エンジニアが英語力を身に付けるメリットとは?レベル別の学習方法も紹介
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エンジニアに英語力は求められる?
近年ではIT業界もグローバル化が進んでおり、海外のエンジニアに開発を委託するオフショア開発を行う企業も増えてきています。
エンジニアにとっても英語力は武器の1つとなるため、英語力が求められるようになってきています。
>> エンジニアに必要なスキル7つ|英語力やコミュニケーション能力はなぜ必要?
エンジニアが英語力を身に付けるメリット5つ
昨今ではエンジニアにも英語力が求められるようになってきていますが、実際に英語力があると具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。
ここでは、エンジニアが英語力を身に付けるメリットを紹介していきます。
- 最新の技術動向を把握できる
- 海外案件を獲得できる
- 海外での勤務も可能になる
- バグやエラーに対処できる
- 外国人エンジニアとスムーズに仕事ができる
1:最新の技術動向を把握できる
IT業界の最新技術は海外で開発されるケースも多く、その情報は基本的に英語で発信されます。文章を読める程度の英語力があれば、英語のテキストで書かれた最新の技術動向も把握することができるでしょう。
英語が読めないエンジニアの場合は海外から発信された情報が日本語に訳されるのを待つしかありませんが、自分で翻訳できる英語力があればすぐにキャッチアップし、業務に活かすこともできるでしょう。
2:海外案件を獲得できる
英語で問題なくコミュニケーションが取れるくらいの英語力があれば、外国人のクライアントとも英語でのやりとりができるでしょう。そのため、積極的に海外の案件を任せてもらえる可能性もあります。
オフショア開発を行っている企業や海外案件を取り扱う外資系企業の場合、特に英語力の高いエンジニアには非常に高い需要があると言えるでしょう。英語力があれば、海外案件を含めた幅広い案件に携わることができます。
3:海外での勤務も可能になる
英語力の高いエンジニアは日本国内の企業でも高い需要がありますが、高い英語力があれば海外勤務も視野に入るでしょう。
転職先として海外の企業や外資系企業を選択肢に入れることもできるため、日本企業で働くよりも高い年収を獲得することも可能になります。そのため、海外での勤務を希望している場合やより高い年収を目指したい場合、英語力は必須だと言えるでしょう。
4:バグやエラーに対処できる
エンジニアをしていると、日常的にプログラムの中にバグを見付けることになります。また、なかなか解決できないバグやエラーの場合はインターネット上で情報収集して解決を目指すことになりますが、日本語の情報だけではどうしても限界があります。
しかし英語力があれば、膨大な量が存在する英語の情報も収集することができるため、日本語だけでは解決が難しいバグやエラーにも対応できる可能性があるでしょう。
5:外国人エンジニアとスムーズに仕事ができる
近年の日本企業はIT人材不足が深刻化しつつあることから、外国人のエンジニアを採用するケースが増えてきています。
日本人のエンジニア同士であれば日本語でコミュニケーションが取れますが、外国人のエンジニアと円滑なコミュニケーションを取ろうと思うと英語力が必須になります。
英語力があれば外国人エンジニアがいるプロジェクトでも、スムーズに仕事をすることができるでしょう。
英語初心者のエンジニアが学習する方法7つ
エンジニアとして英語力を身に付けようと思っていても、どうしても英語に対して苦手意識があるという方もいるのではないでしょうか。しかし英語は、コツコツ勉強することで着実に身に付いていくものです。
また、すでにプログラミング言語を習得できているエンジニアであれば、地道に勉強を続けることで英語を習得することも決して難しくはありません。ここでは英語初心者のエンジニアが学習する方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
1:書籍を使う
英語の本などの書籍を読んでみるのも良いでしょう。英語のメディアと比較すると、1冊まるまる英語の書籍を読むのは非常にハードルが高いでしょう。
