AIプログラマーとはどんな職業?仕事内容や求められるスキル・資格を紹介!
Workteria(ワークテリア)では難易度の高いものから低いものまで、スキルや経験に合わせた案件を多数揃えています。会員登録は無料ですので、ぜひ会員登録してご希望の案件を探してみてください!
フリーランス/正社員のエンジニアとして活躍するには、ご自身のスキルや経験に合わせた仕事を選ぶことが大切です。ご希望の案件がみつからない場合はお気軽にお問い合わせください!ユーザ満足度の高いキャリアコンサルタントが在籍していますので、希望条件や悩み事などなんでもご相談ください。ご希望にピッタリの案件をご紹介させていただきます。
AIプログラマーとは?
AIプログラマーとは、AI技術を活用したシステムのアプリケーションの開発を行うエンジニアのことです。AIシステムに必要な要件に当てはめ、プログラミング言語を使ってコーディングを行います。
近年ではさまざまなサービスにAI技術が活用されるようになってきており、AIプログラマーの需要も増加傾向にあると言われています。しかし、AIプログラマーはまだ数が少なく、人材不足の状態とされています。
IT系からAIプログラマーへのキャリアチェンジは可能?
ITエンジニアやプログラマーとして働いている方の中にはAIプログラマーへのキャリアチェンジが実現できるのかどうか知りたいという方もいるでしょう。
AIプログラマーにも一般的なプログラマーの知識や技術が必要になるため、IT系からAIプログラマーにキャリアチェンジすることは可能です。
AI開発では統計や数学などの専門的な知識が求められますが、実際の開発現場ではシステム開発を行うエンジニアも必要とされています。
AIプログラマーの仕事内容
AIプログラマーの仕事はAIシステムの要件に適合したプログラムの開発作業です。プログラマーと言っても、実際にはデータの整理やサービスの学習、モデルの作成、開発、運用といったすべての工程を担うケースもあります。
そのため、AIプログラマーに転職した場合、一般的なプログラマーとは異なる業務を担当する可能性があるでしょう。また、リリースしたあとのメンテナンスもAIプログラマーの仕事となります。
AI技術を活用した代表的な4つの機能
近年ではAI技術も進歩しており、あらゆるサービスやシステムでAI技術が活用されるようになってきています。ここではAI技術を活用した代表的な4つの機能について解説していきます。
1:音声認識機能
音声認識は、音声信号を分析することで話している言葉や話している相手を認識する機能です。音声認識機能は音声信号から言葉を抽出する技術で、意味の解析には後述する自然言語処理機能が利用されます。
音声認識機能を活用した事例としては、音声指示を理解するスマートスピーカーや音源から自動で文字起こしを行うサービスなどが挙げられます。
2:自然言語処理機能
自然言語処理機能とは、テキストデータの羅列から言葉の意味を理解する機能です。自然言語とは人が普段コミュニケーションを取るために使用している言葉のことで、たとえば日本語や英語などを指します。
自然言語処理機能を活用した事例としては、スマートスピーカーやスマートフォンに搭載されているAIアシスタントやGoogleなどの検索エンジン、翻訳機能などが挙げられます。
3:顔認証・画像認証機能
顔認証や画像認証機能は、画像や映像の中にある特定のものを認識し、検知する機能です。
顔認証は人の顔が映っている部分を検知可能なため、スマートフォンの顔認証機能やカメラのオートフォーカス機能などに活用されています。
4:物体認識機能
物体認識機能は、画像や映像の中にある物を認識し、それが何であるのか分析する機能です。物体認識では画像の中で物体が映っていると思われる箇所を切り抜き、それが何なのかを判断します。
物体認識機能は製造現場などで使用される不良品を検知するシステムや、自動的に異常を検知する監視カメラのシステムなどに利用されています。
AIプログラマーが活躍できる業界
