【Excel】箱ひげ図の見方と作成方法について
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こんにちは、新人エンジニアの田口です。
今回は具体的な例を用いてIF関数の活用場面を見ていきます。
主に以下の内容について解説します。
・入れ子型を使って、3通り以上の条件分岐を行う
説明にあたって、以下の事柄について知識があることを前提とします。
・IF関数の基本的な書式
・引数など関数に関わる用語
本文中でわからないことがあった場合は以下の記事をご覧ください。
【Excel】自動でセルを判定!条件分岐を行うIF関数の使い方
【Excel】関数入門|数値と文字列の違いや、代表的な関数について解説
ネットショッピングなどでよくある、特定の金額以上購入した方には送料無料の例を使って計算の方法を確認します。
表は以下のものを使用します。
今回は条件を3つ用意しました。
1500円以上購入で送料無料、
1500円未満~1000円以上購入で送料200円、
1000円未満で送料500円
とします。
IF関数では条件に当てはまるか、当てはまらないかの2通りにしか分けられません。
そのため、分岐先でさらに分岐を行うという処理が必要となります。
つまり、以下の図のように考える必要があります。
これを数式にすると
請求金額 =IF(購入金額>=1500,無料,IF(購入金額>=1000,+200,+500))
となります。
それではこの数式に至るまでの考え方について順番に解説していきます。
前述のとおり3通り以上の条件がある場合は分岐を2段階に分ける必要があります。
そのため、IF関数も2回の条件分岐に分けて組み立てていきます。
最初に、「1500円以上」か、「それ以外の場合」に分岐させます。条件分岐は一度に2通りでしかできないので、それ以外の場合の処理は後で考えます。
請求金額 = IF(購入金額>=1500,無料,次の分岐へ)
ここでポイントとなるのが、一回目の分岐が終わった段階で、対象の購入金額が1500円未満なのが確定しているということです。
これで後は、購入金額が1000円以上なのかどうかわかれば送料がいくら発生するのかがわかります。
たとえ分岐の回数が3回以上だとしても、このように「それ以外の場合」を使って条件をどんどん絞っていくことがコツです。
先に述べたように、既に対象の購入金額が1500円未満なのが確定しているので、これで1000円以上であれば送料200円の条件を満たしていることになります。ここでは、1000円以上なのか、それ以外なのかさえ分かればいいということです。
請求金額 =IF(購入金額>=1000,+200,+500)
これまでの過程で、今回の条件分岐は
請求金額 = IF(購入金額>=1500,無料,次の分岐へ)
↓
請求金額 =IF(購入金額>=1000,+200,+500)
の2つの過程を踏むことがわかりました。
この2つを組み合わせます。
IF関数の引数には数式を入力することができます。
つまり、1つ目の数式の偽の場合に2つ目の数式を入力すれば、
「購入金額が1500未満の場合、2つ目のIF関数で判定を行う」という処理が可能になります。
請求金額 =IF(購入金額>=1500,無料,IF(購入金額>=1000,+200,+500))
それでは実際に表に数式を入力していきます。
結果が以下の表です。
なお、前回の記事でも述べたように、データの保守性を保つため、実際の場面では引数の数字は参照用のセルを用意するなどしてセル参照で対応してください。
IF関数の様々な使い方について解説しています。
【Excel】複数条件で判定|AND関数,OR関数を使った条件分岐|IF関数
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