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RPAエンジニアに求められるスキルとは?仕事内容もあわせて紹介

  • 公開日:2021-10-01 14:55:27
  • 最終更新日:2022-03-24 11:30:35
RPAエンジニアに求められるスキルとは?仕事内容もあわせて紹介

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RPAエンジニアってどんな仕事?

吹き出ている

RPAとは「Robotic Process Automation」を略した言葉で、従来であれば人が行っていた定型業務を自動化するロボットのことを指します。RPAエンジニアとは、このようなRPAの導入、開発を行うエンジニアのことです。


近年ではRPAを導入することで定型的な事務作業を自動化することで業務効率化や人手不足の解消を図る企業も増加してきていることから、RPAエンジニアの需要も拡大してきていると言えます。

RPAエンジニアの役割

RPAエンジニアはRPAに関連した業務を担当することが仕事です。主にRPAツールの設計、運用、サポートを行うでしょう。


日本でRPAが本格的に導入されはじめてからまだ数年ですが、導入当初よりもRPAエンジニアに求められるスキルのハードルは上がってきていると言われています。

RPAエンジニアの平均年収

RPAエンジニアという職業に興味がある方の中には、RPAエンジニアの平均年収についても知りたいという方は多いでしょう。しかしRPAエンジニアという職種自体新しい職種となっているため、省庁などが行っている公式な調査でのデータは存在していません。


ここではRPAエンジニアの平均年収を未経験者の場合、経験者の場合それぞれで紹介します。参考にしてみてください。

未経験者の場合

日本の求人サイトに掲載されている情報をもとにすると、未経験者からRPAエンジニアになった場合の年収は400万〜500万円程度となっています。そのため、未経験者からでも仕事に就ける職種としては、高い給与水準であると言えるでしょう。

経験者の場合

RPAエンジニア経験者から転職した場合、RPAエンジニアの年収は600万〜1000万円程度となっています。また、中には3000万円程度という年収を提示しているRPAエンジニア求人も存在します。


このことから、スキル次第では非常に高い給与を得ることも可能な職業であると言えるでしょう。

RPAエンジニアの4つの仕事内容

パソコンを使っている人の手元

RPAエンジニアの仕事がRPAと呼ばれる定型業務を自動化するソフトウェアに関するものだということはわかっていても、具体的にどのような仕事を行っているのかイメージできないという方も少なくないでしょう。


ここではRPAエンジニアの4つの仕事内容を紹介していきますぜひ参考にしてみてください。

1:業務分析・要件定義

業務分析・要件定義とは、RPAツールで自動化できる業務範囲や内容を分析していく作業です。作業時間や手順、作業頻度といった情報を収集し、実際の時間や手間がかかっているのかを分析します。


また、洗い出したすべての定型業務を自動化することは難しいため、現場の担当者にヒアリングを行って、優先的に自動化すべき業務を選定する必要があるでしょう。そのため、自動化することでどのくらい業務を効率化できるのかまで考えることが重要と言えます。

2:RPAシステム導入のサポート

RPAシステム導入のサポートを行うのもRPAエンジニアの仕事です。RPAを適用する範囲などを確定したら、次に導入するRPAの種類を決めます。


RPAには基本のかたちが決まっているパッケージタイプと、ユーザー自身で柔軟に構築できるカスタマイズ性が高いタイプの2種類があります。どちらを導入する場合でも、目的は業務上の課題の解決であるため、ニーズを満たすRPAを導入する必要があるでしょう。

3:RPAツールでロボットの開発・構築

RPAツールによってロボットを作成していくのもRPAエンジニアの仕事です。実務で使用しているソフトウェアが入っているパソコンや環境に合わせて、人が作業を行う場合と同様の動作ができるようにロボットを構築していく必要があります。


ロボット開発の手順はさまざまで、プログラミングによって作成するケースや作業手順の動画をもとに作成するケースなどがあります。また、ロボットを作成する際にはエラーが発生した場合も想定し、通知が行われるようにする必要があるでしょう。

4:自動化した業務の保守・運用・障害対応

RPAによって業務を自動化したら、安定的に運用できるような保守、運用、障害対応業務を行う必要があります。業務内容の変更に合わせてロボットの動作も変えたり、RPAによって自動化する範囲が増えればロボット同士を連携したりする必要もあるでしょう。


