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データベースエンジニアの平均年収は?収入アップさせる方法についても解説

  • 公開日:2023-01-18 16:12:06
  • 最終更新日:2023-02-02 08:30:47
データベースエンジニアの平均年収は?収入アップさせる方法についても解説

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「データベースエンジニアの年収を知りたい」

「そもそもは稼げる職種なのか?」

「データベースエンジニアとして稼ぐにはどうすればいいのか?」


現職として働いている人、あるいはこれからデータベースエンジニアとしてのキャリアをスタートさせようとしている人はこのような疑問があると思います。


結論から言うと、データベースエンジニアは年々需要が高まっており、それに伴って年収も徐々に上がっている傾向にあります。


さらにはデータベースエンジニアのキャリアパスは様々あり、収入だけではなく、自分の適正に合った働き方も実現することが出来ます。


この記事ではデータベースエンドエンジニアの平均年収に併せ、データベースエンジニアが行う仕事内容や将来性、年収をアップさせる方法について詳しく解説します。

データベースエンジニアとは

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの設計、開発、保守を担当します。企業が持つ非常に膨大なデータを管理、保存、取り出しするために必要なデータベースシステムを構築、設計、管理するのが主な仕事です。


具体的には企業が持つ以下のようなデータを扱うことがあります。


  • 企業のビジネスデータ:顧客情報、商品データ、財務データなど。
  • ウェブサイトのトラフィックデータ:アクセスログ、クリックログなど。
  • ソーシャルメディアデータ:ツイート、投稿、コメントなど。
  • 時系列データ:センサーデータ、スマートメーターデータなど。
  • 大量の文章データ: 文章、画像、音声など


データベースエンジニアは、データベースの設計と操作に熟練し、SQLなどのプログラミング言語の知識が必要となります。


また、メンテナンスするデータのデータ構造、アーキテクチャ、セキュリティに対する深い理解も必要です。


さらには、データベースエンジニアは、ユーザーと協力してデータ要件を特定し、クエリを開発し、パフォーマンスを最適化し、業界標準に準拠していることを確認することにも長けていなければなりません。


データベースエンジニアの第一の目標は、データベース内のデータの正確性を確保することです。


データーベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニア 仕事内容

データベースエンジニアの具体的な仕事内容は、以下のようなものがあります。


データベースを設計する

データをどのように保存するか、どのようなデータを保存するかを決める作業です。データを効率的に保存し、アプリケーションやユーザーからのクエリに対応できるようにすることが重要です。


データベースを構築する

データベースを実際に構築する作業です。データベースを構築するには、データを格納するテーブルや、テーブル間を結びつけるリレーションシップを定義する必要があります。


データベースを運用する

データベースを日常的に運用する作業です。データを格納、更新、削除するためのクエリを実行したり、データをバックアップするための処理を行ったりします。また、データベースのパフォーマンスを監視し、問題が発生した場合は修復する必要があります。


データベースをセキュリティーで保護する

データベースに保存されているデータは、企業や個人にとって非常に重要です。そのため、データベースエンジニアは、データベースをハッキングから保護するための対策を講じる必要があります。


これらのタスクや業務は、業界や会社によって異なります。また、データベースエンジニアは、業務に応じて使用するデータベースやそれに応じて使用する技術も異なります。


例えば、企業の中では典型的なRDBMS (Relational Database Management System) のOracleやMySQL、SQL Serverなどを使用することが多いです。


一方、Webやソーシャルメディアなどの大量データに対応するためには、NoSQLデータベースのMongoDBやCassandra、Redisなどを使用することが一般的です。


データベースエンジニアは、常に新しいデータベースやデータ分析技術に追いつくために学習を続ける必要があり、その中で新しいデータベースやデータ分析技術を素早く取り入れ、組織に生かし、ビジネスに貢献することが求められます。

データーベースエンジニアの将来性は?

データベースエンジニアは、将来も需要があると言えます。


情報化が進む昨今、データ収集や分析、保守は現代のビジネスにおいて欠かせない要素となり、それに対応するためにデータベースエンジニアが必要となります。


また、AI(人工知能)も様々な場面で応用が進んでいますが、その実用化のためには大量のデータが必要となります。


今後、組織はさらに多くのデータを収集し、利用するために、データベースエンジニアが提供するスキルが求められるでしょう。特に、ビッグデータ分析や機械学習などの新しい技術が普及し、データの分析がより重要になるため、データベースエンジニアにとっての将来性は非常に明るいでしょう。


