ソフトウェアエンジニアの仕事内容とは?転職する時のポイントも解説!
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ソフトウェアエンジニアとは?
ソフトウェアエンジニアとは、ソフトウェアの開発や設計をする種類のエンジニアです。
開発や設計をするソフトウェアが使われる製品には、スマートフォンやパソコンのアプリケーションやシステム、機械の組み込みシステムなど非常に多岐に渡ります。
アプリケーションやシステムの画面や機能を定義し、処理内容をプログラミングによって実現します。
システムエンジニアとの相違点
ソフトウェアエンジニアとシステムエンジニアは、同じソフトウェアに携わるエンジニアのため、相違点がわかりにくいでしょう。
ソフトウェアエンジニアとシステムエンジニアの相違点として、システムエンジニアの方が要件定義などより上流の、クライアントに近い立ち位置の仕事を担当しているという事が挙げられます。
それに対して、ソフトウェアエンジニアはプログラミングなど、より技術者よりの仕事を担当しています。
Webエンジニアとの相違点
Webエンジニアとソフトウェアエンジニアも混合されてしまう場合が多いですが、Webエンジニアとソフトウェアエンジニアにも明確な違いがあります。
WebエンジニアはWebアプリケーションやWebシステムなどWeb関連の物しか作成しませんが、ソフトウェアエンジニアはWeb系の物だけでなく、家電や自動車などに使用される組み込みシステムなども作成します。
ソフトウェアエンジニアの主な4つの仕事内容
ソフトウェアエンジニアは主にソフトウェアの開発や設計を行いますが、それ以外にも多岐に渡る業務をこなさなければなりません。
開発現場で採用している開発方法やルールによっては、エラーのチェックや原因調査、開発チームのマネジメントなども必要になります。
こなさなければならない業務が多岐に渡るという事は、それだけ沢山の種類のスキルも必要になるでしょう。
1:ソフトウェアの設計・開発
ソフトウェアの設計と開発は、ソフトウェアエンジニアの主要な業務の一つです。
ソフトウェアの設計や開発をするには、プログラミング言語を理解し、書く事が出来なければなりません。
また、実装の思想や概要を後任のエンジニアや保守担当のエンジニアのために理解出来るように残さなければならないため、設計書を書くドキュメント能力も必要となります。
2:ソフトウェアの企画・提案
主にクライアントとやり取りするのはシステムエンジニアの役割ですが、ソフトウェアエンジニアも担当する事があります。
クライアントの要望が実現可能かどうか、開発担当者としてクライアントと折衝する事も珍しくありません。
また、より良い実装方法や要望の実現方法について、開発チームの方からクライアントに能動的に提案していく事もあり得ます。
3:開発後のエラーチェック
ソフトウェアエンジニアはプログラミングを行うため、開発が終わった後に開発したプログラムがきちんと動くか、エラーチェックを行う必要があります。
もしエラーを見つけた場合、エラーの原因調査とその解消も行わなければなりません。
また、プログラムが動いたとしても顧客の要望通りに動かなかった場合や、想定と違う動きをした場合も修正しなければなりません。
4:開発チームの統括
ソフトウェアの開発は多くの場合チームで行うため、管理職になると開発チームの管理や統括についても行わなければなりません。
部下となるチームメンバーのスケジュールやモチベーションの管理、引き受けるタスク量の交渉などをする必要があります。
開発状況によっては、チームリーダは開発チームの統括と開発作業を両立させる必要があるでしょう。
ソフトウェアエンジニアの平均年収
令和2年賃金構造基本統計調査によると、ソフトウェアエンジニアの全国平均年収は511.9万円となっており、年収が高めであるIT業界の中でも特に高い数値といえます。
しかし、スキルや業務経験が重視される職業のため、ソフトウェアエンジニアであれば誰でもこの程度のお金が貰えるというわけではありません。
出典:ソフトウェア開発(パッケージソフト)|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/316
ソフトウェアエンジニアになるために必要な6つのスキル
ソフトウェアエンジニアは技術職で業務内容は専門的であるため、きちんと業務をこなすには必要なスキルや知識を身に付けなければなりません。
具体的にはプログラミングスキルや、ITの基礎知識などです。
また、これらの知識は一度取得して終わりではなく、IT技術の技術革新にキャッチアップしてくため、継続的に勉強し続ける必要があるでしょう。
