RubyとPythonはどちらを学習するべき?それぞれの特徴を比較
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Rubyとは
Rubyとは、楽しくプログラミングできるように考えて開発された日本生まれのプログラミング言語です。日本人のまつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向のスクリプト言語で、コードが書きやすく読みやすいという特徴があります。
また、フレームワークの「Ruby on Rails」を利用することで、Webアプリケーションを効率的に開発することも可能です。Rubyは食べログやクックパッドなどの開発にも用いられています。
Pythonとは
Pythonとは、AIやIoTなどの最先端分野の開発で注目されているプログラミング言語です。AIや機械学習、IoTなどの分野のほかにも、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーション、スマホアプリ開発など様々な分野で活用されています。
>> Pythonプログラミング言語とは|開発のメリット・デメリットを解説
また、PythonはC言語など他の言語に比べてコードがシンプルで読み書きがしやすいことから、学習コストが低い言語と言えるでしょう。
Rubyを学習するメリット5つ
エンジニアを目指している方の中には、RubyとPythonのどちらを習得すればいいのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。RubyもPythonも比較的初心者におすすめの言語ですが、それぞれ異なるメリットを持っています。
言語の選択を行う場合は、学ぶことでどのようなメリットがあるのか把握したうえで選ぶようにしましょう。ここでは、まずRubyを学習するメリットについて解説していきますので、参考にしてみてください。
- 初心者でもわかりやすい
- Web開発の現場で使える
- 使用企業が多く仕事につながりやすい
- フリーランスになることも可能である
- Ruby on Railsが便利である
1:初心者でもわかりやすい
Rubyは楽しくプログラミングできるように考えて開発されているため、初心者でもわかりやすいというメリットがあります。他のプログラミング言語と比較しても少ない記述でコーディングできるため、開発した人以外の人がコードを見ても読みやすいです。
そのため、はじめてプログラミングを学ぶ初心者にもわかりやすく、学習のハードルが低い言語だと言えるでしょう。
2:Web開発の現場で使える
RubyはWebアプリやWebサービスの開発で活用できるというメリットがあります。RubyはWebサーバー上で動作するプログラム開発に用いられており、ユーザーの目には見えない部分の処理の開発が可能です。
そのため、前述のように食べログやクックパッド、TwitterなどのWebサービスの開発にも採用されてきたという実績を持ちます。
3:使用企業が多く仕事につながりやすい
RubyはWeb系の開発に適しており、Ruby on Railsを活用することで開発を効率化できるため、スピード感のある開発が可能です。そのため、Rubyを開発言語として採用している企業も多く、Rubyを習得することによって仕事につながりやすいというメリットがあります。
特に大手企業よりもリソースの少ないスタートアップ企業やベンチャー企業の中には、Rubyを積極的に採用している企業が多いです。
4:フリーランスになることも可能である
Rubyを採用している企業は多いため、Rubyを習得すればフリーランスエンジニアとして独立することもできるでしょう。特に高いRuby on Railsのスキルを持っていれば、需要の高いフリーランスエンジニアになれます。
また、Rubyは学習コストが低く初心者でも学びやすいため、フリーランスエンジニアを目指す場合はRubyの習得を目指すのがおすすめです。
5:Ruby on Railsが便利である
Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails」は、様々な機能を再利用可能な形でまとめたアプリケーションの枠組みとなるものです。Ruby on Railsを利用すればコードを1から記述しなくてもよくなるため、Rubyでの開発を行う際に非常に便利です。
そのため、Rubyでの開発を行う際には、必ずと言っていいほどRuby on Railsを使用することになるでしょう。
Pythonを学習するメリット6つ
ここまではRubyを学習するメリットを紹介してきましたが、Pythonにも様々なメリットがあります。Pythonはコードがシンプルであるだけでなく、AIなどの最先端分野での開発に活用されている点などが特徴だと言えるでしょう。
ここではPythonを学習するメリットを紹介していきますので、参考にしてみてください。
- コードの間違いなどを見つけやすい
- 多くのWebサービスで使われるようになってきている
- 使える人材の求人が多くなっている
- AIの開発には必要不可欠である
- 使えるエンジニアは年収が上がっていく
- 様々な分野の仕事ができる
1:コードの間違いなどを見つけやすい
Pythonはソースコードがシンプルで先頭の字下げルールなどもあるため、非常に可読性が高い言語です。そのため、後から見直した場合にコードの間違いなどが見つけやすいというメリットがあります。
また、読み書きがしやすいことから、開発者以外の人がコードの修正をする場合もコードを読み違えてバグを発生させるというリスクも少ないです。
>> Pythonを活用してデータ分析する手順|スクールでの学習もおすすめ!
