【Excel】データの件数を調べるのに便利！COUNTIFS関数の使い方解説

こんにちは、新人エンジニアの田口です。

今回はCOUNTIFS関数の解説を行います。

主に以下の内容について解説します。

・COUNTIFS関数について

説明にあたって、以下の事柄について知識があることを前提とします。

・引数など関数に関わる用語

・相対参照、絶対参照の違い

本文中でわからないことがあった場合は以下の記事をご覧ください。

【Excel】関数入門｜数値と文字列の違いや、代表的な関数について解説

【Excel(一般)】コピーで参照がずれてしまう時の対処砲 － 絶対参照と相対参照について

COUNTIFS関数について

COUNTIFS関数とは「○○別△△別の件数」をもとめるといった用途に使われます。

似たような関数のSUMIFS関数とは求めるものが合計か件数かの違いだけで、使い方もほとんど同じです。

たとえば以下のような特定のセルの件数を調べたい時などに活用できます。

例：特定の取引先との取引件数を調べる

COUNTIFS関数の書式

=COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,条件2)

検索条件範囲：「条件」の判定に使う範囲を指定

条件　　　　：形状する条件を指定する

先ほどの例では、

=COUNTIFS($B$3:$B$14,G3)

で求めることができます。

COUNTIFS関数の注意点

COUNTIFS関数は便利ではありますが、使用するにあたっていくつか注意点があります。

フィルターの併用は避ける

フィルターとは選択した範囲のうち任意の条件のセルのみ表示する機能ですが、COUNTIFS関数の条件範囲にフィルターが適用された表を選択すると、思ったような結果が得られないことがあります。

実際に先ほどの例を使ってフィルターを適用してみてみましょう。

例：フィルターが適用された表にCOUNTIFS関数

このように意図しない結果を招くこともあるので、扱いには注意しましょう。

大文字と小文字が区別されない

COUNTIFS関数ではアルファベットの大文字と小文字を区別しないため、

「apple」と「APPLE」は同じものとして集計されます

離れたセルの範囲選択には、２つのCOUNTIF関数を「+」演算子で足し算する

COUNTIFS関数では、連続した行列は選択できますが、以下のような選択の仕方はエラーが発生します。

これは数式をみれば一目瞭然なのですが、範囲選択の区切りのための「,」を引数の区切りとして認識しまっているためです。

=COUNTIFS(B3:B5,C6:C8,E3)

引数が３つあると認識されてしまっている。

これは「+」演算子を使って、２つのCOUNTIFS関数の足し算をすることで解決はできます。

=COUNTIFS(B3:B5,E3)+COUNTIFS(C6:C8,E3)