フリーランスに向いている人とは?向いていない人の特徴についても解説
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「フリーランスに向いている人ってどんな人?」
「フリーランスになりたいけど、自分は向いているのかな?」
フリーランスになろうか迷い、こんな風に思っていませんか? フリーランスになろうか迷っている人にとって、フリーランスの働き方が自分に向いているのかどうかは、事前に知っておきたいポイントかと思います。
実際、会社員からフリーランスになった筆者も、会社員と働き方が大きく異なるフリーランスは、向き不向きがあると感じています。
そこで今回はフリーランスに向いている人・向いていない人の特徴を説明していきます。 フリーランスに興味はあるけれど、自分に合った働き方なのか分からないという人は是非参考にしてください。
フリーランスとは?
フリーランスとは特定の企業に属さずに、自身の好きな案件を選んで仕事をする働き方のことです。主に、ライターやエンジニア、プログラマーなどが取り入れている働き方であり、自由度が高い働き方であると言えるでしょう。
フリーランスは「いつ仕事をするか」「いつを休日にするか」を始め、「どの仕事を引き受けるか」も決められます。自由度が高い一方で、全て自己責任となるのが特徴です。
フリーランスとしてやっていくためには、仕事とプライベートの線引きをしっかりと行い、スケジュール管理や自身の健康管理まで気を配る必要があるでしょう。
フリーランスに向いている人の特徴とは
フリーランスは「通勤時間をなくしたい」「自宅で仕事がしたい」「プライベートの時間を大切にしたい」と考える人にとっては、ぴったりの働き方だと言えるでしょう。
ここでは、フリーランスに向いている人の特徴について紹介します。
- お金の管理能力が高い人
- スケジュール管理能力が高い人
- 素早い行動力がある人
- 仕事とプライベートの切り替えが上手な人
- 安定より変化を好む人
- メンタルが強い人
- 一人で作業することが好きな人
- たくさんお金を稼ぎたい人
- 約束を守れる人
お金の管理能力が高い人
フリーランスとして働く場合は、報酬の計算や各経費の算出まで自身で行う必要があります。
毎月の収支を考え、自身の収入目標を達成するためにはどれくらいの案件をこなさなければならないのかを正しく把握・判断できる人は、フリーランスに向いている人だと言えるでしょう。また、必要な経費を計算し、節約することも重要です。
スケジュール管理能力が高い人
フリーランスという働き方は、自分の裁量で仕事の量や内容を選ぶ必要があります。
休日のバランスを考えて毎月の仕事量を自分で決め、スケジュールを組み立てられる人は、フリーランスに向いている人だと言えます。「この日は1日仕事をする」「次の日はプライベートを優先する」など、調整がきちんとできると良いでしょう。
素早い行動力がある人
フリーランスはただパソコンの前で待っていても仕事が入ってくるわけではないため、自身で積極的に行動を起こし、より良い案件を獲得しなければなりません。
良い条件の案件が舞い込んでくるのを待つのではなく、交流会に参加したり、知人に紹介してもらったりと、上手く自己主張するようにしましょう。交流会や紹介の際にも、上手に自身を売り込める人はより適性があると言えます。
仕事とプライベートの切り替えが上手な人
フリーランスは自身の裁量で仕事のペースや量を決められるため、仕事とプライベートが混同してしまう方も多いです。
常に仕事モードでいられる方はこの働き方が向いていると言えますが、常に仕事モードでいると疲れやストレスが溜まり、仕事のパフォーマンスも悪くなってしまう可能性があります。
オンとオフの切り替えが上手くできる人は、フリーランスに向いている人でしょう。
安定より変化を好む人
フリーランスは、毎月得られる報酬額も仕事量も変動するため、会社員と比較して安定性に欠けます。
安定した働き方よりも、変化がある方がやる気が出るという人は、フリーランスに向いている人です。また、交流会に参加して様々な人と交流したり、新しいスキルを身につけるために勉強したりするのが好きだという人も適性があると言えます。
メンタルが強い人
フリーランスは毎月安定した収入が入ってくるかわからない、急に仕事がなくなる可能性もある、病気や怪我で働けなくなるリスクがあるなど、不安定な部分もあります。
このような不安に負けない、強いメンタルを持った人はフリーランスとして向いている人だと言えるでしょう。また、不安すら感じないポジティブな人も適性があります。
一人で作業することが好きな人
フリーランスは、基本的には一人で仕事をするため、孤独とも言えます。