しかし英語を習得する上で、長文読解のスキルはいずれ必要になります。最初のうちはどれだけ時間がかかっても良いため、1冊英語の書籍を読み切ることを目標にしてみると良いでしょう。
2:英語学習アプリを使う
スマホで利用できる英語学習アプリを使って勉強してみましょう。スマホで利用できるアプリであれば、すきま時間にも手軽に学習を進められます。
また、「BBC News」のアプリで英語のニュースを聞くのも良いでしょう。
3:英語を扱うメディアを読む
英語のメディアを日常的に読むことで、着実に英語に慣れていけます。インターネット上にはさまざまな英語のメディアが存在するため、毎日30分程度でも目を通すように癖づけましょう。
ジャンルは自分が読みやすいもので問題ありませんが、慣れてきたらプログラミングに関係した内容のメディアを読むようにすると良いでしょう。
4:日常会話を翻訳してみる
普段仕事をしているときの日常会話を英語に翻訳してみましょう。日頃仕事で普通に口にしている会話を翻訳して練習しておけば、実際に仕事で英語を使って会話をする際のフレーズが身に付きます。
5:洋書の絵本や児童文学を読む
洋書の絵本や児童文学など、自分が好きな絵本を利用して勉強するのも良いでしょう。一般的な英語の書籍より読みやすいですが、ネイティブスピーカー用の児童書の場合は語句の幅も広いため、しっかりと内容を理解するには語句に対する理解が必要になります。
多読による英語学習にも、絵本や児童文学を利用するのはおすすめです。
6:海外映画やドラマを利用する
日本語の字幕が付いている海外映画やドラマを見るのも英語のリスニングの学習に効果的です。洋画や海外ドラマの場合は英語の書籍やメディアと違い、口語的な表現を多く耳にすることができます。
普段ネイティブが話している日常会話に近い表現を習得しやすいため、英語でのコミュニケーションスキルの上達に役立つでしょう。ただし、実際にビジネスで使用するビジネス英語に関しては、洋画やドラマでは習得しきれない可能性もあります。
7:オーバーラッピングを行う
オーバーラッピングとは、ネイティブスピーカーと同じスピードで英語を話すスキルを身に付ける学習方法です。スクリプトを確認しながら、CDなどの英語の音声と同時に発音することでネイティブのスピードで話す訓練を行います。
慣れないうちはついていくことは難しいですが、繰り返し練習することで英語を話すための口の筋力が養われていきます。オーバーラッピングにはリスニング力や英語のリズム力の向上、ネイティブの話すスピードに慣れることができるといった点がメリットです。
英語中級者のエンジニアが学習する方法5つ
すでに英語の学習を進めており、初心者レベルの英語力は身に付いているという方もいるでしょう。自分で英語のIT関連の最新情報を読んで理解できるレベルであれば、すでに初級の英語力が身に付いていると言えます。
そういった場合は、よりリスニング力とスピーキング力を鍛えて、IT用語を含めた日常会話を英語で行えるレベルを目指しましょう。
ここでは、英語中級者のエンジニアが学習する方法について解説していきます。
1:業務用のテキストを英語翻訳する
実際に仕事で利用しているような業務用のテキストを英語に翻訳してみましょう。たとえば業務メールやプレゼン資料といった普段仕事で使用しているテキストを翻訳することで、実践的な読み書きのスキルを鍛えることができます。
ただし、業務で使用しているテキストは外部に流出することはできないため、翻訳に利用する際には十分気を付ける必要があります。
2:オンライン英会話教室を利用する
近年では、わざわざスクールに通わなくても自宅で英会話の勉強ができるオンライン英会話教室が多く開校されています。オンライン英会話教室にはさまざまなコースがあり、自分のレベルや目的に合ったコースが選べます。
エンジニアとして英語力を向上したいなら、ITエンジニアコースや海外出張コースなどのコースが適しているでしょう。ただし、オンライン英会話教室は専門性が高いコースほど費用も高くなる傾向があるため、日常会話のコースから始めてみるのも良いでしょう。
3:TOEIC対策を行う
エンジニアとして英語を活かすためには、英語学習としてTOEIC対策を行うのもおすすめです。
TOEICでビジネス英語レベルと言われているのはTEST700点以上が目安です。TOEICで700点以上のスコアが取得できれば、英語でのミーティングにも問題なく参加できるでしょう。
4:外国人エンジニアと会話してみる
