【SQL】UNIONについて
こんにちは。駆け出しエンジニアの竹前です。ここでは、SQLのUNION演算子について説明します。SQLについて勉強している方の参考になれば幸いです。UNIONとはUNION演算子は、複数のテーブルのデータを合わせて表示する場合に使います。複数のテーブルのデータを表示する場合、通常のSELECT文では、表示するテーブルの分だけ実行する必要があり、実行結果はテーブルごとに表示されます。UNIONでSE
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SQLとはデータベースを操作するための言語です。プログラミングを行うプログラミング言語とは異なり、データベースからデータを取り出したり、データを挿入したりするために用いられます。
SQLは標準化されているため、RDBMS(関係データベース管理システム)であれば、OracleやPostgreSQL、MySQLなどデータベースシステムの種類に関係なく使用できます。
データベースとは、データを簡単に検索・蓄積できるようにした情報の倉庫のようなものです。世の中にあるシステムやサービスでは多くのデータを使用することになるため、そのほとんどがデータベースを使用しています。
たとえばECサイトの場合、商品や注文情報、ユーザーなどさまざまなデータベースが利用されています。このようなデータベースを利用するためにも、SQLは欠かせない存在となっています。
>> おすすめのデータベースの種類10選|選び方やそれぞれの特徴を解説
SQLはプログラミング言語ではなく、データベース言語と呼ばれる言語です。SQLはデータベースの検索やデータベースへのデータの追加・更新・削除といった操作を行うために用いられます。
一方、プログラミング言語はコンピューターの操作のために用いられるもので、ソースコードを記述することでアプリケーションなどを作成できます。
プログラムの中でデータベースを操作する場合は、プログラムの中にSQLの文を埋め込むことで、データベースからデータを取り出したり、登録したりすることができます。
SQLと一言で言っても、その種類には大きく分けて「データ制御言語」「データ定義言語」「データ操作言語」という3つの種類があります。
ここではSQLの種類を紹介していきますので、どのような種類があるのか参考にしてみてください。
データ制御言語(Data Control Language)とは、後述するデータ定義言語やデータ操作言語を制御するためのSQL命令文です。データ制御言語は「DCL」とも呼ばれており、命令文としてはGRANT(権限付与)やREVOKE(権限剥奪)などがあります。
データ制御言語を利用することで、テーブル単位やユーザー単位でのデータ定義言語、データ操作言語の利用を制限することが可能になります。
データ定義言語(Data Definition Language)とは、主にテーブルに関する操作を行うためのSQL命令文です。データ定義言語は「DDL」とも呼ばれており、テーブルの管理や作成、削除などの操作を行います。
データ定義言語の命令文としては、CREATE(テーブルの作成)、ALTER(テーブルの設定変更)、DROP(テーブルの削除)、TRUNCATE(テーブルデータの削除)などがあります。
データ操作言語(Data Manipulation Language)とは、データベースに対して操作を行うためのSQL命令文です。データ操作言語は「DML」とも呼ばれており、データの追加や削除などの操作を行います。
データ操作言語の命令文としては、SELECT(データの検索)、INSERT(データの追加)、UPDATE(データの更新)、DELETE(データの削除)などがあります。
SQLについてこれから学ぼうと考えている方の中には、プログラミング言語との具体的な違いなどが分からないという方もいるのではないでしょうか。データベース言語であるSQLには、データベースに対してのみ命令ができるといった特徴があります。
ここではSQLの特徴について紹介していきます。
プログラミング言語の場合、ソースコードを記述することで命令を順番に実行できます。それに対してSQLは、データベースに対して一方的に命令文を送信するという特徴があります。
基本的にシンプルな一行の命令文を送ることになるため、複雑な処理を行いたい場合には、データベースから結果が返ってきたタイミングで対話するように命令文を送る必要があります。
SQLはデータベースに対する操作に特化した言語となっているため、データベースに対してのみの命令しか行えません。そのため、SQLのみでプログラムの操作を行うことはできません。
プログラムの操作を行うためには、C言語やJava、Pythonなどのプログラミング言語を使用する必要があります。
前述のとおり、SQLはデータベース操作に特化した言語となっているため、SQLでアプリケーションを作成することはできません。アプリケーションやシステムでデータベースを使用する場合も、他のプログラムやプログラミング言語と組み合わせて開発を行う必要があります。
アプリケーション内でデータベースの操作を行う場合には、プログラミング言語で書かれたソースコード内にSQLの命令文を記述することになります。
SQLを使ってデータベースを操作する場合、操作方法には「対話型」と「埋め込み型」の2種類があります。たとえば、手作業でSQLのコマンドを打ち込んで命令を実行するような場合は「対話型」となります。
ここではSQLを使ったデータベースの操作方法についてそれぞれ解説していきます。
対話型とは、データベースに対する一行程度の命令文を実際に打ち込んで命令を実行する操作方法です。対話型の操作を行う場合には、プログラムのコマンドラインなどを利用してユーザーが手作業で直接コマンドを打ち込み、データベースを操作することになります。
