検索

キーワード


目次

【Excel VBA】罫線を追加する方法

  • 公開日:2023-06-26 13:21:07
  • 最終更新日:2023-06-26 13:03:25

Workteria(ワークテリア)では難易度の高いものから低いものまで、スキルや経験に合わせた案件を多数揃えています。会員登録は無料ですので、ぜひ会員登録してご希望の案件を探してみてください!

フリーランス/正社員のエンジニアとして活躍するには、ご自身のスキルや経験に合わせた仕事を選ぶことが大切です。ご希望の案件がみつからない場合はお気軽にお問い合わせください!ユーザ満足度の高いキャリアコンサルタントが在籍していますので、希望条件や悩み事などなんでもご相談ください。ご希望にピッタリの案件をご紹介させていただきます。

皆さんこんにちは、エンジニアのIMMRです。


エクセルを操作していくうえでは必要不可欠である罫線。

もちろんVBAでも操作できます。


一番シンプルな罫線は、囲んだセルの範囲を格子で囲んだものになりますが、

下記図のようにさまざまな種類もあり、いろいろと作成することができます。


図1 罫線のサンプル

図1 罫線のサンプル

このようにいろんな罫線を記載することができます。 ※もちろんこれ以外にもいろいろとあり、作成できますが・・・


1.罫線の追加について

罫線を追加するためには、下記の5点を設定することが出来ます。


①罫線を追加する範囲

下記図のようにどこに罫線を追加するのかを決める必要があります。


図2 設定1(範囲)

図2 設定1(範囲)


②線のスタイルを設定

罫線では、「実践」「点線」「一点鎖線」「2本線」等、いろいろと種類があるのでそれを設定できます。


図3 設定2(スタイル)

図3 設定2(スタイル)


③線の色

決定した罫線(スタイル)の色を設定します。


図4 設定3(カラー)

図4 設定3(カラー)


④範囲の箇所

範囲、スタイル、色と決定しました。あとは、範囲のどの場所かを設定します。

格子なのか、下,上罫線なのか、左右なのか等


図5 設定4(箇所)

図5 設定4(箇所)


⑤線の太さ

図3 設定2(スタイル)にもありますが

細線、普通線、太線、ごく細線があります。



以上を組み合わせて設定をしていきます。


2.罫線の追加の記載方法について


①罫線を追加する範囲

範囲は、普通に

Range("セル箇所(開始):セル箇所(終了)")

といったかたちで記載します。


図2 設定1(範囲)でいったら、セル(B2)~セル(M12)になっているので

Range("B2:M12")

となります。


今後は、指定したセルの範囲の罫線を引く、指定したセルの範囲の罫線の色、指定したセルの範囲のスタイルを設定するなどと

指定したセルの範囲の・・・と同じことが重なってしまうので

以前にも説明したWith ステートメントを使用していきたいと思います。

【Excel VBA】同一のオブジェクトを省略して記載する方法


そのため、このような記載になります。


記載例

With Range("B2:M12")
	.処理①
	.処理②
End With



②線のスタイルを設定

スタイルに関しては、下記のように記載します。

.Borders.LineStyle = ラインのスタイル


図6 罫線のスタイル一覧

図6 罫線のスタイル一覧


③線の色

線の色に関しては、下記のように記載します。

.Borders.Color = RGB(@@@, @@@, @@@)

※@@@は、色に合わせた数値を入力

これでいろいろとカラーを作成できます。


以下がサンプルです。もちろんこのほかの色も設定できます。


図7 カラーの一覧

図7 カラーの一覧


④範囲の箇所

範囲の箇所に関しては、下記のように記載します。

線のスタイルで.Borders.LineStyle・・・と宣言しましたが、

Bordersの後ろに()付きで記載します。


記載例

.Borders(範囲の箇所).LineStyle 


図8 線の範囲の箇所一覧

図8 線の範囲の箇所一覧


⑤線の太さ

線の太さに関しては、下記のように記載します。

.Borders.Weight = 線の太さ


図9 線の太さ一覧

図9 線の太さ一覧


以上より、罫線を追加しています。


3.罫線の追加サンプル図

では、上記で説明をしたことによって、下記のような

サンプル図を作成していきます。


図10 実行サンプル図

図10 実行サンプル図


行うことは、

 ①セル(B2)~セル(H10)に罫線(破線)を追加する。線の色はにする。

 ②セル(B2)~セル(H2)に罫線(下側の線)を追加する。太文字で線の色をにする。

 ③セル(B10)~セル(H10)に罫線(側の線)を追加する。線の色をにする。

 ④セル(B2)に罫線(右下がりの斜線)を追加する。


といったことを行います。



4.罫線の追加サンプル図(サンプルプログラム)

では上記であげた罫線追加を行うサンプル図を見ていきます。


サンプルプログラム

Sub test1()

    With Range("B2:H10")
        .Borders.LineStyle = xlDash
        .Borders.Color = RGB(255, 0, 0)
    End With

    With Range("B2:H2")
        .Borders(xlEdgeBottom).Color = RGB(0, 0, 255)
        .Borders(xlEdgeBottom).Weight = xlThick
    End With

    With Range("B10:H10")
        .Borders(xlEdgeTop).LineStyle = xlDouble
        .Borders(xlEdgeTop).Color = RGB(0, 255, 0)
    End With

    With Range("B2")
        .Borders(xlDiagonalDown).LineStyle = xlContinuous
    End With

End Sub


一つの範囲だけで出来ない場合は、

範囲ごとのブロックに分けて作成する必要だあります。


5.罫線の追加サンプル図(サンプルプログラム)の実行結果

下記図が上記サンプルプログラムの実行結果です。


図11 サンプルプログラム実行結果

図11 サンプルプログラム実行結果


図10 実行サンプル図と同じ出力結果になりました。


これにより、さまざまな罫線を追加することができました。


【著者】

Imamura

「挑戦心」を忘れずに、新しいことにチャレンジしています。 資格:VBAエキスパート Excel VBA(ベーシック/スタンダード) 等

編集した記事一覧

正社員/フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?

  • 自分に合う案件を定期的に紹介してもらいたい
  • 週2、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
  • 面倒な案件探し・契約周りは任せて仕事に集中したい

そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!

  • 定期的にご本人に合う高額案件を紹介

  • リモートワークなど自由な働き方ができる案件多数

  • 専属エージェントが契約や請求をトータルサポート

よく読まれている記事