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インフラエンジニアとは?主な仕事内容や特徴について紹介

  • 公開日:2021-08-31 19:22:52
  • 最終更新日:2024-01-25 11:24:50
インフラエンジニアとは?主な仕事内容や特徴について紹介

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インフラエンジニアとは

パソコンをしている外国人

インフラエンジニアとはITインフラの設計や構築、運用を行なうエンジニア職です。インフラとは「インフラストラクチャー」を略した言葉で、日本語では「基盤」などと訳されます。


一般的にインフラとは電気や水道、道路などの生活に必要不可欠なものを指す用語ですが、インフラエンジニアが扱うインフラとは企業や組織のITシステムを支える基盤となるシステムや設備のことです。


つまり、インフラエンジニアはIT業界のインフラであるネットワークやサーバー、データベースなどを取り扱う職業です。

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアは担当する範囲が非常に広いため、特定の領域を専門とするエンジニア職に分けられます。


ここではその例をご紹介します。


  • ネットワークエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • データベースエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • 保守・運用エンジニア


ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは情報通信ネットワーク(LAN、WAN、インターネット接続、社内ネットワークなど)の設計、設置、保守を担当するエンジニアです。


ネットワークシステムとは、コンピュータや機器を相互に接続して、データや情報をやり取りするためのシステムです。


ネットワークエンジニアの主な役割は、企業や組織のネットワークが安全かつ効率的に稼働することです。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは企業や組織が使用するサーバー機器の設計、構築、運用、保守を行うエンジニアです。


サーバーとは、インターネットやイントラネット(内部ネットワーク)を介してデータや情報などのコンテンツを提供するコンピュータシステムのことで、Webサイトやデータベース、メールシステムなどのアプリケーションを稼働させるために使用されます。


近年のITのトレンドとして、サーバーエンジニアが扱うサーバーも徐々にオンプレミス(自社で物理的なサーバーやネットワーク機器を設置・管理する方式)からクラウドへとシフトしています。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの設計、構築、運用、保守、そしてセキュリティ管理を担当するエンジニアです。


企業や組織が持つ膨大なデータを効率的かつ安全に管理・運用するための要となる役割を果たします。


特に最近はビッグデータを分析してビジネスに役立てるという動きがあります。そのため、データベースエンジニアの役割はより重要になっています。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、企業や組織のシステムを不正アクセスや攻撃から守るために、セキュリティ対策を設計・構築・運用・保守するエンジニアです。


IT技術の進歩により様々な情報がインターネットを介してやり取りが行われるようになりました。


その一方で個人情報や企業の機密情報の扱いが厳しくなってきました。また、不正アクセスやサイバー攻撃も年々増加傾向にあります。


そのため、セキュリティエンジニアの役割は非常に重要です。

保守・運用エンジニア

運用・保守エンジニアは、システムやネットワーク、データベースなどのITインフラが常に最適な状態で稼働し続けることをサポートするエンジニアです。


システムの稼働状態やリソースの使用状況を定期的にチェック・メンテナンスを行い、障害やトラブルが発生した場合は迅速に対応します。


なお一般的に運用エンジニアは、システムが正常に稼働し続けるように監視や保守を行い、保守エンジニアは、システムが故障したときに修理や復旧を行います。

SEとの違い

パソコンをしている外国人2

SEとは「システムエンジニア」のことで、システム開発における上流工程を担う職業です。インフラエンジニアはITインフラの設計や構築などを行なう職業ですが、SEはITシステム全般のヒアリングや設計などを専門に行なうという違いがあります。


また、システム開発プロジェクトの場合は、インフラエンジニアが構築したITインフラを基盤としてSEがシステム設計を行ない、システムを開発していくという流れになっています。

>> SEが手掛ける仕事の内容とは?|平均年収と必要となる能力についても解説

>> SEの将来性が高い7つの分野と業界とは?キャリアプランについても紹介


インフラエンジニアの仕事内容4つ

パソコンを操作する人

インフラエンジニアの仕事は勤めている企業によっても異なりますが、一般的にはITインフラの設計や構築、運用を行なうことです。


ここではインフラエンジニアの仕事内容4つを紹介していきますので、どのような仕事を行なっているのか参考にしてみてください。

1:要件定義

要件定義とは、システム開発プロジェクトにおいてクライアントがどのような規模のシステムを希望しているのかをヒアリングし、必要な機能を洗い出す工程です。


要件定義は開発するシステムそのものの要件も洗い出しますが、インフラエンジニアの場合はそのシステムの性能を満たすためのインフラ環境を検討することが主な仕事になります。


