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フリーランスで病気になってしまって不安・・・そんなときのための対策について解説!

  • 公開日:2023-05-13 17:16:56
  • 最終更新日:2023-05-08 13:41:38
フリーランスで病気になってしまって不安・・・そんなときのための対策について解説!

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フリーランスとして独立しようと考えた際に、仕事のほかにも「病気になってしまったらどうしよう」という不安な点が出てくることでしょう。

病気になってしまうと収入面はもちろんのこと、仕事の手を止めなければならない状況になることも考えられます。
そういったときのため、日ごろから心がけておくことやいざ病気になってしまったときのための対策について解説していきます。



フリーランスは病気になったときの補償が薄い


フリーランスで働く場合、病気になってしまうと様々な弊害が生じてしまいます。

仕事面でも問題が生じることもありますが、補償面でも会社員とは異なり、受けられる補償内容も希薄になりがちです。

実際に大きな違いがある点がありますので、それぞれ解説していきます。



有給休暇

会社員は、労働基準法により一定基準を満たした労働者は業界や職種・雇用形態にかかわらず、有給休暇を付与することが決められています。

また、2019年4月の有給取得の義務化によって、年5日の有給休暇の取得が義務付けられました。

しかしながら、フリーランスの方はこのような有給休暇の対象にはなりません。
これは、労働基準法で定められた「労働者」に該当しないためです。

この労働者とは、「使用者の指揮・命令の下で働き、報酬を支給される人」のことを指しています

フリーランスは個人事業主として事業を営んでいるために、この労働者には当てはまらないのです。



労災保険

会社員の休業は、労災保険により保障されています。
これは、業務が原因で発症した怪我や病気について、保険給付を受けられるものです。

補償内容としては、治療費はもちろんのこと、休業補償や障害者給付など手厚いものになります。

また、会社員の労災保険への加入は強制であり、保険料は従業員ではなく会社側が全額負担となります。

こちらに関しても、フリーランスの場合には「労働者」に該当しないため、基本的には保険の対象外となります。

しかしながら、2021年9月1日よりフリーランスエンジニアも「特別加入」という対象となりました。

フリーランスエンジニアの方が労災保険に加入する場合には、加入団体を通して手続きを行います。
また、保険料は自己負担になるなど、会社員とは異なった制度となりますので、加入前にしっかり調べておく必要があるでしょう。



傷病手当金

先ほどまで解説してきた2点の違いのほか、傷病手当金もフリーランスは対象外となります。

傷病手当金は、会社を通じて加入している社会保険において、医療費の負担以外に受けることのできる補償のことです。

これは、業務に関係しない怪我や病気で働けなくなった場合に、労働者や家族の生活を補償する制度です。
怪我や病気で4日以上働けなかった場合に、最長1年6か月間受給することが可能です。

このために、休業期間中は治療に専念することができるのです。

しかしながら、この傷病手当金についてはフリーランスが加入できる国民健康保険には付帯していません。
そのため、もし怪我や病気で働けない場合にも、療養中の生活費については全額自己負担となってしまいます。



フリーランスが病気になった場合の対応


万が一、フリーランスが病気になってしまったときは、どのような対応を行っていかなければならないのでしょうか。

フリーランスでは信用を得ていくことが非常に重要なものとなりますので、クライアントへ早急に連絡を行うことがまず最初の対応です。
ここでは、クライアントへどのような連絡を行う必要があるのかを、それぞれ解説していきます。



クライアントに早急な連絡を行う

まずは、クライアントに働くことができなくなったことを早急に伝えましょう。
このとき、クライアントには納期延期をする可能性があることも一緒に伝える必要があります。

早めの連絡をもらうことができれば、クライアント側でも代わりの人に仕事の引継ぎができたり、様々な対応ができます。

もし連絡が遅くなってしまった場合、クライアントにも迷惑となりますし、最悪の場合には損害賠償など訴訟問題となってしまうこともあります。
そういったリスクを避けるためにも、必ず早めの連絡を行うことを心がけましょう。



仕事の再開予定日を伝える

クライアントへ連絡を行う際、休む旨の内容と一緒に仕事の再開予定日を伝えることも重要です。
仕事を継続的に依頼してくれているクライアントの場合、次に依頼する仕事を検討している可能性もあるからです。

