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フリーランスのPMOとして働くメリット|仕事内容や未経験からの目指し方とは

  • 公開日:2022-07-06 12:09:00
  • 最終更新日:2022-07-06 15:04:56
フリーランスのPMOとして働くメリット|仕事内容や未経験からの目指し方とは

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PMOの業務とは?

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PMOとは「プロジェクトマネジメントオフィス」を略した言葉で、プロジェクトの進行管理を行うPMの業務をサポートする役割や部署を指します。


PMOとひと口に言っても、プロジェクトの括り方やサポート対象、役割などによってPMOの種類も分かれています。ここでは、PMOの種類ごとの業務について解説します。

プログラムマネジメント

プロジェクトマネジメントとは「部門PMO」とも呼ばれており、横断的に多数のプロジェクトをコントロールします。構造としては事業部長直下の事業部制組織という形になっているケースが多いです。


プロジェクトマネジメントは複数のプロジェクトの売り上げや原価、品質といった要素を横断的にコントロールする役割を持ちます。また、部長の指示のもと、各プロジェクトの情報収集なども行います。

ポートフォリオマネジメント

ポートフォリオマネジメントとは「全社PMO」とも呼ばれており、全社的に社内の複数のプロジェクトをコントロールします。プロジェクトを進行しているとさまざまな問題が発生するため、責任者であるPMが判断や統制を行うことになります。


ポートフォリオマネジメントはPMをサポートし、事業部全体としての統制を取るためのガバナンスや標準化、リスクマネジメント、教育の実施などを行うことが仕事です。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントとは「プロジェクト内PMO」とも呼ばれており、PMの右腕としてプロジェクトの支援を行います。プロジェクトマネジメントは、主に書類作成などの事務作業やリスクマネジメント、スケジュール調整、現場の状況把握のための情報収集などを行います。


主に携わるプロジェクトにおいて、PMのサポート役として幅広い業務を担うのがプロジェクトマネジメントです。

PMOとPMの相違点

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ここまで紹介したとおり、PMOはPMの業務を支援し、プロジェクトマネジメントの品質を高める役割を持ちます。一方、PMはプロジェクトの責任者として全体の統括を行い、意思決定を行うリーダーを指します。


PMはプロジェクトの責任者、PMOはそのサポート役という違いがあると言えるでしょう。

PMOとPMOコンサルタントとの相違点

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自社のプロジェクトをサポートするPMOに対して、外部にPMO業務をアウトソーシングした企業をサポートするのがPMOコンサルタントです。


PMOコンサルタントの案件形態としては企業のプロジェクト進行を補助する「サポート型」、サポート型の業務に加えて管理業務を行う「管理型」、PMの直接的な補佐を行う「主導型」の3種類があります。


また、キャリアパスとしてはエンジニアからPMOに転職するケースや、コンサルファームで経験を積んだ後に独立するケースなどがあるでしょう。PMOコンサルタントにはプロジェクトマネジメント力やコミュニケーション能力などが求められます。

フリーランスのPMOとして働くメリット

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会社に勤めて働く方法だけでなくフリーランスPMOとして働く方法もあります。フリーランスのPMOとして働くことにはさまざまなメリットがあるため、将来独立してフリーランスになりたいと考えている人もいるのではないでしょうか。


ここでは、フリーランスのPMOとして働くメリットを紹介していきます。

  • 自分でプロジェクトを選択できる
  • 案件が高単価なので収入が増える可能性がある
  • PMO自体フリーランスに向いている
  • 未経験でも挑戦の可能性がある

自分でプロジェクトを選択できる

会社勤めをしているPMOの場合、会社の指示のとおりにプロジェクトに参加することになるため、自分で好きなプロジェクトを選べないことも多いでしょう。


しかしフリーランスのPMOであれば、自分の意思でプロジェクトを選択することが可能です。自分で参画したいプロジェクトを選び、希望している分野でのPMO経験を積めるでしょう。

案件が高単価なので収入が増える可能性がある

PMOのフリーランス案件は基本的に高単価な傾向があります。そのため、会社員PMOとして働いている場合よりもフリーランスのPMOの方が年収もアップする可能性があるでしょう。


会社員の場合は勤めている企業の賃金体系に従うことになるため、個人のスキルが高くても直接給与に反映されることはありません。しかしフリーランスであればスキル次第で高度な案件にも参画できるようになるため、収入アップに繋がりやすいでしょう。

PMO自体フリーランスに向いている

PMOという仕事はプロジェクトの規模によっても変わりますが、1人でも業務を担える仕事です。また、マネジメント経験や知識なども重要になる仕事であるため、PMO自体がフリーランスに向いていると言えるでしょう。


PMOのスキルは個人のスキルに寄るところも大きいため、会社ではなく人で選びたいというクライアントも多いです。

未経験でも挑戦の可能性がある

フリーランスエンジニアなどの場合、基本的に未経験からフリーランスとして活動することは難しいです。しかしPMOの場合、コンサルティングファーム出身であれば未経験からでも挑戦できる可能性があります。


コンサルティングファームもPMOも、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルなど求められるスキルが共通しています。また、PMOは不足している状況であるため、スキルを認められれば未経験からでもPMOとして仕事を獲得できるでしょう。

PMOのフリーランス案件の単価相場

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PMOのフリーランス案件の単価相場としては、月額単価80~100万円ほどとなっています。しかしフリーランスの場合はスキルや実績によっても単価が変わるため、月額単価が200万円以上というPMO案件も存在しています。

フリーランスPMOの年収

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フリーランスPMOの平均年収は1,000万円ほどとなっています。なお、最低年収が300万円ほど、最高年収は2,500万円ほどとなっており、フリーランスPMOの年収には差があると言えます。

