検索

キーワード


目次

プロダクトマネージャーが行う仕事内容とは?必要とされる能力も解説

  • 公開日:2022-05-02 10:16:56
  • 最終更新日:2022-04-19 09:51:52
プロダクトマネージャーが行う仕事内容とは?必要とされる能力も解説

Workteria(ワークテリア)では難易度の高いものから低いものまで、スキルや経験に合わせた案件を多数揃えています。会員登録は無料ですので、ぜひ会員登録してご希望の案件を探してみてください!

フリーランス/正社員のエンジニアとして活躍するには、ご自身のスキルや経験に合わせた仕事を選ぶことが大切です。ご希望の案件がみつからない場合はお気軽にお問い合わせください!ユーザ満足度の高いキャリアコンサルタントが在籍していますので、希望条件や悩み事などなんでもご相談ください。ご希望にピッタリの案件をご紹介させていただきます。

プロダクトマネージャーの役割とは

女性

近年、プロダクトマネージャーと呼ばれるポジションは、エンジニアのキャリアパスとしても注目されています。


企業によっても若干異なりますが、日本におけるプロダクトマネージャーの役割はプロダクトが目標に到達するために必要なことを検討、実行する役割を持ちます。


また、企業のプロダクトにおける全体的な責任を持ち、最終的な決定を行うことが仕事です。そのため、プロダクトマネージャーはそのプロダクトについて誰よりも詳しくなる必要があるでしょう。

プロダクトマネージャーとその他役職との違い

ミーティング

プロダクトマネージャーと混同されやすい役職に、プロジェクトマネージャーやプロダクトオーナーがあります。日本の場合、これらの役割や役職が明確になっていないケースも多いです。


これらの役職はいずれもプロジェクトを企画から完了まで一貫して管理、監督するという役目を持ちますが、それぞれ方法が異なっています。ここでは、プロダクトマネージャーとその他役職との違いについて解説します。

プロジェクトマネージャーとの相違点

プロジェクトマネージャーとは、ウォーターフォール型のプロジェクトにおいてチームやプロジェクトを監督する役職です。複数のプロジェクトを管理しながら、プロジェクトの納期やスケジュール、品質などにおけるすべての責任を負う立場となります。


一方、プロダクトマネージャーはプロジェクトではなく、プロダクトのライフサイクル全体を通してプロダクトの成功に責任を負う役職となってます。


プロダクトはプロジェクトよりも長期的なものとなっているため、プロダクトマネージャーは高い視点でプロダクトを成長させていくために舵を取ることが重要です。

プロダクトオーナーとの相違点

プロダクトオーナーはプロジェクトマネージャーと違い、アジャイル開発を進めていくという違いがあります。プロジェクトの結果に対して責任を持ちますが、チームやスクラムマスターと連携し、議論しながら計画を進めていきます。

プロダクトマネージャーが重要視される理由

女性

プロダクトマネージャーは比較的新しく名前が聞かれるようになった役職だと言えますが、近年では日本でもプロダクトマネージャーへの注目度が上がってきています。


ここでは、プロダクトマネージャーが重要視される理由について解説します。

プロダクトを提供するIT企業が増加しているため

近年、競合に負けないように自社のプロダクトに関するマーケティングやカスタマーサクセスなどに注力する企業が増えています。


そのため、長期的にプロダクトを成功させるための一連の業務を担うプロダクトマネージャーが求められるようになりました。

アジャイル・スクラム開発が浸透してきているため

従来のシステム開発ではウォーターフォールモデルが一般的でしたが、近年ではアジャイル・スクラム開発が浸透しつつあります。製品のライフサイクルの加速や顧客の需要に対応するためには、スピーディな開発が実現できるアジャイル・スクラム開発が必要だと言えるでしょう。


このような開発環境の変化とともに、マーケティングと開発を連携させてプロダクトの指揮を取れるプロダクトマネージャーが求められるようになりました。

サブスクリプション型のビジネスが増加しているため

近年ではサブスクリプション型のビジネスが増加しており、顧客に長期的にサービスを利用してもらう必要性が高まっています。そのため、顧客のニーズをつかみ、プロダクトを成功へ導くプロダクトマネージャーが重要視されるようになったと言えるでしょう。

