PyQでプログラミングを学ぶメリットとデメリット|料金プランや学習内容も紹介
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PyQはどんなサービス?
PyQとは、プログラミング言語のPythonに特化したプログラミング学習サービスです。初心者レベルから実務レベルまで対応しており、インターネット環境とパソコンのブラウザさえあればいつでも学習をスタートできます。
また、PyQであればWeb開発だけでなく、データ分析や機械学習、ディープラーニング、AI開発などの近年注目されている分野を専門的に学べます。
PyQの料金体系
PyQの料金体系は「個人プラン」と「チームプラン」の2種類に分かれています。個人で利用する場合は、月額3,040円(税込)の「個人ライトプラン」と月額8,130円(税込)の「個人スタンダードプラン」から選択できます。
チームに導入する場合は、1人につき月額10,000円(税込)の「チームライトプラン」と、1人につき月額19,600円(税込)の「チームスタンダードプラン」から選択することになります。
出典:料金・プラン|PyQ
参照:https://pyq.jp/pricing/
PyQで学べる内容
PyQにはPythonの文法が学べる学習コースから実務に活かせる学習コースまで、さまざまなコースが用意されています。
文法を学ぶ場合でも、プログラミング自体が初めての場合は「Pythonプログラミングをはじめよう」、他の言語が扱える場合は「プログラマー向けPython文法速習」など、レベルに合わせて選択できます。
また、実務で活かせる学習コースの場合「Webアプリ・API」「スクレイピング」「機械学習」など専門的な内容の学習コースから自分が学びたいものを選べます。
PyQでプログラミングを学ぶメリット7つ
Pythonを学びたいと考えている方の中には、PyQの利用を検討している方もいるでしょう。PyQには他の学習サービスと比較して安価に勉強できる、基礎から応用まで効率よく学べるといったメリットがあります。
ここではPyQでプログラミングを学ぶメリットを紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
- 比較的安価で勉強できる
- 基礎から応用まで効率よく学べる
- クエストで課題にどんどん取り組める
- 環境構築なしですぐに始められる
- 学習した時間が可視化されている
- 強化したい分野はオプションで学べる
- 実践的な課題が数多く収録されている
1:比較的安価で勉強できる
プログラミングの学習サービスの中には月額で数万円するようなものもありますが、PyQの場合は前述のとおり、個人プランで月額3,000円程度から利用できます。
プログラミングスクールであれば数十万円かかるケースもあるため、比較的安価にPythonの学習ができる点はメリットだと言えるでしょう。
2:基礎から応用まで効率よく学べる
PyQはプログラミング自体が全く初めての初心者用の基礎から、実務レベルでのPythonを学びたい人のための応用まで対応しています。
まずはif文やfor文、四則演算といったプログラミングの基礎的な部分から学び、自身のスキルアップに合わせて応用的な内容を学べます。また、Python経験者であれば、最初からデータ分析や機械学習などの専門的な内容を学ぶと良いでしょう。
3:クエストで課題にどんどん取り組める
PyQでは課題のことを「クエスト」と呼び、どんどん課題に取り組んでいける形式です。実際に手を動かしながらクエストを進めていくことになるため、途中で挫折しにくくなっています。
4:環境構築なしですぐに始められる
プログラミング初心者の場合、学習するための環境構築がうまくできずに挫折してしまうケースは少なくありません。実際に自分でPythonのプログラミングに挑戦しようと思うと、まずは開発環境を構築する必要があります。
しかし、PyQの場合はプラットフォーム上に環境が提供されているため、ユーザーは自分で環境構築をしなくてもすぐに学習を始められます。
5:学習した時間が可視化されている
PyQにはダッシュボードに学習カレンダーがあります。学習カレンダーでは自分の学習回数や学習時間が計算されて可視化されているため、自分がどのくらいPythonの学習を行ってきたのかわかるようになっています。
また学習カレンダーの週次サマリーでは、クエストを開始した回数やクエストを開いた時間もわかりやすくグラフ化されています。
6:強化したい分野はオプションで学べる
PyQを利用する場合、一覧にあるクエストに順番に取り組むこともできますが、自分が特に強化したい分野をオプションで学ぶこともできます。特定の分野について学びたい場合は、別途オプションで選択して学習を進めても良いでしょう。
なお、PyQでは最初にアンケートに答えた際に適したコースがおすすめされるため、おすすめのコースを選ぶことも可能です。
7:実践的な課題が数多く収録されている
PyQではさまざまな実践的なクエストが数多く収録されているため、自分に合った内容やレベルのクエストを選択して学習を進めていけます。
プログラミングを習得するにはできるだけ数をこなしていく必要があるため、実践的な課題が多く用意されているPyQを活用することで、スキルを身につけていけるでしょう。
PyQでプログラミングを学ぶデメリット6つ
PyQにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットと言える点も存在しています。PyQの利用を検討する場合はメリットだけでなくデメリットについてもよく把握しておくことが大切です。
ここではPyQでプログラミングを学ぶデメリットを紹介します。参考にしてみてください。
- Pythonのスキルしか身につかない
- 文字列の正誤判定が厳しい