身の回りに外国人エンジニアがいる場合は、直接話してみると良いでしょう。実際に英語でのコミュニケーションを取ることで、日常的な英会話の表現に対する理解を深めることができます。
仕事の中でもできるだけ英語で話をする機会を作れるようにすると良いでしょう。
5:英会話講師を見付ける
プライベートやスクールどちらでも問題ありませんが、自分の英会話の講師を見付けると良いでしょう。身近に英語ができるエンジニアや外国人エンジニアがいる場合は、講師をお願いするのも1つの方法です。
いない場合は、オンライン英会話やスクールなどでネイティブな英会話講師を見付けるようにしましょう。
英語上級者のエンジニアが学習する方法4つ
ここまでの勉強で自分の英語力にも自信が付いてきたという方の場合は、より英語力を向上して英語上級者を目指しましょう。たとえば外資系企業にエンジニアとして転職する場合は、TOEIC700~800点が目安と言われています。
TOEIC700~800点を取得できる英語上級者になるためには、計画的な学習が必要です。ここでは、英語上級者のエンジニアが学習する方法について解説していきます。
1:英語が必要とされる開発案件に応募してみる
中級以上のレベルの英語力があれば、他の外国人エンジニアやクライアントと英語で話すこともできるため、英語が必要な開発案件にチャレンジしてみるのもおすすめです。
英語が求められる案件に参画するには、TOEICのスコアが必要になることが多いです。英語の学習を通してTOEIC700点以上の取得を目指し、取得できた場合は案件に応募してみるとよいでしょう。
2:テック系の動画を活用する
テック系の動画を毎日見ることで、より実践的な英語のリスニングスキルを鍛えられます。
「TED」「iTunes U」などの技術系のメディアであれば、動画を見ることでより専門的な英語のリスニング力を鍛えられるのはもちろん、同時にIT業界の最新情報も収集できるでしょう。
3:フォーマルな英文メールや英文レジュメを作る
フォーマルな英文メールや英文レジュメを作成してみることで、より英語力を向上することができます。英語上級者になってくると、エンジニアとして働く上で必要な日常会話などの英語力は身に付いているため、フォーマルな英文を書くルールを学ぶと良いでしょう。
フォーマルな英文が作成できるようになれば、外資系への転職など自身のキャリアアップに役立ちます。
4:海外のカンファレンスに参加する
海外のカンファレンスへの参加にも挑戦してみましょう。世界的なカンファレンスでは多くの著名人がスピーチやディスカッションなどを行っており、企業ブースでは有名企業が最新の情報を参加者に提供しています。
このような場で参加者や企業の担当者などと英語でのコミュニケーションを取ることで、英語力の向上や情報交換、人脈作りも可能になります。
エンジニアが英語を学習するときのコツ4つ
今後の自身のキャリアアップを考えた上で、これから英語を学びたいと考えている方も多いでしょう。エンジニアに必要な英語力を効率的に身に付けるには、いくつかのコツを押さえることが大切です。
ここではエンジニアが英語を学習するときのコツを紹介していきますので、参考にしてみてください。
- 英語への抵抗感をなくす
- エンジニアがよく使う専門的な単語を覚える
- 文法と語彙を優先的に学習する
- 英語で端的に表せるようにする
1:英語への抵抗感をなくす
エンジニアに必要とされる英語力は、簡潔で分かりやすい英語を話すスキルです。仕事の中で使用するため、文法などにそこまでこだわる必要はありません。
そのためには、まずは英語への抵抗感をなくしてどんどんアウトプットしていくことが大切です。業務の中で話す英語の文法は中学英語レベルで全く問題ないため、抵抗感をなくして気にせず話せるようになりましょう。
2:エンジニアがよく使う専門的な単語を覚える
エンジニアの仕事で英語を使用する場合、英文で書かれた最新情報の記事を読んだり、外国人エンジニアと専門的な話を英語で話したりすることになるため、エンジニアに関連した専門用語の語句は必要不可欠です。
技術的な記事を読むことで、エンジニアがよく使用するような専門用語の語句を増やすようにしましょう。
3:文法と語彙を優先的に学習する
前述のとおり、エンジニアとして英語を活かすには語彙が必要ですが、英語を話すには文法と語彙の知識が必要になるため、文法と語彙を最優先で学習するようにしましょう。
