ChatGPTに対抗馬現る?「Claude2」について解説!【生成AI】
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「Claude 2」とは?
対話型生成AIにおいて、ChatGPTの競合相手として最近注目されてきているのがClaude2です。
Claude2はAnthropic社によって開発された最新のAIチャットボットモデルで、2023年7月11日にリリースされました。
当初、このモデルはアメリカとイギリスのみから使用できませんでしたが。2023年10月には日本でも利用可能になりました。日本語に関する能力も、ChatGPTと遜色はありません。
Anthropicは、ChatGPTを開発したOpenAIの元メンバーによって設立されたアメリカのAIスタートアップ企業です。この企業は、責任あるAIの使用を企業理念とし、汎用人工知能(AGI)および大規模言語モデル(LLM)の開発を専門としています。2022年後半から、GoogleはAnthropicに約4億ドルを投資しており、AnthropicはGoogle Cloudと正式に提携を発表しました。
性能だけではなく、元OpenAI社のメンバーが中心となって開発しているということや、Googleのバックアップを受けているということからも、Microsoftのバックアップを受けるChatGPTとはライバル関係にあることがわかります。
Claude2を使うには
Claude2の使い方
Claude2自体は日本語も問題なく扱うことが出来ますが、現在のところウェブページは日本語に対応していません。
登録自体は以下の手順で簡単にすることが出来ますが、SMS認証が必須、かつ一つの電話番号は一つのアカウントにしか使用できないため、複数アカウントを作成するのが難しい、ということに注意してください。
登録手順
①下記のAnthoropicのリンクにアクセスします。
②中央の「Talk to Claude」をクリックします。
③メールアドレス、またはGoogleアカウントを使ってサインアップを行います。
④入力したメールアドレス、またはGoogleアカウントに届いたコードを入力します。
⑤ログイン出来たら、中央上部の入力欄にプロンプトを入力することが出来ますので、Claude 2との対話を行うことが出来ます。
Claude Proについて
ChatGPTの「ChatGPT Plus」と同様、Claudeにも有料サービス「Claude Pro」というものがあります。料金は、ChatGPT Plusと同じく、月20ドル(約3000円)です。
Claudeのウェブサイトによると、Craude Proを利用による主なメリットは以下の通りです。
What is Claude Pro? | Anthropic Help Center
- 無料枠に比べて5倍の利用量を提供し、さらに多くのメッセージを送信する能力
- 高トラフィック期間中のClaude.aiへの優先アクセス
- Claudeを最大限に活用するのに役立つ新機能への早期アクセス
現在のところ、利用制限の緩和のみで、ChatGPT Plusのように、より高性能なモデルが解放されたり、「Advanced Data Analysis」や「DALL-E 3」などの高性能なプラグインが利用可能になったりといったことはありません。
しかし、ChatGPTに対抗するためにも、これから新機能が追加される可能性は高いと考えられます。
Claude2の特徴
Claude2は、翻訳、要約、簡単な計算問題、物語の創作、コードの作成など、ChatGPTと同様に幅広いタスクを行うことができます。性能としてはGPT3.5よりは賢く、GPT4にはやや劣るくらいです(下記リンク参照)。著者が実際に使用した結果でもそのように感じました。
The Rakuda Ranking of Japanese AI (yuzuai.jp)
ChatGPTで出来ること、出来ないことについては、以下の記事を参照して下さい。Claude2においても、これらの機能はChatGPTと同様です。
ChatGPTの使い方は?ChatGPTで出来ること、出来ないことは?ChatGPTの基本について解説! (forward-soft.co.jp)
ここでは、ChatGPTと比較した際のClaude2固有の特徴について挙げます。なお、Claude2やChatGPTの将来のアップデートによって、これらの情報は変化する可能性があります。
より最新の情報を参照可能
ChatGPTは、アップデートにより2022年1月までの情報を参照することができます。
Claude2は最新の情報を参照できるとのことですが、2023年の情報に関してはあまり正確な返答を返しません。少なくとも2022年末の情報までは参照できるようです。
最近の出来事について、Claude2にいくつか聞いてみたところ、結果は以下の画像の通りです。2023年の出来事については答えられませんでしたが、去年11月に開催されたカタールワールドカップの結果を正確に答えられています。
なお、ChatGPTは現在の日本の首相については正確な返答を返しましたが、カタールワールドカップについて聞いても結果を答えることは出来ません。
入力可能なテキストの長さ
Claude2は「本一冊を読み込ませることも出来る」とも言われるほどの、非常に長いテキストを処理する能力があります。ChatGPTもGPT4を用いて、テキストファイルなどを使うことで長い文章を読み込ませることが出来ますが、Claude2は無料版でもこのようなテキスト処理能力があります。
下の例は、フランツ・カフカの有名な小説「変身」をClaude2に丸々読み込ませた結果です。問題なく読み込み、処理を行っていることがわかると思います。
ChatGPTとClaude2、どちらを使うのが良いのか?
既に触れたように、Claude2の性能はGPT-3.5とGPT-4の間に位置すると考えられています。一方、有料プランに関しては、ChatGPT Plusの方がより充実した内容を提供しているようです。
したがって、無料で手軽に生成AIを利用したい場合はClaude2が適しています。一方で、より高性能かつ高機能な生成AIを求め、有料プランでも問題ない場合はChatGPT Plusの利用が良いでしょう。
まとめ
本記事では、新たに登場した生成AI「Claude2」と既存の「ChatGPT」の比較を行いました。Claude2は、GPT-3.5とGPT-4の間の性能を持ち、より最新の情報を参照できる点や長いテキストの処理能力に優れています。一方、ChatGPT(特にGPT-4を用いたChatGPT Plus)は、より高性能で高機能なオプションを提供し、特に有料プランではより充実したサービスが得られます。
選択にあたっては、利用目的や予算に応じて、Claude2の手軽さとテキストの処理能力、またはChatGPT Plusの高度な性能と機能を考慮することが重要です。将来的には、両AIの機能がさらに進化し、ユーザーにとっての選択肢が広がることが期待されます。
【著者】
フォワードソフト株式会社のエンジニア。Java、Python、JavaScript、C#などの言語の他、クラウドやネットワーク技術を勉強しています。PythonやVBAを使った自動化で楽をする方法を考えるのが好きです。 最近はジェネレーティブAIの業務利用に関する検証を行っています。 資格を通じて知識を吸収することを心がけており、セキュリティスペシャリスト、データベーススペシャリスト、応用情報技術者、Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11、Pythin3 エンジニア認定試験、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2、AWSプラクティショナーなどの情報資格を保有しています。
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