プログラミングは起業に必要?身につけておきたい言語や注意点も解説
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プログラミングで起業する3つのパターン
プログラミングを学んでいる人の中には、将来プログラミングスキルを活かして起業したいと考えている人もいるのではないでしょうか。プログラミングスキルは専門性の高いスキルであるため、高度なスキルを身につけることで起業することも不可能ではありません。
プログラミングで起業する方法としては、発信者になる方法、自社サービスを開発する方法、フリーランスになる方法が挙げられるでしょう。ここでは、プログラミングで起業するパターンを紹介していきます。
Webサイトを使った発信者になる
Webサイトを用意し、プログラミングスキルを生かした情報発信を行うという方法で起業するパターンがあります。情報発信によって利益を得られる職業としては、ITコンサルタントやYouTuberなどが挙げられるでしょう。
具体的な仕事内容としては、プログラミングの動画を作成してYouTubeで配信する、教材を作成して販売する、フリーランスのコンサルタントとして企業から案件を獲得するといった方法が挙げられます。
このように発信者として利益を得るには、プログラミングスキルだけでなくマーケティングスキルも必要になるでしょう。
自社サービスを立ち上げる
自身でサービスやアプリケーションを開発し、販売することで起業するという方法があります。プログラミングができるメンバーを集めて会社を立ち上げ、自社サービスを開発していく方法です。
この場合、プログラミングスキルだけでなくチームをまとめる統率力やコミュニケーション能力などが必要になるでしょう。また、他のサービスと差別化するための企画力も求められます。
自社サービスがヒットすれば、個人で仕事をするよりも大きな利益に繋がる可能性もあるでしょう。
フリーランスプログラマーになる
フリーランスプログラマーとしてクライアントから案件を受託し、利益を得るという方法もあります。フリーランスの中には個人事業主もいれば法人化している人もいます。
プログラミングスキルを活かして起業すると考えた場合、一般的にイメージされるのはフリーランスプログラマーだと言えるでしょう。フリーランスとして生活していくには技術力が必須となるため、高度なプログラミングスキルを身につける必要があります。
プログラミングは起業に必要か
将来起業したいと考えている人の中には、そもそもプログラミングスキルは必須なのかどうか知りたいという人もいるでしょう。結論から述べると、先ほど紹介した起業のパターンによってもプログラミングスキルが必要かどうかは変わってきます。
ここでは、プログラミングは起業に必要かどうかについて解説していきます。
必ずしも必須ではないがスキルがあれば有利
起業の方法にも様々なパターンがあり、自分自身はプログラミングができなかったとしても、エンジニアを見つければ代わりに開発してもらうことも可能でしょう。
しかし、現在のビジネスはインターネットと密接にかかわっています。たとえ実店舗で営業を行うスタイルだったとしても、SNSを運営したりWebサイトで商品を販売したりすることもあるでしょう。
そのため、プログラミングに関する知識があった方が有利になることは確かです。
学生時代に起業するならプログラミングは必要
学生時代に起業を考えているのであれば、自分自身でオリジナルのサービスを開発できるレベルのプログラミングスキルが必要になります。
前述のようにエンジニアを探して雇うのであればそれなりの資金が必要ですが、学生の場合、長期的にエンジニアを雇うようなお金はないでしょう。そのため、起業する自分自身がプログラミングスキルを身につける必要があります。
初期費用を抑えられる
エンジニアを雇ってサービス開発を行ってもらう場合、潤沢な資金が必要になります。1人のエンジニアを雇う場合、1日8時間週5日稼働してもらうのであれば、最低でも毎月20万円程度の報酬を支払う必要があります。
しかし自分自身で開発を行うのであれば、エンジニアを雇うための費用は必要ありません。また、プログラミングはインターネット環境やパソコンがあれば可能であるため、初期費用を抑えて起業できるでしょう。
起業までに身につけておきたいプログラミング言語10選
プログラミング言語にも様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。起業のためにプログラミングを学ぶのであれば、Webサービス開発やアプリ開発に適した言語を学ぶ必要があるでしょう。
ここでは、起業までに身につけておきたいプログラミング言語を紹介します。
1:PHP
PHPはWebアプリ開発に適したスクリプト言語です。サーバーサイドのWeb開発に特化した言語で、Webサイトを構築できるCMSであるWordPressを構成するプログラミング言語でもあります。
ただし、WebサービスやWebアプリを開発するのであれば、PHPだけでなくHTMLやCSS、JavaScriptのスキルも必要になります。PHPはHTMLの中にタグを組み込むように記述できるため、HTML、CSSと並行して習得すると良いでしょう。
2:Java
Javaは、Android向けアプリケーションの開発に用いられているプログラミング言語です。Androidアプリ以外にも、業務系システムや組み込み系システムなど様々な開発に採用されています。
