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ITスペシャリストの6つの専門分野とは?平均年収やおすすめの資格も解説!

  • 公開日:2022-05-02 10:16:56
  • 最終更新日:2022-11-25 13:22:15
ITスペシャリストの6つの専門分野とは?平均年収やおすすめの資格も解説!

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ITスペシャリストとはどんな仕事?

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ITスペシャリストとは、高いITスキルを活かしてプロジェクトをサポートする仕事です。ITスペシャリストであることを証明するには、ITSS(ITスキル標準)が定めている6つ専門分野のうち、いずれか一つでレベル3以上のスキルを習得している必要があります。


そのため、ITスペシャリストは一般的なITエンジニアよりもITスキルにおいて優れた存在であると言えるでしょう。

ITスペシャリストとITゼネラリストとの違い

ミーティング

ITスペシャリストと混同されやすい職種にITゼネラリストがあります。前述のとおりITスペシャリストが6つの専門分野のうち特定の分野に特化した職種であるのに対して、ITゼネラリストは幅広いIT知識を持つ職種となっています。


また、ITゼネラリストは高いコミュニケーション能力を持ち、あらゆる分野で活躍できるような人に向いていると言えるでしょう。

ITスペシャリストの6つの専門分野

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前述のとおり、ITスペシャリストとはITSSが定めている6つの専門分野のいずれかで高いスキルを持つ職種です。ここではITスペシャリストの6つの専門分野について解説していきます。

1:データベース

データベースとは決まった形式でデータを集め、使いやすいように整理したものです。データベースはデータベース管理システムによって制御されています。


データベース分野のITスペシャリストは、情報システムで利用するデータを管理するデータベースの設計や構築などを行うことが仕事です。ITスペシャリストは不具合が発生せず、高い可用性や機能性を持ったデータベースを作成する役割を持ちます。

>>おすすめのデータベースの種類10選|選び方やそれぞれの特徴を解説


2:システム管理

システム管理とは、情報システムの設計や開発、保守運用などを意味します。システム管理分野のITスペシャリストは、ハードウェアやソフトウェア、アプリケーションなどの導入のフェーズから携わります。


システム運用や保守基準、運用システムの改善、システムの監査技法などにおける高いスキルを持ち、システム全体をサポートすることが仕事です。

3:プラットフォーム

プラットフォームとは、システム開発の基盤を意味します。プラットフォームはOSやミドルウェアなど、システムを構築するための土台となるものです。


プラットフォーム分野のITスペシャリストは、OSやミドルウェアの選定や設計、実装、構築、保守運用などすべての工程で高いスキルを発揮し、プラットフォーム部分に不具合を発生させないようにする役割を持ちます。


また、システム開発後は障害対応、性能管理なども行います。

4:セキュリティ

IT分野でのセキュリティとは、情報の機密性や完全性、可用性を確保することを意味します。セキュリティ分野のITスペシャリストは、企業が保有している顧客の個人情報や機密情報といったデータを守るためのセキュリティ機能を持った機器の設計や構築を行うことが仕事です。


セキュリティ対策が十分ではないシステムやサーバーを利用した場合、情報漏洩などに繋がる可能性もあります。企業の社会的信用を失墜させないためにも、セキュリティ分野のITスペシャリストは適切なセキュリティ対策を行う必要があるでしょう。

5:アプリケーション共通基盤

アプリケーション共通基盤とはアプリケーションを稼働させるために必要なフレームワークを意味します。アプリケーション共通基盤分野のITスペシャリストは、導入するシステムに最適なソフトウェアの選定やツールの開発などを行い、システムの枠組みを完成させることが仕事です。


開発するシステムの目的に合わせて、最適なフレームワークを設計する必要があると言えるでしょう。

6:ネットワーク

ネットワークとは、コンピューターなどの通信端末やサーバーなどを接続する技術を意味します。ネットワーク分野のITスペシャリストは、ネットワークを構成する機器などの選定や設計、構築、保守運用に携わります。


また、ネットワークに不具合が発生した場合の対応手順を検討し、安定したネットワーク環境を提供することも重要です。

ITスペシャリストの平均年収

お金

ITスペシャリストの平均年収は570万円ほどだと言われています。ITエンジニア全体での平均年収は400万円台ですが、ITスペシャリストは専門的なスキルを磨いた職種であるため、さらに高い年収水準となっています。