AI技術を活用したシステムやサービスが増えてきていることもあり、AIプログラマーはあらゆる業界で仕事をすることができます。特に医療システム業界やモビリティ業界、金融システム業界においてAIプログラマーの力が求められていると言われています。
ここではAIプログラマーが活躍できる業界について、それぞれ解説していきます。
1:医療システム業界
医療の現場ではカルテの情報やレントゲン写真などの多くのデータが存在しています。医療システム業界ではこれらの膨大な量のデータを活用し、AI技術を応用した研究が行われているため、AIプログラマーの需要が高いと言われています。
たとえば、AIの画像認識技術によって患者のレントゲン写真から人の目では見つけることができないような異常を発見したり、遺伝子情報から発生する可能性がある病気を見つけたりするサービスなどにAI技術が活用されています。
2:モビリティ業界
近年注目されている自動車の自動運転機能や、ロボットの自動制御などにもAI技術が活用されています。
これらの技術では、自動車やロボットなどのモビリティに取り付けられたセンサーからデータが送信され、そのデータを基に次の動きを判断しています。
モビリティ業界で活躍するAIプログラマーには、組み込み系プログラマーのようにハードウェアに関する知識や技術も必要となるでしょう。
3:金融システム業界
金融業界ではAIが株や為替などの金融商品の将来の値動きを予測し、投資家へのアドバイスを行ったり、ロボットが自動的に運用を行ったりするサービスが増えてきています。
保険商品の価値の判定、消費者金融の金利判定などにもAI技術は応用されはじめていることで、統計や確率などの知識を持ったAIプログラマーが活躍できる場は増加傾向にあると言えるでしょう。
AIプログラマーの平均年収はどのくらい?
AIプログラマーを含めたAIエンジニアの平均年収は約580万円ですが、使用する言語によっても年収が異なります。
AIプログラマーであれば特に、Pythonを扱うプログラマーの年収が高い傾向にあると言われています。
AIプログラマーの将来性
国内のAIビジネス市場は年々拡大を続けています。AIシステムのアプリケーション開発に必要なAIプログラマーは、AIビジネスの市場拡大に比例して今後も需要が伸びていくことが予測されています。
よって、AIプログラマーは将来性を期待できる職業の一つなのではないでしょうか。
>> AIに奪われないエンジニアの仕事とは?心得ることもあわせて紹介
AIプログラマーになる6つの方法
AIプログラマーには基本的なプログラミングスキルだけでなく、最先端分野であるAIに関する知識やスキルが求められます。
それでは、AIプログラマーになるにはどのように勉強すればよいのでしょうか。ここではAIプログラマーになる方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。
1:AI分野の資格取得をする
AIプログラマーに必要な知識やスキルを持っていることを証明するために、AI分野の資格を取得すると良いでしょう。
AIプログラマーに役立つ資格にはいくつか種類があります。たとえば、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施しているジェネラリスト向けのG検定、エンジニア向けのE資格などがあります。
また、Pythonを使ったデータ分析のスキルを認定するPythonエンジニア認定データ分析試験なども資格取得にはおすすめです。
2:独学で知識・スキルを習得する
AIに関する書籍や学習サイトなどを活用して、独学で知識やスキルを習得する方法があります。近年ではAI技術に対する注目度の高さに比例して、AIを学べるさまざまなツールが登場しています。
そのため、コストをかけなくても独学でAIプログラマーに必要な知識やスキルを身につけることもできる場合があります。ただし、AIプログラマーの中途採用ではどうしても経験が重視されるため、未経験独学のみでは転職のハードルは高いと言えるでしょう。
>> AIを作成するのに適したプログラミング言語9選!勉強するためのポイントは?