- 目的を持っていないとただ問題を解くだけになる
- 環境構築の経験を積めないため実務で困る
- 専門用語を知っていないと難しい
- 自由度が低い
1:Pythonのスキルしか身につかない
PyQはPythonに特化した学習サービスであるため、Pythonのスキルしか身につきません。
Pythonだけを集中的に学びたい場合はPyQで問題ありませんが、さまざまなプログラミング言語を学びたい場合は他のサービスを利用すると良いでしょう。
2:文字列の正誤判定が厳しい
PyQは文字列の正誤判定が厳しく、たとえばスペースの半角や全角などの違いでも不正解にされます。
Pythonの文法上のエラーであれば仕方ありませんが、実際にPythonでコーディングする際にはエラーにならないような違いでもPyQ上では不正解にされてしまうのはデメリットだと言えるでしょう。
PyQでなぜ不正解にされたのかわからないような問題がある場合は、文字列のスペースなどを見直してみると良いでしょう。
3:目的を持っていないとただ問題を解くだけになる
PyQはとにかくクエストを解いて進んでいく形式になっています。そのため、特に目的を持たずにPyQを利用していると、ただ問題を解くだけになってしまう可能性があります。
PyQと並行して自分でプログラムの開発を行ってみたり、違った問題に挑戦してみたりすると良いでしょう。
4:環境構築の経験を積めないため実務で困る
前述のとおり、PyQは初心者でもPythonの学習をスムーズに進められるように、ブラウザで利用できる開発環境が提供されています。しかし自身で環境構築をする必要がないため、実際にPythonを実務で扱う際に環境構築ができず困る可能性があります。
PyQでプログラミングができるようになったからといって安心せず、実際に自分のローカル環境にPythonの環境構築をしてみると良いでしょう。
5:専門用語を知っていないと難しい
PyQは専門用語を知っている前提で進むことがあるため、事前に専門用語について把握していないと難しい可能性があります。また、専門用語がわからなくても、独学用のライトプランを利用している場合は質問できません。
初心者の場合は専門用語を調べながら学習を進めるか、スタンダードプランに変更するなどの対応が必要になるでしょう。
6:自由度が低い
PyQのクエストでは、最初からコードが一部記述されているケースがあります。そのようなクエストは記述済みのコードに合わせて書く必要があるため、自分で自由にコーディングできません。
初心者にとってはヒントになるため親切な仕様ではありますが、自由にコードを記述できない点はデメリットだと言えるでしょう。
PyQでの学習がおすすめな人の特徴
PyQはコツコツとクエストを解いていく形式の学習サービスであるため、自分でモチベーションを保ちながら学習を進めていける人がおすすめです。自分で進捗管理ができる場合はPyQを利用すると良いでしょう。
逆に自分で進捗管理やモチベーションを保てない人の場合、PyQでは途中で挫折してしまう可能性があるため、別のサービスを利用すると良いでしょう。
PyQで学習を始めるための手順5つ
ここまでPyQについて解説してきましたが、実際にPyQで学習をスタートする場合はどのような手順で申し込めばよいのでしょうか。
ここでは最後に、PyQで学習を始めるための手順を紹介していきます。
1:PyQホームページからユーザー情報を登録する
PyQを利用する場合、まずはPyQのホームページからユーザー登録を行いましょう。ユーザー登録画面には、ホームページの右上にある「学習を始める」ボタンからアクセスできます。
PyQでは「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」の3点を入力するだけで、すぐに個人ユーザー登録ができます。
2:クレジットカードの情報を入力する
次にクレジットカードの情報を登録しましょう。次の画面は「プランの選択」になっていますが、先にクレジットカードを登録する必要があります。
PyQでは料金の支払いにクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどが利用できます。なお、銀行振り込みなどには対応していないため注意しましょう。
3:自分に合う料金プランを選ぶ
同じ画面で自分に合った料金プランを選択しましょう。個人の場合は「個人ライトプラン」「個人スタンダードプランプラン」のどちらかを選択することになります。
また、学習をスタートしてからプランを変更することも可能です。プランを変更した場合、料金は日割りで計算されます。
4:チュートリアルで使い方を学ぶ
ユーザー情報の登録と料金プランの設定が完了したら、チュートリアルで使い方を学びましょう。チュートリアルではPyQの具体的な使用方法を解説しています。
自分で環境構築をすることなく、ブラウザ上のプラットフォームにコードを書いて学習を進めていけます。
5:レベルに合ったコースを選ぶ
最後に自分のレベルに合ったコースを選びましょう。
Pythonの文法を学びたい場合はPython文法基礎、より専門的な内容を学びたい場合はデータ分析や機械学習などを選択すると良いでしょう。コースの選択が完了したら、PyQでPythonの学習をスタートできます。
PyQでPythonの基礎を学ぼう
自分でコツコツと学習を進めていける人には、PyQでの学習はおすすめだと言えるでしょう。
ぜひ本記事で紹介したPyQでプログラミングを学ぶメリットやデメリット、PyQで学習を始めるための手順などを参考に、PyQでPythonを学んでみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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