システムエンジニアになるには?必要とされるスキルや資格など多数紹介
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システムエンジニアとは
システムエンジニアという言葉は知っていても、具体的にどのような職種なのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
ここではシステムエンジニアの特徴について解説していきますので、システムエンジニアという職種についてより理解を深めてみてください。
学歴に関係なく転職・就職が可能
基本的にIT業界は実力主義とされており、学歴ではなく経験や実績などが重視される傾向があります。システムエンジニアとして活躍している人の中には、大卒の人もいれば専門卒、高卒の人もいます。
そのため、システムエンジニアとして通用するだけのスキルや実績などを身につけておけば、学歴に関係なくシステムエンジニアに転職、就職することは可能です。
人材不足で需要は高い
IT業界は少子高齢化による労働人口の減少により、人材不足の状態と言われています。
そのため、システムエンジニアをはじめとしたIT人材の需要は高い傾向にあります。
今後もIT市場の拡大とは反対に人材供給は減少していくことが予測されているため、IT人材不足の状態はより加速していくと言われています。
常に最新情報やスキルを学ぶ必要がある
システムエンジニアは学歴がさほど関係なく、需要が高いため非常に将来性のある職業と言えますが、一方で進歩がとても早い業界でもあります。
その背景としてはIoTや5G、など最先端技術が次々と登場したり、企業や公共事業のDX化が進んでいるためです。
そのため、システムエンジニアになればその後は安泰というわけではなく、その後も継続して知識やスキルを自発的に磨く必要があります。
その他、システムエンジニアに関して以下の記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
関連記事:システムエンジニアとは?仕事内容や年収、キャリアパスについて解説
システムエンジニアになるには?
では、そんなシステムエンジニアになるにはどうすればいいでしょうか?
ここではシステムエンジニアになる道順をいくつかご紹介します。
- IT系の学部・学科がある大学に入る
- IT系の専門学校を卒業して就職する
- プログラミングスクールでスキルを身に付けて
- プログラマーからキャリアアップする
- 独学で勉強して転職活動する
- 未経験OKで研修が充実している求人を探す
それぞれ詳しく説明します。
IT系の学部・学科がある大学に入る
上で触れたように、システムエンジニアは実力本位の世界なので学歴よりも実力のほうが大きく影響します。
しかし大学や大学院で
- 情報工学
- コンピュータ工学
- 情報処理学
- 経営情報学
などを専攻しておくと、プログラミング、システム設計、データベース管理といった、システムエンジニアに必要な基礎的な知識や技術を学ぶことができます。
さらに、大学の授業やゼミなどの研究を通じて実際の開発経験を積むことも可能です。
そして大学を卒業した後、就職活動を通じてシステムエンジニアの職に就く道があります。
新卒者の場合、即戦力というよりも将来的な成長を見込んで採用される「ポテンシャル採用」も多く、システムエンジニアとして高度なスキルが求められる職場でも、未経験者が採用されるチャンスは十分にあります。
その他にも、大学や研究室からの推薦により、システムエンジニアの道が開かれることもあります。
IT系の専門学校を卒業して就職する
また、IT系の専門学校からシステムエンジニアを目指す道もあります。
専門学校は大学に比べ、より実践的な内容に特化しており、IT系スキルや知識を大学に比べて短期間で習得することが可能です(専門学校の場合は2年程度)。
また、専門学校は企業との連携も深いため、就職活動を行いやすいというメリットがあります。
就職サポートも充実していることが多いため、卒業後すぐにシステムエンジニアとして就職することができます。
プログラミングスクールでスキルを身に付ける
プログラミングスクールでは、実践的なプログラミングや開発スキルを3ヶ月~半年という超・短期間で学べます。
自分のペースで学べるオンラインのプログラミングスクールも多く存在しており、仕事をしながらプログラミングを学ぶことができるのが大きなメリットです。
