GitHubをエンジニア転職で活用するためのポイント|注意点もあわせて解説
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GitHubの特徴とは
GitHubとは、分散型バージョン管理ができる開発プラットフォームです。GitサービスのひとつであるGitHubは、日本で公開されている開発サービスの多くで利用されています。
GitHubは日本の利用者が多く、関連書籍も多いため、利用方法や活用方法などの情報を得やすいサービスです。GitHub上でプログラムソースを共有し、レビューを行うこともできれば、プロジェクト管理も行えるでしょう。
GitHubとGitの相違点
Gitとは、バージョン管理ができるソフトウェアです。開発プラットフォームであるGitHubは、このGitを利用してバージョン管理や、プロジェクト管理を行います。
Gitが単独利用に向いているのに対し、GitHubはプロジェクトを意識したサービスのため、複数のメンバーがアクセスする共同作業向きです。
また、Webサービスとして提供されていることから、プロジェクト管理やチーム管理にも利用できるというメリットがあります。
GitHubをエンジニア転職で活用するメリット
GitHubに技術者の成果物が登録されていれば、企業側は登録内容から技術力を判断できるため、近年ではGitHub採用を行う企業が増えています。
エンジニア転職の場合、求職者が技術力を自己申告するのが一般的です。しかし、採用側としては、本人の言葉だけでは信用しきれないのが実情と言われています。
これは、自己申告では「即戦力」となるようなアピールをしていても、実際には初級者並みの技術力しかなかったというケースも多いからです。
上記のような理由から、転職の際にGitHubアカウントや成果物などを提出できる人であれば、技術者としての能力をアピールしやすいため、有利になりやすいでしょう。
採用活動にGitHub採用の手段をとっている企業の例
IT企業では「GitHub採用」を行っている企業が増えています。GitHub採用の方法は企業によって異なりますが、中にはGitHubのアカウントURLとメールアドレスだけでエントリーできる企業もあります。
他にも、GitHubを閲覧し、技術力を判断して採用の有無を決めるという企業もあれば、技術力を確認したあと、必要な人材にのみコンタクトを取るという企業もあり、採用方法は企業によって様々です。
GitHubをエンジニア転職で活用するためのポイント
技術力を活かしてIT企業への転職を考えているという方は、GitHub採用の企業に対応できるようGitHubを活用しましょう。ただし、単にGitHubを使えば良いというわけではありません。
GitHubを転職に活かすためには、企業に「採用したい」と思わせるだけの技術力をアピールできるよう、ポイントを押さえてGitHubに登録しておく必要があります。
ここでは、エンジニアとしての転職にGitHubを活かすポイントを解説しましょう。
- 活用の優先順位は転職先企業によって決める
- 成果物は時系列が分かるように整理しておく
- 業務で必要な基本的技術をアピールする
- 使える言語をアピールする
1:活用の優先順位は転職先企業によって決める
GitHubを閲覧すれば技術力の判断ができますが、登録されている内容が古いままで直近の情報がない場合は、「長らく開発作業に携わっていない」と判断されることもあります。
とりあえずアカウントを作ってみるだけで情報更新を怠っていると、いざ応募するときには情報が古く、かえってマイナス効果になりかねません。
上記のことを踏まえ、GitHubの活用の優先順位は転職先企業によって決めましょう。
SIer企業での必要性
SIerとは「システムインテグレーター」の略語で、企業のシステム開発やサービス、運用・保守などを請け負うことが主な仕事になります。中には、システムコンサルティングまで含んで行う企業もあるでしょう。
SIer企業でもエンジニアがGitHubを活用することは多く、エンジニアとしてSIer企業を目指すのであれば、GitHubアカウントが必要になることがあります。
しかし、SIer企業にとってGitHubは必要不可欠というわけではないため、希望する転職先に合わせて利用するかどうかを判断しましょう。
Web系企業での必要性
未経験者を社内で育成するタイプのWeb系企業では、転職においてGitHubを活用する可能性は低いでしょう。しかしながら、多くのWeb系企業では即戦力となるエンジニアを募集しています。
求職者が「即戦力となるエンジニアであるか」を判断する目的でGitHubが活用されることも多いため、Web系企業を目指す上では、GitHubアカウントが活かせると言えるでしょう。
