エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
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エンジニアにとってのコミュニケーションの必要性
エンジニアは1人で黙々とコードを書いていく仕事だと思われがちですが、チームで仕事を進めていくため、チーム内でミーティングをする回数も、一対一でメンバーと話す回数も多いです。
また、役割によってはクライアントの要望を聞いたり、提案をしたりなどクライアントと話す機会もあります。
そのため、エンジニアであってもコミュニケーション能力はとても重要です。
エンジニアに重要な相互コミュニケーション能力って?
相互コミュニケーション能力とは、相手にわかりやすく必要な情報を伝え、相手からの情報を適切に理解する能力です。
エンジニアとしてクライアントにシステムの説明する際や、質問に答える時に情報を正しく説明する能力は必要だと言えます。また、逆にクライアントから案件を説明された時やシステムについて質問された時に、情報を正しく理解する能力が必要になります。
エンジニアに必要とされる6つのコミュニケーション要素
クライアントやチームメンバーと正しく情報をやり取りし、良好な関係を築くためには、いくつか必要な要素があります。
ここからは、エンジニアに必要とされる6つのコミュニケーション要素について紹介します。日々の仕事でこれらの要素を心がけてコミュニケーションを取ることで、より良い結果を出せるでしょう。
1:提案する能力
エンジニアの仕事は、ただ言われたことだけをやれば良い訳ではなく、より良い方法やリスクを回避する方法を提案する能力も求められます。
もし既存のアイデアからの変更を提案する際は、言い方に失礼の無いように心がけた上で、変更を加える根拠を述べる必要があるでしょう。
2:交渉する能力
エンジニアの仕事はいつも仕事のスケジュールを守れるとは限らず、クライアントやチームメンバーからの要求がいつも適切な範囲であるとは限りません。
この場合、自分の意見と相手の意見を調整する必要があるため、交渉する能力が必要になります。
3:信頼関係を築く能力
エンジニアに限った話ではありませんが、クライアントやチームメンバーとは信頼関係を築かなければ良い仕事はできません。自分のためにここまでしてくれた、自分の要望以上の仕事をしてくれた、と思ってくれれば相手はより協力的になってくれるでしょう。
信頼関係を築いてチームメンバーが協力し合えるような関係になれば、個々の仕事の質が底上げされます。
4:人の言葉を理解する力
エンジニアのコミュニケーションは、会話ベースだけでなく、文字ベースでの情報のやり取りも含まれます。エンジニアは、他人が書いた資料を読んだり話したことを正しく理解したりする能力が必要不可欠です。
他人の言葉をもとに因果関係を矛盾無く組み立てることで、システムを正しく理解し、構築できます。
5:要望や要求を引き出す能力
時には要件や要望が漠然としているような状況で仕事を依頼される事もあるため、コミュニケーションを通して要望や要求を的確に引き出すスキルが求められます。
要望や要求を引き出すには、システム全体の構成やクライアントの事情なども把握しておく必要があるでしょう。
6:共感を得る力
システムを実際に使用するのはクライアントではなくユーザーになるため、ユーザー本位で物事を考える必要があります。クライアントでさえも気づかなかった問題や課題に気が付き、提案されることで共感を得られるでしょう。
共感力を得る力を身に付けるには、クライアントの事情を理解する以外にも、クライアントの同業他社の事情も知っておくと良いです。
エンジニアがコミュニケーション能力を身に付ける4つのメリット
コミュニケーションが苦手な人でも、身に付ければ相応のメリットがあります。
ここからは、エンジニアがコミュニケーション能力を身に付けるメリットについて紹介しますので、参考にしてください。
- 管理職へのキャリアアップを目指せる
- アイデアが生まれやすい
- クライアントが抱えている問題を素早く把握できる
- チームでの業務を円滑に進められる
1:管理職へのキャリアアップを目指せる
エンジニアがコミュニケーション能力を身に付けることで、部下への指導や管理をする、管理職へのキャリアアップを目指せます。
管理職になればマネージメントスキルなども獲得できるうえ、自らの市場価値と報酬を高められるでしょう。
2:アイデアが生まれやすい
多くの場合、素晴らしいアイデアは一人ではなく複数人との会話から生まれてくるため、チームメンバーと良好な関係を築くことで良いアイデアが生まれやすくなります。
