Webアプリとは?特徴と仕組みの解説と使用されている言語について知ろう
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Webアプリとは
Webアプリとは、SafariやGoogle Chromeなどのブラウザ上で操作できるアプリで、Webサーバ上で動作します。
YouTubeやTwitterなど、アプリをダウンロードせずに検索エンジンで検索してWeb版で使うサービスを表します。
スマートフォンのアプリとは違う
スマートフォンのアプリは、Google Play storeやApp storeからダウンロードし、スマートフォンにインストールして使うものです。そのため、スマートフォンのシステムで動くので、Webアプリよりも動きが早いのがメリットです。
それに対してWebアプリは、ブラウザ上での操作のため、スマートフォンのシステムに関わらず、iPhoneでもAndroidでも使えるというメリットがあります。
Webアプリの特徴4つを紹介
Web上で動くWebアプリですが、同様にブラウザ上で見ることができるWebサイトとはどこが異なるのでしょうか。
Webサイトが閲覧のみなのに対し、Webアプリはコメントをつけたり、自分で投稿したりとより多くの機能を持っています。スマートフォンのアプリとも、Webサイトとも異なる、このWebアプリについて、4つの特徴を紹介しましょう。
- アプリ配布のコストがかからない
- 使用者のOSへマルチに対応している
- プラットフォームもマルチ対応である
- ステートレスな通信である
1:アプリ配布のコストがかからない
スマートフォンのアプリを配布するには、Androidの場合はGoogle Play store、iOSのアプリの場合はAppStoreへの登録が必要です。
Google Play Storeにアプリを登録するには25ドルの支払い、App Storeにアプリを登録するには、Apple Developer Programに登録し、毎年12,800円を支払います。Webアプリの場合はアプリの配布が不要のため、これらのコストがかかりません。
出典:Play Console の使用方法|Google
参照:https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/6112435?hl=ja#zippy=%2C%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97-%E7%99%BB%E9%8C%B2%E6%96%99%E3%82%92%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%86
2:使用者のOSへマルチに対応している
スマートフォンのアプリの場合は、Android用とiOS用の2つのアプリの開発が必要です。しかしながら、Webアプリではブラウザを経由して動作するため使用者のOSに対し、マルチに対応します。
3:プラットフォームもマルチ対応である
スマートフォンのアプリでは、Android用はJavaやKoltin、iOS用にはswiftと異なる言語によった開発が必要です。Webアプリでは、これらのプラットフォームもマルチプラットフォーム化できます。
4:ステートレスな通信である
Webアプリはhttpでの通信によるため、ユーザーとWebアプリの間は、リクエストとレスポンスによる関係となります。毎回の入力のみで出力が決まるステートレスな通信です。
Webアプリの仕組みを4つのステップに分けて解説
Webアプリは、クライアント側とサーバ側の通信で成り立つものであり、クライアント側はスマートフォンのみならず、パソコンやタブレットといった機器が対応します。
Webアプリを構成するのは、クライアント側つまりフロントエンドと、サーバ側にあたるバックエンドです。この仕組みを4つのステップで解説していきましょう。
1:Webページが表示されるまでの動き
Webページが表示されるには、スマートフォンなどのクライアント側から、URLに含まれるDNSサーバを問い合わせし、DNSサーバからIPアドレスを受け取ります。さらに受け取ったIPアドレスのWebサーバからデータを送ってもらう、という流れです。
Webサーバからスマートフォンなどのクライアント側にHTMLファイルを送ってもらい、Webブラウザにより、Webページが表示されます。
2:Webアプリの動き
Webアプリの場合は、Webサーバからスマートフォンなどのクライアント側にHTMLファイルを送るとき、必要に応じてデータベースの操作を行います。
その内容は、データベースを操作し、データの取得や削除、または追加や更新などを行い、データベースからのデータをHTMLに変換、表示内容の変更をする、といった動きです。
3:フロントエンドとは
フロントエンドは、スマートフォンなどのクライアント側の機器に表示される、ユーザーが見ることができる部分です。
Webアプリを操作するときのアプリケーション画面の外観部分であり、表示やデータ入力のためのインターフェイスとなる部分です。ユーザーが入力したデータを送信するといった機能も備えます。
>> フロントエンドとは?バックエンドとの違いや所得しておきたい知識紹介!