プロダクトマネージャーが行う仕事内容

イメージ図

プロダクトマネージャーは、プロダクトのライフサイクルに対応して業務を行うことになります。それでは、具体的にどのような仕事を行っているのでしょうか。


ここでは、プロダクトマネージャーが行う仕事内容について解説していきます。

ターゲット層へのアプローチ戦略

プロダクトを開発するにあたり、プロダクトマネージャーはプロダクトのターゲット層を決定していきます。ターゲット層を定めたら、マーケティングフレームワークを使用して戦略を立案し、どのような方法でアプローチを行うのかを明確化します。


この工程では、プロダクトマネージャーは客観的に情報の整理を行い、顧客それぞれのニーズや課題を洗い出すなど、顧客に与える価値を最大化できるようプロダクトのコンセプトを固めることが重要になるでしょう。

ロードマップにおけるKPI設定

プロダクトマネージャーはプロダクト戦略を明確化し、プロダクトのロードマップを設定して必要なKPI(重要業績評価指標)を設定していくことも仕事です。プロダクト戦略では、プロダクトのコンセプトやメッセージなどを明確にしていきます。


プロダクト戦略が定まったら、プロダクトをどのように成長させていくのかというロードマップを作成し、ロードマップに合わせたKPIを決定します。

試作のためのプロダクト立案

プロダクトを立案し、試作品を作成することもプロダクトマネージャーの仕事の1つです。プロダクトの仕様をプロダクト要求仕様書に落とし込み、試作品を作成します。


完成した試作品が製品化しても問題ない場合、そのまま生産の工程に進みます。

プロダクトの効果測定と改善

プロダクトをリリースした後は、プロダクトの効果測定や分析、改善を行うこともプロダクトマネージャーの仕事です。プロダクトの売上やKPIの推移などを確認し、プロダクトの振りかえりを行い、改善すべきポイントがないかどうか探ります。


また、改善点が見つかったら必要に応じてプロダクト戦略やロードマップの修正を行い、プロダクトを成長させていく役割を持ちます。

成果が得られなかった際の撤退の判断

プロダクトマネージャーはプロダクトを成功へ導くことが主な役割ですが、成果が得られなかったプロダクトの引き際を見極めて、撤退の判断を下すことも仕事の1つです。


プロダクトリリース後の顧客からの評価や売上などを見て経営層と検討を行い、プロダクトを継続するか撤退するかの判断を行います。

プロジェクトマネージャー業務との兼務

前述のとおり、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは異なる役割を担いますが、企業によっては業務を兼務することもあります。


特に日本企業の場合は、両者の役割を1人の人材が兼務しているケースが見られますが、それぞれ向き合うものが「製品」と「チーム」で異なることもあり、プロジェクトの規模によっては難しいことも多いです。

エンジニアからプロダクトマネージャーになるために必要な能力

イメージ図

プロダクトマネージャーとしてプロダクトを成長させるためには、いくつか必要となる能力があります。プロダクトマネージャーになるために必要な資格などはありませんが、これから紹介する能力を高めることで、プロダクトマネージャーとして活躍できる可能性が上がるでしょう。


ここでは、エンジニアからプロダクトマネージャーになるために必要な能力を紹介します。

コミュニケーションスキル

プロダクトマネージャーは様々な部署や人材と関わる仕事であるため、コミュニケーションスキルが求められます。円滑なコミュニケーションを取れるスキルがなければ、仕事も非効率になってしまうでしょう。


また、プロダクトマネージャーはマーケティングや開発などあらゆる部署の上に立ってプロダクトを牽引していくポジションであるため、リーダーシップを発揮するためにも高いコミュニケーションスキルが求められます。

課題を解決する能力

プロダクトマネージャーの仕事は、まずはどのような課題があるのかを把握し、課題について十分に理解するところから始まります。そのため、プロダクトマネージャーには課題を解決する能力が求められるでしょう。


課題解決のための話し合いでは、相手の伝えたいことを理解する理解力や考察力も必要とされます。このように、プロダクトマネージャーには課題解決のためのあらゆるスキルが必要になります。

ステークホルダーとの関係構築能力

プロダクト開発にあたり、プロダクトマネージャーに特に必要とされるスキルがステークホルダーとの関係構築スキルです。プロダクトのステークホルダーには、顧客やパートナー企業、経営者、チームメンバーなど様々な人が存在しています。


これらのステークホルダーと良好な関係を保つことも、プロダクトを成功させるための重要なポイントです。

発想を転換できる思考

プロダクトマネージャーはプロダクトの企画から携わることになりますが、このような場合、既存の方法ではなく新しいことに取り組むケースが多いです。そのため、プロダクトリーダーにはこれまでの既存の方法に捉われず、発想の転換ができる思考力が必要とされます。