たとえば、オンプレミスなのかクラウドなのか、OSの種類やハードウェアのスペックはどうするのかといった内容を検討していきます。

2:サービスの設計

サービスの設計とは、要件定義で決定した概要を実現するための設計を行なう工程です。


設計には基本設計と詳細設計があり、基本設計では物理的な構成やサーバー数、OS、サーバーの用途やスペックなどを決め、詳細設計では基本設計で決定した方針に沿って具体的なパラメータ設定を行なったり、ソフトウェアの適用、稼働設定などを行ないます。


要件定義と設計は、システム開発プロジェクトにおける上流工程と呼ばれており、設計した内容をもとに設計書を作成します。

3:インフラの構築

インフラの構築とは、設計書をもとにITインフラ環境の構築を行なう工程です。インフラはオンプレミスかクラウドサービスを利用するのかによって、実際の構築内容は大きく異なります。


オンプレミスの場合は、物理サーバーの組み立てや機能のインストール、配線などを行ないます。また、構築した環境が問題なく動作するかどうかをテストするのも、インフラエンジニアの仕事です。

4:実際の運用

インフラを構築した後は、稼働したインフラ環境を運用していきます。運用のフェーズでは、稼働しているインフラが問題なく動作しているのかを監視し、問題が発生した場合には早急に対応しなければなりません。


たとえば、ネットワークやサーバーに問題が発生した場合など、原因の調査や調査報告、対応までをインフラエンジニアが行ないます。

インフラエンジニアの魅力5つ

プログライミングコードの画面

ここではインフラエンジニアの魅力5つを紹介します。

1:社会への貢献ができる

インフラエンジニアは現代の情報化社会になくてはならない業務を担います。


ネットワークが停止してしまうと、現代社会のあらゆるシステムに大きな影響を与えることから、インフラエンジニアの仕事は社会貢献ができる仕事であると言えるでしょう。


特に金融機関や医療、交通機関など重要度が高いさまざまなサービスでもITインフラは必須となっているため、責任のある仕事と言えます。

2:将来性がある

ITインフラはあらゆるシステムやサービスで利用されているため、既存のシステムやサービスを改修する場合にもインフラエンジニアは必要になります。また、新しいシステムを開発する際にもインフラエンジニアが必要となるため、将来性のある仕事だと言えるでしょう。


ただし、近年ではクラウドサービスを利用して開発を行なうケースも多いため、インフラエンジニアにもクラウドの知識が求められるようになってきています。

3:仕事がなくなる不安がない

ITインフラは情報社会になくてはならない存在となっているため、ITインフラの設計や構築、保守運用を行なうインフラエンジニアの仕事がなくなることはありません。そのため、インフラエンジニアとしての知識やスキルを身につけることで、将来仕事に困る心配はないでしょう。


たとえ勤めている会社が倒産したとしても、ニーズの高いインフラエンジニアは他の会社ですぐに仕事を見つけることができるでしょう。

4:収入面が安定しやすい

インフラエンジニアは一般的に平均年収が高いエンジニア職の中でも、より平均年収が高い職業です。そのため、インフラエンジニアとして就職することができれば、将来的に収入も安定しやすくなります。


特にインフラエンジニアの仕事はスキルによって給与が変動しやすいため、インフラの設計構築はもちろん、セキュリティやクラウドなどの豊富な知識を持っていれば、それだけ高い年収を得られる可能性があります。

5:巨額な費用のプロジェクトに携われる

インフラエンジニアの仕事は、システムの規模によって大きな規模のインフラを構築することもあります。そのため、場合によってはコンピュータを何台も繋げるような巨額の費用を投じた大規模プロジェクトに参加できるケースもあります。


他の仕事では携われないようなスケールの仕事に携わることもできるため、非常に大きなやりがいを感じることができるでしょう。

インフラエンジニアの年収とは

多くの外貨

将来インフラエンジニアを目指している方やインフラエンジニアに興味があるという方の中には、インフラエンジニアの収入について知りたいという方も多いでしょう。ここではインフラエンジニアの年収について解説していきます。

