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デグレが発生する6つの要因とは?起こさないための対策もあわせて解説

  • 公開日:2021-12-29 17:18:22
  • 最終更新日:2022-01-07 20:30:44
デグレが発生する6つの要因とは?起こさないための対策もあわせて解説

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IT業界においてデグレが意味することとは?

男の人

デグレはIT業界における用語の1つであり、「デグレード(degrade)」のことです。デグレは、プログラムの修正などによって発生する不具合のことで、発生することで大幅な品質の低下等が危惧されます。


また、デグレはIT業界において「あるある」と言われてしまうほど頻繁に起こる現象です。対策を打たなければ、デグレによる品質の低下が頻発してしまうことになるでしょう。


この記事では、デグレの原因ならびに防ぐ方法について解説していきます。

デグレの分類3つ

眼鏡かけた人

デグレと一言で言っても、さまざまなものが存在します。種類によって発生する原因や対策の方法等が異なる場合もあるため、デグレを防ぐためにも分類を知っておくことは必要でしょう。


ここからは、デグレの分類3つについてそれぞれ詳しく解説していきます。

1:参照したデータの不備によって発生するもの

参照したデータに不備があった場合、そこからデグレが発生してしまいます。プログラムを修正するにあたって、参照データは完璧なものでなければなりません。


しかし、参照データの一部が最新のものになっていないなど、不備が存在したせいでデグレが発生してしまうケースがあります。参照データについて、組織内で周知していなかった場合に起こり得るデグレといえるでしょう。

2:インフラの設定変更を行ったことにより発生するもの

インフラの設定変更を行った際は、ファイルを最新のものに反映しなければ不具合が発生してしまいます。しかし、プログラム修正が緊急を要する場合などに、一部のファイルが反映されないまま進んでしまうケースがあります。


その結果、不具合修正のために行ったインフラの設定変更が新たな不具合を生むという、顧客の信頼を失いかねないデグレを引き起こすことになってしまうでしょう。

3:プログラムを修正したことによって発生するもの

プログラムを修正した際、修正されたプログラムの調査は厳密に行われる場合がほとんどです。しかし、修正時にデグレを引き起こしてしまいかねない落とし穴が存在します。それは、修正対象でないプログラムのチェック漏れです。


修正したプログラムが、別の修正対象ではないプログラムと干渉しあってデグレを発生させてしまいます。

デグレが発生する要因6つ

注意する人

デグレが発生してしまうと、深刻な不具合が発生するのみならず、顧客の信頼を失ってしまう危険性があります。それを防ぐためには、デグレが発生する原因を知っておかなければなりません。


デグレは人的ミスにより発生するケースが多く、原因を知ることで未然に防ぐことが可能であると言えるでしょう。デグレが発生する要因を、6つに分けて解説します。

1:雑な管理によって発生する

プログラムの修正を行う際は、原則として厳密な管理ルールが設定されます。しかし、ルールが煩雑であった場合、そこからデグレが発生してしまうでしょう。


ルールの穴をすり抜ける形で管理が疎かになってしまった場合や、ルールに記載されていなかった部分を見落としてしまった場合など、さまざまな過程でデグレが発生してしまうため、注意が必要です。

2:修正情報が共有されていないことによって発生する

修正を行った際に重要なことは、組織内で情報を共有することです。共有を怠った場合、最新ファイルの反映などがされないままになってしまう危険性があります。


その結果、情報共有されていない部分でデグレが発生してしまいます。組織内のコミュニケーションが取れていないことが原因で起こるデグレと言えるでしょう。

3:思い込みによる影響調査によって発生する

修正実施前には、不具合が発生しないように影響調査を行います。その場合に注意しなければならないのが、思い込みです。


思い込みにより、影響調査が十分に行われなかったことが原因で、デグレが起こってしまうことがあります。

4:最新ファイルの未更新によって発生する

最新ファイルが未更新であった場合、デグレが発生してしまいます。修正を行った後、最新ファイルへの更新は必要不可欠です。


しかし、上記の要因などが関わって最新ファイルの更新が行われず、デグレを起こしてしまうケースがあります。

5:ソースコードを上書きしたことによって発生する

ソースコードを上書きする際は、デグレに警戒する必要があるでしょう。同じソースコードを2人が同時に修正している際に、片方が上書きを行ってしまったせいでもう片方の修正データが消えてしまうケースがあります。


その場合、行われたはずの修正が消えてしまったことで、デグレの発生につながったということです。

6:デバッグ用のログが大量出力されたことによって発生する

修正を行っていると、デバッグ用のログが出力されます。このデバッグログが大量に出力されてしまった場合に、デグレが発生してしまうのです。


ログのせいでデータが肥大化してしまい、処理落ちなどが発生して不具合が起きてしまうということでしょう。

デグレ発生によるリスク5つ

パソコン

さまざまな要因によりデグレは引き起こされてしまうものであり、その種類も多様です。デグレが起こってしまった場合、深刻な不具合につながってしまうケースも存在します。


デグレを原因とするリスクについて、あらかじめ知っておくことは重要でしょう。デグレ発生によるリスクを5つに分けて解説します。

1:想定外の工数やコストがかかる

デグレが発生してしまった場合、デグレによる不具合を直さなければなりません。その場合、再度プログラム修正を行って、システムを正常化させることになるため、それにより想定外の工数やコストがかかってしまいます。