3:機械学習に関する基礎知識を習得する
AIプログラマーは開発に際して機械学習の基礎知識を身につける必要があります。機械学習のアルゴリズム、モデル数式への理解、統計解析の理論なども把握しておくことが大切です。
実際の開発現場では機械学習ライブラリを使用して実装を行うことになるため、TensorFlowやscikit-learnなどの機械学習ライブラリも扱えると良いでしょう。
4:スクールに通う
スクールであればカリキュラムに沿って講師の指導のもと、効率的に学習を進めることができます。
専門の講師に教えてもらうことで、分からないことがあったとしてもその場で質問することができるため、独学で学習するよりも挫折しにくいでしょう。
>> AIを学習できるおすすめのスクール13選|選ぶ際の6つのポイントも紹介
5:未経験でも募集している求人に応募する
AIプログラマーの求人にも未経験可のものはあります。未経験でも応募できる求人を探して応募してみても良いでしょう。
ただし、何の勉強もしない状態で採用されるというわけではないため、事前にプログラミングやAIに関する学習は行っておく必要があります。
一定の知識やスキルを持っていることを証明するために、前述のようなAI開発に役立つ資格を取得しておくのもおすすめです。
6:Pythonの知識・スキルを習得する
AIプログラマーにはプログラムのコーディングスキルが必要になります。特にPythonはAIプログラミングの基本的な言語であるため、しっかり習得しておく必要があります。
同時に、Pythonのライブラリやフレームワークに関するスキルも身に付けておくといいでしょう。
>> おすすめのPythonオンライン学習・スクールサービス14選!選び方も解説
>> おすすめのPython学習サイト9選|各サイトの特徴や料金を比較
AIプログラマーに求められるスキル・資格4選
AIプログラマーにはさまざまな知識やスキルが必要になる点を紹介してきました。実際に必要な知識やスキルを保有していることを証明するには資格を取得するのがおすすめです。
ここではAIプログラマーに求められるスキルや資格について紹介していきます。AIプログラマーを目指し、勉強を始めるときの参考にしてみてください。
1:E資格
E資格はディープラーニングやAI技術に関する知識を証明できるエンジニア向けの資格です。
「一般社団法人日本ディープラーニング協会」が認定している資格で、ディープラーニングの理論を理解しており、適切な手法を選択して実装できる能力や知識を持つエンジニアレベルにあることを認定します。
>> E資格の概要や特徴とは?勉強方法や対策に役立つ参考書をあわせて紹介
2:G検定
G検定はディープラーニングやAI技術に関する知識を証明できるジェネラリスト向けの資格です。
こちらも「一般社団法人日本ディープラーニング協会」が認定している資格です。ディープラーニングの基礎知識を有しており、適切な活用方針を決定して事業に活用する能力や知識があることを認定します。
3:統計検定
統計検定は統計に関する知識や活用力を認定する検定試験です。「一般財団法人統計質保証推進協会」が認定している資格で、データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題解決を行う能力を認定します。
統計検定にはデータやグラフ、確率に関する基本的な知識や活用力を認定する4級から、実社会のさまざまな場面でデータ解析を遂行できる統計専門力を認定する1級まで、4級、3級、2級、準1級、1級という5つの種別があります。
4:Pythonエンジニア認定データ分析試験
Pythonエンジニア認定データ分析試験とは、Pythonを利用したデータ分析に関するスキルを認定する資格です。
「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が実施している試験で、Pythonを使った確率や統計、ライブラリを活用した分析実践能力などを判定します。
PythonはAI開発においてプログラミングやデータ分析に使用される基本言語となっているため、取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。
AIプログラマーのキャリアアップについて
AIプログラマーの次のキャリアパス候補として、AIエンジニアや機械学習エンジニアなどが挙げられます。
AIエンジニアはAIシステム開発に関係した幅広い業務を担当するエンジニア、そして機械学習エンジニアは機械学習を専門に扱うエンジニアを指します。
AIプログラマーの業務は多岐にわたり、全行程に携わることもあります。上記のキャリアパスを意識して業務に携わると、スムーズに成長していけるのではないでしょうか。
AIプログラマーへ転職してキャリアアップを目指そう!
AIプログラマーとはAIシステムに関連した開発を行うエンジニア職を指します。
本記事で紹介したAIプログラマーの仕事内容やAIプログラマーになる方法、AIプログラマーに求められる資格などを参考に、スキルを身につけてAIプログラマーへの転職を目指してみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
「Workteria」「東京ITカレッジ」をご紹介いただきました!
正社員/フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
- 自分に合う案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な案件探し・契約周りは任せて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、Workteriaサイトをご利用ください!
定期的にご本人に合う高額案件を紹介
リモートワークなど自由な働き方ができる案件多数
専属エージェントが契約や請求をトータルサポート