4:バックエンドとは
バックエンドとは、Webアプリが置かれているサーバ側を意味し、クライアント側から見ることができない部分を表します。
フロントエンドから送信されてきた処理を行い、情報やデータを提供します。
>> バックエンドとは?フロントエンドとの違いやポイントについて紹介
Webアプリの代表的な8つの開発言語について解説
Webアプリを開発するには、RubyやPHPといった開発言語を学ぶ必要があります。また、プログラミング言語そのものではないものの、Webサイトを作成するのに必須のHTMLやCSSを学ぶ必要があるでしょう。代表的なもの8つについて解説します。
1:HTML
HTMLはハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージの略で、WebアプリのみならずWebサイトのコンテンツを形にするためのコードです。
>> HTMLを学習できるおすすめのプログラミング学校13選!選び方も解説
Webアプリにおいては、文字の配置や段落、箇条書きによるリスト、画像の配置、テーブルなどを構成するときに使用します。
2:CSS
CSSはカスケ―ディング・スタイル・シートの略で、HTMLにより作成したページに対し、色付けや文字の大きさの変更、背景などを指定するものです。
Webアプリに対しては、CSSが見た目を整えるためのものということで必要な存在です。しかしながら、CSSやHTMLだけでは、Webアプリを開発できません。
3:Java
JavaはOSに依存しないプログラミング言語で、Androidのみならず、Mac、Windowsとどの環境でも、同じように動かすことができます。世界的に大変人気がある言語で、大規模な開発にも使用されている実績があります。
>> 人気の言語Javaとは?習得で得られる3つメリットや言語の特徴などを紹介
4:JavaScript
JavaScriptはJavaと似た名前ですが、プログラミング言語としての用途は異なります。HTMLやCSSの書き換えやフォームの制御により、Webサイトに動きをつけられます。
さらにJavaScriptにより、ボタンをクリックするイベントに対してアクションを起こすという動きをつけられるので、Webアプリの作成に活用されることが多いプログラミング言語です。
5:Ruby
Rubyは日本生まれで、シンプルで見やすいコードが特徴で、Webアプリによく活用されているプログラミング言語です。Rubyには、Webアプリの開発に適したRuby on Railsというフレームワークが用意されています。
>> RubyとPythonはどちらを学習するべき?それぞれの特徴を比較
アプリ開発に必要な機能が豊富に備わっており、Ruby on Railsにプラグインを加えることで、オリジナルのアプリを開発できます。
6:PHP
PHPは元々HTMLにコードを埋め込む、Webページを動かすためのスクリプト言語から始まりました。2004年ごろにオブジェクト指向のプログラミングの機能が追加されました。
Webページを動かすための言語からスタートしていることからWebに強く、したがってWebアプリによく使われるプログラミング言語です。
7:Python
Pythonは、海外で多くのWebアプリ作成事例を持つプログラミング言語です。YouTubeやDropbox、Pinterestといった、多くの人が使うWebアプリがPythonによるものです。
>> Pythonで何ができる?開発可能なプログラム9つと初心者向きの学習サービス
PythonはWebアプリ以外にAI(人工知能)といったジャンルでも使われており、多くのフレームワークが用意されている、といった魅力もあります。
8:SQL
SQLはプログラミング言語ではありませんが、データベースからデータを取得するだけでなく、登録や更新、削除するためのデータベース操作言語です。
>> SQLとは何だろう?プログラミング言語との違いからその種類・特徴などを解説
Webアプリの画面に入力した数値を、データベースに登録、あるいは登録したデータをデータベースに表示といった具合にSQLを活用します。
Webアプリの作り方を5つのステップに分けて解説
