データベースエンジニアとは?将来性や持っておくと良い資格4選も紹介
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データベースの専門家「データベースエンジニア」とは
データベースエンジニアとは、データベースの設計、開発、保守運用などを担当するエンジニアです。システムやアプリケーションが利用するデータベースに関わる職種であるため、非常に重要な役割を持ちます。
データベースエンジニアは専門性が高く求められるスキルも幅広いため、システムエンジニアなどからキャリアチェンジしてデータベースエンジニアを目指すケースもあります。
データベースエンジニアの主な仕事内容
データベースエンジニアの仕事内容としては、データベースの設計や開発、データベースの管理、データベースの運用などに分けられます。
データベースエンジニアは上流工程である設計を担当するため、一般的なシステム開発を担当するエンジニア職と同様に経験が必要です。
ここでは、データベースエンジニアの主な仕事内容を紹介します。
データベースの設計や開発
データベースエンジニアの仕事には、データベース管理システムを使ったデータベースの設計や開発があります。使用されるデータベース管理システムの種類としては、Oracle Database、SQLServer、 MySQL、PostgreSQLなどが代表的です。
データベースの設計を行う場合は、クライアントやシステム開発担当者からヒアリングを行い、要件に合った最適なデータベースを設計、開発できるようにします。
設計や開発をしたデータベースの管理
データベースの管理では、開発したデータベースが円滑に利用できるように最適化することが主な仕事です。
システムを利用する場合、アプリケーションからデータベースを参照してデータのやり取りを行うことになりますが、設計や環境などによってはアクセス速度が低下することがあります。
そのため、データベースエンジニアはパラメータ設定の調整やSQLのチューニングなどを行うことで、最適な状態で利用できるよう管理します。
アクセス権の管理などデータベースの運用
データベースエンジニアはアクセス権の管理やバックアップを取り、データベースを運用することも仕事の1つです。また、近年ではサイバー攻撃も巧妙化してきており、データベースへの不正な書き込みやデータの改ざんなどが発生するリスクもあります。
データベースエンジニアはセキュリティリスクの分析を行い、企業にとって重要な情報資産であるデータを守る役割も持ちます。
データベースエンジニアの魅力
開発に携わるエンジニアと違い、データベースエンジニアはシステムが利用するデータベースに関する業務全般に携わるため、データベースエンジニアならではの魅力があると言えるでしょう。
ここでは、データベースエンジニアの魅力について解説していきます。
幅広い業務に携われる
データベースエンジニアの仕事はデータベースの設計、開発、運用保守まで幅広いため、データベースに関連した幅広い業務に携われる点が魅力です。業務を通して幅広い知識やスキルを身につけられるため、スキルアップもしやすいでしょう。
また、マーケティングや経営などの知識を身につければ、データベースエンジニアからITコンサルタントへのキャリアチェンジも視野に入るでしょう。
企業や利用者に直接貢献できる
データベースには顧客の属性や購買履歴など、様々な情報を保存することになります。データベースはデータベースエンジニアの設計によって情報を適切に保存できるようになるため、企業や利用者に直接貢献できるというメリットがあります。
また、データベースの安全を守り安定的に利用できるように管理運用する仕事であるため、やりがいも大きいと言えるでしょう。
プロジェクトの主要メンバーになることが多い
データベースは、どのようなシステムやアプリケーションを開発する場合でも利用されることになるため、プロジェクトでの主要メンバーとして活躍しやすいという魅力があります。
データベース周りの業務は高度な知識やスキルが求められるため、専門的な知識を持ったデータベースエンジニアがいなければデータベースの設計、開発を行うことは難しいでしょう。
データベースエンジニアの難点
ここまで紹介したとおり、データベースエンジニアという仕事には様々な魅力がありますが、高い専門性が求められる職種であることから、いくつかの難点も存在します。
ここでは、データベースエンジニアの難点について紹介しますので、参考にしてください。
情報資産を扱うため責任が大きい
データベースエンジニアは、1つのプロジェクトに対して1人で業務を担わなければいけないケースも多いです。
また、データベースには企業にとって非常に重要な顧客や従業員の個人情報や機密情報などの情報資産を保存することになるため、データベースエンジニアは責任が大きいという難点があります。
運用が始まってからは情報資産を守らなければいけないというプレッシャーもあるため、ストレスも感じやすい仕事だと言えるでしょう。
様々な状況を想定した設計が必要とされる
システムやアプリケーションを長期間使うほど、使用しているデータベースにもデータが蓄積されていくため、データベースはあらゆる状況を想定した設計が必要になるでしょう。
将来的な企業やビジネスの成長を想定して設計しなければ、挙動が不安定になるなどのトラブルが発生する可能性もあります。また、設計に不備があれば対応のために追加で工数が必要になるため、的確な設計を行う必要があるでしょう。
データベースエンジニアに必要とされるスキルや経験
データベースエンジニアには、SQLを含めたデータベースに関する全般的な知識やスキルが求められます。データベースの専門家として設計や開発、管理運用などに携わる以上、データベースやデータベース管理システムに関する知識が必須です。
また、的確なデータベース設計を行うためには、クライアントからヒアリングを行うためのコミュニケーション能力や論理的思考力なども求められるでしょう。