>> 【7パターン別】インフラエンジニアの平均年収|必要とされる能力も紹介


インフラエンジニアの平均的な年収

インフラエンジニアの平均的な年収は約550万円です。そのため、前述の通り全体的に年収水準の高いIT職の中でも平均年収の高い職業となっています。


ただし、給料分布でもっともボリュームが多いエリアよりも平均年収の方が高いことから、スキルや勤務地などによって年収には差が出る傾向があると言えるでしょう。

インフラエンジニアとしての年収をUPさせる方法

インフラエンジニアの年収はスキルによって大きく差が出る傾向にあるため、年収をアップするにはニーズの高いスキルを身につけることが大切です。たとえば、近年ではクラウドやIoTなどの知識が重要になってきています。


また、必要とされるスキルは時代によって変わってくるため、常にアンテナを張り巡らせて最新の知識や技術を習得する必要があるでしょう。

インフラエンジニアに必要なスキル8選

メモをする人

インフラエンジニアに求められる知識やスキルは非常に幅広いです。また、ITインフラの設計に携わるのか構築に携わるのかによっても実務で使用するスキルは変わってきますが、基本的に必要とされるスキルはある程度決まっています。


ここではインフラエンジニアに必要なスキル8選を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:セキュリティに関する知識

インフラエンジニアの作業範囲にはセキュリティ設定も含まれています。実際に企業によってはインフラエンジニアがITインフラのセキュリティ設定を行なうこともあるため、セキュリティに関する知識は身につける必要があるでしょう。


また、実際の作業ではセキュリティ製品を利用することになるため、製品に関する具体的な知識があると役立ちます。

2:ネットワークに関する知識

インフラエンジニアの仕事はどのような作業でもネットワークに関する知識が必要になります。たとえば、クライアントのニーズを満たすITインフラを構築する場合にも、どのようにネットワーク接続すれば良いのか検討しながら設計する必要があります。


システムに負荷がかかり過ぎないように、負荷分散するためにもネットワークの知識は必要になりますので、ネットワークの知識を身につけておくと良いでしょう。

>> ネットワークエンジニアとは?主な仕事内容や将来性・求められる知識・スキルについて全解説


3:サーバーの知識

インフラエンジニアの作業範囲にはサーバー周りの作業も含まれています。特に保守や運用を担当するインフラエンジニアの場合、サーバーの知識が必要になるでしょう。


近年ではクラウドサーバーを利用するケースも多いことから、通常の物理サーバーと合わせてクラウドサーバーの知識も身につけておきましょう。

4:クラウドの知識

近年ではクラウドサービスを利用してシステム構築を行なうケースが多いことから、クラウドに関する知識も必要になります。そのため、代表的なクラウドサービスであるAWSやAzure、GCPなどの知識も身につけておきましょう。

>> AWSエンジニアの仕事とは?必要なスキルや将来性もあわせて紹介!


5:ヒアリングスキル

ITインフラの設計を行なうインフラエンジニアは、クライアントからのヒアリングもするため高いヒアリングスキルが求められます。


また、場合によっては他企業のシステムと連携することもあるため、相手がどのような要望を持っているのか正確に把握するためにもヒアリングスキルは必要になります。

6:コミュニケーションスキル

インフラエンジニアを含めたエンジニア職は個人作業のイメージが強いですが、実際にはチームで作業するケースがほとんどです。インフラ構築を行なう場合も、基本的には複数人で作業していくため、円滑に仕事を進めるためのコミュニケーションスキルが必要になります。

7:マネジメントスキル

チームでインフラ構築を行なう場合、チームをまとめるマネジメント職のインフラエンジニアには高いマネジメントスキルが必要になります。


また、インフラの運用や保守のフェーズでもエラーが発生した場合には、リーダーとなるマネジメント職のインフラエンジニアが管理を行ない、顧客への報告などをする必要があります。

