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ネットワークエンジニアのフリーランス案件とは?おすすめの資格6選も紹介

  • 公開日:2022-08-01 10:56:20
  • 最終更新日:2023-09-28 16:01:05
ネットワークエンジニアのフリーランス案件とは?おすすめの資格6選も紹介

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ネットワークエンジニアに必要とされる5つの能力

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ネットワークエンジニアはコンピュータネットワークの構築や運用などを行うエンジニアです。ネットワークエンジニアを目指すのであれば、さまざまな能力を身につけておく必要があるでしょう。


ここでは、ネットワークエンジニアに必要とされる能力を紹介します。

1:コミュニケーション能力

ネットワークエンジニアとはじめとしたエンジニア職にはコミュニケーション能力も必要です。特にネットワークエンジニアの場合は、クライアントとやりとりを行いながらネットワークシステムを提案するケースも多いため、コミュニケーション能力が必要になるでしょう。


コミュニケーション能力があるネットワークエンジニアであれば、スムーズに仕事を進められるでしょう。

2:マネジメント能力

ネットワークエンジニアは基本的にチームで仕事に取り組むことになるため、ネットワークエンジニアにもマネジメント能力が必要になるでしょう。


また、大規模ネットワーク構築プロジェクトの場合はネットワークエンジニアがプロジェクトマネージャーの役割を担うケースがあるため、マネジメント能力は身につけておくのがおすすめです。

3:ネットワークの構築・運用・保守スキル

ネットワークエンジニアの仕事はネットワークの構築や運用、保守を行うことであるため、これらのスキルが必須になります。


たとえばネットワークの構築を行うためには、設計書に従って必要な機器や回線などを用意して設置、配線するスキルが必要になります。また、運用や保守を行うには、ネットワークの監視やパッチの適用、障害発生時の原因究明スキルなどが必要です。

4:IoTに関する知識

近年ではさまざまなモノがインターネットにつながる、IoT(Internet of Things)が注目されています。このようなIoTを実現するためにはネットワークが必須となるため、ネットワークエンジニアにもIoTに関する知識が求められています。


今後はIoTがさらに普及していくことが予想されているため、IoTはネットワークエンジニアにとって必要な知識の1つとなるでしょう。

5:論理的な思考能力

ネットワークエンジニアとして業務をこなしていると、論理的に考えなければいけないシーンも多いです。たとえばネットワークシステムの設計を行う際に論理的に考えられなければ、盛り込まなければいけない仕様が抜けてしまうリスクもあるでしょう。


また、トラブル発生時の原因究明を行うためにも論理的な思考能力が必要とされます。


関連記事:ネットワークエンジニアに必要なスキルを全解説!

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の特徴

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フリーランスのネットワークエンジニアとして働くのであれば、案件にどのような特徴があるのか把握しておくことも大切です。


たとえばフリーランスエンジニアの案件の中には在宅で対応できる案件もありますが、ネットワークエンジニアの案件の場合、在宅案件はほぼないと言えるでしょう。


ここでは、ネットワークエンジニアのフリーランス案件の特徴を紹介していきます。

  • 企業常駐型の案件が多い
  • 業務があるエリアは都心に集中している
  • 構築もしくは設計業務の内容が多い

企業常駐型の案件が多い

ネットワークエンジニアの業務はリモートで行うことが難しいため、ネフリーランス案件もクライアント企業に常駐する常駐型の案件がほとんどです。


そのため、フリーランスのネットワークエンジニアとして働く場合、基本的に常駐案件になると考えた方が良いでしょう。

業務があるエリアは都心に集中している

フリーランスのネットワークエンジニアの案件は都心に集中しています。また、前述のとおりネットワークエンジニアの仕事は企業での常駐案件がほとんどとなるため、地方でフリーランスのネットワークエンジニアとして働くのは難しいと言えるでしょう。


そのため、フリーランスとして独立するのであれば拠点を都心に構えることも考えた方が良いでしょう。

構築もしくは設計業務の内容が多い

フリーランスのネットワークエンジニアの案件の多くは、構築や設計業務です。ネットワークエンジニアの業務内容には他に運用や監視業務も存在しますが、このような業務は高度なスキルが必要とされないため、フリーランスに依頼されることが少ないです。


そのため、フリーランスのネットワークエンジニアとして独立するのであれば、ネットワークの構築や設計の経験を積んでおくことが大切です。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件内容の種類

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ネットワークエンジニアのフリーランス案件には、ネットワークの設計や構築、ネットワークの運用や保守などの案件があります。ネットワークは一度構築すると新しく構築する機会は少なくなるため、運用や保守がメインの案件もあります。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の単価相場

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ネットワークエンジニアの単価相場は月額70万円程度となっています。中央値も60万円台後半となっているため、ネットワークエンジニアの案件の多くは70万円前後であると言えるでしょう。

【状況別】フリーランスのネットワークエンジニアの年収

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フリーランスのネットワークエンジニアの年収は、経験年数などによっても大きく変わってきます。場合によっては単価相場よりも高単価な案件を獲得できるケースもあれば、案件を獲得すること自体が難しいケースもあるでしょう。