ただし文法にこだわり過ぎると途中で挫折してしまう可能性があるため、文法にこだわり過ぎず、必要な語彙などを効率的に学ぶようにしましょう。
4:英語で端的に表せるようにする
英語力がある程度ある人の場合、英語が普通に話せる分どうしても説明が長くなりやすい傾向があります。エンジニアとして英語を使用する際には現場で要点を的確に伝えられるスキルが求められるため、英語で要点を端的に表せるようにしましょう。
物事を端的に表せる英語スキルがあれば、現場でのコミュニケーションをスピーディにできるでしょう。
エンジニアにおすすめの英語書籍6選
これから英語の独学を始めようと考えている方の中には、書籍を利用して勉強するという方もいるでしょう。英語の書籍の中にはITエンジニアがよく使用する専門的な用語に特化した書籍もあるため、そういった英語書籍を利用するのがおすすめです。
ここでは、エンジニアにおすすめの英語書籍を紹介していきます。
1:ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30
「ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30」はエンジニアが日常の業務で使用頻度の高い英語動詞に絞って解説している書籍です。
近年、ITの現場では多くのインド系や中華系のエンジニアが活躍していることから、実際の現場でネイティブが使うような難しい表現はほとんど使われることはなくなっています。
本書では、中学英語で学ぶような簡単な英語動詞だけで会話をスピーディに進めていく方法を学べます。
2:現場で困らない!ITエンジニアのための英語リーディング
「現場で困らない!ITエンジニアのための英語リーディング」はITの現場で頻出する英文について解説している書籍です。
コマンドラインの画面で頻出する英文や仕様書、契約書といった業務でよく登場する英文テキストをピックアップし、サンプルとして個別に意味を解説してくれています。そのため、明日からでもすぐに業務で使える技術を短期間で学ぶのに最適です。
3:超頻出 ITエンジニア英単語150
「超頻出 ITエンジニア英単語150」は、エンジニアの業務で頻出する単語の厳選150語が学べる書籍です。本書はもともと99個を厳選した「超頻出 ITエンジニア英単語99」の三訂版にあたります。
実際にエンジニアとして働いている著者が1日に1回は遭遇するような頻出英単語について解説した内容になっているため、意味を知らないと困る単語に絞って学べます。
4:英語嫌いのエンジニアのための技術英語
「英語嫌いのエンジニアのための技術英語」は、英語嫌いでも技術英語を独学で習得するための書籍です。実際に著者が技術英語を習得した際の体験談や、身に付けたノウハウを解説しています。
英語嫌いのエンジニアでも英語のメールやドキュメント、プレゼンなど対応できるようになるでしょう。
5:ITプロジェクトの英語(無料MP3音声付き)
「ITプロジェクトの英語(無料MP3音声付き)」はシステム開発プロジェクトの企画、設計、開発、保守、管理、評価の各フェーズで必要になる英語表現が学べる書籍です。
実際のITプロジェクトの流れを解説しながら頻出する英語表現について紹介しているため、実際のシステム開発の現場で活用できるでしょう。
ITプロジェクトの英語(無料MP3音声付き) (ビジネスエキスパートEnglish)
6:プレゼンを100%成功させる!! ITエンジニアの英語
「プレゼンを100%成功させる!! ITエンジニアの英語」は基本のフレーズから現場のフレーズまで学べる書籍です。あいさつや自己紹介、質疑応答、プロジェクト管理、システム管理、システム開発などさまざまな表現が1冊にまとまっています。
英語力を身に付けてエンジニア業務の幅を広げよう
英語力を身に付けることでエンジニアとして幅広い業務に携われるようになります。
ぜひ本記事で紹介したエンジニアが英語力を身に付けるメリットやエンジニアが英語を学習する方法、エンジニアにおすすめの英語書籍などを参考に、エンジニアに求められる英語力を身に付けてキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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