デグレが起きてしまったせいで、本来ならば消費する必要がなかった時間や予算が発生し、企業に対して大きな負担が発生してしまうでしょう。

2:顧客からの信用がなくなる

デグレが発生した場合、何かしら不具合につながるケースが大半です。さらに、デグレはプログラムの修正を行った結果、起こることが多いため、「修正した後に新たな不具合が出た」という形になりやすくなっています。


そのため、デグレのせいで「立て続けに不具合が出た」と顧客に取られてしまい、信用を失ってしまうこともあるでしょう。

3:1度デグレが発生すると次々発生する

デグレはプログラムの修正や変更により、他のシステムに干渉した結果、発生してしまうものが大半です。そのため、1度デグレが発生してしまった場合、そこから連鎖してしまう危険性があります。


発生したデグレが他のシステムに影響することで、さらなるデグレを引き起こしてしまい、それがまた別のデグレを起こすといった状況に陥り、次々とデグレが生じてしまうこともあるため、注意しなければなりません。

4:損害賠償にまで発展することがある

デグレにより不具合が発生してしまった場合、顧客等に対して何かしら大きな損害を与えてしまうリスクがあり、信用問題だけでは済まないケースもあるでしょう。


デグレを引き起こしてしまったことが原因で、損害賠償にまで発展してしまうこともあります。その場合、企業に対して与えるダメージはより大きくなってしまうでしょう。

5:従業員のモチベーションが下がってしまう

デグレが起こることで、新たに生じた不具合への対応や顧客からのクレーム、ときには損害賠償など、さまざまなトラブルに対応しなければならなくなってしまいます。その際に気をつけなければならないのが従業員のモチベーションです。


立て続けに起こるアクシデントのせいで従業員が疲弊してしまい、モチベーションが下がってしまうこともあります。その結果、企業の業務全体に悪影響を与えてしまうリスクもあるため、気をつけましょう。

デグレを起こさないための対策5つ

ひらめいた人

デグレが発生することで多くのアクシデントに繋がってしまい、損害賠償などにより企業全体が大きなダメージを負ってしまうケースがあります。また、発生頻度も「あるある」と言えるほどに高く、IT業界にとって根深い問題であると言えるでしょう。


一方でデグレの原因は基本的に人的ミスによるものであり、対策を徹底すれば未然に防ぐこともできます。ここでは、デグレを起こさないための対策を5つに分けて具体的に解説します。

1:修正完了後にリグレッションテストをする

デグレに対する対策として、リグレッションテストというものが存在します。「回帰テスト」「退行テスト」などの呼び名で呼ぶ場合もあります。従来行えていた動作等が正常に行われているかをチェックするテストです。


「デグレを引き起こさないようにするためのテスト」であり、全てのプログラムをテストすることを「フルリグレッションテスト」と言います。しかし、フルリグレッションテストは時間や予算を大きく消費してしまいます。


そのため、適した範囲を設定してリグレッションテストを有効に行うことが重要と言えるでしょう。

2:影響範囲を判断するときは複数人で行う

影響範囲を判断する際に警戒しなければならないことは、個人の思い込みやミスなどにより適切な範囲が設定されないまま進んでしまうことです。そのせいでデグレが発生してしまったら取り返しがつきません。


そのため、影響範囲を決めるときは複数人で行うことが重要です。1人が間違った思い込みでミスをしそうになった場合でも、他の人がそれを指摘すればデグレを未然に防ぐことができるでしょう。

3:検索ツールを導入する

予算が潤沢である場合は、検索ツールを導入することも手段の1つです。検索ツールは影響範囲を判断するためのシステムであり、ツールであるがゆえに人的ミスを引き起こすリスクを回避することが可能です。


デグレは人間のミスによって発生してしまうものであるため、なるべく人力を排除して影響範囲を調査できるのであれば、それによりデグレを抑えられるでしょう。

4:CI環境を取り入れる

検索ツールと同様に、人力を排除することで人的ミスを防ぐという形でデグレをなくす対策として、CI環境を取り入れる方法もあります。


CIは「Continuous Integration(継続的インテグレーション)」の略称であり、デグレを防ぐためのテストを繰り返し行ってくれるというものです。また、自動でテストを実行してくれるため、効率よくデグレ対策が行えるようになるでしょう。


開発工数の削減や品質の向上も見込めるため、導入が可能であれば積極的に取り入れることが推奨されます。

5:プロジェクト当初から管理を厳格に行う

デグレを引き起こさないためには、プロジェクト当初から管理を厳格に行うことが重要です。デグレが生じる原因が人的ミスである以上、最終的に重視することはとにかくミスを犯さないことです。


厳密な管理ルールを徹底し、ルールの抜け穴や不備からチェック漏れ等のデグレに繋がるようなエラーが発生しないように細心の注意を心がけましょう。少しでも管理を怠れば、デグレのリスクが高まってしまいます。


ツールの使用等で人力を排除できる部分は排除しつつも、従業員がミスを犯さないように管理を行い、デグレを起こさないように対策しましょう。

デグレのリスクと対策方法を理解しよう

仕事中

デグレは、人的ミスにより発生してしまうIT業界における「あるある」のアクシデントです。デグレはときに深刻な不具合を引き起こしてしまい、さらにデグレが連鎖することで新たなデグレを引き起こしてしまうリスクもあります。


デグレの発生が原因で顧客からの信用を失ってしまったり、損害賠償が発生してしまったりすることもあるため、デグレは可能な限り未然に防がなければなりません。


デグレが人的なミスによるトラブルであることを踏まえて管理の徹底や人力の削減などを行うことで、発生しないようにすることは可能であり、対策が重要であると言えます。


デグレのリスクと対策方法を理解して、デグレを防ぎましょう。



【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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