高単価であるPMO案件を獲得する方法

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PMOのフリーランス案件は高単価なものが多いですが、特に高単価な案件では特定のスキルや経験が求められるものも少なくありません。そのため、高年収のフリーランスPMOを目指すにはどのような経験を積めばよいのか把握しておくことも大切です。


ここでは、高単価であるPMO案件を獲得する方法を解説していきます。

指揮型・主導型のプロジェクトに関わる

PMOとして指揮型、主導型のプロジェクトに関わった経験があると、高単価なPMO案件に参画できる可能性が上がります。これまでのPMOとしての実績は高単価案件の獲得に繋がるため、どのようなプロジェクトに携わったのかが重要になります。

関わったプロジェクトの成功率を上げる

どのようなPMOに仕事を任せるのかによってプロジェクトの成功率は変わります。そのため、関わるプロジェクトの成功率を高めることも高単価案件を獲得するのに有効です。


プロジェクトの成功率が上がれば、多くの企業にニーズの高いフリーランスPMOになれるでしょう。

大手コンサルファームでの実務経験を積む

大手コンサルファームでの実務経験があれば、高単価のPMO案件を獲得しやすくなります。前述のとおりPMOとコンサルティングファームは求められるスキルが近いため、大手コンサルファームでの経験はPMOとしてのスキルの裏付けにもなります。

未経験からフリーランスのPMOを目指す方法

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PMOは経験が求められる職種であるため、未経験からいきなりフリーランスのPMOになることは非常に困難です。まずは、未経験募集の求人を出している企業に正社員のPMOとして転職し、実務経験を積んだ後に独立を目指すと良いでしょう。

PMOの動向と将来性

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今後、プロジェクトの複雑化に伴いPMOの需要も増していくことが期待できるため、フリーランスPMOは将来性が高い職業だと言えるでしょう。


ここでは、PMOの動向と将来性について解説していきます。

需要が高まっている領域と需要が減っていく領域の存在

今後IT人材不足が加速化していくことが予想されていることもあり、PMOの需要も拡大していくでしょう。


ただし、クラウドやAI、IoT、データサイエンスなどの需要が高まっている領域もあれば、オンプレミス型開発など今後需要が減っていくことが予想されている領域も存在しています。


需要の高いPMOを目指すのであれば、クラウドやAIなどのスキルを身につけることが大切です。

フリーランスPMOへの外部委託の増加

大手企業であれば自社でPMOを設置する企業も多いですが、PMO自体が足りていない状態です。そのため、大規模プロジェクトに必要なPMOの数を自社で揃えることは難しいです。


また、大企業だけでなく中小企業のPMOへのニーズを考慮すると、今後はフリーランスPMOへの外部委託が増えていくでしょう。

PMの負担増におけるPMO需要の高まり

企業のプロジェクトが複雑化していくのに伴い、PMの負担は増していきます。そのため、企業はPMO設置することにより、プロジェクトの品質の向上や成功率を高めることを期待しています。


このような理由から、今後はPMのサポートを行うPMOの需要が増していくことが予想できるでしょう。

より幅広い業界知識や専門知識が必要とされる

これまでPMOはIT業界で需要の高い職種でした。しかし近年では、業界を問わずPMOを求める企業が増加してきています。そのため、今後はIT関連の知識に限らず、幅広い業界知識や専門知識がPMOに求められるようになるでしょう。

PMOのフリーランスになるために役立つ資格

親指を立てている手

フリーランスのPMOになるために必須の資格はありませんが、取得することでフリーランスのPMOの業務に役立つ資格は存在します。


PMOには幅広い知識やスキルが必要になりますが、資格を取得することで自身のスキルを客観的に証明できるようになるでしょう。ここでは最後に、PMOのフリーランスになるために役立つ資格を紹介していきます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、ITエンジニアに必要な基礎的な知識やスキルを証明できる国家試験です。経済産業省管轄のIPAが実施している情報処理技術者試験の試験区分の1つです。


基本情報技術者試験はITスキル標準のレベル2に相当する基礎レベルの試験となっていますが、取得するにはITエンジニアに必要な幅広い知識が必要になります。


また、合格率も高いわけではないため、基本情報技術者試験を保有することでITエンジニアとしての知識を網羅していることの証明になるでしょう。


出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

PMP® 資格

PMP® 資格とは、プロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識などを証明できる資格です。アメリカのPMI本部が認定している国際資格であるため、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナルとしての証明になります。


高度なプロジェクトマネジメントスキルを証明できる資格であるため、フリーランスのPMOとしてのスキルを証明するのにおすすめです。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験とは、企業の経営戦略にもとづいて基本戦略を策定するスキルを証明できる国家資格です。情報処理技術者試験の試験区分の1つで、ITスキル標準のレベル4に相当する難しい試験となっています。


ITストラテジスト試験に合格するには、企業の経営戦略への理解や分析、課題発見スキルなどが必要になります。合格率も低いことから、取得することで高度なスキルを持ったフリーランスPMOとして評価されるようになるでしょう。


出典:ITストラテジスト試験(ST)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験とは、プロジェクト責任者に必要な知識やスキルを証明できる国家資格です。情報処理技術者試験の試験区分の1
つで、この試験もレベル4に相当する高度情報処理技術者試験に含まれます。


プロジェクトマネジメントに必要なIT知識やプロジェクト管理などの知識、スキルを測る試験であるため、フリーランスのPMOにおすすめの資格となっています。


出典:プロジェクトマネージャ試験(PM)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html

フリーランスのPMOを目指そう

紐を引く手

PMOとはPMのサポートを行い、プロジェクトマネジメントを行うことによってプロジェクトの成功率を上げる仕事です。


本記事で紹介したフリーランスのPMOとして働くメリットや高単価なPMO案件を獲得する方法などを参考に、フリーランスのPMOを目指してみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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