8:提案スキル

クライアントのニーズを満たすインフラ構築を行なうためには、相手の要望をヒアリングするだけでなく、より最適な提案を行なうスキルも求められます。


現実的には予算や納期などの都合で、クライアントのニーズを全て満たすことができないケースも多いため、代替案を提案するスキルは非常に重要になるでしょう。


関連記事:インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアに向いている人の特徴は以下になります。


  • コンピューター機器を扱うのが好き
  • 細かい部分に気を配れる
  • 忍耐力がある
  • 仕組みを作ったり効率化するのが好き


それぞれ詳しく説明します。


コンピューター機器を扱うのが好き

インフラエンジニアは他のエンジニアに比べてサーバーやネットワーク機器などハードウェアを取り扱うことが多いです。


また物理的な機器の接続や設定をクラウド上で仮想的に行うこともあります。


そのため、コンピューター機器に興味があり、扱うのが好きな人には向いています。

細かい部分に気を配れる

インフラはシステムやサービスの基盤となる部分であり、小さな設定の誤りやトラブルがシステム全体に悪影響を及ぼす可能性があります。


特にプログラミングなどでは、一文字や一行のミスが大きな問題を引き起こすこともあります。


また問題の原因を探る際には、ログファイルを詳細に調査するなどの業務が発生します。


そのため、細かい部分に気を配れる人はインフラエンジニアに向いています。

忍耐力がある

インフラエンジニアの業務にはしばしば忍耐力が求められる場面があります。


例えば、OSやソフトウェアのアップデートを大量のサーバーに適用する際、同じ手順を繰り返します。


また大規模なインフラプロジェクト(データセンターの移行プロジェクトやシステムアップグレードなど)になると、しばしば数ヶ月から数年に及ぶこともあります。


そのため、忍耐強く業務を進められる人はインフラエンジニアに向いています。

仕組みを作ったり効率化するのが好き

インフラの設計と構築には効率的な仕組みを作る能力が求められます。


たとえば、定期的なバックアップ処理や監視作業を自動化するためにスクリプトを作成したり、クラウドサービスを用いてリソースを効率的に管理するといったケースです。


また、コスト削減の観点でも効率化が求められます。


そのため、仕組みを作ったり効率化するのが好きな人はインフラエンジニアに向いています。


>>インフラエンジニアに向いている人とは?適性や必要なスキルについて解説

未経験からインフラエンジニアになる方法

パソコンでモニタリング

未経験からインフラエンジニアになる方法には以下があります。


  • 資格を取得する
  • プログラミングスクールに通う
  • 未経験OKの求人に応募する


それぞれ詳しく解説します。

資格を取得する

インフラエンジニアになるために資格は必須ではありません。


しかし、資格勉強を通してインフラエンジニアに必要な知識を体系的に学ぶことができます。


また、インフラエンジニアの場合は、開発系などほかの職種と比べて、資格で学んだ内容が実務に活かしやすい傾向にあります。


その他にも資格を取得するメリットとして、自身のスキルを客観的に証明できたり年収を上げられる可能性もあります。

プログラミングスクール

スクールによっては、基本的なプログラミングスキルだけでなく、ネットワークやデータベースの知識、Linux操作やクラウドサービスの基本的な使い方など、インフラエンジニアに必要な知識や技術を学ぶことができます。


また、実際の企業の仕事を模したプロジェクトを通じて、実践的なスキルを身につけることも可能です。


その他に卒業後の就職サポートをしているところもあります。

未経験OKの求人に応募する

インフラエンジニアは未経験でもOKの求人が多いです。


というのも開発系エンジニアに比べて保守・運用の案件が多いからです。


保守・運用はマニュアル化されている企業も多く、未経験でも取り組みやすいのが特徴です。


まずは保守・運用で現場の経験を積みながら知識やスキルを身に付け、より上流のエンジニアを目指すことができます。


>> 未経験でもインフラエンジニアになれる?勉強するべき資格なども詳しく紹介


インフラエンジニアにおすすめの資格6選

メモ帳とぺん

インフラエンジニアとしての知識やスキルを保有していることを証明するには、資格を取得しておくのがよいでしょう。ここでは、インフラエンジニアにおすすめの資格6選を紹介していきます。

>> インフラエンジニアにオススメの資格12選|必要なスキルなども紹介


1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はITエンジニアに求められる基本的なIT知識があることを認定する国家資格です。情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベルは2に相当します。


試験範囲はコンピューターシステム、ネットワーク、データべース、セキュリティなど非常に幅広いことから、インフラエンジニアとして働くうえでも役立つ資格となっています。


出典:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

2:AWS認定資格

AWS認定資格はAWS上でアプリケーション開発などを行なうための知識やスキルを認定するベンダー資格です。取得することで、インフラエンジニアやクラウドエンジニアに求められるAWSに関するスキルを証明できます。


また、AWS認定資格は基礎レベル、アソシエイトレベル、プロフェッショナル、専門知識という4つのレベルがあり、全部で11の種類にわかれています。


出典:AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム|AWS
参照:https://aws.amazon.com/jp/certification/

3:シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、シスコシステムズが認定しているネットワーク系のベンダー試験です。