ITスペシャリストになる条件

文字を書く人

ITスペシャリストはITSSの6つの分野のうち、いずれかがスキルレベル3以上であることが条件となっています。なお、ITスペシャリストのスキル熟練度はレベル3からレベル7まで細かく設定されています。


出典:PDFや記事のタイトル|情報源の機関や会社名
参照:https://www.ipa.go.jp/files/000024951.pdf

ITスペシャリストにおすすめの資格

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前述のとおり、ITスペシャリストになるにはITSSでレベル3以上のスキルを持つことが必要になります。スキルを証明するためには、情報処理技術者試験などの国家資格を取得するのがおすすめです。


ここではITスペシャリストにおすすめの資格を紹介していきます。

システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験(SA)とは、上級システムエンジニアとしてのスキルを証明できる国家資格です。情報処理技術者試験の試験区分の一つで、もっとも難易度の高い、高度試験に含まれます。


システム開発の要件定義や構造設計などの上流工程に携わるエンジニアを対象とした試験となっているため、ITスペシャリストを目指す人におすすめです。


出典:システムアーキテクト試験(SA)|IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html

情報処理安全確保支援士試験(SC)

情報処理安全確保支援士(SC)とは、サイバーセキュリティの専門的な知識や技能を認定する国家試験です。情報処理技術者試験制度とは独立していることからシステムアーキテクト試験のような高度試験には含まれませんが、難しい試験となっています。


情報処理安全確保支援士の肩書を持つことで、サイバーセキュリティ対策の専門家であることを証明できるでしょう。


出典:情報処理安全確保支援士試験(SC) | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)とは、ITエンジニアに必要な基本的な知識を証明できる国家資格です。情報処理技術者資格の試験区分の一つです。


試験範囲が広いため、資格勉強を通してセキュリティやデータベース、ネットワークといったITエンジニアに必要な基礎を身につけることができるでしょう。

>>基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説


出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験(AP)とは、基本情報技術者よりもワンランク上の国家資格です。ITエンジニアとしての応用的な知識やスキルを認定する資格となっています。


試験範囲は基本情報技術者試験と同じですが、より専門的な知識が求められます。試験勉強を通して、ITエンジニアに求められる幅広い知識と応用力を身につけることができるでしょう。


出典:応用情報技術者試験(AP)|IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

ネットワークスペシャリスト(NW)

ネットワークスペシャリスト(NW)とは、ネットワークの専門分野の知識やスキルを認定する国家資格です。情報処理技術者試験の試験区分の一つで、高度試験に含まれています。


ネットワークの設計、構築、運用保守などに関する専門的な知識やスキルを問われるため、取得すれば高いスキルを持ったネットワークの専門家として市場価値を高めることができるでしょう。


出典:ネットワークスペシャリスト試験(NW)|IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html>

データベーススペシャリスト試験(DB)

データベーススペシャリスト試験(DB)とは、データベースの専門分野の知識やスキルを認定する国家資格です。情報処理技術者試験の試験区分の一つで、この試験も高度試験となっています。


データベースに関する専門的な知識や、データベースの開発、運用、保守のスキルを測る資格試験となっているため、取得することでデータベースの専門家であることを証明できるでしょう。


出典:データベーススペシャリスト試験(DB)|IPA
参照:
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html

ITスペシャリストの今後の需要

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IT業界はIT人材不足が深刻化しており、高いスキルを持ったITスペシャリストの数も足りていません。今後もIT業界の拡大と共にITエンジニアの需要は増していくことが予想されているため、ITスペシャリストにも高い将来性があると言えるでしょう。

ITスペシャリストのキャリアアップ

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ITスペシャリストからのキャリアアップ先としては、プロジェクトマネージャーやフルスタックエンジニアといった選択肢があります。


マネジメント職としてプロジェクトを管理したい場合はプロジェクトマネージャー、現場でエンジニアとしてさまざまな専門技術を活かして仕事をしたい場合はフルスタックエンジニアを目指すのがおすすめです。

ITスペシャリストへ転職しよう

男性

ITスペシャリストとは、ITSSが定めるいずれかの専門分野で特化したスキルを持つエンジニアです。ぜひ本記事で紹介したITスペシャリストの専門分野やITスペシャリストにおすすめの資格などを参考に、スキルを磨いてITスペシャリストを目指してみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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