海外のフリーランスエンジニアになる準備とは?移住する時に気を付けることを解説
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海外のフリーランスエンジニアになるにはどうすればいいの?
海外のフリーランスと聞くと海外の案件を受注したり、外国人と一緒に働いたりといったイメージが多いのではないでしょうか。
もちろん、そういったエンジニアもいますが、実際は日本企業の案件をリモートで受注し、日本語で仕事をしているエンジニアも多いです。
つまり、ビジネスレベルの英語力や高いコミュニケーション能力がなくても、海外でフリーランスエンジニアとして働けるでしょう。
海外のフリーランスエンジニアになるメリット
先ほど述べた通り、海外のフリーランスエンジニアの多くが日本企業の案件を受注しているのは、わざわざ海外に移住して仕事すると様々なメリットがあるからです。
ここからは、海外のフリーランスエンジニアになるメリットを紹介します。
- 国際感覚を養える
- 日本よりも高い生活水準で暮らせる場合がある
- 海外のエンジニアから情報を得られる
- パソコンがあれば海外で自由に仕事ができる
- 日本の状況を客観視できる
- 海外に開発拠点をおいている日本企業の仕事を得られる
- 海外企業との取引をする可能性がある
国際感覚を養える
移住先の国にはこれまで経験したことのない文化や風習、価値観があり、これらを理解して受け入れることで国際感覚を養えます。日本に住んでいては、なかなか養えるものではないでしょう。
より広い考え方で物事を捉えられるようになるため、ビジネスや日常生活などあらゆる場面で役に立つでしょう。
日本よりも高い生活水準で暮らせる場合がある
物価の安い国に暮らしつつ、リモートで日本企業の案件等で日本円を稼ぐ場合、日本よりも高い水準で生活できることが多いです。
特にインドネシアやベトナムなどの東南アジアの国々は、物価が安いだけでなく、過ごしやすい気候や親日国が多いといった理由で、エンジニアを問わず移住先として人気があります。
逆に日本よりも物価の高い、もしくは同程度の国への移住は海外でフリーランスエンジニアとして働くメリットが損なわれるため、あまりおすすめできません。
海外のエンジニアから情報を得られる
海外には、日本国内に留まっていては出会えないような優秀なエンジニアが多くいるため、そういった人たちと交流して得る情報は価値の高いものになります。
海外のエンジニアとの交流は自分のスキルアップに繋がるだけでなく、仕事に対する意識や向上心を高め、エンジニアとして大きく成長させてくれるでしょう。
パソコンがあれば海外で自由に仕事ができる
クラウドソーシングやフリーランスエージェントなどを利用すれば、海外から日本企業のリモート案件を受注できるため、パソコンがあれば海外で自由に仕事ができます。成果物の納品や取引先との連絡・ミーティングもリモートで可能となるため、問題ありません。
ただ、「週1回オフィスに出社する必要あり」といったような、フルリモートでない案件を受注できない点には注意が必要です。
日本の状況を客観視できる
日本のエンジニア事情を客観視して評価できるのも大きなメリットの1つです。海外と日本では仕事観や社会的地位、給与などのエンジニアを取り巻く環境が異なります。
例えば、日本はアメリカに比べてエンジニアの平均年収が低い傾向にある反面、アメリカにはない退職金制度があります。
ただし海外と日本の優劣を付けるのではなく、あくまで「自分は将来どのようなエンジニアになりたいか」を明確にするための方針にするとよいでしょう。
海外に開発拠点をおいている日本企業の仕事を得られる
近年、開発コストの高騰や日本国内のIT人材不足を背景に、海外企業や海外に拠点をおく子会社などに開発業務を委託するオフショア開発が増えています。
オフショア開発は言語や国民性の違いが課題となるため、コミュニケーションが取りやすい日本人の価値が高くなる傾向にあります。そのため、海外に拠点をおく日本企業の仕事を得られるのはメリットといえるでしょう。
海外企業との取引をする可能性がある
プログラミング言語は世界共通のため、日本企業だけでなく現地の海外企業とも取引できる可能性があります。
海外企業との取引はビジネスレベルの英語力が必要でハードルが高いですが、その分スキルとキャリアの両方に大きくプラスになります。海外企業で培った経験はエンジニアとしての幅を広げ、他の様々な場所で活かせるでしょう。
海外でフリーランスエンジニアとして働くのに必要なスキルとは?
