SEになるためにおすすめの資格17選|独学でも勉強は可能かどうかも解説
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SEに資格は必要?
SEになるために必須の資格はありません。資格がなくてもSEになることは可能ですが、資格を取得することで一定のスキルを持っていることを証明できます。また、SEの業務は幅広く、必要とされるスキルも多岐に渡ります。
SEになるために資格を取得する4つのメリット
SEになるための資格はありませんが、資格を取得することでさまざまなメリットを得られます。ここではSEになるために資格を取得する4つのメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。
1:面接での評価につながる
SEの業務に関連したIT資格を取得しておくと、転職活動の際の面接で有利になります。たとえSEとしての実務経験がなくても、資格を取得していれば応募先企業へのアピールになります。
そのため、同じような経歴や年齢の応募者がいた場合、資格を持っている人材が採用されるケースも多いです。
2:できる仕事が増える
資格を取得しておくことでSEとしてできる仕事が増えるケースもあります。たとえばネットワークやサーバー、データベースなどの資格を持っていれば、それぞれの分野に踏み込んだ業務も担当できるようになります。
>> SEが手掛ける仕事の内容とは?|平均年収と必要となる能力についても解説
また、システムアーキテクトなどの上級エンジニアへのキャリアアップの土台にもなるでしょう。
3:手当金の支給がされる場合がある
企業によっては資格を取得することで資格手当などが支給されるケースもあります。価値のある資格を持っている人材は企業にとっても貴重であるため、SEに関連した資格を取得することで給与アップや昇給にもつながるでしょう。
4:スキルの証明になる
資格を取得するには、合格するために必要な知識を身につける必要があります。資格を取得することでSEに必要なスキルを対外的に証明することが可能です。
SEとしての実務経験がなくても勉強して資格を取得したことの証明にもなるため、転職時にもアピールできます。
>> SEへの転職成功に向けたポイントは?年代別の条件も詳しく紹介!
SEになるためにおすすめの国家資格11選
SEに役立つ資格としては、経済産業省が認定している情報処理技術者試験という国家資格があります。中には初心者からも挑戦しやすい難易度の試験もあり、SEの勉強にも役立ちます。
ここではSEになるためにおすすめの国家資格11選を紹介していきますので、ぜひ資格取得の参考にしてみてください。
1:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、ITエンジニアの登竜門として位置づけられているIT系の国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1つで、スキルレベルは1~4の中で2相当の難易度となっています。
これからSEを目指すというケースであれば、まずは基本情報技術者試験を受験するのがおすすめです。試験範囲も広いため、SEになるための必要な知識を習得できるでしょう。
出典:基本情報技術者試験(FE) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/cbt_sg_fe.html
2:応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは、高度IT人材としての応用的な知識やスキルを認定する国家資格です。基本情報技術者試験と同様にIPAが実施している試験で、基本情報技術者試験の上位資格という位置づけになっています。
基本情報技術者試験に合格した場合は、次にワンランク上の応用情報技術者試験を受験して、スキルアップを図ると良いでしょう。
出典:応用情報技術者試験(AP) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
3:情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティに特化した国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、基本情報技術者試験と同じスキルレベル2に相当します。
情報セキュリティの確保や維持、改善を行うための知識やスキルを図る資格となっているため、SEにもおすすめです。
出典:情報セキュリティマネジメント試験(SG) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/
4:プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験とは、プロジェクト全体を統括するためのスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験の1つとされています。
プロジェクトマネージャはもちろん、現場でのマネジメント業務を行うSEにもおすすめの資格となっています。
出典:プロジェクトマネージャ試験(PM) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
5:システム監査技術者試験
システム監査技術者試験とは、情報システムを監査するため知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験の1つです。
