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PHPとは?プログラミング初心者におすすめな理由と主な学習方法

  • 公開日:2021-10-30 22:11:14
  • 最終更新日:2022-09-13 16:43:28
PHPとは?プログラミング初心者におすすめな理由と主な学習方法

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PHPの意味とは?

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PHPとは、HTML上で動くプログラムを比較的容易に作ることのできるスクリプト言語です。通常のプログラムがクライアント側のブラウザなどの中で動くのに対して、PHPはサーバー側で動くので、クライアント側の負荷が軽くなります。


MySQLなどのよく使われているデータベースとの連携が容易で、Webアプリケーションの開発に使われることの多い言語です。

JavaScriptとPHPの違いとは?

パソコン

PHPと同じように、Webページの生成によく使用されるプログラミング言語の1つに、JavaScriptがあります。


PHPとJavaScriptの大きな違いは、PHPがサーバー側で動作するのに対し、JavaScriptはクライアント側で動作するという点です。


PHPはWebサーバー側で動くので、同様にサーバー側に置かれているMySQLなどのデータベースとの連携がしやすくなっています。

PHPでできる3つのこと

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PHPはHTMLベースで作られており、HTMLと親和性が高いため、Webアプリケーションの作成に適しています。また、PHPはサーバーサイドで動作するので、サーバー側にあるデータベースなどのコントロールがしやすくなっています。

>> PHPでできること15個!勉強方法やできないこともあわせて解説


ここでは、PHPでできることを3つに分けてご紹介します。

1:HTMLソースコードの生成

PHPは、HTMLの中にPHP専用のタグを埋め込んで、PHPのプログラムをHTML内に記述して、HTMLソースコードを生成することができます。


HTMLのすべてをPHPで記述することもできますし、HTML内の一部だけをPHPで記述することもできます。

2:クライアントから送信された情報の受け取り

PHPはHTMLとの親和性が高いため、クライアントから入力されたデータをHTML上で受け取り、そのデータを元に情報を提示したり、サーバー内のデータベースに保存したりすることができます。


クライアントから情報を受け取ることで、問い合わせフォームや掲示板の入力情報に対するリアクションなど、Webページの動的な生成が可能になります。

3:データベース連携

PHPはサーバー内で動作するため、サーバー内にあるデータベースとの連携に優れています。


Webアプリケーションで使用されることの多いMySQLやPostgreSQLなどを、PHPに標準で搭載されている関数で直接扱うことができるので、アプリケーションのデータベース連携が容易に行えます。

PHPエンジニアの需要はどれくらいある?

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PHPは、HTMLとの相性が良く、データベースとの連携もしやすいので、Webアプリケーションの開発環境のスタンダードの1つとなっています。


Webページ作成の標準環境ともいえるWordPressや、今後一層ニーズの高まるSNS、ECサイトの製造にも利用されており、ITエンジニアの求人数も伸びています。


Webアプリケーションはこれからさらに需要の増えていく分野であるため、PHPを扱えるPHPエンジニアの需要は増えていくでしょう。

実務経験なしでもチャンスはある

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ニーズの増えているWebエンジニアは、現在慢性的な人材不足あり、多くの案件を抱えているIT業界では、教育の手間がかかってでも人材を確保したい状況です。


PHP開発の実務経験がなくても、PHPは比較的容易に習得できるので、他のプログラミング言語の経験があれば採用につなげられます。


プログラミング未経験の場合でも、PHP技術者認定資格などの資格を取得ですれば、応募できますので、まずはスキルを身に付けるというのもよいでしょう。

PHPがプログラミング初心者におすすめな3つの理由

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PHPは、スクリプト型言語と呼ばれており、すべてを定義しなければならないプログラミング言語と違って、用意されているフレームワークを使うことでより簡単にアプリケーションを作成することができます。


ここでは、開発の容易さと将来性から、プログラミング初心者にPHPをおすすめする理由をご紹介します。

1:関数が多く存在する

1つめは、関数が豊富に用意されている点です。関数は、入力値に対して一連の処理を行うことで求める結果を得られる、よく使われるプログラミングの一部をモジュール化したものです。


複雑な処理を関数化することで、プログラミングの手間を大幅に減らすことができます。

2:需要が高く転職に役立つ

2つめは、転職市場でのPHPの需要が非常に高い点です。


PHPは日本だけでなく世界中で利用されており、Webアプリケーションは国境に関係なく使われることもあり、多くの開発現場で利用されています。PHPは日本の転職市場だけでなく、海外への転職を考えている人にとっても有効なスキルです。

3:型の自動変換機能があり分かりやすい

3つめは、データを取り扱う際に決める型の自動変換機能がある点です。


プログラミング言語で使用するデータは、数字型、文字型、日付型といった型という概念があります。


通常のプログラミング言語では、型が違うとエラーになりますが、PHPでは型が違っても変換して代入が可能であれば、自動的に変換が行われるのでエラーにならず、プログラミング初心者でもつまずくことがありません。

PHPの基本的な書き方とは?

