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職務経歴書の職務要約とは?書き方のポイントや職種別の例文を紹介

  • 公開日:2021-12-29 17:18:21
  • 最終更新日:2023-07-12 16:50:27
職務経歴書の職務要約とは?書き方のポイントや職種別の例文を紹介

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職務経歴書における職務要約の役割とは?

メモを取る人

職務要約とは、職務経歴の要点を簡潔にまとめたものです。職務経歴書によっては、職務概要と記載されているものもあります。


職務経歴書の要点がまとめられているので、採用担当者が選考する際に参考にしやすい箇所です。職務経歴書の冒頭に書くことがほとんどで、応募者の第一印象を決める重要な文章と言えるでしょう。


職務要約は、重要な役割を果たしています。そこで、どのような役割を持っているかについて確認していきます。

職務経歴書を読んでもらう「つかみ」

採用担当者は採用業務以外にも他の業務があり、書類選考に割ける時間は限られています。採用担当者に短い時間の中で自分の経歴に興味を持ってもらう必要があります。


職務要約を冒頭に置くことによって、最小限の時間で自分の経歴に対する評価を採用担当者から得ることが可能になります。

自分が求める人材であるという「アピール」

採用担当者は、応募者が入社すると自社にどんなメリットがあるのかを判断します。


職務要約にて自身の経歴と募集ポジションがマッチしていると伝えることで、採用担当者は応募者が自社で活躍できそうな人材かどうかを見極めやすくなります。


特に中途採用であれば、即戦力を求めている場合が多く、相手が求めている人材は自分であるとアピールすることで、採用担当者の興味を引き付けることができます。

職務要約の書き方6つのポイント

ボードを眺める人

職務要約の書き方について、何に注意して書けば良いか分からないという人もいるでしょう。採用担当者に正確な要約内容を伝えるためにも、書き方に注意しましょう。

>> プロジェクトが多いときの職務経歴書の書き方|人事から見られていることも紹介


ここでは、採用担当者からマイナス評価を受けにくくするために、職務要約を書く際に押さえるポイントを6つ紹介します。

1:3~4行で簡潔に書く

先ほども述べた通り、採用担当者が書類選考に費やせる時間は短い可能性があります。


そのため、採用担当者が要約内容をすぐ理解できるように、いらない情報は省き、1文の文字数を短くすることが大切です。3~4行を目安に職務要約をまとめるといいでしょう。


またストーリー性を持たせるため、職務要約では箇条書きを使わないようにするといいでしょう。

2:応募企業のニーズと重なる点を盛り込む

これも先ほど述べた通り、企業が募集しているポジションに自身の経歴が結びつく内容を盛り込むことが重要です。


特に異業種や未経験の仕事に応募する場合、なぜ会社や仕事に関心を持ったかを説明する必要があります。そこで、応募企業や応募ポジションとつながりが深い内容を書くことで、自分が企業側の求めている人材であることをアピールできるでしょう。

3:実績は数字を入れて具体的に書く

実績には、誰が見ても分かるような客観的な根拠が必要です。成果や実績を記載する際、数字を入れることで事実の裏付けになります。


また数字をただ記載するのではなく、採用担当者に理解してもらえるようなわかりやすい指標を用いるといいでしょう。

4:主観的な表現は使わないようにする

職務要約では、客観的な事実のみをまとめるようにしましょう。自分の考えや自己主張のような主観的な表現を入れてしまうと、採用担当者に実績や成果が伝わりづらくなってしまうためです。


主観的な表現をなるべく書かないようにし、客観的な事実のみを記載することで、職務要約の説得力を高めることができます。職務要約を書いた後、自分が主観的な表現を使っていないかを見直すといいでしょう。

5:経験社数の数で構成を考える

転職経験の有無によって、職務要約の構成を変更する必要があります。複数社の職務経験がある場合、その分だけ情報量も多くなります。そこで、要約を簡潔にまとめるためにも、構成を工夫しましょう。


ここでは、「転職経験有り」と「転職経験無し」の場合で押さえるポイントを解説します。

転職経験がある構成

転職経験ありの場合は、職歴と募集ポジションとが結びつくものを優先して書き、特にアピールしたい経歴を中心に持ってきましょう。


2社以上の職歴があり、書く内容が多くなってしまう場合、特にアピールしたい経歴以外は、企業名、職種、勤務年数のみを書くといいでしょう。もしくは、不要な経歴自体をそもそも省いてしまうのも一つの方法です。


また、会社ごとに内容を区切ると採用担当者が読みやすいでしょう。

転職経験がない構成

転職経験なしの場合は、最終学歴、直近の企業名、職種、勤務年数、実績といった情報を簡潔にまとめましょう。長々と書かず、企業側にアピールしたい内容だけを盛り込むようにしましょう。