データベースエンジニアが持っておくと良い資格4選
データベースエンジニアに必須の資格はありませんが、資格を取得することで知識やスキルを持っていることを証明できます。
ここでは、データベースエンジニアが持っておくといい資格を紹介します。
1:データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験とは、高品質なデータベースの企画、要件定義、開発、運用保守を行うスキルを認定する国家資格です。IPAが主催している情報処理技術者試験の1区分で、非常に難易度の高い高度情報処理技術者試験に含まれています。
データベースエンジニアとしてスキルアップを目指す場合は、ぜひ取得しておきたい資格だと言えるでしょう。
出典:データベーススペシャリスト試験(DB)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
2:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、ITエンジニアにとっての基本的な知識を持つことを認定する国家資格です。データベーススペシャリスト試験と同様にIPAが主催している情報処理技術者試験の1つで、スキルレベルは2に相当します。
ITエンジニアとしてのキャリアをスタートできる資格となっているため、キャリアアップを目指す足がかりにすると良いでしょう。
>>基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説
出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/cbt_sg_fe.html
3:ORACLE MASTER
ORACLE MASTERとは、Oracle Databaseの管理スキルを証明できるベンダー資格です。日本オラクル社が主催しているベンダー資格で、データベースエンジニアに求められるスキルを体系的に身につけられます。
難易度には「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum(詳細未定)」があり、Silver以上であればデータベースエンジニアとしてのスキルをアピールするのにも有効です。
4:MCP(マイクロソフト認定資格)
MCP(マイクロソフト認定資格)とは、Microsoft製品に関する知識やスキルを認定する資格です。Microsoft社が認定している資格で、技術的な役割によって多数の認定パスにわかれています。
入門者向けのFundamentalsからAssociate、Expertなどのレベルにわかれているため、適切なレベルや製品の資格を選択することが大切です。
データベースエンジニアの素質がある人の特徴
データベースは、データを適切に整理できるように設計する必要があります。そのため、データベースエンジニアには整理整頓ができる人や、責任感の強い人が向いていると言えるでしょう。
データベースエンジニアの現状と将来性
近年ではクラウド環境を利用する企業が増えてきているため、オンプレミス環境で利用するデータベースの需要は縮小傾向にあります。今後需要のあるデータベースエンジニアを目指すためには、クラウド環境のデータベーススキルを身につける必要があるでしょう。
データベースエンジニアの気になるキャリアパス
データベースエンジニアは幅広い業務範囲を担う職種であるため、キャリアパスの選択肢も豊富です。
ここでは最後に、データベースエンジニアの気になるキャリアパスを紹介します。
ITコンサルタントを目指す
ITコンサルタントとは、クライアントが抱えている課題をITを活用することで解決する仕事です。
データベースエンジニアとしてデータの利用や運用に関する知識、経営やマーケティングの知識を身につけることで、ITコンサルタントを目指せるでしょう。
データアナリストを目指す
データアナリストとは、データベースを活用してデータ分析を行う職種です。データアナリストにはコンサル型とエンジニア型の2つのタイプがあるため、コンサル型を目指すのであればマーケティング関連の知識、エンジニア型であれば機械学習のスキルなどが必要になります。
どちらのタイプを目指す場合でも、PythonやR言語などのプログラミング言語のスキルや統計解析のスキルを身につける必要があるでしょう。
>>データアナリストの仕事内容とは?必要なスキルやおすすめの資格も紹介
アプリケーションエンジニアを目指す
アプリケーションエンジニアとは、システムアーキテクチャの設計を行い、システム開発を担うエンジニアです。
アプリケーションを開発する場合は基本的にデータベースを利用することになるため、データベースエンジニアとして身につけたスキルはアプリケーションエンジニアにも活かせるでしょう。
>>アプリケーションエンジニアになるには|必要なスキルや資格も解説
プロジェクトマネージャーを目指す
プロジェクトマネージャーとは、開発プロジェクト全体を管理する職種です。納期や予算、品質などプロジェクトの全ての責任を負う立場にあります。
データベース関連の知識を活用するだけでなく、経営戦略の知識やコミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどを身につける必要があります。
>>プロジェクトマネージャーが持つ役割とは?必要とされる能力もあわせて解説
データベースエンジニアについて知って転職を考えてみよう
データベースエンジニアは、幅広い業務を担うデータベースの専門家です。
本記事で紹介したデータベースエンジニアの仕事内容やデータベースエンジニアの魅力などを参考に、必要なスキルを身につけてデータベースエンジニアを目指してみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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