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PHPはスクリプト言語なので、HTML文の中に直接記述することになります。


PHPの基本的な書き方は、「<?php」を入れるとそこからPHPプログラムが開始され、「?>」でプログラムの記述が終わります。命令コードの最後には「;」をつけます。


シングルクォーテーションとダブルクォーテーションは、これに挟まれた部分を文字列だと認識させるためで、ダブルクォーテーションでくくった場合は変数があれば展開されます。


文字列の連結は 「.」 ででき、プログラム内にコメントを入れたい場合は1行のみなら先頭に「//」を入れ、複数行に渡る場合は"「/*」と「*/」でくくった中がコメントとして認識されます。

PHPの主な基本文法

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PHPでは、さまざまな処理を効率的に行うために、文法を理解する必要があります。


変数の扱いや、処理を効率化するための関数、論理構文などの文法を正しく理解することで、PHPのメリットを受けることができます。


ここでは、PHPを記述する際に覚えておくべき基本的な文法をご紹介します。

1:変数

PHPプログラムでデータの入力が必要な場合、プログラムに直接記述すると、入力の数値やデータの数のコーディングが必要になりますが、変数を使用すると1つのロジックを複数のデータに適用することができます。


変数とは、任意の文字列や数値を入れることのできるデータエリアで、ここに入れたデータをロジック記述で使用することで、プログラムを簡素化し、効率アップすることができます。

2:関数

PHPの関数とは、よく使用する命令を実現するために行う一連の処理を統合して定義した命令のサブセットです。


関数を使用することで、複雑な処理を1行で記述できるようになり、短い記述で高品質のプログラムを作成することができます。

3:演算子

PHPで使用する演算子とは、さまざまな数値の計算や比較などの処理を行う場合に使われる、定義された記号です。


演算子を使用することによって、入力された値に対して、一定のロジックに基づく値を返すことができます。


演算子には、四則計算を行える算術演算子と、数値を比較する比較演算子、論理演算を行うための論理演算子などが用意されています。

4:while文・if文

PHPプログラムで、入力されたデータに応じてロジックの流れをコントロールする場合に使われるのが、while文やif文です。


if文を使用すると、記述された条件が当てはまる場合と、当てはまらない場合で処理を分岐させることができます。


while文を使用すると、条件式に当てはまる間は記述された処理を繰り返します。

5:for文

PHPプログラムで同じ処理を何回も繰り返す場合はfor文を使用します。


for文を使用すると、ある処理を一定数、あるいは指定した条件まで繰り返すロジックを1行で記述することができます。

PHPを学習する方法とは?

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PHPを学習する際は、スクールなどで教わることもできますが、PHPはそれほど難しいプログラミング言語ではないので、独学でマスターすることも可能です。


プログラミングの経験がなくても進められる無料の学習サイトも多いので、とりあえず始めてみて、自分に合っていると感じたら本格的に取り組んでみてもよいでしょう。


ある程度プログラミングの知識があるなら、書籍を使ってPHPを学んでみてもよいでしょう。


日本語で書かれた書籍も多く、取り組みやすくなっています。PHP技術者認定初級試験の対策テキストで学ぶのも、資格取得が視野に入ってくるためおすすめです。

>> PHP習得におすすめのプログラミングスクール15選|選ぶ際のポイントも解説

PHPをウェブサービスで学習する場合の4つのおすすめ

パソコンを使う人

PHPは人気のある言語なので、Web上に学習サイトがたくさんあります。


学習サイトによっては、プログラミングがまったく未経験の人向けのコースが用意されている場合もあるので、初心者でも心配することはありません。いくつか実際に取り組んでみてはいかがでしょうか。


ここでは、おすすめできる学習サイトを4つご紹介します。

1:Progate

Progateでは、無料でPHPに関する基本的な部分、配列やif文やfor文等の構文、関数に加えてフォーム作成などを学べます。


イラストの入ったスライドを見る形で学習し、実際に練習問題をこなしていくことで学習を進めていくことができ、分かりやすく取り組めるトレーニングサービスです。


物足りない場合は、有料のプレミアム会員サービスで、さらに実務に近い形でのトレーニングがあり、実際のWebサービス作成までを学ぶことができます。

Progate | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]

2:CakePHP クックブック

CakePHPクックブックとは、PHPによるWeb開発を容易に学習することができるように作成されたWeb学習サイトです。


初めて参加する場合は、用意されているクイックスタートチュートリアルを受けることで、必要な要素を理解することができ、チュートリアルが終わってから必要な部分を確認することで理解を深められます。