Webアプリの開発には、Webアプリの仕組みを理解し、どのようなプログラミング言語が必要かを考えます。そして、開発ツールを選んで開発、という流れです。
Webアプリを使って、どのようなサービスをしたいかを考える、というのも重要なポイントです。それでは、ポイントごとに順を追ってみていきましょう。
- 仕組みについて学ぶ
- 作りたいものの構想を練る
- プログラミング言語を選ぶ
- 開発ツールを選ぶ
- 開発作業をする
1:仕組みについて学ぶ
Webアプリが動く仕組みとしては、スマートフォンなどの機器側のフロントエンドとサーバ側のバックエンドがあります。
フロントエンドでは、HTMLとCSS、そしてJavaScriptといったプログラミング言語を使用し、バックエンドでは、PHPやPythonなどを使用します。
2:作りたいものの構想を練る
Webアプリを作る前に、なぜそのWebアプリを作るのか、そしてターゲットとなるユーザーを理解するということが重要です。
分析を行わずに自分の想像だけでWebアプリを開発しても、ユーザーと全くマッチしていないということになりかねないので、しっかり考えるようにしましょう。
3:プログラミング言語を選ぶ
Webアプリの開発は、フロントエンドとバックエンドで選ぶプログラミング言語が異なります。フロントエンドの開発には、HTML、CSS、JavaScriptを使用します。
バックエンドでは、初心者でも学びやすいPythonやRuby、オブジェクト指向のJavaなどが使われますが、特にRubyはブログやECサイトなどで多く使われている傾向です。
>> プログラミング言語の特徴と違いとは?目的別にお勧めの23種類を紹介
4:開発ツールを選ぶ
Webアプリの開発には、コードの構文チェックや動作のチェックといった工程があります。このようなアプリ開発の工程を効率よく行えるのが、アプリ開発ツールです。
Webアプリ開発ツールは、開発の工程ごとに様々なものが用意されていますので、複数のツールを使うと効率的でしょう。
5:開発作業をする
Webアプリ開発ツールを選んで、実際に開発をスタートします。Webアプリの開発には、Webアプリ開発へのモチベーションを維持し続けることがとても重要です。
また、開発中にエラーが発生することがあります。このようなときに相談できる人がいるか、独学の場合は挫折の原因とならないように、エラーの対処法を調べる方法を確立することも重要です。
Webアプリの開発ツールを8つ紹介
Webアプリの開発の際に行うのが、設計と開発の2つの工程です。それぞれの工程をスムーズに進めるために、8点のツールをご紹介します。
ツールの活用で作業の効率化を図ることができ、余計な作業時間を取られることなく、スムーズに開発がすすめられますので、ぜひご活用ください。
1:CakePHP
CakePHPは、プログラミング言語であるPHPを使ったフレームワークで、オープンソースで開発されたものです。開発を助けてくれる機能を詰め合わせたものがフレームワークで、Webアプリを簡単に作成できる機能を数多く搭載しています。
CakePHPは2005年に登場し、直近でも細かなアップデートが実施されています。ケーキを焼くように簡単に開発できる、といった意味からCakePHPと命名されました。導入するのが手軽で、日本語による学習サイトも数多く存在するのも魅力です。
2:Ruby on Rails
プログラミング言語の一つであるRubyによるWebアプリの開発の際に、用いられるフレームワークがRuby on Railsです。Ruby on Railsを活用することで、プログラムを最小限記述するだけで、Webアプリを開発することができます。
また、インターネット上に数多く、Ruby on Railsを学習するためのコンテンツがあり、Webアプリを作成した例などもでてくるため、参考になるでしょう。
3:Django
Webアプリに向くプログラミング言語の一つである、Pythonで記述されたフレームワークが、Djangoです。Djangoを利用するには、Djangoのサイトからダウンロードし、Djangoをインストールします。その際のOSは、WindowsまたはLINUXです。