また、クライアントによっては仕事の再開時期に合わせて納期調整をしてくれる可能性もあります。

これらのクライアント側の対応については、信用があってこそです。

迅速な連絡のほか、療養中はしっかりと体調の回復に努めることが必要です。
無理して業務を再開しても効率は良くなりませんし、病気の再発のリスクもあります。

クライアントとの信頼を失っては契約解除の可能性もありますので、体調管理はフリーランスにとって必須といえるでしょう。



フリーランスが気を付けなければならない病気


フリーランスとして体調管理が必須であることをお伝えしましたが、ここではフリーランスがかかりやすい病気について解説したいと思います。

事前にかかりやすい病気が大体わかっていることで、日々の体調管理もしやすくなるでしょう。



うつ病

フリーランスでは、組織にとらわれることなく、自由に働けるのが魅力でもあります。

一方、キャリアへの不安や仕事の責任を一人で抱え込みがちになり、ストレスをうまく発散することができなくなります。
とくにフリーランスエンジニアは他人とのコミュニケーションも希薄になり、孤独感を感じやすくなってしまいます。

また、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければなりません。
このようなことから、仕事がない状況を避けるために自分の処理能力以上の仕事を抱えてしまうこともしばしば。

自分の処理能力以上の仕事を抱えてしまうことで、下記のような条件が重なるとさらにうつ病のリスクが高まってしまいます。

  • ・オンオフの切り替えができない
  • ・オーバーワーク
  • ・繁忙期

また、一度うつ病になってしまうと治るまでに長い時間がかかり、再発する方も少なくありません。

そうなると、フリーランスとして働き続けることも難しくなってしまうことも考えられます。


これまでに解説してきた体調管理には、精神面の管理も含まれます。

日ごろからの精神面の管理も怠らないようにしていきましょう。



生活習慣病

先ほど述べたように、フリーランスは仕事を多数抱え、オンオフの切り替えなどが難しくなることも多くあります。
そのため、生活習慣病の原因となるものがたくさん潜んでいるのです。

とくに下記のような習慣がある方は、生活習慣病のリスクが高まりますので注意と改善が必要です。

  • ・たばこやコーヒーなどのし好品の過剰摂取
  • ・不規則な食事、暴飲暴食
  • ・昼夜逆転の生活、生活パターンの乱れ
  • ・長時間座ったまま仕事を行う
  • ・運動不足

これらの習慣がひとつでもあることで、生活習慣病の代表例である糖尿病・高血圧・高脂血症の発症の恐れがあります。



病気にならないための対策

それでは、これらの病気にならないためにどのようにしていったらよいのでしょうか。

これから解説する対策については急に取り入れず、日々少しずつでも問題ありません。
自分に無理なく、習慣として続けられることが大切ですので、自分のペースで続けていきましょう。



食事や栄養バランスを整える

生活習慣病の発症リスクにおいてもっとも影響しやすいことが、食生活の乱れになります。

ハンバーガーなどのジャンクフードは脂質・糖質ともに高いため、肥満の原因になります。
また、飲料に含まれる糖分やカフェインも過剰摂取しやすいものになりますので、食事の栄養管理を心がけることが必要です。

そうとはいえ、過剰に糖質や脂質を抑えたり、摂取しないことも非常に危険です。
バランスを考えて、どの栄養素も適度に摂取できるようにしていきましょう。



日常的に運動を行う

食事だけでなく、適度な運動も生活習慣病の予防に効果を発揮します。

もし忙しくて外に出れなくともストレッチをしたり、1時間に一度は椅子から立って動くなど、日ごろの少しの習慣づけでも大きく違ってきます。
近年、家の中で行う運動についてもたくさん情報が出ていますので、一度ネットで調べてみるとよいでしょう。



生活リズムを整える

食習慣の改善や運動を取り入れても、寝不足や昼夜逆転の生活では元も子もありません。

特に睡眠は、体を休めるものになりますので、しっかり睡眠をとることも重要です。
睡眠は6時間未満だと、酩酊状態と同じような脳の状態であるともいわれているため、仕事の効率にも影響を及ぼします。

