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プロジェクトマネージャーの年収は?5つの業務内容や求められるスキルも紹介

  • 公開日:2021-10-01 14:55:27
  • 最終更新日:2022-09-05 18:29:23
プロジェクトマネージャーの年収は?5つの業務内容や求められるスキルも紹介

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プロジェクトマネージャーとは

パソコン

プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者で、プロジェクトの運営や品質、納期等、プロジェクトを円滑に進めるために全体を管理する仕事のことです。

>> プロジェクトマネージャーが持つ役割とは?必要とされる能力もあわせて解説


プロジェクトを円滑に進めるためにメンバーの選定や顧客との折衝、案件の受注、品質管理、納期や進捗、コストの管理等をしなければいけません。


プロジェクトマネージャーは業務のすべてについて精通しておく必要があります。

プロジェクトマネージャーの5つの業務内容

パソコン

プロジェクトマネージャーにはいくつかの業務があります。


プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の管理をしますが、その業務には開発の企画や計画の策定、プロジェクトチームの立ち上げ、プロジェクト全体の管理、開発後の評価などがあります。これらの業務が円滑に進むようにプロジェクトに携わるメンバーの管理をします。


ここからは、プロジェクトマネージャーの5つの業務内容について紹介します。

1:開発の企画をする

開発の企画をすることはプロジェクトマネージャーの業務の1つです。


クライアントと一緒に企画を練り、開発の目的が決まったら、プロジェクトに必要な予算や人材、資材、費用などを想定していきます。


そして企画の仕様を策定し、設計やテストなどの開発するプロセスで必要となる工数を見積もり、人員の配置や作業するための環境を整えるなどの計画を立案します。

2:計画を立てる

プロジェクトを達成するためには計画を立てなければいけません。


プロジェクト全体を円滑に進めるためには、すべてのメンバーがプロジェクトの方向性や目的が把握できるように計画を立てる必要があります。


計画を立てていれば、作業の進捗を計画と照らし合わせて、工程や仕様の変更などができます。

3:プロジェクトチームの立ち上げ

プロジェクトの開発計画が立てられたら、次はそのプロジェクトを進めるための人員を集めなければいけません。


プロジェクトチームはそのプロジェクトのために集められた人員で構成されます。


プロジェクトを円滑に進めるためには、専門知識やスキルだけではなく、対人スキルを持った人員を集める必要があります。

4:プロジェクト全体の管理

プロジェクトを円滑に進めるためには、プロジェクトマネージャーが全体を管理できていることが重要です。


プロジェクト全体の管理をするためには、チームメンバーとの情報共有が欠かせません。報告や作業の進捗を把握し、トラブルが報告された場合は対応します。


メンバーがそれぞれのスキルを十分に発揮でき、順調にプロジェクトを進められるように管理しなければいけません。

5:開発後の評価

開発後の評価とは、プロジェクトの目的が達成されたかを総合的に検証するものです。


プロジェクトの達成率や継続期間、コスト、品質目標の妥当性、労力などが評価され、プロジェクトの成果の妥当性や有効性、効率性を検証します。


検証することでパフォーマンスの向上や顧客満足の向上、プロジェクトの改善点など、今後のプロジェクトに活用できます。

プロジェクトマネージャーに求められる4つのスキル

パソコンを使う人

プロジェクトマネージャーに求められるスキルはコミュニケーション力など、いくつかあります。


プロジェクトマネージャーはプロジェクトが円滑に進むように、全体を見通さなければいけません。そのためにはコミュニケーション力だけではなく、プロジェクトを管理する力やメンバーから上がってきた情報をまとめる力、業界の知識などが必要です。