新商品の開発などの新しいことに取り組むためには、前提を覆せるような発想の転換を行うことが重要だと言えるでしょう。

IT業界に関する知識

IT企業のプロダクトにおいて需要な役割を担うプロダクトマネージャーには、IT業界に関する知識も必須となります。そのため、別の業界からプロダクトマネージャーを目指すのであれば、IT業界に関する知識を収集する必要があるでしょう。

プロダクトマネージャーを目指す方法

イメージ図

プロダクトマネージャーは様々な部署の上に立つポジションとなっているため、プロダクトマネージャーになるための確実なルートはありません。営業職からプロダクトマネージャーになる人もいれば、エンジニアからプロダクトマネージャーになる人もいます。


まずは自社開発を行っている企業で経験を積み、成果を出した後プロダクトマネージャーの希望を出すルートが、有効な方法と言えるでしょう。

プロダクトマネージャーを目指す人におすすめの本5選

本

プロダクトマネージャーについて理解を深めるには、書籍を利用するのもおすすめです。まず知識を付けたいのであれば、プロダクトマネージャーに関連した様々な本を読んでみると良いでしょう。


ここでは最後に、プロダクトマネージャーを目指す人におすすめの本を紹介します。

プロダクトマネジャーの教科書

「プロダクトマネジャーの教科書」は、プロダクトマネージャーの仕事や使命について包括的に学べる本です。


プロダクトマネージャーのすべての職務についてまとめられた職務マニュアルになっており、プロダクトマネジメントとは何か、プロジェクトマネジメントを導入するためのポイントも学べます。

プロダクトマネジャーの教科書 | Linda Gorchels, 新井 宏征 |本 | 通販 | Amazon

ドキュメント トヨタの製品開発

「ドキュメント トヨタの製品開発」は、トヨタ流ブランドマネジャー制度について学べる本です。トヨタの主査制度とは、企画、開発、生産、販売のすべてを指揮し、結果における責任を負う重要なポジションです。


本書ではトヨタの主査制度を学びながら、日本におけるプロダクトマネジメントのルーツを知ることができます。

ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録 | 安達 瑛二 |本 | 通販 | Amazon

組織も人も変わることができる!なぜ部下とうまくいかないのか

「組織も人も変わることができる!なぜ部下とうまくいかないのか」は、組織マネジメントや部下とのコミュニケーション法、育成法などが学べる本です。


プロダクトマネージャーがプロダクトを成功させるには、ステークホルダーとの人間関係が非常に重要になります。本書では部下を成長させるためのポイントなども解説しているため、人間関係の構築の参考になるでしょう。

組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学 | 加藤 洋平 |本 | 通販 | Amazon

INSPIRED

「INSPIRED」は、プロダクトマネジメントにおけるノウハウが学べる本です。シリコンバレーで実際に実践されているプロダクトマネジメントの手法について解説しているため、新商品のプロダクトマネジメントを行っているプロダクトマネージャーに役立つでしょう。

INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント | マーティ・ケーガン, 佐藤 真治, 関 満徳, ., 神月 謙一 |本 | 通販 | Amazon

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

「ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム」は、人が物を購入するという行為そのもののメカニズムについて解説している本です。


本書では「人はなぜそれを買うのか」、「あの商品はなぜ売れなかったのか」について解き明かしているため、本書を読むことで予測可能かつ優れたイノベーションの作り方を知れるでしょう。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション) | クレイトン M クリステンセン, タディ ホール, カレン ディロン, デイビッド S ダンカン, 依田 光江 |本 | 通販 | Amazon

プロダクトマネージャーの役割を理解しよう

イメージ図

プロダクトマネージャーはプロダクトにおいて責任を負い、最終的な決定権を持つ役職です。


本記事で紹介したプロダクトマネージャーの役割や仕事内容、エンジニアからプロダクトマネージャーになるために必要な能力などを参考に、プロダクトマネージャーについて理解を深めましょう。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。

「Workteria」「東京ITカレッジ」をご紹介いただきました!

編集した記事一覧

正社員/フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?

  • 自分に合う案件を定期的に紹介してもらいたい
  • 週2、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
  • 面倒な案件探し・契約周りは任せて仕事に集中したい

そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!

  • 定期的にご本人に合う高額案件を紹介

  • リモートワークなど自由な働き方ができる案件多数

  • 専属エージェントが契約や請求をトータルサポート