1:プログラミング言語に関する知識・スキル
ソフトウェアエンジニアはソフトウェアを作成する際にプログラミングを使うため、プログラミング言語の知識とスキルは必要不可欠です。設計する際も、クラスや変数の宣言の仕方などのルールがわからなければ、業務を遂行出来ません。
ソフトウェア開発に使うプログラミング言語はC言語やJava、Rubyなど非常に多岐に渡ります。そのため、自分の適性やこれからの流行り廃りなどを見極めたうえで、専門的に勉強する言語を一つ選ぶ必要があります。
2:ドキュメント作成スキル
ソフトウェアエンジニアはプログラミングだけでなく、設計書などの資料の執筆もしなければなりません。そのため、設計書などの資料をわかりやすく書く、ドキュメント作成能力も業務で求められます。
また、正しい成果物を作成するために、要件定義書や設計書を正確に読み解く能力も必要とされています。
3:開発する媒体に関する知識
ソフトウェアエンジニアは、プログラミングだけでなく開発する媒体、つまりOSの知識も必要になります。
OSの種類によってコマンドの種類も違うため、開発に使用するOSのコマンドを予め勉強しておかなければ、ログやエラーの調査もままならないでしょう。
4:最新のトレンドへの関心
IT技術は技術革新が頻繁なため、最新のトレンドに関心を持つ事がソフトウェアエンジニアにとっては重要です。
プログラミング言語一つとっても、頻繁にバージョンの更新がされ、機能の取捨選択が行われています。IT技術の最新のトレンドを追う事を疎かにしてしまうと保持している技術がどんどん古い物になり、エンジニアとしての市場価値を下げてしまいます。
5:コミュニケーションスキル
ソフトウェアエンジニアは、プログラミングなどのIT技術に精通していれば一人で出来るというような、甘い仕事ではありません。
ソフトウェアエンジニアもチームで仕事を進め、クライアントに説明したり質問したりする機会が沢山あるため、高いコミュニケーションスキルが必要です。
設計書など資料だけのコミュニケーションでは解釈や認識の違いを生んでしまう可能性もあるため、面と向かってコミュニケーションする必要があります。
6:ITの基礎知識・スキル
ソフトウェアエンジニアとして仕事をするのであれば、ITの基礎知識やスキルを身に付ける事は必要不可欠です。プログラミングだけでなく、ハードウェアやネットワークなどの知識も必要になります。
ITの基礎知識やスキルがある事で、チーム内でのミーティングやクライアントの話が理解しやすくなるでしょう。
ソフトウェアエンジニアへ転職する時のポイント
ソフトウェアエンジニアは業務を遂行するうえで幾つものスキルを必要とする職業のため、未経験からソフトウェアエンジニアに転職する場合は幾つかのポイントがあります。
例えば、SPIなどの筆記試験の対策をしたり、資格を取得したりしておく事が転職をするうえで必要になります。
ソフトウェアエンジニアとしての適性や才能がある事を、如何にアピールするかが重要です。
- ソフトウェアエンジニアに必要なスキルを書き出す
- ポートフォリオを用意する
- SPIなど筆記試験がある場合に備える
- エントリーシートの内容を把握する
- 資格取得をしておく
ソフトウェアエンジニアに必要なスキルを書き出す
ソフトウェアエンジニアに必要なスキルをまず書き出し、その後にスキルに合った経歴や能力などを洗い出すと良質なエントリーシートが書けます。
ソフトウェアエンジニアにはコミュニケーションスキルやプログラミングスキルなど、沢山のスキルが業務上必要となるため、まず自分の中で整理する必要があります。
そして、そのスキルに合わせてアピールすべき能力や経歴を選定すると良いでしょう。
ポートフォリオを用意する
ポートフォリオとは、自分のスキルや業務経験、実績などを可視化して纏めた物です。ポートフォリオを作成する事で企業に自分のスキルや能力をよりアピール出来、企業としても人件費に見合うエンジニアなのかがわかりやすくなります。
ソフトウェアエンジニアに必要な能力や現場の特徴に合わせて、企業にアピールするポートフォリオも柔軟に変更する事で、自分の価値をよりアピールする事が出来るでしょう。
SPIなど筆記試験がある場合に備える
新卒入社か中途入社に限らず、就職活動の際にSPIなどの筆記試験を課す企業は少なくありません。従って、ソフトウェアエンジニアに転職する場合は経験者か未経験者に限らず、SPIなどの筆記試験の対策が必要不可欠です。
特に未経験者の場合は、この試験でソフトウェアエンジニアの適性を判断される事も多いでしょう。
エントリーシートの内容を把握する
エントリーシートの内容を把握しておく事で、企業側がどのような人材を求めているかわかりやすくなります。