また、誰でも利用できるようにマニュアルを整えたり、異常が発生した場合に迅速に対応したりするのもRPAエンジニアの仕事と言えます。

RPAエンジニアに求められる知識やスキル9選

ボードを見つめる男性

エンジニア職は担当する分野によって求められる知識やスキルが異なります。それでは、RPAエンジニアの場合はどのようなスキルセットが必要になるのでしょうか。


ここではRPAエンジニアに求められる知識やスキルを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1:Access・Excel VBAの活用経験

RPAエンジニアにはMicrosoft AccessやExcel VBAなどの活用経験が求められるでしょう。RPAではデータベースを使用した集計や分析などの定型業務を自動化するものなので、データベース管理ソフトであるAccessを使ったことがあれば、RPAエンジニアとしてもスキルを活かすことができるでしょう。


また、Excel VBAはデータを組み合わせて処理を行うマクロを記述できるものなので、マクロのスキルをRPAツールのシナリオ作成に活かすことが可能と言えます。

2:RPAツールの知識と経験

RPAツールに関する知識や経験があれば、RPAエンジニアとしての業務にも役立つでしょう。


RPAツールを提供するベンダー側での経験はもちろん、ユーザーとしてRPAツールを利用したことがある場合も、基本的なRPAツールの知識があるためRPAエンジニアの業務に活かすことができます。


また、代表的なRPAツールとしてはWinActorやUiPath、BizRobo!などが挙げられます。

3:システムを開発する経験

RPAエンジニアの仕事も一般的なシステム開発と同様に、ニーズのヒアリングや要件定義、設計、開発といったプロセスが存在します。そのため、システム開発の経験があればRPAエンジニアの仕事にも役立つでしょう。


たとえばシステム開発の上流工程の経験があれば、RPAツールを構築する際にも担当者の要望を的確にヒアリングしてシステムの方向性を決定することに役立つと言えます。

4:物事を観察する柔軟な思考能力

RPAを導入する場合、一つとして同じ条件になるケースはありません。自動化する業務や求められている機能、使用者の人数など、現場によって条件にもさまざまなパターンがあります。


そのため、RPAエンジニアは特定の方法にとらわれずに物事を観察し、柔軟に考えを巡らせることができる思考能力が求められます。時にはRPAの機能にこだわらずに、別の方法を試してみるような柔軟性があれば、RPAエンジニアにとっての強みになるでしょう。

5:プログラミングのスキル

RPAツールを使ったシナリオ開発やロボットの構築には、プログラミングのスキルが必要です。RPAツールもプログラミングを前提として開発されているため、プログラミングの基本的なスキルはPRAエンジニアには必須になります。


RPAツールはローコードツールの1種のため自分でコードを一から記述する必要はありませんが、プログラムを開発するのとほぼ同じ手順での作業が必要となるため、プログラミングの知識がゼロの状態ではRPAツールを操作することは難しいでしょう。

6:最新技術などの情報収集能力

IT業界は情報や技術の移り変わりが激しく、RPA市場も例外ではありません。RPAに関する技術は日々刷新されており、変動しています。そのため、最新技術をキャッチアップできる情報収集能力がRPAエンジニアには求められるでしょう。


最新のRPAツールや既存ツールのアップデートといった情報もキャッチし、最新の技術動向を把握できるスキルが重要と言えます。

7:プロジェクト関係者との協調性

RPAツールの導入を検討する場合、RPAの導入推進を行う部門メンバーや業務の自動化を希望している担当者、自動化したロボットの保守運用を行う関係者など、さまざまなプロジェクト関係者が存在しています。


そのため、RPAエンジニアには相手の立場に立って意見やニーズを聞き取れる協調性が求められるでしょう。相手に寄り添うことができれば、プロジェクトもより良い結果へ繋がることが期待できます。

8:クライアントの課題や改善に対する理解力

RPAエンジニアにはクライアントが抱えている課題や改善したい内容をきちんと理解する理解力が必要です。RPAツールに関する技術的なスキルがいくらあっても、導入する業務を理解していなければ適切な業務改善を行うことは難しいでしょう。


具体的な業務内容や目的、作業の流れ、困っていることなどを把握した上で開発することにより、適切な自動化や業務改善が実現するでしょう。

9:業務効率化のコンサルティングスキル

RPAエンジニアはRPAツールの導入を検討している企業の業務効率化のコンサルティングを行います。そのため、RPAエンジニアにはコンサルティングスキルが必要と言えます。


