25歳までのエンジニアが転職しやすい理由とは?面接対策のポイントも解説
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企業が25歳までのエンジニアを必要としている理由5つ
就職や転職を視野に入れているエンジニアの方は、具体的に何歳までに転職しようか計画を立てているでしょうか。
この記事では、25歳までのエンジニアが転職しやすい理由や、面接対策のポイントなどを解説していきます。はじめに、企業が25歳までのエンジニアを必要としている理由5つについて紹介していきます。
1:仕事を覚えるスピードが早いため
企業が25歳までのエンジニアを必要としている理由には、仕事を覚えるスピードが早いことが挙げられます。
社会人経験が長い人の場合、その経験が先入観として残り、新しい会社の仕事を覚えづらくなる場合があります。仕事の経験が短い25歳までの年齢であれば、そういった心配が少なく仕事の吸収も早い傾向があると言えるでしょう。
2:実務の経験があるため
実務経験があることも、企業が25歳までのエンジニアを必要としている理由の1つです。実務経験がない場合、情報共有や進捗報告をしなかったり、ミスや問題が起きた時に上司に素早く報告しなかったりといった、どの仕事でも必要とされる行動が取れないことがあります。
しかし、実務の経験があれば、仕事の基礎的な部分は理解していることが多いでしょう。新人教育的なものを必要としないため、現場への負荷をかけずにすみます。
3:企業が高度な人材の育成に力を入れているため
人材の育成において、年齢や素直さは非常に重要です。
IT活用が進んでいくと、その業界に関わる者にも高度な技術や知識が求められるようになります。企業には、時代に合わせて必要な技術を持った人材を採用で補っていく方法もありますが、IT人材不足に陥れば、採用が難航する可能性は高いでしょう。
そういった事態に備えるために、吸収力があり、将来性のある若い年齢層を雇用したいという企業が増えています。
4:ビジネスマナーの基礎が身に付いているため
25歳までのエンジニアの場合、社会人経験があることから、ビジネスマナーの基礎が身に付いているケースが多いという点も、企業から需要が高い理由にあるでしょう。ビジネスマナーに関して、教育時間をかけることなく業務の研修に進むことができます。
25歳で前職の経験があれば、最初に入った会社で新人研修を受けていることが多いでしょう。仮に前職で新人研修がなかったとしても、ある程度の仕事の基本やマナーは押さえていると考えられます。
>> エンジニアに必要なスキル7つ|英語力やコミュニケーション能力はなぜ必要?
5:助成金が企業へ支給されるため
卒業して3年以内の方を新卒扱いとして雇用する企業には、特定求職者雇用開発助成金という制度により、助成金が支給されます。
ビジネスマナーなどの教育コストが抑えられる上に、助成金の支給を受けられるメリットがあるため、25歳までのエンジニアを採用したいと思っている企業は多いでしょう。
出典:特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158397.html
25歳までのエンジニアに対して企業が見ていること5つ
続いては、25歳までのエンジニアに対して企業が見ていることについて紹介します。
選考の際に、企業から見られている部分がわかれば、採用されるために効果的な対策ができるでしょう。自分のスキルや性格的特徴など、アピールするところに注意するために、ぜひ参考にしてください。
1:コミュニケーションスキル
エンジニアは、業務にかかわるメンバーと情報共有や作業確認・スケジュール調整をしながら、周りと協力してプロジェクトを遂行していきます。
クライアントとの交渉も、エンジニアの仕事です。クライアントからの要望を聞き出したりシステム開発の進捗について話し合ったりする際には、聞き取る力や伝える力が必要なスキルとなるでしょう。
>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
このような理由から、企業は応募者のコミュニケーションスキルを見ています。
2:積極的な姿勢
積極的な姿勢とは、自分から主導的に動ける人、自発的に学ぶ姿勢を持っている人などです。積極的な姿勢を感じる人は、IT業務が未経験であっても自発的な行動が取れるため、仕事に対しても前向きな印象を与えます。
25歳までの採用枠であれば、ポテンシャル採用されるケースも少なくありません。今後の可能性を見極める要素として、積極性や行動力などは面接で見られる点と言えるでしょう。
3:成長の見込み
数年後に会社の即戦力になる、というイメージを与えることも大切です。
IT業界を志望する今、実務でも生かせるように勉強していることがあれば、今後の成長の見込みが感じられるよう面接で伝えておくと良いでしょう。
4:長期的に企業で働く意欲
IT人材は、今後不足していることが予想されているため、人材育成に力を入れる企業にとって、すぐに転職する人は、採用するリスクが高いと感じるでしょう。長期的に働く意志があることは、志望動機と共に、面接官にしっかり伝えてください。
5:筋が通った転職理由
面接官から見ても、信念を感じるような筋が通った転職理由を用意しておきましょう。
たとえば、「自分は○○をすることは夢だったが、今の職場では実現できなそうだ、そのために転職を決意した、転職して○○をする夢を叶えたい」という形でまとめていくと筋が通った転職理由になるでしょう。
25歳までのエンジニアが転職しやすい理由3つ