2:多くのWebサービスで使われるようになってきている
Pythonは幅広い分野での開発に採用されている汎用性の高い言語で、多くのWebサービスの開発にも使用されています。たとえばYouTubeやInstagramなどのWebサービスも、Pythonによって開発されています。
また、世の中の多くのWebサービスはLinux上で動作しており、LinuxではPythonが利用されていることから、Webサービス開発でもPythonは需要が高いと言えるでしょう。
>> Pythonで何ができる?開発可能なプログラム9つと初心者向きの学習サービス
3:使える人材の求人が多くなっている
Pythonは以前から海外で需要が高い言語でしたが、日本ではまだあまり求人がない状態でした。しかし近年ではAI開発などの需要もあり、Pythonを扱える人材の求人が非常に増えています。
また、様々なプログラミング言語がある中でもPythonの求人は未経験者向けの求人も多いことから、Pythonを習得することで需要の高いエンジニアになれる可能性があるでしょう。
4:AIの開発には必要不可欠である
PythonはAI開発における標準言語となっており、AI開発には必須の言語です。AI開発に活用できるようなライブラリやフレームワークなどが豊富に用意されていることから、AI開発でも豊富な実績を持ちます。
そのため、AI開発を行いたい場合はPythonの習得が必須だと言えるでしょう。
5:使えるエンジニアは年収が上がっていく
Pythonエンジニアの平均年収は他のプログラミング言語よりも高い水準にあり、今後も年収は上がっていくことが予測されています。
特にAIエンジニアやデータサイエンティストなどの注目されている分野のPythonエンジニアになることができれば、将来的に高い年収を得られる可能性があるでしょう。
6:様々な分野の仕事ができる
PythonはAI開発以外においても様々な分野で活用されているため、Pythonが扱えればあらゆる分野の仕事ができるというメリットがあります。
汎用性の高いPythonはWebサービスやWebアプリケーション、組み込みアプリケーション、スマホアプリなどの開発にも使われており、様々なコンテンツ開発に活用されています。
>> Pythonの8つの使い道とは?初心者の勉強に役立つ学習サイトも紹介
Rubyが必要となる分野
Rubyはオブジェクト指向型スクリプト言語であることから、特にサーバーサイドでのWebアプリケーション開発で必要とされています。
Ruby on Railsのスキルは多くのWebアプリケーション開発の現場で必要とされているため、IT業界やWeb業界など様々な業界で需要があると言えるでしょう。
Pythonが必要となる分野
Pythonは人工知能開発の分野やデータサイエンスの分野で必要とされています。前述のとおり、PythonはAIや機械学習を行うための標準言語とされており、AI開発では必須の言語とされています。
また、他にもあらゆる分野で汎用的に採用されていることから、Pythonを扱えれば幅広い分野で活躍できるでしょう。
Rubyを学習すべき人はどんな人?
Rubyは特にWebアプリケーションやWebサービスの開発で活用されているプログラミング言語です。そのため、プログラミングを学ぶことでWeb系の開発を行いたい人はRubyを学習すると良いでしょう。
Pythonを学習すべき人はどんな人?
Pythonは様々な分野の開発に利用されていますが、特にAI、機械学習、ディープラーニング、IoTなどの分野では必須の言語となっています。そのため、プログラミングを学ぶことでAI開発や機械学習に関わる開発を行いたい人は、Pythonを学習すると良いでしょう。
RubyやPythonはどうやって勉強するべき?
ここまで紹介したとおり、RubyもPythonも比較的学習コストが低いことから初心者にもおすすめの言語だと言えるでしょう。
これからこれらの言語の学習をはじめようと考えている方の中には、学習方法について知りたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは最後に、RubyやPythonの勉強方法について解説していきます。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールはカリキュラムに沿ってプロの講師に指導してもらうことができるため、効率よく学習することができます。独学の場合、疑問点は自分で解決していくしかありませんが、スクールであればその場で質問できるため、挫折するリスクも軽減できます。
>> Rubyを学習できる10校のプログラミングスクール|選ぶ際のポイントも紹介
>> おすすめのPythonオンライン学習・スクールサービス14選!選び方も解説
参考書などを使って自分で学ぶ
RubyやPythonは学習コストが低いため、参考書などを使って独学で習得することも可能です。独学の場合はプログラミングスクールよりも費用を抑えて自分のペースで学べるというメリットがあります。
そのため、自分でコツコツ独学できる人であれば、参考書などを使って学習してみると良いでしょう。
RubyとPythonは自分の目的に合うほうから学習しよう
RubyとPythonはどちらも他の言語に比べて学びやすく、初心者にもおすすめの言語です。ただし、活用されている分野は異なるため、開発目的によって言語を選択する必要があります。
本記事で紹介したRubyとPythonそれぞれを学習するメリットや必要となる分野、学習する方法などを参考に、自分の目的にマッチしたものから学習をはじめてみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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