また、インターネットやクラウド技術が進化することで、データベースのスケールアップやデータの保護に対応するためのスキルが求められます。


結論として、データベースエンジニアは将来的にも需要があり、ビジネスに不可欠な役割を担うことができる職業だと言えます。


データーベースエンジニアの平均年収

データベースエンジニア 年収

さて、気になるデータベースエンジニアの収入ですが、求人ボックスによればデータベースエンジニアの平均年収は635万円となっております。


令和2年分の民間給与実態統計調査では平均年収が433万円であることを踏まえると、データベースンジニアの年収はそれより200万円高いことが分かります。


また、「フリーランススタート」によればフリーランスでのデータベースエンジニアの平均単価は以下の通りになります。

平均月額単価(年間換算)67.8万円(813.6万円)
最高月額単価160万円
最低月額単価30万円

引用:フリーランススタート

一般的に同じエンジニア職でも正社員とフリーランスの収入を比較した場合、フリーランスのほうが収入が高い傾向にあります。

データーベースエンジニアの年収をアップさせるための方法

データベースエンジニアが年収アップする方法

年収をアップさせるにはデータベースエンジニアに必要なスキルを磨く必要があります。


具体的には以下のようなものがあります。


  • データベースアプリケーションに関する知識を強化する
  • クラウド技術を身に付ける
  • セキュリティ技術を身に付ける
  • ビジネススキル・コミュニケーションスキルを身に付ける


それぞれ詳しく解説します。

データベースアプリケーションに関する知識を強化する

データベースエンジニアはプロジェクトの要件に合わせて最適なデータベースアプリケーションを選択できるように、各製品の特性を把握しておかなければなりません。


データベースアプリケーションとは、データベース管理システム (DBMS) を使用し、データを格納、検索、更新、削除するためのアプリケーションのことを指します。


データベースエンジニアが使用するデータベースアプリケーションには次のようなものがあります。


  • MySQL:オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) で、Webアプリケーションに広く使用されています。
  • PostgreSQL:オープンソースのオブジェクトリレーショナルデータベース管理システム (ORDBMS) で、高機能かつ高性能な機能を持っています。
  • Oracle Database:エンタープライズレベルのリレーショナルデータベース管理システムで、大規模なデータベース環境で使用されます。
  • Microsoft SQL Server:企業向けのリレーショナルデータベース管理システムで、Windowsプラットフォーム上で動作します。
  • MongoDB:ドキュメント指向型のNoSQLデータベースで、大量のデータを処理するWebアプリケーションやビッグデータアプリケーションに使用されます。
  • Cassandra:スケーラブルで高可用性のあるNoSQLデータベースで、大量のトランザクションデータを処理するアプリケーションに使用されます。
  • Redis:高速なキャッシュデータベースや、Pub/Subメッセージングシステムなどに使用されます。


上記は主要なものに限られており、使用するデータベースアプリケーションはプロジェクトやニーズに応じて異なります。

クラウド技術を身に付ける

現在、多くの企業はクラウド環境に移行しており、クラウド上にデータベースを構築、管理、運用することが増えてきています。


そのため、クラウド技術に対する理解やスキルがあることは、データベースエンジニアにとって年収アップのための好材料となります。


主要なクラウドプロバイダには以下が挙げられます、


  • Amazon Web Services (AWS)
  • Google Cloud Platform (GCP)
  • Microsoft Azure(Azure)


これらのクラウドプロバイダにはデータベース管理サービスが用意されており、それらを使用することで、データベースのセットアップや管理が簡単になり、スケーリングやバックアップなどの機能も提供されています。


これらを扱えるスキルを持つことで、データベースエンジニアはクラウド環境でのデータベースの構築、運用に柔軟に対応することができるようになります。


また、クラウドプロバイダーの提供するマネージドサービスを使用することで、データベースの管理や運用を簡略化することができ、よりスマートにデータベースを運用することができます。

セキュリティ技術を身に付ける

データベースエンジニアにとってセキュリティに関する知識や技術は非常に重要です。


というのも、データベースには、顧客データや個人情報など、保護しなければいけないデータが保管されており、これらが漏洩することは非常に重大なリスクになるからです。


そのため、データベースには強固なセキュリティ対策が必要です。


データベースエンジニアであれば、アクセス権の付与やアクセス制御、データの暗号化といった処理を適切に実装できるスキルが求められます。

ビジネススキル・コミュニケーションスキルを身に付ける

また、技術面や知識面以外にもビジネススキル・コミュニケーションスキルが必要です。


クライアントがどのようなことを実現したいと考えているかによって、選択するデータベースアプリケーションや、データベースの設計内容が変わってきます。


クライアントから正確にヒアリングできなければ、いくらデータベース関連の知識があっても、要件から外れたデータベース構築を行ってしまう可能性があります。


クライアントの意図を正確に把握するためのビジネススキルやコミュニケーションスキルも、しっかり身に付けておきましょう。

転職する

年収アップが見込める企業に転職することもデータベースエンジニアとしての年収をアップさせるために有効な方法です。


エンジニア業界では給与制度として「能力・成果重視型」が採用されていることが多く、自身のスキルが高い場合に転職することで一気に年収をアップさせることが可能となります。