ステークホルダーに説明責任を持つ監査人や情報システム責任者などに最適な試験ですが、企業の監査部門やセキュリティ部門などに関わるSEにもおすすめです。
出典:システム監査技術者試験(AU) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/au.html
6: ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験とは、経営戦略に基づいて基本戦略を策定するスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験となっています。
ITストラテジストはシステム開発の上流工程において、企業の事業戦略立案の段階から参画するエンジニア職となっているため、キャリアアップを目指すSEにおすすめです。
出典:ITストラテジスト試験(ST) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html
7:ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験とは、ネットワークの専門分野の知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、高難易度のスキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験です。
取得することでネットワークの構築や管理運用、保守を主導することができ、他の人に指導できるレベルであることの証明になります。
出典:ネットワークスペシャリスト試験(NW) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html
8:データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験とは、データベースの専門分野の知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験の1つです。
取得することでデータベースの専門家として情報システムの企画や開発、保守運用の技術支援を行うスキルを持つことを証明できます。
出典:データベーススペシャリスト試験(DB) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
9:エンベデッドシステムスペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは、IoTを含む組込みシステムの開発に関する知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当するため高度情報処理技術者試験に含まれています。
IoT時代に欠かせないスキルを証明する資格となっているため、IoT系の業務を担うSEにおすすめです。
出典:データベーススペシャリスト試験(DB) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
10:ITサービスマネージャ試験
ITサービスマネージャ試験とは、ITサービスを安定的に提供するための知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験の1つです。
業務システムにおける運用管理責任者などを対象とした試験となっているため、システム開発の上流工程を担うSEにもおすすめです。
出典:ITサービスマネージャ試験(SM) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sm.html
11:システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験とは、上級エンジニアであるシステムアーキテクトとして業務を行うための知識やスキルを認定する国家資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル4相当であるため高度情報処理技術者試験に含まれています。
システムアーキテクトとはITストラテジストやプロジェクトマネージャと連携してプロジェクトを推進していく上級SEなので、スキルアップを目指すSEにおすすめの試験です。
出典:システムアーキテクト試験(SA) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sm.html
SEになるためにおすすめのベンダー/民間資格6選
ここまで紹介したような国家資格以外にも、オラクルやマイクロソフトなどのIT企業が認定しているベンダー資格があります。ここではSEになるためにおすすめのベンダー資格6選を紹介していきますので、参考にしてみてください。
1:オラクルマスター
オラクルマスターとは、オラクルデータベースの管理スキルを認定するベンダー資格です。日本オラクル社が実施している試験となっており、試験のグレードは現在Bronze、Silver、Gold、Platinum(詳細未定)の4つがあります。
オラクルマスターはステップアップ型の資格であるため、まずはBronzeから挑戦してみましょう。
2:マイクロソフト テクノロジー アソシエイト (MTA)
マイクロソフト テクノロジー アソシエイト (MTA)とは、マイクロソフト製品の基本的な知識やスキルを認定するMicrosoft認定資格の1つです。
Microsoft認定資格の中ではエントリーレベルの資格であり、試験科目としてはネットワークやセキュリティなどがあります。
3:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、WordやExcel、PowerPointなどの利用スキルを認定するベンダー資格です。
デスクワークで利用するオフィスソフトの利用スキルを認定する資格となっており、WordとExcelに関しては一般レベルと上級レベルの2種類があります。
4:ドットコムマスター
ドットコムマスターとは、インターネットの基礎から実践的なICT知識までICTスキルを認定するベンダー資格です。NTTコミュニケーションズが実施しているICTスキルの認定資格制度となっており、BASICとADVANCEの2種類があります。
取得することで就職や転職などにも役立つでしょう。
5:XMLマスター
XMLマスターとは、XMLやXML関連技術に関するスキルを認定するベンダー資格です。試験のレベルはベーシックとプロフェッショナルの2段階になっており、プロフェッショナルはアプリケーション開発とデータベースの2種類の資格があります。
SEとして業務を行う場合はXMLを扱うこともあるため、取得することで実践的なSEとしてスキルアップできるでしょう。
6:LPIC・LinuC
LPICとLinuCは同じようにLinuxに関するスキルを証明する認定ですが、証明できるスキルの内容は大きく異なります。世界を視野にLinuxについての技術の証明であるLPIC取得を目指すか、Linuxだけでなくクラウドやセキュリティなどシステム構築に必要なスキルを備えたプロフェッショナルの証明であるLinuCの取得を目指すか、自分が目指すキャリアを踏まえて選ぶようにしましょう。
> LPICの資格としての需要は? LPICとLinuCの違いについても解説
LPICはレベルは1~3の3段階、LinuCはレベル1~3、そしてシステムアーキテクトの4段階にわかれています。Linuxに関連したこれらの資格を取得することで、業務で扱うLinuxのスキルを高められます。
SEに向いている人の4つの特徴
SEの仕事は幅広い業務を担う仕事であるため、SEを目指す場合は自分自身にSEの適性があるかどうかも重要なポイントになります。
ここではSEに向いている人の4つの特徴を紹介していきますので、ぜひ自分に照らし合わせてみてください。
1:常に冷静な判断ができる
SEはトラブル対応を行うケースも多いため、常に冷静な判断ができる人はSEに向いています。特に保守を担当するSEの場合、トラブル発生時には迅速に対応する必要があります。
保守対応は基本的に数人のチームで行われますが、チームを管理するSEは他のメンバーへの指示出しも行うため、冷静な判断力は必須になるでしょう。
2:問題処理能力が優れている
SEは問題が発生した場合に的確に対処する必要があるため、問題処理能力が高い人はSEに向いています。前述したトラブル対応とも重なる内容ですが、SEは問題発生時に最初に問題点の把握を行います。
また、クライアントへの連絡と同時にも問題解決を行う必要があるため、問題処理能力の高さは重要です。
3:マネジメントが得意
SEはプロジェクトチームをマネジメントすることも多いため、マネジメントスキルがある人はSEに向いているでしょう。SEはプログラマーがスムーズに開発を進められるように、プロジェクトの進捗やタスク管理、リソース管理などのマネジメントを行うことになります。
4:コミュニケーション能力が高い
SEはクライアントをはじめとしたさまざまな人と関わることになるため、コミュニケーション能力が高い人材はSEに向いています。クライアントの中にはIT知識がない人も多いため、わかりやすく説明するスキルが必要になります。
また、社内でもチームメンバーと円滑に仕事をするためにはコミュニケーション能力が必要とされます。
SEになるために資格を取得する3つの方法
SEになる場合は資格を取得するのがおすすめですが、資格を取得するためには十分な勉強時間が必要です。
ここでは最後に、SEになるために資格を取得する3つの方法を紹介していきます。
1:専門のスクールに通う
資格を取得するには専門のスクールに通うという方法があります。スクールであればプロの講師から直接指導を受けられるため、わからないことがあってもその場で質問できます。
スクールの中にはオンラインで授業を受けられるタイプもあるため、近くにスクールがない方はオンラインスクールを利用すると良いでしょう。
2:書籍で学習する
資格取得のための書籍も販売されているため、書籍を使って独学することも可能です。書籍であれば情報が体系的にまとまっているため、順序立てて勉強するのに適しています。
1人でも勉強できるという方は、書籍を使って勉強するのも良いでしょう。
3:Web上の学習ツールを利用する
資格勉強ができる学習ツールを利用すれば、隙間時間も無駄にせずに学習を進められます。Web上で利用できる学習ツールとしては、Udemyなどが有名です。
学習ツールであればパソコンだけでなくスマホでも利用できるため、効率よく勉強できるでしょう。
資格を取得してSEへの転職を検討しよう
SEは幅広いスキルが必要な職種となるため、資格を取得することで業務に役立てることができます。
ぜひ本記事で紹介したSEになるためにおすすめの国家資格やベンダー資格、資格を取得する方法などを参考に、SEに役立つ資格を取得してSEへの転職を目指してみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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