実際の導入フェーズはRPAコンサルタントが担当するケースもありますが、コンサルティングスキルがあればRPAエンジニアとしても強みになるでしょう。

RPAエンジニアの転職求人傾向

高層階のオフィスデスク

求人サイトでのRPAエンジニアの求人傾向を見ると、一般的なプログラマーやSEと比較してRPAエンジニアの求人数は10分の1程度と言えるでしょう。そのため、現時点では求人数としては多いとは言えませんが、今後RPAツールの需要拡大と共に求人数も増加していく可能性があります。


また、RPAエンジニアは転職や再就職なども柔軟に行いやすい職業のため、将来を考えたキャリア形成にも役立つでしょう。

RPAエンジニアの将来性が高い理由3選

デスクでノートを取りながら相談している光景

RPAエンジニアは今度も需要が伸びていく職業だと言われており、将来性が高いと予測されています。どのような理由からRPAエンジニアは将来性が期待されているのか紹介します。


RPAエンジニアの将来性が高い理由3選に興味がある方は、参考にしてみてください。

1:作業の自動化が進むため

少子高齢化によって人口が減少している日本では、労働人口不足も深刻化しつつあると言えます。そのため、人材不足を解消するための手段としてRPAを利用した作業の自動化が今後も進むことになるでしょう。


将来的にも今後労働人口は減少していくことから、企業としても定型的な作業を自動化することは急務と言えるでしょう。

2:企業の課題解決ニーズが高いため

前述のとおり、現在労働人口の減少が深刻化してきており、多くの企業で人材不足が問題となっていると言えます。そのため、企業として自社業務の改善や生産性の向上、従業員の負担軽減などの課題解決ニーズは非常に高い状態です。


今後はRPAを導入して定型的な業務を自動化することで、生産性の向上を模索する企業も増えていくでしょう。そのため、RPAの構築や運用保守などのスキルを持ったRPAエンジニアの需要も高まることが予想できます。

3:RPA市場が拡大しているため

RPAが技術的に発展していくのに伴い、今後もRPA市場は拡大していくでしょう。RPAがこれまでよりも複雑な業務にも対応できるようになれば、現時点では導入できない企業も将来的にはRPAツールを導入することが考えられます。


また、RPA市場が拡大していくのに伴い、RPAエンジニアにもコンサルティングスキルやRPA構築スキル、コミュニケーション能力などが求められるようになるでしょう。

RPAエンジニアでの主な3つのキャリアパス

紙に何かを書いている人

RPAエンジニアのキャリアパスとしては、「RPAコンサルタント」「インフラエンジニア」「フリーランス」などがあります。ここでは最後にRPAエンジニアの主な3つのキャリアパスをそれぞれ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1:RPAコンサルタントへのキャリアパス

RPAコンサルタントとは、クライアントからヒアリングを行い、RPAで自動化できる業務の切り出しや提案を行う職業です。RPAコンサルタントやRPAの導入プロジェクトにおける上流工程の担当者となっており、クライアントと直接コミュニケーションを取ることが仕事になります。


そのため、人とコミュニケーションを取りながら仕事をしたい場合はRPAコンサルタントを目指すのがおすすめです。

2:インフラエンジニアへのキャリアパス

RPAは今後技術が進化していくことで、さまざまな業務をサポートするインフラ基盤になっていくことが予想できます。


そのため、現時点でRPAエンジニアの直接のキャリアパスになるわけではありませんが、将来的にはインフラエンジニアとしてのキャリアパスが開けるようになるでしょう。

>> インフラエンジニアの主な仕事内容とは?未経験で取得できる資格も紹介


3:フリーランスとして独立へのキャリアパス

RPAエンジニアとしてシステム開発の技術力を磨くことにより、将来的にはフリーランスのRPAエンジニアとして独立することも視野に入ります。技術力の高いRPAエンジニアは非常に市場価値が高いため、プロジェクトに必要不可欠な存在になれるでしょう。

>> フリーランスエンジニアになる7つのメリット|向いている人の特徴も解説


将来性の高いRPAエンジニアを目指そう

パソコンとコーヒー

RPAエンジニアは今後RPAの需要が拡大するにつれて市場価値が高まっていくと言えるでしょう。


ご紹介してきたRPAエンジニアの仕事内容や、求められる知識やスキル、RPAエンジニアのキャリアパスなどを参考に、スキルを磨いて将来性が高いRPAエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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