CakePHP 3.10 Red Velvet Cookbook

3:ドットインストール

ドットインストールとは、PHPなどのプログラミング言語を動画形式で学習できる学習サイトです。PHPは、30ほどの講座がある入門編を無料で利用でき、数値の演算やローカル変数など、基本的な知識を1回3分の動画で学ぶことができます。


PHP以外の言語を学習することも可能ですので、興味があればいろいろな言語を試してみることができます。

ドットインストール - 3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス

4:PHPマニュアル

PHPマニュアルとはPHPの公式リファレンスで、インストール方法から始まって、基本構文や関数、バージョンごとの情報などが完備されています。


日本語訳も用意されているので、PHPを学ぶとき役に立つWebサイトといえるでしょう。

PHP: PHP マニュアル - Manual

書籍で学習する場合の5つのおすすめ

本を選ぶ女性

書籍だけでプログラミングを学ぶのは難しいですが、すでにある程度のプログラミング知識があれば、書籍で学ぶのも有効です。


PHPに関しては、初心者向けから上級者向けまで多くの参考図書が発行されており、通勤時間やすきま時間を活かして学ぶ場合には、書籍で学習するのがおすすめです。


ここからは、書籍で学習する場合のおすすめタイトルを5つ紹介します。

1:PHP逆引きレシピ 第2版

「PHP逆引きレシピ 第2版」は、やりたいこと、わからないことから関連するPHP言語の情報を探して、理解を深めることのできる書籍です。


リファレンス目的で使用することもできますが、実際のプログラムサンプルや、実行方法なども細かい部分まで解説されており、初心者からベテランまで使える便利な一冊です。


公式のリファレンスサイトを利用してもよいのですが、その都度検索しなくても、手元で広げて確認できる本があると、画面切り替えで思考を邪魔することがありません。

PHP逆引きレシピ 第2版

2:PHPフレームワーク CakePHP 3入門

「PHPフレームワーク CakePHP 3入門」は、PHP言語の開発環境として人気が高いフレームワークであるCakePHPを利用する人に適した入門書です。


CakePHPはフレームワークとして、多くのシステムで採用されているので、職場でCakePHPが使用されている場合は持っていると非常に有用な書籍です。

PHPフレームワーク CakePHP 3入門

3:PHPの絵本 第2版 Webアプリ作りが楽しくなる新しい9つの扉

「PHPの絵本 第2版 Webアプリ作りが楽しくなる新しい9つの扉」は、図解やイラストが豊富で、初心者に向いている入門書です。


PHPの考え方や期待される役割などもしっかりと解説されており、PHPに限らずプログラミング言語の未経験者が、構文や文法を学習する前に読んでおくとよい一冊です。


プログラミングの概念を理解する前にコーディングなどを始めると、理解が不十分だったり、間違っていたりする場合もあるので、概念をわかりやすく学べる本書を最初に読んでおくとよいでしょう。

PHPの絵本 第2版 Webアプリ作りが楽しくなる新しい9つの扉

4:いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室

「いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室」は、秋葉原にあるプログラミング教室で行われている速習コースの方法論をまとめた入門書です。


プログラミング初心者だけでなく、他の入門書や学習サイトでPHPを理解できなかった人たちが、PHPとMySQLのエッセンスを習得でき、Web画面や簡単なDBまで作成できることを目指して作られています。


どこかでうまくいかないと感じた方は本書を手に取ってみるとよいでしょう。

いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室

5:PHPフレームワークLaravel入門 第2版

「PHPフレームワークLaravel入門 第2版」は、日本でも多く使われているPHPのフレームワークであるLaravelの入門書です。


LaravelというPHPのフレームワークを解説する書籍ですので、PHPの基本的なプログラミング知識を持っている人が対象です。PHPの入門書などを理解した後で読むとよいでしょう。

PHPフレームワークLaravel入門 第2版

PHPが利用されている代表的なサービス

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PHPは、HTMLと親和性が高いため、さまざまなWebサービスで採用されています。


ブログ作成のデファクトスタンダードであるWordPressはPHPで開発されており、WordPressを使ったWebサイトやブログはPHPを使ってカスタマイズできます。


飲食店検索サイトのぐるなびの検索機能や、SNS大手のFacebookもWebサーバー動作部分はPHPで開発されました。


Yahoo!やYahoo!JAPANも、さまざまな部分でPHPが採用されています。セキュリティの重要なECサイトの構築システムであるEC-CUBEなどもPHPで開発されています。

まずはPHPを理解しよう

パソコンを使う男性

PHPとは、HTMLと親和性の高いプログラミング言語の1つで、WebサイトやDB連携などで多く使われている言語です。


HTMLに直接コーディングできるシンプルで強力なPHPは、簡単に動的なWebサイトを構築することができ、SNSやCMS、ECサイトなどの今後も伸びてゆくジャンルのサイトに採用されています。


今後Webエンジニアとして活躍していくためにも、この記事を参考にPHPを理解しスキルを身に付けましょう。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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