ここでは、状況別のフリーランスのネットワークエンジニアの年収を紹介していきます。

経験が5年以上である場合

実務経験年が5年以上あるネットワークエンジニアであれば、年収700万円程度稼ぐことも可能です。実務経験が5年以上あれば、ネットワークエンジニアとしての業務は一通り経験していることが予想できます。


また、企業内でも中堅の立場として責任のある業務も任せられており、ネットワークエンジニアとして十分なスキルや経験を持っていることから、月額60万円程度は稼げるでしょう。


経験5年以上で独立すれば、会社員として働いている場合よりも年収が高くなる可能性が高いです。

経験が3年程度である場合

実務経験年が3年以上あるネットワークエンジニアであれば、年収480万円程度の金額を稼ぐことも可能です。実務経験が3年以上あれば、先輩のネットワークエンジニアからスキルを学んでおり、必要最低限のスキルを習得していると判断されます。


経験年数が3年程度あれば月額40万円程度の金額を稼ぎ、年収480万円以上が目安となるでしょう。

経験が1年程度である場合

実務経験年が1年程度のネットワークエンジニアであれば、年収300万円程度が目安です。経験年数が1年程度の場合は月額報酬が20~30万円程度となるため、年収も240~360万円程度となるでしょう。


しかしフリーランスの場合は報酬の中から保険料などを支払う必要があるため、経験1年程度の場合はフリーランスとして独立するよりも会社員として働く方が良いでしょう。

完全に未経験である場合

完全に未経験の状態からフリーランスのネットワークエンジニアとして独立した場合、年収は200万円程度が目安になるでしょう。フリーランスは自身のスキルや実績によって案件を獲得することになるため、実務経験がない状態では案件を獲得することは難しいです。


未経験の場合は先に会社員としてネットワークエンジニアの経験を積み、その後独立することが大切です。

スペシャリストとして活躍するエンジニアの場合

ネットワークエンジニアの中でもスペシャリストとして活躍するエンジニアであれば、年収1,000万円程度の金額を稼ぐことも可能です。


スペシャリストとしてのスキルを持った人材であれば、ネットワークエンジニアとしての実務ではなくコンサルティングやCTOとして案件に参画することもできます。月額報酬100万円以上を稼ぐことも可能になるため、年収1,000万円~1,500万円程度が目安になるでしょう。

得意な分野・業界で活躍するエンジニアの場合

得意な分野や業界で活躍しているネットワークエンジニアであれば、年収900万円~1,200万円程度を稼ぐことも可能です。


たとえば仮想化ネットワークの構築に強みを持つネットワークエンジニアや、プロジェクトマネジメントのスキルを持ったネットワークエンジニアであれば、得意分野を活かすことでより高単価な案件を獲得しやすくなります。


そのため、ネットワークエンジニアとして一通りのスキルを身につけたら、他のエンジニアと差別化できるような得意分野を見つけるのがおすすめです。


関連記事:ネットワークエンジニアのおおよその年収とは?引き上げる方法や将来性も紹介

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の探し方

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フリーランスは会社員のように仕事を貰えるわけでないため、自分自身で案件を獲得していく必要があります。フリーランスのネットワークエンジニアを目指すのであれば、フリーランス案件を獲得する方法を見つけておくことも大切です。


ここでは、ネットワークエンジニアのフリーランス案件の探し方を紹介していきます。

営業活動をして探す

自分で営業活動を行う場合、企業と直接交渉できるため、高度な営業スキルを持っている人材であれば高額な報酬を得られる可能性もあるでしょう。


ただし直接契約する場合、契約の手続きに時間がかかる可能性があります。また、トラブルが発生した場合の対応も自分自身で行う必要があるため、注意が必要です。

勉強会や交流会などで人脈をつくる

人脈を活かして仕事を獲得する場合は、勉強会や交流会などに積極的に参加して人脈を構築していくのがおすすめです。


ただし、人脈を活かして仕事を獲得するには一定以上のスキルが必要になるでしょう。ネットワークエンジニアとしての経験を積んでいけば、条件の良い仕事を紹介してもらえる可能性も高まります。

エージェントを使って探す

フリーランス向けのエージェントを利用することで、さまざまなネットワークエンジニアのフリーランス案件を見つけられます。


フリーランスエージェントに登録しておけば、自分自身で営業活動を行わなくても自身の実績やスキル、希望条件に合った案件をアドバイザーに紹介してもらうこともできます。


また、コンスタントに案件を確保しやすくなるため、収入も安定しやすくなるでしょう。

高単価のネットワークエンジニアのフリーランス案件を獲得する3つの方法

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フリーランスのネットワークエンジニアとして高単価な案件を獲得するには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは、高単価のネットワークエンジニアのフリーランス案件を獲得する方法を紹介します。