また、対話型の場合は打ち込んだ命令文の結果が返ってくるのを待ち、次の命令文を打ち込む必要があります。
埋め込み型とは、プログラミング言語で記述したソースコードの中にSQL文を埋め込んで、データベースの操作を行う操作方法です。埋め込み型の場合はプログラムの中にSQLを埋め込み、プログラムの一部として動的にデータベースの操作を行うことになります。
埋め込み型の場合は命令文をネスト構造にすることにより、命令の結果に応じて異なる処理を実行することも可能です。
SQLの概要について理解しても、SQLを習得することのメリットが分からないという方もいるのではないでしょうか。SQLを学ぶことでRDBMSの操作ができるようになるため、さまざまなメリットがあると言えるでしょう。
ここではSQLを学ぶメリットを紹介していきます。
SQLはデータベース言語として国際標準化されています。SQLが国際標準化されるまではRDBMSごとに異なる規格を利用していましたが、SQLが標準化されてからはどのRDBMSでもSQLで操作できるようになりました。
そのためSQLを習得すれば、OracleやMicrosoft SQL Server、Access、PostgreSQL、MySQLなどほとんどのRDBMSを扱えるようになります。
コンピュータを利用する場合、ほとんどのケースでデータベースも利用することになります。また近年では、マーケティングなどデータ活用の需要が増していることから、データベース処理を行うSQLの需要も高まってきています。
そのため、SQLの重要性も見直されてきており、SQLを扱うスキルの価値が高まってきていると言えるでしょう。
SQLを扱うスキルがあれば、エンジニア以外の職種であってもデータベース操作が必要な場合に自分で対応することが可能になります。
たとえばデータベースから売上データの抽出を行いたい場合、SQLを使えれば専門職に依頼しなくてもその場で自らデータ抽出ができるでしょう。そのため、エンジニア職以外でも業務効率化に役立てられます。
多くのアプリケーションではデータベースを利用します。SQLを習得すれば、アプリ開発時に開発者自身でデータベース操作ができるようになるでしょう。
たとえばアプリ画面から入力した情報を登録したり、登録済みデータを表示したりする場合には、SQLのスキルが必要になります。開発者がSQLの記述方法を理解していれば、アプリ開発も効率的になると言えます。
SQLを扱えるようになれば、データベースを専門的に扱うデータベースエンジニアになることも可能です。データベースエンジニアはデータベースシステムの設計や構築、保守運用などを行うエンジニアです。
データベースエンジニアにはSQLのスキルが必須になるため、SQLを習得すればプログラマーなどからデータベースエンジニアにキャリアチェンジすることも視野に入ります。
>> データベースエンジニアとは?将来性や持っておくと良い資格4選も紹介
これからSQLを学んでみようと考えている方の中には、どのような方法でSQLを学べばいいのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。SQLを学ぶ方法としては、サイトや書籍を利用する、スクールに通うといった方法があります。
ここではSQLの学び方について紹介していきますので、どのような方法があるのか参考にしてみてください。
SQLは学習サイトを利用して習得できます。
データベースを実際に触ろうと思うとまずはデータベース環境を構築する必要がありますが、環境が提供されているため、ネットサイトであればサイト上ですぐに学習をはじめられます。
SQLを学べるネットサイトとしてはProgateが有名です。
SQLに関する書籍も数多く出版されているため、書籍を使って基本を学ぶことも可能です。
また書籍の中には、CD-ROMなどでデータベース環境も提供されているものがあるため、そのような書籍を利用すればスムーズにSQLの操作を実践できるでしょう。
SQLに関連した資格取得を行うことでSQLを学べます。SQLに関係する資格としては、「Oracle Master」や「マイクロソフト認定資格」などがあります。
これらの資格取得を目指すことでSQLの勉強になるだけでなく、資格に合格すればデータベースやSQLに関連したスキルを証明することも可能になります。
プログラミングスクールの中には、SQLを学べるスクールもあります。スクールであれば、専門的なカリキュラムに沿ってプロの講師から指導を受けられるため、効率的に学べるでしょう。
またスクールでSQLを学ぶ場合は、どのRDBMSを学びたいのか決めてからスクールを決めるようにしましょう。
データベースエンジニアとは、データベースの設計や構築、管理、運用などを行うエンジニアです。データベースエンジニアになるには、SQL以外にもデータベースの設計や運用に関する幅広いスキルが必要になります。
そのため、データベースエンジニアになるのは高いハードルを越える必要がありますが、その分需要も高い職種だと言えるでしょう。
データベースエンジニアには、データベースの設計や運用に関するスキル、分散処理フレームワークの知識、プログラミング言語のスキルなどが必要になります。また場合によっては、機械学習やデータ分析の知識、スキルが求められるケースもあります。
SQLを学ぶことにより、自分でさまざまなRDBMSを扱ってデータベース操作が行えるようになります。ぜひ、本記事で紹介したSQLの種類や特徴、学ぶメリットなどを参考に、SQLの習得を目指してみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!
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