フリーランスになる

また、フリーランスのデータベースエンジニアになるというのも選択肢の一つです。


もちろん、会社員に比べると働き方は不安定になりますが、フリーランスは実力次第で会社員と比べて年収をドンドン上げることができます。


なお、現在の日本においてフリーランス人口は年々増加傾向となっています。


また政府が多様な働き方を推進しており、フリーランスとして働きやすい環境も整ってきています。


特にエンジニアはあらゆる職種の中でもフリーランスになりやすく、数年の実務経験さえあれば応募できる案件が豊富にあります。


年収を上げたい人、現在の働き方に不満を持つ人は、転職だけでなくフリーランスになることを選択肢の一つとして考えてみるのもよいでしょう。


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データべースエンジニアの年収をアップするのに役立つ資格

データベースエンジニアとしての年収をアップさせるために資格を取得するというのも有効です。


データベースエンジニアにおすすめの資格は以下になります。



データべースエンジニアのキャリアパス

データベースエンジニア キャリアパス

データベースエンジニアのキャリアパスとしては以下のようなものがあります。

プロジェクトマネージャー

システム開発現場の経験が豊富なデータベースエンジニアは、プロジェクトの責任者であるプロジェクトマネージャーが、目指したいキャリアパスのひとつになります。


プロジェクトマネージャーを目指すには、プロジェクトリーダーとしての成果を積み上げることが大事です。


また、プロジェクトの計画から設計、開発、リリースといった各工程の業務を熟知して、プロジェクトマネジメントスキルを身につけることも重要です。またプロジェクトマネージャーには、ビジネスとしてシステム開発を考える経営的視点も必要になります。

データサイエンティスト

データベースエンジニアの経験を活かしてデータサイエンティストになることも可能です。


データサイエンティストは、大量のデータを分析し、ビジネス上の意思決定に役立つ知見を導き出すことを担当します。これには、統計学や機械学習などの専門知識が必要です。


データベースエンジニアは、データベースシステムを構築、管理、運用することを担当します。これには、データモデリングやSQLなどの専門知識が必要です。


ですが、両者に共通するのはデータに対するアプローチや知識であるため、データベースエンジニアがデータサイエンティストに転身するためには、統計学や機械学習などのスキルアップをすることが必要になります。


また、最近はデータエンジニアリングという職種も存在し、データを効率的に収集、整理、準備するために必要なタスクを担当することがあり、それらのスキルを持つことでデータサイエンティストに近い役割を担うこともできるでしょう。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアとはクラウド環境においてアプリケーションやインフラストラクチャを構築、運用、管理するために必要な技術を持っているエンジニアのことを指します。


前述した通り、クラウド技術は近年急速に普及しており、ビジネスにおいてもますます重要になってきています。そのため、クラウドエンジニアとしてスキルを磨くことは、データベースエンジニアのキャリアアップにおいて有益です。

セキュリティエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの構築、運用、管理に携わりますが、その中でも特に重要なのがデータベースのセキュリティです。セキュリティに対するリスクは常に存在し、データベースエンジニアはそれを考慮しながらデータベースを運用することが求められるからです。


このようなスキルを活かしてセキュリティエンジニアへのキャリアアップは近年需要が高まっています。


データベースエンジニアがセキュリティエンジニアになることで、更に深いセキュリティに対する理解を持ち、データベースが抱えるセキュリティリスクに対して、適切な対応をすることができるようになります。また、セキュリティに対するトレンドや最新の技術にも早期に対応することができるようになります。


サイバー攻撃が多様化かつ複雑化している現代において、社会のIT化を進めていくにはセキュリティの強化が必須です。そこで、大手や重要な個人情報を取り扱う企業を中心に、セキュリティのエキスパートであるセキュリティエンジニアが必要とされています。

未経験からデータベースエンジニアになるには?

データベースエンジニアになることは、未経験からでも可能ですが、簡単ではないと言えます。


データベースエンジニアは、データベースの構築、運用、管理についての知識やスキルが必要であり、それを身につけるためには、多くの学習や実践が必要です。また、データベースは様々な種類が存在し、それぞれに特徴があるために、特に専門的な知識が必要です。


また、データベースエンジニアは、実務経験が求められることも多いため、実務経験を積むことは大切です。


そのため、未経験からのキャリアアップは大変ではありますが、知識とスキルを身につけ、実務経験を積むことで可能です。 また持ち合わせの学習資料を見つけ、勉強し続けること、データベースに関連した技術に関するオンライン学習などもあるため、それを利用して学ぶことも有効です。

まとめ

以上、データベースエンジニアの平均年収や年収アップさせる方法について解説しました。冒頭にお伝えした通り、データベースエンジニアの将来性は非常に有望で、年収をアップさせやすい職種と言えます。


なお、データベースエンジニアとしての転職やフリーランスをお考えの人は弊社Workteria(ワークテリア)をご利用下さい。


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【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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