ネットワーク機器の製造販売を行なっているシスコシステムズの製品に関する知識を認定する試験で、ネットワーク関連の職種で人気の資格となっています。


また、エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート、というレベル毎のテストがあるため、アソシエイトのCCNAやプロフェッショナルのCCNPの取得を目指すと良いでしょう。


出典:シスコ技術者認定 - トレーニング & 認定|Cisco
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html

4:LinuC(リナック)

Linux技術者認定「LinuC(リナック)」は、Linuxのスキルはもちろんのことネットワークやセキュリティの基本的な内容を含み、システム構築に求められるスキルや知識を備えていることを証明する認定です。LPI-JAPANが実施している認定で、レベルは1~3、そしてシステムアーキテクトの4段階となっています。


レベル1ではLinuxサーバーの操作や運用、レベル2ではLinuxシステム、ネットワークの設計や構築に関するスキルが問われるため、インフラエンジニアにおすすめの資格です。


出典:Linux技術者認定 LinuC(リナック)とは|LPI-JAPAN
参照:https://linuc.org/about/01.html

5:Docker認定試験

Docker認定試験はDockerの運用スキルを認定する資格です。日本ではクリエーションライン株式会社がDocker社公認トレーニングコースを開催しているため、受験する場合は事前にトレーニングを受けるのがおすすめです。


ただし試験は英語によるオンライン試験となっているため、英語が苦手な人には難しい可能性があります。


出典:Docker認定試験(Docker Certified Associate Exam)挑戦記 #docker|クリエーションライン株式会社
参照:https://www.creationline.com/lab/21674

6:ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験はネットワークシステムを構築、維持するために必要な知識やスキルを認定する国家資格です。情報処理技術者試験の1区分で、高度な知識・技能が必要な資格の1つです。


ネットワークスペシャリストを取得することで、ネットワークの構築、管理、運用、保守の全てで他者に指導できるレベルのスキルを保有していることを証明できます。


出典:ネットワークスペシャリスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html

インフラエンジニアのキャリアパス

最後にインフラエンジニアのキャリアパス例をご紹介します。


  • スペシャリストになる
  • キャリアチェンジする
  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント


スペシャリストになる

このキャリアパスはインフラエンジニアの特定領域においてより深い専門知識を身に付けたり経験を積んでいくというものです。


例えば、AWSやAzureなどのクラウドプラットフォーム、あるいはセキュリティやネットワークなど特定の領域で高度な専門知識と実践経験を持つエンジニアを指します。


スペシャリストになることで市場価値が高まり、報酬アップも見込めます。

キャリアチェンジする

インフラエンジニアの経験を活かして、他のIT領域へ移行するのもキャリアパスの一つです。


例えば、インフラエンジニアからソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストへの転身などが考えられます。


この場合、新しいスキルセット(プログラミング言語やデータ分析ツールなど)を習得する必要がありますが、既存のインフラに関する深い理解は新たな領域でも大きな強みになります。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーなどの管理職を目指すキャリアパスもあります。


大規模なインフラ構築プロジェクトの管理や、複数のエンジニアチームを束ねてのタスクの進行管理などが主な業務となります。


プロジェクトマネージャーには技術的な知識だけでなく、時間とリソースの管理、コミュニケーションスキル、マネジメントなどの管理能力が求められます。


インフラエンジニアの経験を活かして、技術的な背景を持つプロジェクトマネージャーとしての役割を果たすことで、より大きな責任と影響力を持つポジションに就くことができます。

ITコンサルタント

インフラエンジニアとしての経験を生かして、企業が抱えるIT関連の問題解決や最適なソリューションの提案を行うITコンサルタントという道もあります。


具体的には、企業のIT戦略の策定支援、システム導入のアドバイス、セキュリティリスクの評価と対策の提案などが業務となります。


この役割はビジネスとテクノロジーの両方の知識を必要とします。


インフラエンジニアの経験は、インフラの最適化やシステム導入のアドバイスなど、ITコンサルタントとして大いに活かせます。


>>インフラエンジニアが可能なキャリアパスを紹介

インフラエンジニアにトライしてみよう!

コーヒーを飲みながら仕事する人

インフラエンジニアはIT社会に必須のITインフラを担う専門職です。


ぜひ本記事で紹介したインフラエンジニアの仕事内容や特徴、インフラエンジニアに必要なスキルや資格などを参考に、必要なスキルや資格を習得してインフラエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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