Javaはオブジェクト指向型言語であるため、初心者から習得するのは難しい言語です。しかしJavaを扱えるようになれば幅広い仕事ができるようになるため、ぜひ押さえておきたい言語だと言えます。
3:C言語
C言語はOSのもとになったプログラミング言語です。処理速度が速いのがメリットで、組み込み系システムやWindowsエクスプローラーなどにも利用されています。
C言語は構造が複雑で、C言語を理解するにはメモリやCPUなどコンピューターの根本に関係した知識も習得する必要があります。難易度は高いですが、C言語を習得できれば他の言語の習得が楽になるでしょう。
4:HTML
HTMLはWebサイトの土台を作るための言語です。インターネット上にあるWebサイトのほとんどに用いられています。
HTMLはプログラミング言語ではなくマークアップ言語と呼ばれるもので、文字にタグをつけることでWebページでも画像が見られるようになります。
5:CSS
CSSはHTMLで構成されたWebページの土台に、背景や文字の色、サイズなどのデザインを指定する言語です。CSSはプログラミング言語ではなくスタイルシート言語と呼ばれるもので、Webサイトを制作する場合はHTMLと一緒に利用します。
6:JavaScript
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけるプログラミング言語です。Webサイト制作を行う上で、HTMLやCSSと共に欠かせない言語となっています。
また、JavaScriptは基本的にはフロントエンドの言語ですが、Node.jsを使用することでサーバーサイドの開発も行えるようになります。
7:Python
PythonはAI開発や機械学習などの分野で注目されている言語ですが、モバイルアプリやWebサイト作成、ブロックチェーン開発などあらゆる分野をカバーしている汎用性の高さも特徴です。
また、コードがシンプルで読みやすく・書きやすい言語であるため、初心者からでも習得は難しくないでしょう。
8:Swift
Swiftは、Apple社が開発したApple製品向けのプログラミング言語です。iPhoneなどのApple製品のアプリ開発に用いられる言語であるため、Apple製品向けサービスの開発を行う場合は、必須となります。
9:Ruby
Rubyはアプリ開発に適したプログラミング言語です。「Ruby on Rails」というWebフレームワークを活用することで、効率的にWebサービスが開発できます。
また、Rubyは「食べログ」や「クックパッド」などのWebサービスの開発にも用いられています。
10:Kotlin
Kotlinは、Javaとの互換性に優れたプログラミング言語でAndroidアプリ開発に採用されています。
KotlinはJavaよりもコード量が少なく、Javaのデメリットが解消されている言語であるため、Javaを習得している人であればKotlinを学ぶメリットは多いでしょう。Javaで開発されたアプリも多いため、今後の需要拡大にも期待が持てます。
プログラミング初級者にありがちな起業のトラブル
プログラミングスキルが足りない状態で起業した場合、様々な失敗に繋がる可能性もあります。ここでは、プログラミング初級者にありがちな起業のトラブルを紹介していきます。
やるべきことが多く対応できない
起業には、書類の手続きなどやるべきことが多いです。プログラミングに必須なロジカルシンキングができれば、やるべきことも効率的に対応できるでしょう。
ロジカルに考えられない人の場合、やるべきことが多すぎてうまく対応できないといったことも考えられます。
コミュニケーション不足
経営者にプログラミングの知識がないと、知識不足ゆえに無理な指示を出してしまうなど、エンジニアと円滑なコミュニケーションができないケースがあります。
特に起業したばかりの頃は互いに信頼関係を築くことが重要ですが、プログラミングへの理解不足によってエンジニアと仲違いしてしまうリスクがあるでしょう。
最初の一歩が踏み出せない
自分自身にプログラミングスキルがなければ人を雇うしかなくなるため、資金調達などの悩みも出てきてしまいます。そのため、なかなか行動に移せず、結局起業できないといったことにもなりかねません。
周囲の意見に流されて自分の意志が貫けない
経営者自身にプログラミングの知識がないと、具体的に作業コストやスケジュールをイメージできないため方向性が定まらなくなることがあります。
周りの意見に流されてしまい、どのようなサービスを開発すべきなのかが分からなくなってしまう可能性もあるでしょう。
プログラミングの知識があると起業に有利な5つの点
たとえプログラミングに直接関係しない分野で起業する場合でも、現在のビジネスではインターネットの活用が必須です。プログラミングの知識を身につけておけば、様々な部分で起業に役立つでしょう。
ここでは、プログラミングの知識があると起業に有利な点を紹介していきます。
1:思い描いたサービスを提供できる
たとえエンジニアに開発を行ってもらうとしても、プログラミングの知識があれば指示を出しやすくなります。指示の内容も具体的かつ的確になるため、エンジニアにとっても分かりやすくなるだけでなく、自分が思い描いたとおりのサービスをユーザーに提供できるようになります。
逆に指示を出す側にプログラミングの知識がなければ、エンジニアからしてみれば無理な注文ばかりをつけてしまうことにもなりかねません。
2:必要経費が抑えられる