しっかりと睡眠をとって、規則正しい生活を送ることも重要といえます。



定期的に健康診断を受ける

フリーランスとして働く方の中には、健康診断に対して時間がなかったり、費用面で不安な点を抱いているといったこともあるでしょう。

これまで述べてきたように、フリーランスは身体が資本です。

いざ病気で働けなくなってしまっても後悔しか残りません。
そのために、年に一度は健康診断の受診をおすすめいたします。

もし費用面で心配な方は、市区町村で実施している健康診断もおすすめです。
デメリットとして検査項目が少ないといった点もありますが、無料であったり2,000円程度の低価格で受診が可能です。

費用や検査項目などの実施内容は地域によって異なりますので、もし興味のある方はお住まいの市区町村へ問い合わせてみましょう。

なお、詳細な健康身代を受けたいといった方は、医療機関での受診が必要となります。
市区町村の健康診断とは異なり費用は高くなりますが、検査項目を選択・追加することが可能です。

後述する保険団体では、健康診断の補助金支給の制度がある場合もあります。
この場合、確定申告時の医療控除の対象にはなりませんので、その点は注意が必要です。



フリーランスにおすすめの保険・制度


この記事の冒頭でフリーランスは会社員と比べて補償が少ないということを解説しましたが、それを補填するような制度や団体がいくつかあります。

加入した後、自分で費用負担をしなければなりませんが、万が一を考慮した時には加入を検討することも必要といえるでしょう。



所得補償制度

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会では、休業補償制度を提供しています。
怪我や病気で働けなくなった場合に、給与を軸に保険金を受け取れるほか、入院・通院の費用などの補償を受けることができる制度です。

保険料については業種や年収によって異なってきますので、加入の際にはあらかじめ保険料を調べておきましょう。



就業不能保険

この保険は、入院や在宅療養で収入がなくなった場合に、保険金が支払われる保険商品になります。
契約については、生命保険会社が請け負っています。

また保険金の設定方法は契約前の年収に応じて上限額が設定され、保険金が定額で支払われます。



日本フルハップ公共財団法人

この団体は、関西地区を中心にフリーランスや中小企業経営者を援助しています。

月額1,500円で加入ができ、以下のような補償を受けることが可能になります。

  • ・怪我による死亡時1,000万円の死亡保険金の支給 
  • ・業務内外にかかわらず24時間の保障 
  • ・入院費の日額5,000円、通院費の日額2,500円を1日目から補償 
  •  ※怪我のみの対象、病気での通院・入院は補償対象外

また、人間ドック・生活習慣予防検診・脳ドックなどを受診した場合、年1回10,000円の助成を受けられます。


また、総合健康相談会が定期開催されており、病気や健康に関する医師のアドバイスを無償で受けることも可能です。



一般財団法人あんしん財団

この団体は、フリーランスや中小企業経営者を支援する目的で、下記の3事業を提供しています。

  • ・怪我の補償
  • ・福利厚生サービス
  • ・災害防止サービス

こちらの団体会費は月額2,000円で、そのうち1,700円が保険料として徴収されます。

また、受けられる補償内容は下記のとおりです。


  • ・怪我による死亡時2,000万円(満80歳以上は1,000万円)の死亡保険金の支給
  • ・業務内外にかかわらず24時間の保障
  • ・入院費の日額6,000円、通院費の日額2,00円を1日目から補償

こちらの団体についても、病気による通院や入院については補償対象外となります。


また年一回、人間ドックは6,000円、健康診断は2,000円の助成を受けることが可能です。



まとめ

ここまで解説してきた中で述べたように、フリーランスでは身体の管理が非常に重要です。

万が一病気になってしまったときの備えも必要ですが、まずは病気にならないために日々の習慣を改善することが健康の第一歩です。

いきなり習慣づけることはだれでも難しいものですが、少しずつ生活に取り入れていくことで習慣化して改善できることも多いはず。
ぜひこの記事を参考にして、日々の改善と準備に取り組んでいきましょう!


【著者】

すなが

Webデザイン&グラフィックデザイン 10年目
いろんなサイトを作ったり、システムのUI設計やサービスのUI/UX設計もしてきました。
また、CDジャケットのデザインや美容系のパンフレット制作など、ほんとにいろんなことをしています。

・三度の飯より車が好き。
北海道まで自走し、往復3,000kmの旅をしたことがあります。

・ネイリストの検定取得してますが、趣味にとどまったまま早何年・・・だれか練習台になりませんか?(笑)

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