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Pythonにおけるデータ型について【初心者向け解説記事】

  • 公開日:2023-07-15 21:21:26
  • 最終更新日:2023-07-15 21:21:19
Pythonにおけるデータ型について【初心者向け解説記事】

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Pythonのデータ型とは?

Pythonの中心的な部分である「データ型」について解説します。データ型は、データがどのような特性を持つか、どのように動作するかを決定するもので、型を理解することはPythonの効率的な使用への第一歩です。


Pythonのデータ型の概要

Pythonにはさまざまな型が存在しますが、ここでは基本的な型を紹介します。

基本的なデータ型: 数値型(int, float)

Pythonでは、整数は int 型、小数点を含む数値は float 型として扱います。
x = 10 # int型
y = 3.14 # float型


文字を扱う: 文字列型(str)

文字列は str 型で扱います。文字列はシングルクォート('')またはダブルクォート("")で囲みます。
message = "Hello, Python!" # str型


真偽値を表現する: ブール型(bool)

真偽値は bool 型で表現します。真を表す 'True' と偽を表す 'False' の2つの値を取ります。
is_true = True # bool型
is_false = False # bool型


何もないことを表す: None型

特殊な型である None 型は、値が存在しないことを表すために使用します。
nothing = None # None型


データ型の操作

データ型の相互変換: 型キャストの利用

型キャストとは、ある型の値を別の型に変換することです。例えば、整数を文字列に変換したり、文字列を整数に変換したりすることができます。num = 123 # int型
str_num = str(num) # str型に変換
str_val = "456" # str型
num_val = int(str_val) # int型に変換

注意点として、数字以外の文字が入った文字列を数字に変換しようとするとエラーになります。

message = "Hello" # str型

int(message) # ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'Hello'


型を確認する方法

Pythonの組み込み関数である type() を使用して、変数の型を確認することができます。
num = 123 # int型
print(type(num))


Pythonでの型エラー

型エラーは、不適切な型のデータが操作されたときに発生します。例えば、文字列と整数を足すと、Pythonは型エラーを返します。
これを回避するために前述の型変換を用いることが出来ます。
x = 10 # int型
message = "Hello" # str型
# result = x + message # TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
result = str(x) + message #int型をstr型に変換
print(result) # 10Hello


まとめ

今回はPythonの基本的なデータ型とその操作方法について解説しました。これらの理解は、Pythonプログラミングの基本を把握するための重要なステップです。ここでは紹介しなかった、リスト、タプル、辞書などのデータ構造やイテレータ、ジェネレータという型もあります。これについては、学び始めで説明を行うのは難しいため、別記事で解説をします。

【著者】

ゆうさい

フォワードソフト株式会社のエンジニア。Java、Python、JavaScript、C#などの言語の他、クラウドやネットワーク技術を勉強しています。PythonやVBAを使った自動化で楽をする方法を考えるのが好きです。 最近はジェネレーティブAIの業務利用に関する検証を行っています。 資格を通じて知識を吸収することを心がけており、セキュリティスペシャリスト、データベーススペシャリスト、応用情報技術者、Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11、Pythin3 エンジニア認定試験、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2、AWSプラクティショナーなどの情報資格を保有しています。

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