取得してますが、趣味にとどまったまま早何年・・・だれか練習台になりませんか?(笑)

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