フリーターや派遣社員、アルバイトのみの経験しかない場合でも、応募先の企業でその経験を活かせるならば、職務経歴書に記載してもよいでしょう。

6:職務要約を書く前には下準備をしておく

これまでの経歴、経験、実績の棚卸しを行いましょう。応募企業ごとに合わせて整理すると、職務要約が書きやすくなります。いくつかのテンプレートを用意しておくことをおすすめします。


いきなり職務要約を書くのではなく、盛り込む情報を整理することが重要です。

職務要約の書き方例文6選

ノートをとる

職務要約の書き方で押さえるポイントは理解したけれど、具体的にどのように職務要約を書いたらいいか分からないという人もいるでしょう。


そこで、職種ごとに分けた職務要約の例文を6つ紹介します。

1:エンジニア職の場合

エンジニア職の職務要約では、プロジェクト経歴、担当した開発工程、技術スキルをアピールしましょう。

>> エンジニアの自己PRの書き方を紹介!職務経歴書作成に役立つ10種類の例文


【例文】
○○大学卒業後、○○株式会社に入社しました。入社後、約〇年間、顧客管理システムの開発に従事し、開発からテストまでの工程を担当しました。


20○○年からは、ECサイトの新規構築に異動し、開発チーム〇名規模のリーダーを務めました。設計フェーズから担当し、顧客折衝を経験しました。使用経験のある言語は、Java、PHP、JavaScriptです。

2:営業職の場合

営業職の職務要約では、営業スタイルや具体的な営業実績をアピールしましょう。


【例文】
○○大学を卒業した後、○○株式会社に入社しました。約〇年間、自社ソフトウェアの販売を担当し、新規法人顧客の開拓を行いました。入社〇年目には、新規契約数〇件の契約実績をあげ、社内MVPとして表彰されました。現在は、導入後のサポートを中心に行っています。

3:販売やサービス職の場合

販売やサービス職の職務要約では、扱っている商材・サービス、売上目標の達成、業務改善のために行ったことをアピールしましょう。


【例文】
○○大学卒業後、新卒として○○株式会社に入社しました。新人研修後、○○店へ配属され、約〇年間、アパレル(紳士服・婦人服)の販売スタッフとして従事しました。


接客業務や在庫管理、スタッフ教育といった業務を行いました。20○○年からは、店長代理として売上予算作成、経費予算管理など店舗経営にも携わりました。


20○○年には、入庫管理システムの導入や倉庫レイアウトなどの改善を行い、売上目標達成率○○%で○○エリア○○店舗中○位を達成した実績があります。

4:事務やアシスタント職の場合

事務やアシスタント職の職務要約では、その仕事内容が多岐にわたるため、会社でどのような役割を果たしていたかをアピールしましょう。


【例文】
○○大学卒業後、○○株式会社に入社しました。約〇年間、電子機器メーカーの営業事務職として見積書や請求書の作成、データ入力、電話対応、受付事務といった業務に従事しました。備品管理の際には、マニュアルを作成し、作成前と比べて作業時間を4分の1に短縮しました。

5:経理職の場合

経理職の職務要約では、定型的な業務に加え、どの程度の決算経験があるかをアピールしましょう。


【例文】
○○大学卒業後、○○株式会社に入社しました。経理事務を約〇年間、経験しました。毎月、社員の給与計算、経費精算、売掛・買掛金処理などを行っていました。入社〇年目からは、1人で月次決算処理、年次決算処理も担当しています。

6:企画や管理職の場合

企画や管理職の職務要約では、どのような企画を担当し、どのようなミッションを持って取り組んだかをアピールしましょう。


【例文】
○○大学卒業後、株式会社○○に入社し、○○部に配属されました。配属後、20○○年まで海外拠点における製造工場の事業拡大プロジェクトに携わりました。


現地の生産管理の責任者と連携し、施設の増設を実施することで、前年より売上が○○%増加しました。現在は、新規海外拠点の立ち上げに尽力しており、事業計画の立案・策定を行っています。

職務経歴書に目を通してもらえるよう職務要約をしっかり書こう

ネクタイを締める人

職務経歴書の中でも職務要約は、応募者の第一印象を決める重要な項目です。自分の職務経歴書が採用担当者の目に留まらなかった時点で、書類選考を突破する可能性は低くなるでしょう。


選考を突破する可能性を高めるためにも、職務要約を適当に書かず、しっかり準備してから書くことをおすすめします。


職務要約の書き方のポイントを押さえて、採用担当者に興味を持ってもらえる職務要約を作成しましょう。



こちらの記事でも詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:エンジニアの転職活動で役立つスキルシートの書き方、見本、テンプレート - 【プロエンジニア】



【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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