海外でフリーランスエンジニアとして働くには、基本的なスキルが必要となります。
ここからは、海外でフリーランスエンジニアとして働く上で最低限身に付けておくとよいスキルを紹介します。移住先で困ることのないよう、出発する前に学習しておきましょう。
日常会話ができるくらいの英語力
フリーランスエンジニアは自宅で仕事をする場合が多く、日本企業の案件を受注すれば日本語で働けます。しかし買い物や飲食店での食事、コワーキングスペースを利用する際など、日常生活においては英語が必要となります。
普通の生活を送る程度であれば、現地の人とコミュニケーションが取れるくらいの英語スキルで問題ありません。ただし現地の海外企業と取引する場合は、ビジネスレベルの英語力が必要となります。
提案力や交渉力
フリーランスエンジニアが案件を獲得するためには、クライアントへの提案力や交渉力が必要になります。いくらスキルに自信があったとしても、仕事を取らなければ稼げません。実際フリーランスになりたての頃は、案件が獲得できないことに悩む人も多いです。
クライアントがどのような人材を求めているかを調べ、それに合わせて提案方法を変えるなど、効果的に自分を売り込む力を身に付けましょう。
Web系の言語のスキル
日本企業のリモート案件が多いため、海外でフリーランスエンジニアとして働くにはWeb系の言語のスキルが重要となります。Web系言語の例は以下の通りです。
・マークアップ言語:HTML/CSS
・スクリプト言語:JavaScript/PHP/Ruby/Python
これらの言語で作れるものとしては、Webサイト・Webアプリケーション・ECサイト・SNSなどが挙げられます。また、LaravelやRuby on Railsといったフレームワークも学んでおくと、受注できる案件の幅が広がるでしょう。
海外のフリーランスエンジニアになるための準備
海外でフリーランスエンジニアとして働くとなると、それ相応の準備が必要となります。安易な気持ちで海外へ行き現地で困ることのないよう、日本で可能な限りの準備をしてから出発しましょう。
国によってビザの取得条件が違うことを知っておく
ビザとは入国許可証の役割を果たすものであり、取得していないと渡航先に入国できず日本に引き返すことになります。特に海外でフリーランスエンジニアとして働く場合は、観光ビザではなく就労ビザが必要となります。
就労ビザの取得条件は国によって異なり、学歴や職歴、基本月収などを示さなければなりません。国ごとに細かく決められているため、移住する前に在外公館のホームページなどで確認するとよいでしょう。
海外でフリーランスエンジニアをしている人に話を聞く
もし海外でフリーランスエンジニアをしている知人がいれば、働き方やライフスタイルなど、話を聞いてみるとよいでしょう。
生の声を聞くことで、ネットには書かれていないような情報を得られる可能性もあります。また、経験者からの情報は信頼性が高いため、出発前の不安や悩みを和らげてくれるでしょう。
そのような知人がいないという方は、実際に海外でフリーランスエンジニアとして働いている人が発信する情報を、ブログやSNSなどで確認するのがおすすめです。
移住志望の国の言語や文化を勉強しておく
快適かつ安心してフリーランスエンジニアとして生活するために、移住志望の国の言語と文化を事前に勉強しておきましょう。
日本企業の案件を受注する場合は日本語で働けるため問題ありませんが、日常生活では現地の言語が必要となります。現地の人とコミュニケーションが取れないと不便な上、相手にも不快な思いをさせてしまう可能性もあるでしょう。
また、日本と海外では文化も違います。ときにその違いがトラブルの原因になる場合があるため、日本との違いをしっかりと理解して、現地の文化に合わせて生活する必要があります。
移住する前に短期滞在で現地での生活を経験しておく
移住後の不安や懸念、心配事を解消するためにも、移住する前に短期滞在で現地での生活を経験するのもよいでしょう。
気候や食事、文化などが自分に合うかどうかは実際に生活する上で重要な要素です。また、フリーランスエンジニアの仕事環境に関わる、コワーキングスペースやインターネット環境についても確認しておくと安心でしょう。