仕事の達成感を感じにくかったり、悩みがあっても相談できる環境になかったりと、寂しい思いをする方もいるでしょう。このような環境でも孤独と感じない人や、そもそも一人で作業したいと考えている人には、フリーランスが向いています。
たくさんお金を稼ぎたい人
会社員と比較してたくさんお金を稼ぎたいと考えている人は、フリーランスに向いている人です。
フリーランスは報酬単価で仕事をしていきますが、十分な経験やスキルがあれば高単価な案件をゲットすることもできるでしょう。
約束を守れる人
フリーランスとして活動する上で重要なのは「信頼を築くこと」です。クライアントからの信頼を重ねることで、継続して案件をもらえる可能性も高まるでしょう。継続案件を獲得すれば、安定して収入を得られます。
反対に、納期や約束を守れない人は、次の案件に繋がることはほぼありません。納期を含め、信用に関わる約束などを確実に守れるという人は、フリーランスに向いている人だと言えるでしょう。
フリーランスに向いていない人の特徴とは
ここでは、フリーランスに向いていない人の特徴について紹介します。
ここから、紹介するポイントに当てはまっている方は、フリーランスという働き方はおすすめできない可能性があります。しかし、自身の努力によっては変えられる部分もあるでしょう。
自己管理が苦手な人
フリーランスとして活動を始めてみると、「フリーランスの本当の敵は自分自身である」ということに気付くでしょう。仕事風景を誰かに監視されているわけではないため、「今日は休んでしまおう」という誘惑に負けてしまう人も多いです。
自分で自分を律しコントロールできない人は、フリーランスとして活動するのは難しいでしょう。
責任感がない人
フリーランスは個人で仕事を請負い作業するため、納品した作品のクオリティが評価に直結します。そのため、納品する作品に責任を持てない人や、妥協ばかりになってしまう人は、フリーランスには向いていないでしょう。
獲得した案件は、最後まで責任感を持って完遂することが重要です。
コミュニケーションが苦手な人
案件を獲得する際には、クライアントと交渉し、互いに条件に納得した上で契約を結びます。契約に結びつくまでに、コミュニケーションを取る機会は何度もあるでしょう。
また、担当する案件の内容にもよりますが、他人と積極的にコミュニケーションを取れるフリーランスの方が上手く活躍していけます。
交渉を進めるのが苦手な人
フリーランスでは、案件の内容や報酬額まで自身で交渉を行う必要があります。そのため報酬額や納期についての交渉が苦手な人は、フリーランスという働き方は難しいでしょう。
ただクライアントの言いなりになるのではなく、「もう少し納期を伸ばして欲しい」「報酬額をあと少しアップして欲しい」など、自身の希望も主張する必要があります。自身とクライアントの希望をすり合わせ、折衷案を探すスキルも求められるでしょう。
自発性がない人
誰かからの指示がないと動けない人も、フリーランスは向いていないでしょう。
当然ですがクライアントも忙しくしているため、いちいち指示をするわけにはいきません。継続して案件をもらうためには、自発性が必要でしょう。
安定した収入を得たい人
フリーランスは、毎月決まって仕事があるとは限りません。仕事がなければ収入もなくなってしまうため、シビアな世界でもあります。毎月安定した収入を得たい人は、会社員の方が向いているでしょう。
フリーランスとして働くメリット
フリーランスは自由な働き方ができるだけでなく、他にも様々なメリットがあります。ここでは、フリーランスとして働くメリットについて紹介しますので、参考にしてください。
- 人間関係のストレスが少ない
- 自由な働き方がしやすい
- 税金の負担を軽減しやすい
- 収入アップを目指しやすい
人間関係のストレスが少ない
会社員として働く人の中には苦手な上司や同僚と関わらなければならなかったり、行きたくない飲み会に参加しなければならなかったりと、不満を感じている人もいるでしょう。
フリーランスという働き方であれば、決まった会社に出勤する必要はないため、人間関係のトラブルを大きく減らせます。
特定の人と関わるのが苦手な人や、これまで人間関係のトラブルで会社を転々としたことがある人にはおすすめできるでしょう。
自由な働き方がしやすい
企業に属して働く場合、自分が好きな仕事だけをするわけにはいきません。また、基本的には突発的な休みを自由に取ることも難しいです。
フリーランスであれば、請負う仕事の内容や量だけでなく、いつ・どこで行うかも、自分に決定権があります。
税金の負担を軽減しやすい
フリーランスは会社員と比較して、税金の負担を軽くしやすいというメリットがあります。
経費の見直しや、適切な保険を把握したいと考えている人にも、フリーランスはぴったりの働き方でしょう。また、確定申告をきちんと行えば、課税対象も大きく減らせます。
