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Pythonにおける関数の定義と使用【初心者向け解説記事】

  • 公開日:2023-05-07 17:21:11
  • 最終更新日:2023-05-07 17:19:14
Pythonにおける関数の定義と使用【初心者向け解説記事】

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関数とは?

この記事では、関数の定義と使用について初心者向けに解説します。関数はコードの再利用性や可読性を向上させるために重要です。まず、関数の定義方法を学び、次に引数の渡し方と戻り値の取り扱いについて説明します。関数を活用することで、コードの重複を減らし、効率的なプログラムを作成することができます。


関数の定義と使用

Pythonで関数を定義するには、以下のような構文を記述します。

def 関数名(引数):
    何らかの処理
    return 戻り値

関数は、引数を処理して戻り値を返します。引数は、関数に渡される値で、関数がその値を使って処理を行います。引数は、関数の定義の際にカッコ内に指定され、複数の引数を指定することも出来ます。一方、戻り値は、関数が実行された後に返す値です。戻り値は、return文を使って指定されますが、戻り値が必要ない場合は省略することも可能です。

# 関数を定義
def greet(name):
    message = "こんにちは、" + name + "さん"
    return message

# 関数を呼び出し、名前を引数に渡す
greeting = greet("田中")

# 結果を表示
print(greeting)

この例では、greetという名前の関数が定義されており、引数としてnameが指定されています。関数内では、"こんにちは、 "と引数name、そして"さん"を連結し、messageに格納しています。最後に、returnキーワードを使ってmessageを返しています。結果として、以下のような出力が得られます。

こんにちは、田中さん


関数を使ったコードの簡潔化

関数を使うことでコードを簡潔にし、可読性や再利用性を向上させることができます。関数は、特定のタスクを実行するコードのまとまりであり、繰り返し行う処理を1つの関数にまとめることができます。

たとえば、次のようなコードがあるとします。

# ユーザーの情報を表示
print("User 1:")
print("名前: 田中")
print("年齢: 30")
print("住所: 東京")

print("User 2:")
print("名前: 鈴木")
print("年齢: 25")
print("住所: 大阪")

このコードでは、ユーザー情報を表示する処理が繰り返されています。関数を使ってコードを簡潔化することができます。

def display_user(name, age, address):
    print("名前: {}".format(name))
    print("年齢: {}".format(age))
    print("住所: {}".format(address))

print("User 1:")
display_user("田中", 30, "東京")

print("User 2:")
display_user("鈴木", 25, "大阪")

この例では、display_user関数を定義し、ユーザー情報を表示する処理をまとめました。これにより、コードの重複が減り、可読性が向上します。また、将来的にユーザー情報の表示方法を変更する場合、関数の定義を変更するだけで済むため、メンテナンスも容易になります。関数を適切に使用することで、コードの簡潔化や効率化につながり、他の開発者にとっても理解しやすいコードになります。


関数のコメントと説明

関数のコメントと説明は、プログラムの可読性と保守性を向上させるために重要です。関数には、その目的、引数の説明、戻り値の説明などを含むドキュメントを提供することが望ましいです。Pythonでは、関数定義の直後に三重引用符(""")で囲まれたコメントを記述することで、ドキュメント(docstring)を作成できます。

例えば、次のような関数があるとします。

def add(a, b):
    return a + b

この関数にドキュメントを追加するには、以下のように記述します。

def add(a, b):
    """
    数値aとbを引数にとり、その和を返す関数。

    Args:
        a (int, float): 数値1
        b (int, float): 数値2

    Returns:
        int, float: aとbの和
    """
    return a + b

このように、関数のドキュメントには、関数の目的、引数の型と説明、戻り値の型と説明を記載することが一般的です。関数のドキュメントを書くことで、他の開発者があなたのコードを理解しやすくなり、保守性が向上します。

また、関数のドキュメントは、help()関数で取得することができます。例えば、help(add)とすると、上記のドキュメントが表示されます。関数のコメントと説明を適切に記述することで、Pythonプログラムの可読性と保守性を向上させましょう。


まとめ

この記事では、関数の定義と使用について初心者向けに解説しました。関数はコードの再利用性や可読性を向上させるために重要であり、適切に活用することで効率的なプログラムを作成できます。関数の定義方法や引数の渡し方、戻り値の取り扱いについて学び、繰り返し行う処理をまとめることでコードの簡潔化が可能です。また、Pythonには多くの組み込み関数があり、それらを活用することで簡単かつ簡潔にコードを記述することができます。これについては、別記事で解説をします。

さらに、関数のコメントと説明を適切に記述することで、他の開発者がコードを理解しやすくなり、保守性が向上します。ドキュメント(docstring)を活用して、関数の目的や引数、戻り値に関する情報を提供しましょう。関数を理解し、適切に活用することで、Pythonプログラムの品質を向上させることができます。これらの知識を活用して、より効率的で簡潔なコードを書くことができるようになりましょう。


【著者】

ゆうさい

フォワードソフト株式会社のエンジニア。Java、Python、JavaScript、C#などの言語の他、クラウドやネットワーク技術を勉強しています。PythonやVBAを使った自動化で楽をする方法を考えるのが好きです。 最近はジェネレーティブAIの業務利用に関する検証を行っています。 資格を通じて知識を吸収することを心がけており、セキュリティスペシャリスト、データベーススペシャリスト、応用情報技術者、Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11、Pythin3 エンジニア認定試験、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2、AWSプラクティショナーなどの情報資格を保有しています。

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