プログラミングのスキルを高めておく
エンジニアはプログラミングのスキルが欠かせない職業です。ゆえに、プログラミングのスキルを高めておくのに越したことはありません。
特に海外案件を獲得したいと考えている場合は、言語が違うというディスアドバンテージを抱えているため、それを補うだけのスキルが必要です。現地で必要とされるスキルレベルを把握して、身に付けておくのが得策です。
フリーランスは実力が問われる
フリーランスは会社員とは違い、固定収入がなく成果物の納品により収入を得るため、プログラミングスキルの実力が問われます。実力があれば稼げますが、実力がないと厳しい状況に陥る可能性があることは自覚しておく必要があるでしょう。
移住先の税金や法規を知っておく
日本では、居住者と非居住者で課税方法が異なります。日本国内に住所を有している、または日本を出てから1年未満の場合を居住者、それ以外を非居住者と区分されます。
非居住者になると、移住先の国の税法に従って納税することになるため、移住先の税金や法規を事前に学んでおく必要があるでしょう。
出典:No.2878 国内源泉所得の範囲(平成29年分以降)|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2878.htm
出典:No.2875 居住者と非居住者の区分|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2875.htm
フリーランスになる前に仕事の実績や経験を積んでおく
フリーランスは自分のスキルを売って報酬を得る仕事であり、期待通り成果物を納品してくれるかという信頼感が重要になります。いくらスキルに自信があったとしても、実績がないと好条件の案件が取れず、単価の低い案件を数多くこなさなければなりません。
海外に移住した際に安定した収入を得るためにも、実績や経験を積んでからフリーランスエンジニアを目指しましょう。
フリーランスエンジニアが海外移住する時に気を付けること
慣れない環境にはトラブルもつきものであるため、フリーランスエンジニアが海外へ移住する際にはいくつか気を付ける点があります。移住してから後悔することのないよう、出発前にしっかりと注意点を把握して対策を講じておきましょう。
フリーランスとして収入を安定させてから海外に行く
収入が安定しておらず、貯金もあまりない状態で海外へ行くのはおすすめできません。フリーランスは決まった収入が得られるわけではないため、案件が取れないと生活が困窮する恐れがあるからです。
海外で安心して生活するためも、継続して案件を発注してくれるクライアントが数社ある状態など、安定して収入を得られる見通しが立ってから移住しましょう。
日本との時差を確認しておく
フリーランスにとってクライアントとメールで連絡を取り合ったり、Web会議で打ち合わせしたりすることは日常茶飯事です。それゆえ日本企業と取引している場合には、日本との時差に注意しなければなりません。
アメリカやヨーロッパなどの時差が大きい国では、なかなか思うように連絡を取り合えないことが多いため、事前にクライアントに相談する必要があるでしょう。
高い生活水準を求めるなら物価が高い国を避ける
フリーランスエンジニアが海外に移住するメリットは、リモートで日本企業の案件で日本円を稼ぎつつ、東南アジアなどの物価の安い国で水準の高い生活ができることです。
逆に物価が高い国では、日本よりも生活水準が低くなる恐れがあるため、よっぽどの理由がない限り、物価が高い国に住むのは避けた方がよいでしょう。
海外でフリーランスエンジニアとして働きたいならしっかり準備しておこう
今回は海外のフリーランスエンジニアになる準備やメリット、注意点などについて解説しました。海外で働くことは決して簡単なことではありませんが、その分たくさんのメリットがあります。
事前にしっかりと準備して、海外のフリーランスエンジニアとして理想のスタートを切りましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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