コミュニケーションが今まで以上に活発になり、アイデアが生まれやすくなるのと同時に思考能力もブラッシュアップされるでしょう。
3:クライアントが抱えている問題を素早く把握できる
エンジニアの仕事の1つである要件定義は、クライアントのニーズを正確に把握することが重要です。クライアントのニーズには、クライアントの潜在的な要望だけでなく、問題や課題も含まれます。
4:チームでの業務を円滑に進められる
コミュニケーション能力を鍛えることでチームメンバーとの意思疎通が円滑になるため、業務も進めやすくなります。
チームメンバーと上手く連携を取ってチームでの業務を円滑に進められれば、出戻りや無駄な調査が少なくなり、業務効率が向上するでしょう。
エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選
エンジニアやIT業界に限った話ではありませんが、周囲と上手くコミュニケーションを取るには、心がけるべき点がいくつかあります。
ここからは、エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方について紹介します。
1:挨拶で印象を良く見せる
多くの人は、明るく元気で前向きな、良い印象を持っている人の方が話しかけやすいと考えます。挨拶をすることで明るく、元気で前向きな印象を与えられるため、コミュニケーションの助けになるでしょう。
また、挨拶は仲間意識を芽生えさせたり、相手の警戒心を解いたりするというメリットもあります。
2:きっかけ作りからスタートする
社内イベントや休憩室での会話などからきっかけを作ることによって、お互いの価値観や人生のバックボーンが知れるでしょう。社内のコネクションを多く持つことで、日々の業務や部署間でのやり取りを円滑に進められます。
3:表情をやわらかく保つ
コミュニケーションおいて表情が占める割合はとても大きいため、コミュニケーションを取る際は表情にも気を付けましょう。
相手に緊張感を感じさせない、柔らかな表情でコミュニケーションを取れば、相手に与える印象は格段に良くなります。
4:言葉を選んで会話する
コミュニケーション能力が高い人ほど、誰でも理解しやすい話をすると言われています。
また、嫌味や皮肉として捉えられる可能性のある言葉の使用をしない、仕方なくそのような言葉を使用する時は、他意が無いことを前置きする、などの対応も必要になります。
5:要点から伝えて話す
要点や概要を前もって話してから経緯などを話すと、そうでない時に比べて格段に理解しやすい会話になります。要点や概要を先に聞けば会話の全体像と終着点がイメージしやすくなり、話していることへの理解と記憶がしやすくなります。
6:相手への興味や関心を持つようにする
話を聞く際は、適度に相槌を打ち、関心や興味があることを態度で示しましょう。人は自分に興味を持っている相手には話をしたがるため、興味や関心を持つことで情報を多く引き出せるでしょう。
7:相手の話を上手に聞けるようにする
コミュニケーションを成立させるためには、まず相手の話をしっかり聞くことが重要です。相手の話を聞いていなければ、何を返答すれば良いかわからないため、会話が成り立ちません。
相手の話を適当に聞き、的外れな返答をしてしまうと、話している話題について無関心だと思われてしまうでしょう。
8:相手の立場を考えて分かりやすく話す
クライアントなどITを専門にしていない領域の人たちには極力専門用語を出すのは控える、などの工夫が必要です。お互いの言っていることが理解できないと、バグや成果物の出戻りが増えて、業務の効率が悪くなってしまうでしょう。
9:頭ごなしに否定しない
自分の話を頭ごなしに否定されたとなれば、委縮して話をする気が無くなり、相手の考えや価値観を知れる貴重な機会が失われてしまいます。
もし相手の話に違和感を持ったり、自分の意見とは正反対の意見を話されたりした時でも、冷静に自分の視点を変えて話し合うことが重要です。
10:話し方を相手のペースに合わせる
会話や思考のスピードは人によって異なるため、話し方を相手のペースに合わせて変化させることも重要です。
会話のスピードが異なると、何を考えているかわからない不安感が生まれたり急かされたりするような気分になり、相手に抱く印象がお互いに悪くなってしまうでしょう。
11:ビジネスチャットを活用する
人前に出るとオンラインでもオフラインでも緊張して頭が真っ白になる、という場合はビジネスチャットを利用するとコミュニケーションが上手く取れるでしょう。