自身にプログラミングスキルがあれば、プログラムによって事務作業を自動化したり、Webサイトを作って集客したりすることで、人を雇うよりも圧倒的に少ない費用で起業ができるようになります。
プログラミングスキルを活かすことで、人件費などの必要経費を抑えられるでしょう。
3:ビジネスを拡大する際に有利になる
プログラミングなどのITに関する知識があると、新しいアイデアも浮かびやすくなります。新しいアイデアを生み出せれば、ビジネスを拡大する際にも有利になるでしょう。
プログラミングの素養があれば、トレンドのサービスを参考に「自分達でも売れるサービスを開発できるのではないか」という発想に繋がりやすいでしょう。
4:優秀なエンジニアを採用できる
経営者が技術者畑の人材である企業は、労働環境もホワイトであるケースが多いです。これは、経営者がエンジニアの気持ちを理解できるため、エンジニアが働きやすい環境を会社として整えられるためです。
起業した側にプログラミングに関する知識があれば、エンジニアの気持ちも分かるようになります。エンジニアにとって働きやすい環境が整えば、優秀なエンジニアも獲得しやすくなるでしょう。
5:自身でプログラムの品質が確認できる
プログラミングのスキルがあれば、経営者自身でプログラムの品質チェックもできるようになります。そのため、一度のフィードバックの内容が的確になり、エンジニアのやり直しも少なく済みます。
「思い描いたサービスを提供できる」と重なる部分もありますが、経営者自身が一番自分の作りたいものをよく理解しています。経営者自身で具体的な指摘ができれば、スムーズな開発ができるでしょう。
プログラミングスキルを活用し成功した起業家
プログラミングスキルを身につけることで、実際にビジネスに成功した起業家もいます。プログラミングスキルで成功した起業家の事例について理解を深めることで、自分ならどのように起業するか具体的に考えられるでしょう。
ここでは最後に、プログラミングスキルを活用し成功した起業家について紹介していきます。
Google共同創業者 ラリー・ペイジ氏
Googleの共同創業者であるラリー・ペイジ氏は、親がプログラミングの教師だったことから幼い頃からプログラミングを学んでいました。
ラリー・ペイジ氏は大学で検索エンジンやWebリンク構造などの研究をしていたセルゲイ・ブリン氏と共に、彼の研究内容を利用してGoogleのアルゴリズムを完成させることになります。
ラリー・ペイジ氏はプログラミングの学習によって成功を収めた代表的な人物だと言えるでしょう。
マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏は、中学生でプログラミングの学習を始めました。
最初はゲームを開発して遊ぶところから始まり、徐々にプログラミングスキルを身につけながら様々なシステムを開発するようになります。そして、最終的には大規模なシェアを獲得することになるパソコン用OS、Windowsを開発しました。
現在でもビル・ゲイツ氏はプログラミング教育に資金を出すなど、プログラミングの進歩に寄与しています。
Instagram共同創業者 ケビン・シストロム氏
Instagramの共同創業者であるケビン・シストロム氏は、元々はGoogleに勤めていましたが、Googleでの仕事に飽きて自身でビジネスを始めることにします。
その際、独自に学んでいたプログラミングスキルを活かしてInstagramを開発しました。Instagramのシステムは簡単なものでしたが、SNSの流行もあり爆発的なヒットとなります。
メルカリ創業者 山田進太郎氏
メルカリの創業者である山田進太郎氏は昔からインターネットに興味があり、学生時代からプログラミングを勉強していました。
大学在学中には楽天でインターン生として仕事をしたり、自身でサービス開発を行ったりして経験を積み、卒業後に起業してサービスの受託開発を行うようになります。
このように、プログラミングに根付いたロジカルな思考と、学生時代の留学経験から得た「世界中の多くの人に愛されるサービスを作りたい」という思いによって、メルカリが誕生することになります。
Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグ氏
Facebookを創立したマーク・ザッカーバーグ氏は、幼少の頃からプログラミングの教育を受けていました。
特に彼が優れていたのは学習継続スキルや世間のニーズを読むスキルでした。そして大学在学中に、世の中の多くのユーザーが求めるような便利なSNS、Facebookを立ち上げることになります。
ライブドア元社長 堀江貴文氏
ライブドアの元社長であり実業家である堀江貴文氏も、元々はエンジニア出身です。中学生の頃からパソコンに親しんでいた堀江貴文氏は、BASICとアセンブラでエンジニアとしてのキャリアをスタートします。
高校時代にはプログラミングから離れたものの、大学在学中に起業しインターネットビジネスで成功を収めることになります。
プログラミングスキルを習得して起業に挑戦しよう
プログラミングスキルがあれば、直接プログラミングが必要とされない業界や業種であっても起業に活かすことができます。
本記事で紹介した起業までに身につけておきたいプログラミング言語などを参考に、起業のためにプログラミングスキルを身につけてみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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