1:設計・企画に関する業務の案件を探す

ネットワークエンジニアに限らず、どのようなプロジェクトでも下流工程よりも上流工程に携わる方が報酬は高くなります。そのため、ネットワークの設計や企画など、上流工程の業務を行う案件を獲得するようにしましょう。


上流工程の業務をこなすためには、技術的なスキルだけでなくマネジメントスキルやビジネススキルなども必要になります。また、ネットワークエンジニアとして案件に参画するよりも、プロジェクトマネージャーなどの管理側のポジションで参画する方が報酬も高くなるでしょう。

2:元請けに近い企業から案件を得る

フリーランスエンジニア向けの案件は、発注元のエンド企業と案件を受注するフリーランスの間に入る中間業者が少ないほど単価は高くなります。なぜなら、フリーランスの元へ来るまでに抜かれる中間マージンが少なくなるためです。


そのため、できるだけ元請けに近い企業の直請け案件を受注するようにしましょう。エンド企業が支払う報酬の額にもよりますが、元請けに近い案件ほどフリーランスの手元に残る金額は増えます。

3:クラウド技術やセキュリティ関連のスキルを習得する

今後はクラウドサービスがより普及していくことが予想されています。また、IT技術の進歩によってサイバー攻撃なども巧妙化していくため、セキュリティに関する知識やスキルのニーズが高まっていくでしょう。


そのため、クラウド技術やセキュリティスキルを持ったネットワークエンジニアであれば、高単価も期待できます。

ネットワークエンジニアに役立つおすすめの資格6選

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ネットワークエンジニアになるために必須の資格はありませんが、ネットワークエンジニアの業務に役立つ資格にはさまざまな種類があります。


ここでは、ネットワークエンジニアに役立つおすすめの資格を紹介していきます。

1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は情報処理技術者に必要な知識やスキルを証明できる国家資格です。ネットワークエンジニアを目指すのであれば、まずは取得しておきたい資格の1つでしょう。


セキュリティやネットワークなど、ITエンジニアに必要な基礎が身につきます。


出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/cbt_sg_fe.html

2:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験よりワンランク上の資格です。ネットワークエンジニアとしてスキルアップを目指す場合は、基本情報技術者試験の次に応用情報技術者試験を取得するのがおすすめです。


ITエンジニアに必要な幅広い知識と応用力が身につくでしょう。


出典:応用情報技術者試験(AP)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

3:ITパスポート試験

ITパスポート試験はITに関する基本的な知識を証明できる国家試験です。前述の基本情報技術者試験よりも易しい試験となっています。


エンジニアに限らずITに携わるすべての人を対象とした試験であるため、これからネットワークエンジニアを目指すという人であればITパスポートから取得するのも良いでしょう。


出典:ITパスポート試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/?topbana

4:ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験はネットワークの専門知識を証明できる国家資格です。難易度が高く合格率も低い難関資格であるため、取得することでネットワークエンジニアとして高度なスキルを保有していることの証明になるでしょう。


出典:ネットワークスペシャリスト試験(NW)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html

5:CCNP Enterprise 認定

CCNP Enterprise 認定は、大規模なネットワークの設計・構築、保守運用に関するスキルを証明する資格です。


ネットワーク機器大手のシスコシステムズが実施しているシスコ技術者認定の中でも、難易度の高いプロフェッショナルレベルの資格となっています。資格を取得するには「コア試験」と「コンセントレーション試験」の2つの試験に合格する必要があります。

6:CCNA 認定

CCNA認定とは、シスコ技術者認定の中でもアソシエイトレベルの資格です。ネットワークの基礎やシスコの基本知識などを測る試験となっており、ネットワーク系資格としても知名度が高いです。


シスコ技術者認定を受験する場合、まずはCCNAの取得から目指すと良いでしょう。ネットワークエンジニアの実務でも役立つ汎用的なスキルを身につけられます。

フリーランスのネットワークエンジニアを目指すときの注意点

看板

フリーランスのネットワークエンジニアになるのであれば、社会人としての一般教養を身につけておきましょう。会社勤めの経験が浅いフリーランスの中には、社会人としてのマナーがなっていない人も存在します。


メールの書き方や報告や相談の仕方、トラブル対応など社会人としての一般教養を身につけておきましょう。

ネットワークエンジニアの将来の展望

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今後はクラウドサービスを導入する企業が増えていくことが予想されているため、オンプレミスのネットワーク構築案件は減少していくでしょう。


しかしネットワークエンジニアの業務も多様化していくため、クラウドやサーバー、セキュリティなどニーズの高いスキルを持ったネットワークエンジニアの需要が高まることが期待できます。


関連記事:ネットワークエンジニアの将来性とは?今後のキャリアもあわせて紹介

ネットワークエンジニアとしてフリーランス案件を獲得しよう

男性

フリーランスのネットワークエンジニアの年収は経験年数によっても差があります。


本記事で紹介したネットワークエンジニアのフリーランス案件の特徴やネットワークエンジニアに役立つおすすめの資格などを参考に、ニーズの高いスキルを身につけてフリーランスのネットワークエンジニアを目指しましょう。



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【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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