収入アップを目指しやすい
特定の企業に属して働くよりも、フリーランスとして活動する方が高収入を目指しやすいこともあります。
自身が得意なスキルに絞って仕事を探すこともできるため、効率よく稼げるという特徴もあるでしょう。クライアントと信頼関係を築ければ、業界の中での知名度アップも期待できます。
フリーランスとして働くデメリット
フリーランスは自由な働き方ができ、高収入が狙えるというメリットがある一方でデメリットも存在します。フリーランスを検討する際は、メリットとデメリットの両方を知った上で決定しましょう。
ここでは、フリーランスとして働くデメリットについて紹介します。
保険料が全額負担になる
会社員は基本的に各社会保険に加入していますが、フリーランスにはそれらが存在しません。
健康保険は、国民健康保険に加入することになりますが、その費用は全額自己負担になります。また、会社員のように給与から天引きできないため、保険料の支払いに手間もかかるでしょう。
福利厚生が望めない
企業に属している間は、住宅手当や育児手当などの福利厚生を会社から提供してもらえるでしょう。社員向けに寮が用意されていたり、社員食堂を無料で利用できたりする会社もあります。
フリーランスの場合は福利厚生や有給休暇もないため、休んだら休んだ分だけ収入は減っていきます。
税務処理に時間がかかる
フリーランスにとって確定申告をはじめとした税務処理は、時間や手間がかかるものです。税務処理に追われて、本来の業務に費やす時間がなくなってしまうという人もいるでしょう。税理士やプロに依頼することも可能ですが、それにも費用がかかります。
また、確定申告だけでなく、普段の日常生活でも領収書の保管や整理、節税のための勉強などをする必要があるでしょう。
収入が不安定になりやすい
フリーランスは仕事をこなした分、報酬が発生するスタイルであるため、企業に属して働くような安定した収入は保証されていません。
獲得する案件の単価も様々で、先月は大きな収入があったものの、次月はほとんど収入が見込めないという事態も珍しくないでしょう。
フリーランスの仕事の種類について
一口に「フリーランス」と言っても、その職種は様々です。実際に、フリーランスとして活動している人の職業は多種多様でしょう。
ここでは、フリーランスの仕事の種類について紹介していきます。
フリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアにも、いくつかの種類がありますが、その中でも代表的なのがシステムエンジニアです。クライアントから要望をヒアリングし、システムの設計書を作る仕事を担っています。
また、私たちがよく利用するスマートフォンのアプリを開発する「スマホアプリエンジニア」もいます。通常は企画の段階から実装、運用まで、一連の流れを担当することが多いでしょう。
フリーランスクリエイター
コピーライターやWebデザイナー、Webディレクターなどはフリーランスクリエイターに含まれます。
コピーライターは言葉を生み出す職種であり、商品の宣伝やブランディングの際に大きく活躍します。普段私たちが目にする広告の多くは、このコピーライターによって考えられたものです。
WebデザイナーやWebディレクターは、Web制作の際にデザインに大きく関わる仕事です。クライアントの要望・指示通りに制作していくこともありますが、基本的にはチームでアイデアを出し合って作品を作り上げていきます。
フリーランスデバッカー
デバッカーとは、制作途中のアプリやゲームなどが正常に動作するかをチェックする仕事です。具体的にはシナリオやストーリー、文字などに間違いがないか、キャラクターの動きは自然か、正常にサウンドが流れているかなどをチェックしています。
万が一、デバッカーがバグを発見した場合は、エンジニアが原因を突き止め修正を行うのが一般的でしょう。
フリーランスに向いている人にはどのような特徴があるのか知ろう
本記事では、フリーランスに向いている人の特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。
フリーランスで安定した収入を継続的に得るためには、自己管理がとても重要です。また、どのような場面でも仕事ができるよう環境適応能力も高いと良いでしょう。
本記事で紹介した能力を持っているのであれば、フリーランスとして活躍できるポテンシャルを持っていると言えます。本記事を参考にして、フリーランスへの1歩を踏み出してみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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