ビジネスチャットは基本的に素早い返信を前提としていないため、返信の内容をよく考えてから返信できます。
また、ログも残るため、言い間違いや勘違いがあった場合は早いタイミングで訂正でき、過去のやり取りを見返して不明点をクリアできます。
12:相手の言葉を繰り返す
相手の言葉を自分の中でかみ砕いてから繰り返すことで、自分の考えが整理されるほか、間違いがあれば相手の方から訂正してくれるため、認識の齟齬が少なくなります。
しかしただ単に相手の話をオウム返ししてしまうと、からかっているように思われてしまうため、注意が必要です。
13:肯定しやすい質問を重ねて本題へ入る
肯定しやすい質問を重ねてから本題に入ることをイエスセット話法と言います。
人は無意識の内に行動や言動の一貫性を保とうとするため、イエスと多く言わせれば言わせる程、その後の質問でも同意を取りやすくなると言われています。
14:コミュニケーションスキルを日々実践する
相手に意見を伝える時も、相手の意見を正しく理解する時も、コミュニケーションスキルは必要不可欠です。コミュニケーションは情報収集しているだけでは上達しないため、日々実践して経験を積むことが重要です。
役割から見るコミュニケーションの実践例
コミュニケーションは、相手が上司なのかそれとも部下なのか、自分は管理する側なのかされる側なのかなど、自他の役割を意識することでよりスムーズになります。
特に、チームマネージャーなどの管理職になると、若手エンジニアの時とは違った点を心がける必要があります。ここからは、役割から見るコミュニケーションの実践例について紹介していきますので、参考にしてください。
チームマネージャーを目指す人の場合
チームマネージャなどの管理職は部下のモチベーションの管理や認識齟齬のケアのために、部下と綿密にコミュニケーションを取りましょう。
部下が話しかけやすい雰囲気を作ることで、ミスがはやく見つかるようになり、斬新かつ有効なアイデアも出現しやすくなるでしょう。
若手エンジニアの場合
上司とのコミュニケーションで重要なのは、報・連・相をできるだけ早いタイミングで実施することです。
チャットでも会話など手段は問わず、報・連・相を早いタイミングで行うことで業務を効率的に進められるようになるでしょう。
エンジニアがコミュニケーション能力を診断する方法
数値としてコミュニケーション能力を測定することで、コミュニケーションの得意・不得意を把握できます。
数値化することで、コミュニケーション能力の向上に力を入れるのか、それとも業務知識の向上に力を入れるのかなどの自己研鑽の方向性も決められるでしょう。
ここからは、エンジニアがコミュニケーション能力を診断する方法について紹介します。
コミュニケーション総合能力診断
コミュニケーション総合能力診断は、対人コミュニケーションの平均時間や思考の偏りなどの項目を5つの指標に分けて点数化し、コミュニケーション能力を測る方法です。
測定結果は選んだ項目別に点数化されたのち、3段階にクラス分けされるため、どの能力が低いのか、どの能力が高いのかがわかりやすくなっています。
弱点が明確になるため、今後どのようなトレーニングを積めば良いのか計画も立てやすくなるでしょう。
コミュニケーション能力診断 基礎編
コミュニケーション能力診断の基礎編では、日常生活でのコミュニケーション能力の高低を測定するものです。12個の質問から聞く力や質問力などの能力をそれぞれ数値化し、それぞれの能力の課題を明確にします。
日常生活でのコミュニケーション能力の測定が主ですが、職場の人間関係を構築しやすいか否かも測定できます。
コミュニケーション能力診断 ビジネス初級編
コミュニケーション能力診断のビジネス初級編は、主に社会人2年目から5年目までの若手ビジネスマンを対象にしています。質問の個数や指標は基礎編と同じになっているため、基礎編を受けてから受験するのも良いでしょう。
若手の時から継続的にコミュニケーション能力を測定して課題を明確に出来れば、効率良くコミュニケーション能力を鍛えられるでしょう。
エンジニアはコミュニケーション能力が大事!
エンジニアはITやプログラミングの知識さえあれば業務をこなせるような単純な職業ではなく、クライアントとの綿密なコミュニケーションもこなさなければなりません。
この記事を参考にコミュニケーションの取り方を理解し、メンバーやクライアントとの関係をより良好に保てるようにしましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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