大手企業での必要性
大手企業では、即戦力のエンジニアを中途採用することは少なく、新入社員から社内でエンジニアとして育てていく傾向にあります。
また、大手企業では社内育成制度が確立されている企業も多く、たとえ中途採用の場合でも、GitHubは重視されないでしょう。
そのため、大手企業を転職先として目指す場合は、GitHubのアカウントを持っていなくても大きく不利になることはないでしょう。
中小・ベンチャー企業での必要性
中小企業やベンチャー企業は少数精鋭で事業を回していることが多く、エンジニアを募集する場合は即戦力を求めていることが多いです。
そのため、技術力の低い者を採用してしまうことがないよう、能力を確認できるGitHub採用も増えています。
中小企業やベンチャー企業への転職を考えている場合は、GitHubのアカウントを取得し、登録内容を充実させておくことで、転職に有利に働く可能性も高くなるでしょう。
2:成果物は時系列が分かるように整理しておく
GitHubに成果物を登録する際は、時系列が分かるように整理しておきましょう。GitHubを閲覧した採用担当者に対し、技術力だけでなくキャリアも一緒にアピールできます。
また、成果物を整理できているという点でも有利に働くでしょう。
3:業務で必要な基本的技術をアピールする
GitHub採用の場合は、GitHubに登録した内容自体が履歴書代わりになります。自分が企業に対してアピールしたい基本技術は、すべて登録しておきましょう。
履歴書を書くときに意識するのと同じように、「企業が求めている人材・技術」を考え、企業が必要としている技術を中心にアピールすることをおすすめします。
4:使える言語をアピールする
GitHub採用が実施される場合、採用担当者は登録されている成果物から技術力を判断することになります。応募先へのアピールとして、求人条件となっている言語を使った成果物は登録必須と言えるでしょう。
エンジニアを求めている企業では、求人掲載している言語以外にも需要はあるため、使える言語はすべてアピールしておきましょう。
GitHubを転職活動に活用するときの注意点
GitHubを転職活動で活かすポイントを理解できたら、さっそくGitHubアカウントを取得して登録してみましょう。
ただし、GitHubを活用する際は、転職に活かせるポイントだけを押さえるのではなく、転職活動で不利になるような行為に注意する必要があります。
ここでは、GitHubを転職活動に活用する際に知っておくべき注意点を見て行きましょう。
情報漏洩に気を付ける
WebサービスであるGitHubは、大雑把な言い方をすれば「インターネットにつながっていれば誰でも利用可能なシステム」と言えます。
プロジェクトで活用することもあるサービスのため、公開範囲を限定したりアクセス制限をかけたりすることは可能ですが、不注意で情報漏洩が起きる危険性は否めないでしょう。
万が一、ITエンジニアが情報漏洩を起こしてしまったら、転職の道が閉ざされてしまう可能性すらあります。
大切な情報が漏れることのないよう、情報セキュリティはしっかり対処しておきましょう。
簡単な内容だとマイナス印象になる
たとえGitHubを使っていたとしても、登録されている成果物がサンプルプログラムのようなものばかりという状態では、採用担当者に技術力を認めてはもらえないでしょう。
GitHubを閲覧する企業側担当者は、応募者の技術力を判断できるだけの実力のある人が多いです。サンプルコードや練習プログラムはすぐに見抜かれてしまうため、簡単な内容だと悪い印象を持たれる可能性があるでしょう。
内容は定期的に更新する
昔開発していたものがコミットされないまま残されていたり、最近の成果物が登録されていなかったりした場合は、最新技術に対応できていない可能性を疑われるでしょう。
GitHubを転職に活用する場合は、登録している内容を定期的に更新しておくことをおすすめします。
GitHubを採用基準にしている企業への転職には必要なツール!
GitHub採用は、すべての企業で実施されているわけではありませんが、採用基準とする企業も増えています。確かな技術力を持ち、エンジニアとして転職したいと考えている人にとっては、GitHubは技術力をアピールできる有効なツールと言えるでしょう。
GitHubを使って転職するために、本記事で紹介した技術力をアピールするポイントや注意点を理解し、自分にとって有利に転職を進められるように活用していきましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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