DjangoでできるWebアプリとしては、ニュースサイト、SNSなどで、多くの情報を扱ったり特定のシステムを管理したりなど、様々な内容を作成できます。
Djangoはシンプルなコードの作成から複雑なコードの作成まで対応しており、複雑なコードを扱う場合は、拡張機能を使う必要があります。
4:AngularJS
AngularJSはGoogleが提供する、JavaScriptによるシステム開発をサポートするフレームワークです。リリースは2012年で、数多くのシステムに採用されています。
Webアプリは、AngularJSのフレームワークにより、1つのページで設計するSPA(シングルページオペレーション)として構成できます。
これはスマートフォンのアプリと同様のユーザーインターフェイスとなり、クライアントの機器側で、画面の書き換えを行ったり、ページ遷移を行ったりするスタイルとなるため、より早い動作が可能です。
5:Source Tree
Sourcetreeは無料のGitクライアントで、WindowsとMacの両方に対応します。Gitとは、プログラムのソースコードを変更した時の履歴を保存、追跡を行え、Windowsのコマンドプロンプトでコマンドを使って操作する、というものです。
Sourcetreeを使うことで、Gitを視覚化して操作できるため、初級者にも簡単に扱うことができるようになります。
6:GitHub
GitHubはソースコードの管理サービスです。ビジネス用途、あるいはオープンソースのプロジェクトまで、ソースコードのデータを保存、公開できます。
Webアプリの開発において、エンジニアがGitHub上にデータをアップして公開し、エンジニア同士で共有できるものです。そして、履歴が残る状態で内容を更新する、あるいは修正する、といったプラットフォームとなります。
もともと、Windowsのコマンドプロンプトで操作するツールの一種であるGitは、ソースコードをいつ、誰が編集し、どれが最新バージョンかを管理するためのものです。GitHubはこのGitをまとめるサービスですので、使うためには先にGitをインストールしておきましょう。
7:Cacoo
Webアプリを開発する際に、画面遷移図や画面設計、仕様書を共同で書くのに便利な開発ツールがCacooです。チームでの共同作業ができるオンラインの作図ツールで、フローチャートやプレゼン資料を作ることができます。
オンライン上で共同作業をリアルタイムでできるとともに、メンバーが編集した履歴や改善提案を残す機能が搭載されています。
またビデオ通話やチャットでリアルタイムの意見交換ができ、さらに100種類を超えるテンプレートで効率よく作業できるほか、ゼロからの作図も可能です。
8:楽々Framework3
楽々Framework3は、住友電工情報システム株式会社による国産のローコード型開発プラットフォームで、開発ライセンスの価格は300万円からで、詳細は要問合せというものです。
多数の部品はそのまま業務に使用でき、組み合わせによって超高速でWebアプリを開発できます。さらに、保守や運用もしやすい仕様です。
特徴の一つであるローコード開発は、コーディングによる従来のプログラム開発ではなく、ビジュアルモデリングによるアプリ開発を行えます。
そのため、プロのIT技術者ばかりでなく、一般のビジネスパーソンも開発に携わることができるように考えられています。簡単にだれでもでWebアプリを作成でき、外注ではなくアプリ作成の内製化が可能です。
Webアプリの特徴と仕組みを理解したら目的に合った言語を選択して開発してみよう
Webアプリは、スマートフォンのアプリと異なり、インターネットに接続するだけでダウンロードせずに利用できるものです。
スマートフォンなど利用者が使う機器で表示するためのフロントエンドと、データを送り出すサーバ側に当たるバックエンドがあり、それぞれ使うプログラミング言語が異なります。
これらの仕組みとプログラミング言語の選び方について理解した上で、Webアプリを開発してみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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