次は、25歳までのエンジニアが転職しやすい理由3つについて紹介します。今の会社にいる方がよいのか、それとも転職した方がよいのかと悩んでいる人は、検討する際の参考にしてください。
1:そもそもエンジニアが人材不足であるため
IT業界では、エンジニアの人材不足という問題があるため、若手である25歳までのエンジニアは転職しやすいと言えるでしょう。今後の自社の技術力や開発力を維持するためにも、企業としてはIT人材の確保に必死です。
経済産業省の資料(第4次産業革命に向けたIT人材育成とセキュリティ人材確保の重要性)によると、IT人材は2020年の時点で36.9万人、2030年では78.9万人不足すると予想されています。
出典:第4次産業革命に向けたIT人材育成とセキュリティ人材確保の重要性|経済産業省
参照:https://www.jnsa.org/seminar/2018/0227/data/1_fujioka.pdf
2:第二新卒扱いの若手であるため
第二新卒扱いの若手であることも、転職しやすい理由の1つです。現時点であまりスキルを持っていなくても、25歳という若さから今後のポテンシャルに期待できます。
また、25歳までのエンジニアは社会人経験があるため、すぐに業務の説明に入れる可能性が高く、教育コストがかからない点でも企業側のメリットは大きいと言えるでしょう。
3:研修が用意されているため
25歳までに入社した場合、企業によっては第二新卒として研修が用意されているケースがあります。研修があることは、企業側の教育体制が整っているということであり、入社後もスムーズに業務を覚えられると言えるでしょう。
どこの企業に入社しても自分で勉強する姿勢は必要ですが、スキルや知識に自信がない場合は、研修制度が充実している企業を見つけることをおすすめします。
25歳の転職におけるポイント5つ
ここまで読んだところで、エンジニアへの転職を具体的に考えていこうと考えた方もいるでしょう。最後は、25歳の転職におけるポイント5つについて紹介します。
25歳までであれば転職しやすいといっても、必ず採用してもらえるわけではありません。同じような人が一緒に選考を受けている可能性もあります。その中でも選んでもらえるように、転職活動では、以下のポイントに注意してください。
- 徹底的な自己分析
- キャリアやスキルの整理
- 市場価値の理解
- 業界や企業のリサーチ
- 明確な転職理由
1:徹底的な自己分析
面接官など初めて会った相手に対して、自分がどのような人物なのか的確に伝えることは、営業職など日頃から自分について話す仕事をしていない限り難しいでしょう。
転職では、自分という人間がどういう可能性を秘めているのか、価値があるのか的確に伝えるために、徹底的な自己分析をしておく必要があります。自分の性格や強みをしっかりと話せるようしておきましょう。
2:キャリアやスキルの整理
数年の社会人経験でも、キャリアやスキルの整理はきちんと行いましょう。
履歴書や職務経歴書の作成時にも、キャリアやスキルを書く作業があります。面接でも、キャリアやスキルについて聞かれることがあるでしょう。
経歴の棚卸しでは、実績として何をしてきたか、スキルの整理では、持っている知識や資格から何ができるかなどを細かくまとめておくと良いでしょう。
3:市場価値の理解
市場価値の高い人とは、専門性やスキル・経験を持っていて、尚且つ就職後もその能力を再現し、活躍できる人のことを言います。
自分の市場価値を知るためには、求人サイトなどに登録し、どのような企業からどの程度オファーが来るかで判断する方法や、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーから評価してもらう方法があります。
市場価値を知らずに転職活動してしまうと、相場よりも低い給与や条件などの会社に就職してしまう可能性もあり危険です。
自分の市場価値をきちんと理解してから、転職活動に望みましょう。
4:業界や企業のリサーチ
業界や企業のリサーチは、業界や企業と自分の相性を判断する上で重要です。業界や企業について何の知識もない状態で、自分のイメージだけで転職活動するのは危険です。入社後に、「イメージと違った」、「自分のやりたいことができない」という事態になりかねません。
業界や企業のリサーチ方法では、業界団体や応募する企業のWebサイトをすみずみまで見ることや、業界研究セミナーや企業説明会などに参加することをおすすめします。
5:明確な転職理由
明確な転職理由を面接官に伝えられるかも、転職を成功させるために欠かせないポイントです。なぜ今の会社を離れ、新たな職場に移ることを考えたのか、志望企業に理解してもらえる理由を考えておきましょう。
転職理由が曖昧な場合、「うちに入っても、大した理由もなく辞めてしまうのではないだろうか?」と面接官に思われてしまう可能性があります。
また、「社風が嫌だった」や「なんとなく前職の仕事は本気になれなかった」など、前の会社を否定するようなネガティブな内容であれば、印象は悪くなるでしょう。
エンジニアとしての転職は25歳でも十分可能
エンジニアとしての転職は25歳でも十分可能なため、IT関係に興味を持っている方は、チャレンジする方向を検討してみましょう。
転職を決断した場合は、自己分析やキャリアの棚卸し、スキルの整理など、転職活動で必要な項目は徹底的に行うことが大切です。選考を勝ち抜くためにも、本記事で紹介した内容をぜひ活かしてみてください。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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