ここからは、求められるスキル4つを紹介します。

1:コミュニケーション力

プロジェクトにはたくさんの人が関わるため、プロジェクトを円滑に進めるためにコミュニケーション力は必要不可欠なスキルです。


プロジェクトを進めていくのはプロジェクトのメンバーだけではありません。クライアントとの調整などの必要もあります。


また、チームのメンバーともコミュニケーションをしっかり取り、メンバーが気持ちよく仕事ができる環境を作る必要があります。

>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは

2:プロジェクト管理力

プロジェクトを成功へ導くには、プロジェクトの全体を管理し、調整しなければいけません。


プロジェクトのスケジュールや予算だけでなく、人材についての計画も立て、進捗状況に合わせて再度調整するなどの管理をします。


プロジェクトがきちんと管理されていると工程や予算などに無駄が出ず、コスト削減につなげられることもあります。

3:情報をまとめる力

プロジェクトマネージャーには、クライアントやプロジェクトチームのメンバーからの情報をまとめる力が必要です。


プロジェクトに携わっている間はプロジェクトに関わるクライアントやメンバーなど多くの人から多種多様な情報が報告されます。


プロジェクトマネージャーはこの情報からプロジェクトに必要なことを読み取らなければいけません。そして、その情報を判断したうえでまとめ、プロジェクトを進めていきます。

4:クライアントに関する業界の知識

プロジェクトを進めるためには、クライアントの業界についてある程度の知識が必要です。


クライアントとプロジェクトを進めるうえで、業界のことを知っていなければ話が進んでいきません。クライアントからヒアリングはしますが、知識がなければプロジェクトを分析したり、解決策を出したりすることが難しくなります。


そのため、携わるプロジェクトの業界知識を事前に得ておかなければいけません。

プロジェクトマネージャーの平均年収

小銭

プロジェクトマネージャーの平均年収とはいくらくらいなのでしょうか。


プロジェクトマネージャーの平均年収は、他職種の平均年収と比べると高い傾向にあります。年齢や地域によって平均年収は変わってきますし、正社員と派遣社員でも違いがあります。


また他職種との違いがあるかなどについて、詳しく紹介します。

1:正社員と派遣社員で比較

正社員は月給以外にボーナスや福利厚生があるのに対して、派遣社員は働いた時間のみの収入になります。


正社員のプロジェクトマネージャーの平均年収は約620万円です。月給にすると約50万円で、初任給だと約20万円が相場です。派遣社員の平均時給は約2,400円で、平均時給と比べても高いほうです。

2:他職種と比較

プロジェクトマネージャーの平均年収は他職種の平均年収と比べると高いほうです。


人気の高い職種と比べてみましょう。正社員の歯科衛生士だと約360万円、一般事務だと約320万円です。

3:年齢別

プロジェクトマネージャーの年収を年齢別に見ても、他の職種より高い傾向にあります。


20代の平均年収は約470万円とIT業界の中では高いほうではありませんが、30代になると約620万円とIT系の中でも高い水準となります。

4:地域別

プロジェクトマネージャーの平均年収が一番高い場所は関東エリアです。


関東エリアの平均年収は約620万円となっており、その中でも平均年収が高いのは東京都です。逆に一番低いのは四国エリアで約500万円となっており、その中でも平均年収が低いのは香川県です。東京都と香川県の差は約190万円になります。

プロジェクトマネージャーとして年収を上げるための9つの方法

外国紙幣

プロジェクトマネージャーの平均年収は高い傾向にありますが、それでも経験を重ね、さらに年収を上げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。


ここでは、年収を上げるための9つの方法を紹介します。

1:PMP資格を取る

PMP資格とはプロジェクトマネジメントの国際資格です。


現在のポジションから昇進や転職する場合にPMP資格は必要になってくるでしょう。PMP資格は高収入のプロジェクトマネージャーのほとんどが持っている資格です。


プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積んでいくうえで、共通認識として理解しておかなくてはいけない知識が問われる試験のため、年収を上げるためには取得しておいたほうがよいでしょう。

2:応用情報技術者試験を受ける

応用情報技術者試験は応用的な知識や技能を持っていることを国が証明する試験です。


応用情報技術者試験を取得することで技術、管理、経営の幅広い知識と応用力を身に付け、システム開発やIT基盤構築などで高い技術を発揮できます。


試験は春と秋の年2回、実施されています。試験は午前と午後に分かれており、午前は選択問題、午後は記述問題です。


出典:応用情報技術者試験(AP) ~ ワンランク上のITエンジニア ~|IPA 独立行政法人 情報推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