従って、そのエントリーシートに合わせてアピールすべきポイントを、ポートフォリオの中から選定すると良いでしょう。
また、そもそもエントリーシート自体の出来が良くないと、面接試験まで到達出来ない可能性もあります。
資格取得をしておく
ソフトウェアエンジニアになるには必ずしも資格が必要となるわけではありませんが、資格を取得しておく事で自分のスキルを公的に証明出来たり、業務経験が浅い場合は業務経験の浅さをある程度カバー出来たりします。
また、資格取得のための勉強をする過程で、IT技術の基礎的な知識などを習得する事も出来ます。
資格には大きく分けて国家資格とベンダー資格の二つがあるため、自分のキャリアプランや希望の企業の業務内容を考慮して、どちらの資格を取得するか考えてみましょう。
ソフトウェアエンジニアの今後
日本のIT業界の人手不足は深刻なため、ソフトウェアエンジニアの需要はこれからも高くなるといえるでしょう。
しかし、IT技術の技術革新についていく事が出来なければ活躍が難しいため、現場で業務経験を積むのと並行して、スキルアップを継続的に出来るかどうかが重要になってきます。
ソフトウェアエンジニアのキャリアアップ
エンジニアがキャリアプランを設定する事で、自分の目指すべきエンジニアの姿が明確になります。
ゴールが明確になる事で、達成手段であるスキルアップの方法や学ぶべき技術分野も明確に出来るでしょう。スキルアップとキャリアアップをする事で、待遇の改善や収入アップも達成出来る可能性があります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを統括しチームメンバーの管理を行う役職です。管理対象は、チームメンバーのタスクのスケジュールは勿論、体調やモチベーションに至るまで多岐に渡ります。
また、クライアントとプロジェクトのスケジュールや予算の折衝なども行うため、高いコミュニケーション能力が必要です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITを活用して企業の問題点や課題を解決する事により、企業の経営をサポートする役職です。
業務を行ううえで専門的な知識も必要となるため、ソフトウェアエンジニアとして働いた時の経験や知識が非常に役に立ちます。ITの基礎的な知識やコミュニケーション能力以外に、ビジネスに関する知識も必要となります。
ITスペシャリスト
ITスペシャリストは特定のIT分野に特化した専門家で、要件定義や保守、テストに至るまで関わる作業工程は多岐に渡ります。
また、他のエンジニアから助言やサポートも求められる役職のため、高いコミュニケーション能力や業務全体を適切に理解している事が必要になります。技術者として働き続けたい人におすすめの選択肢です。
プロジェクトリーダー
プロジェクトリーダーは、プロジェクトマネージャーの指示のもと、現場のチームメンバーを統括する役割です。プロジェクトマネージャーよりも業務の範囲が狭くなり、中間管理職のような立ち位置の役職となります。
現場の開発状況やチームメンバーのスケジュールの状況によっては、プロジェクトリーダー自身がプログラミングなどの開発の実務を行う可能性もあります。
ITアーキテクト
ITアーキテクトは、クライアントの要望通りのWebシステムの構成を考えて設計書を記載する役割です。基礎か応用かを問わずIT技術に精通している事は勿論、クライアントのビジネス内容などについても精通している必要があります。
IT技術に関しては、プログラミングなどの知識に加えて、ネットワークなどのインフラ知識も必要になります。
フリーエンジニア
ソフトウェアエンジニアとしてスキルと業務経験をレベルアップさせる事で、フリーエンジニア、つまりフリーランスとして活動する事も出来ます。
働き方が多様になっているという事情もあり、フリーランスという働き方も注目されている選択肢です。
フリーランスは個人事業主となるため、税金の処理などの雑務も自分で完遂させる必要がありますが、リモートワークなどの働き方も実践出来ます。
ソフトウェアエンジニアについて理解を深めよう
IT業界の慢性的な人手不足という事情があるため、ソフトウェアエンジニアは未経験からでもなれる職業です。
しかし、ソフトウェアエンジニアになるためには、そもそもどのような職業なのかを理解しなければなりません。
本記事を参考に、ソフトウェアエンジニアについての理解を深め、ソフトウェアエンジニアを目指してみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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