開発現場におすすめのWebフレームワーク21選|ライブラリとの違いも解説
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Webフレームワークってどんなもの?
Webフレームワークとは、アプリケーション開発やソフトウェア製品の開発をする際に使用する頻度が高いツールや機能などを、パッケージ化したテンプレートのようなもののことです。
Webフレームワークを利用すると、ゼロからコーディングを行う手間が解消され、効率よくWeb開発をすることが可能になります。
Webフレームワークを活用する4つのメリット
アプリケーション開発をおこなう際に、Webフレームワークを利用することで、たくさんのメリットが期待できます。主な例としては、次の4つのようなものがあげられます。
- 仕事の効率が上がる
- コードの書き方が統一される
- 開発コストを抑えられる
- 開発の基盤を共有できる
1:仕事の効率が上がる
Webフレームワークはコーディングのサポートをしてくれるため、業務の大幅な効率化が期待できます。
アプリケーション開発を行う際には、様々な機能の実装が必要ですが、Webフレームワークにはそれらがあらかじめ用意されています。
Webフレームワークを使うことで、繰り返し頻繁に行う作業にかかる時間や労力を軽減することができるのです。
例えば、データベースへアクセスするなどの処理に必要な実装工数を減らすことができます。
新しいWebサービスの開発において、先に競合他社にシェアを奪われてしまわないよう、できるだけ短期間でリリースしたいという場合も多いでしょう。開発にかかる時間を短くするためにも、Webフレームワークは有効と言えるでしょう。
2:コードの書き方が統一される
アプリケーション開発を複数のエンジニアがチームで開発を行なう場合、作業する人によってコードの書き方が違うことがあります。そうすると、まとめた時に統一性に欠けたり、修正が難しくなってしまうこともあるでしょう。
そういった場合に、Webフレームワークを活用することで、コードの書き方を統一し、保守性が高いアプリケーション開発をすることが可能になります。
3:開発コストを抑えられる
Webフレームワークを導入することで、用意されたテンプレートに沿って作業を進めればよいため、上記のようなエンジニアが作業するのにかかる時間や労力などを軽減でき、開発全体のコストも抑えることができます。
Webフレームワークは保守性も高いことから、不具合があった場合の改修やテストの工数も削減することができるでしょう。
4:開発の基盤を共有できる
他にも、Webフレームワークには開発の基盤共有できるというメリットがあります。
大人数で開発を進める際にも、エンジニアのスキルに左右されることなく、アプリケーションの品質を安定させることができるでしょう。
おすすめのWebフレームワーク21選
このようにWebサイトやWebアプリケーションなどの開発に欠かせないフレームワークですが、言語によっても種類が多く、言語をどのフレームワークで学んだらよいか、どのフレームワークを使えばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。
数あるフレームワークの中から、おすすめのフレームワーク21選を一覧にしてご紹介します。
これからフレームワークを新たに学ぶ方や、エンジニアとして転職や就職を視野に入れている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
1:AngularJS
AngularJSはReactと並んで人気がある、JavaScriptの定番フレームワークです。
Googleやコミュニティによって開発されており、Webアプリケーションの外観を作成することができます。
AngularJSはシングルページアプリケーションの開発に適していて、ページ数が少ないWebアプリケーションの開発に向いていると言われています。
2:Ember.js
EmberはJavaScriptフレームワークの1つで、フルスタックでオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。
やや学習コストはかかるものの、多くのデバイスで機能するリッチなUIを構築するために必要なものが全て含まれているという特徴があります。
3:Foundation
Foundationはカスタマイズ性の高いCSSのフロントエンドフレームワークです。CSSフレームワークでは、BootStrapの次に知名度があると言われています。
HTML、CSS、JavaScriptの上に構築できるデザインパターンが含まれています。型の決まったコードを何度も書き直すことなく作業できるため、作業に必要な時間を削減することができます。
4:Laravel
LaravelはPHPフレームワークの1つとして新しく登場したもので、PHP初心者であっても綺麗なコードが書けるという特徴があります。
PHPは原始的なWeb開発言語で、そのフレームワークの中でもLaravelは人気があるPHPフレームワークと言われています。そのため日本語での情報が見つかりやすく、学習コストが低いことも魅力と言えるでしょう。
有名なところでは、世界的な動画サイトであるYouTubeもLaravelを使って作られています。
5:React
ReactはJavaScriptのフレームワークの1つで、ユーザインターフェース構築のためのフレームワークです。
Facebookによって開発されたフレームワークで、JavaScriptフレームワークの中でも人気が高いと言われています。
モバイル市場でも大きなシェアを獲得しており、特にフロントエンド開発において高い需要があるフレームワークです。
6:Bootstrap
BootstrapはTwitter社が提供しているフレームワークで、レスポンシブデザインに対応したWebサイトを設計することができます。
スマートフォンやタブレットなどマルチデバイスに対応したWebサイトを、比較的簡単にデザインできる良さがあります。
7:Node.js
Nodeサーバサイド・スクリプトに使われる、JavaScriptフレームワークの1つです。