3:プロジェクトマネージャー試験を受ける

プロジェクトマネージャー試験はITの高度な専門分野を持っており、予算やスケジュール、品質管理などの理解を深めるための試験です。


プロジェクト全体の品質、コスト、納期に全責任を持ち、プロジェクトを成功に導き、携わるメンバーを成長させられるマネージャーを目指している方におすすめです。


試験は年に1回実施され、午前と午後に分かれています。午前は選択問題、午後は記述や論述問題が出ます。

>> プロジェクトマネージャ試験の勉強の7つのポイント|合格率や難易度も解説


出典:プロジェクトマネージャ試験(PM) ~ ITプロジェクトの成功請負人 ~|IPA 独立行政法人 情報推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html

4:ITストラテジスト試験を受ける

ITストラテジスト試験は、情報処理技術者試験の中では最高難度で、高い知識と能力が求められる試験です。


ITストラテジストはシステム開発において、事業戦略や事業計画から参加するエンジニアの上級職の1つです。ITストラテジスト試験は論述問題もあるため、知識を付けているだけでは合格できない難易度の高い試験です。


試験は年に1回実施され、午前と午後に分かれています。午前は選択問題、午後は記述や論述問題が出ます。


出典:ITストラテジスト試験(ST) ~ 経営とITを結びつける戦略家 ~|IPA 独立行政法人 情報推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

5:ギブバック活動に参加する

ギブバック活動は上位職が得た知識や経験を研修やセミナーの講師を通して、下位職に指導をすることで受け継いでいく活動のことです。


多くのプロジェクトを成功させた先輩の経験や知識は、仕事をするうえで有益な情報となるでしょう。年収を上げるためにギブバック活動に参加し、スキルを上げるのもよいでしょう。

6:複数のプロジェクトを並行する

複数のプロジェクトを並行するということは、プロジェクトごとに情報をきちんと管理できていなければいけません。


それぞれのプロジェクトから出てくる情報を、それぞれのプロジェクトで管理し、整理しておけば、複数のプロジェクトでも並行して進められます。


複数のプロジェクトを並行して成功に導けた場合、すべてのプロジェクトの進捗状況や情報を管理できているという評価につながるでしょう。

7:お金に関する知識を得る

プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを成功させるには、お金に関する知識も持っておかなければいけません。


プロジェクトは契約時点で予算が決まっています。限られた予算で最大限の利益を上げるためにどうすればいいのか、予算を切り詰めることはできるかを常に考えておく必要があります。


予算通りにプロジェクトを進められたかというのも、プロジェクトマネージャーの評価基準の1つになるため、お金に関する知識は得ておかなければいけません。

8:AIに関する知識を得る

さまざまな分野で活用されているAIを、どのように活かしていくのか知識を得ることも必要です。


AIは大量のデータや資料を処理できます。この機能をどうプロジェクトに役立てていくか知っておけば、プロジェクトの成功につながるでしょう。


プロジェクトの成功はマネージャーとしての評価にもつながります。

9:利益が大きいプロジェクトができる会社に転職する

現在いる会社より、規模の大きい会社に転職すれば、利益が大きいプロジェクトに携われるでしょう。


プロジェクトマネージャーは、営業職のように成果を上げれば利益も上がるというものではありません。利益を出せるプロジェクトに携わることが重要になります。


今より年収を上げるためには利益が大きいプロジェクトができる会社に転職することも必要です。規模が大きい会社は利益が大きいプロジェクトを扱っていますが、社内にライバルもいるため勉強や努力を継続することが重要です。

プロジェクトマネージャーになるために必要なスキルを鍛えましょう

パソコンの画像

プロジェクトマネージャーになるためには、全体を見通す力を養わなければいけません。


プロジェクトの進捗状況や情報の把握、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーション、品質や納期に対して全責任を持たなくてはいけません。


プロジェクトマネージャーになるために必要なスキルや取得しておいたほうがいい資格などもあります。必要なスキルを見極めて鍛えていきましょう。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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