実際にはフレームワークというよりも、ChromeのV8 JavaScriptエンジンをベースとした実行環境で、シンプルで学習しやすい、スケーラブルなネットワークアプリケーションを容易に構築できる、Robust technology stackにより高速処理ができるなどの特徴があります。
8:Express
Expressは、Web・モバイルアプリケーション向けの機能を提供する Node.jsのアプリケーションフレームワークです。
コードを書く際、少ない記述でサーバー制御することが可能で、複雑なシステムも簡単に拡張していくことができるという特徴があります。
9:Play
Play Frameworkは、JavaとScaleで使用できるフレームワークです。Ruby on RailsやDjangoなどの影響を受けており、これらのフレームワークに似ていると言われています。
CPUやメモリの使用量が少なく、軽快な動作が可能であることから、アジャイルソフトウェア開発にも適しています。
10:Cake PHP
CakePHPはPHPフレームワークの1つで、複雑なXMLやYAMLファイルがなく動作環境の設定が簡潔なため素早いアプリケーション開発ができる特徴があります。
CakePHPのフレームワークの中でも知名度の高く、初心者でも利用しやすいフレームワークと言われています。
11:Vue.js
Vueは、Webユーザインターフェースを構築するためのJavaScriptライブラリフレームワークです。
Angularの複雑な部分が多く修正されており、シンプルで親しみやすく、汎用性のあるフレームワークとして人気を集めています。
12:Sinatra
SinatraはRubyのフレームワークで、学習コストが少なくシンプルな内容が特徴です。
搭載されている機能は少ないものの、最小限レベルの労力でアプリケーションの開発ができ、柔軟性も高いため、初心者でも使いやすいという良さがあります。
13:Django
Djangoはmemcashedと呼ばれる、分散型のキャッシュシステムを採用しており処理の速度が高速で、かつコードの読みやすい実用的な設計ができるPythonフレームワークです。
オープンソースで、Web開発における面倒な作業の多くを無料で処理できます。
また、Djangoはバックエンドを開発するのに最適とも言われています。
14:Backbone.js
Backboneはモデル・ビュー・プレゼンター(通称:MVP)をベースとした軽量なJavaScriptフレームワークです。オープンソースなのも特徴です。
シンプルなフレームワークとなっており、他のフレームワークに比べて設計が自由にできるという良さがあります。
15:Ruby on Rails
Ruby on RailsはポピュラーなRubyフレームワークです。
Webアプリ開発においてフロントエンドとバックエンドの両方で活用できるフルスタックフレームワークで、幅広い機能を提供しているためRubyでの開発を効率化することができます。
16:Spring Framework
Spring FrameworkはJavaフレームワークで簡単にテストができる特徴があります。
また、スピード、シンプルさ、生産性に重点を置いているため、Springは世界でも人気のあるJavaフレームワークと言われています。
17:Flask
Flaskは、バックエンド開発で使用されるPythonをベースとしたWebフレームワークです。
機能を必要最低限に絞ったマイクロフレームワークであるため、動作が軽いのも特徴です。
18:UIkit
UIkitはCSSのWebフレームワークです。
基本的なWebフレームワーク機能に加えて、ドキュメントサポートなどの支援機能や、テキスト管理、リソース管理などの機能が搭載されています。
知名度は他のWebフレームワークよりも低いですが、Bootstrapと同じように利用でき、優れたデザインのサイトを制作できるなど扱いやすいのも魅力です。
19:Padrino
Padrinoは、Sinatraの機能を拡張したフレームワークで、追加機能が豊富なRubyフレームワークです。
Sinatraより高度なWebアプリケーション開発を行うことができ、Ruby on Railsよりもシンプルにコードで記述できる特徴があります。
20:FuelPHP
FuelPHPはHMVCを採用し規約より設定を重視したPHPのWebフレームワークです。
Laravelと同様に、比較的新しいフレームワークであることから、他の様々なフレームワークの良い点を取り入れていると言われています。
また、FuelPHPを使用することにより、フォーラムに参加することができます。そのためPHPに不慣れな人であっても、フォーラムの他のユーザーからサポートを受けることができます。
21:JavaServer Faces
JavaServer Faces は、アプリケーションのUI構築を簡単にするJavaフレームワークです。
JavaServer Facesは、自分でプログラムするのではなく、ツールによるWebアプリの自動的な作成を意識して作られているという特徴もあります。
Webフレームワークとライブラリの違いとは?
Web開発において、Webフレームワークと共によく使われる用語にライブラリというものがあります。ライブラリはフレームワークと混同されがちですが別のものを指す言葉です。
フレームワークは機能や仕組みが備わった、開発全体の基礎的な枠組みになるもので、一方のライブラリは、よく使う機能をまとめたツールのことを指します。
開発に便利なWebフレームワークを活用しよう
いかがでしたでしょうか。Webフレームワークについての基本的な知識と、Web開発におすすめのフレームワークについてお分かりいただけたのではないでしょうか。
用途や目的にあわせて種類を選び、活用することでWeb開発を効果的かつ効率的に進めることができます。
これから新たに学ぶフレームワークを探している方や、エンジニアとして就職や転職を機にフレームワークについての知識をおさらいしたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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