また、多くのスクールでは卒業後の就職・転職サポートも充実しています。
一方でスクールによっては講師がスポットで担当していたり、就職・転職サポートが不十分なケースもあるのでしっかり選ぶ必要があります。
なお、弊社が運営するプログラミングスクール・東京ITカレッジでは就職・転職100%保証となっております。
関連ページ:東京ITカレッジ
独学で勉強して転職活動する
資料やオンラインの教材を使って独学でプログラミングやシステム開発の知識を学んで自分でシステムエンジニアとして転職活動する道順もあります。
ただし、モチベーションなど自己管理能力が求められます。
また、効率的に必要なスキルを学ぶというのが難しいため、独学では途中で挫折するリスクが高いです。
プログラマーからキャリアアップ
新卒・第二新卒の場合を除き、全くの未経験者がいきなりシステムエンジニアとして採用されることは、かなり難しいです。
そのため、まずはプログラマーとしてシステム開発の経験を積むという方法があります。
プログラマーとは、システムエンジニアが設計したシステムの設計図(設計書)を元にプログラム(コード)を書く作業を行う職種のことです。
そのため、プログラマーの上位職種がシステムエンジニアという位置づけになります。
プログラマーとしてプログラミングスキルやシステム設計の基礎を理解し、実際に開発を行うことで得られる実践的な知識と経験は、システムエンジニアとして必要とされる能力となります。
また、プロジェクト管理やコミュニケーション能力など、システムエンジニアとして求められる他のスキルも同時に身につけることでシステムエンジニアにキャリアアップすることができます。
関連記事:プログラマーになるにはどうしたらいい?求められるスキルや6つの方法を紹介
システムエンジニアになるための会社選びのポイント
では、実際にシステムエンジニアとして働く上でどのようなポイントを踏まえて会社を選ぶべきでしょうか。
実際には以下のポイントをチェックするようにしましょう。
- 企業規模
- 事業内容
- 会社の給与・福利厚生
- 研修体制・スキルアップ制度
それぞれ詳しく解説します。
企業規模
企業規模というのは自分がシステムエンジニアとして働く環境や業務の幅、キャリアパスに大きな影響があります。
大企業では、一般的に大規模なプロジェクトを扱っていることが多く、さらには安定した基盤があるのでメリットだからけのように見えます。しかし、一方では仕事の範囲が比較的狭くなることもあり、実際には特定のシステムの一部分のみを担当することが一般的です。
一方、ベンチャーや中小企業では小さなプロジェクトを担当することが多く、リソースや安定性が限られますが、その分スピード感や裁量権が大きいなどのメリットがあります。
自分のキャリアパスを考えて選ぶのがポイントです。
事業内容
企業の事業内容によって自分が関わる分野や使用・習得する技術が決まってきます。
一口にシステムエンジニアと言っても、Webシステム開発、ゲーム開発、セキュリティシステム開発、IoTシステム開発など、様々な分野で活躍することができるためです。
たとえば、AIやIoTなど最先端の技術を用いた製品開発を行う企業であれば、働きながら最新技術を身に付けることができます。
自分が関心を持つ業界や分野に特化した企業を選ぶことで、その分野での知識を身につけることも可能です。
会社の給与・福利厚生
システムエンジニアとしては需要がある一方、会社や業務内容で給与は大きく変わります。
自分が業務に見合った給与が得られるかどうかはしっかりチェックするようにしましょう。
また、医療保険、退職金制度、健康支援などの福利厚生も長期的に見て重要です。
例えば、リモートワークのサポートやフレックスタイム制度を提供している企業を選ぶと、ワークライフバランスを保つことができるようになります。
研修体制・スキルアップ制度
研修体制やスキルアップ制度も会社によって大きく変わります。
そもそも研修やスキルアップ制度とは、社員がスキルアップするために必要な費用や時間を会社が負担するための制度です。
特に未経験からであれば研修体制でしっかり学べる体制があるのかをチェックしましょう。
研修やスキルアップには具体的に以下のようなものがあります。ご自身がよりスキルアップしてきたい場合に会社側がどの程度サポートしてくれるかチェックするのがおススメです。
- 社内の勉強会
- 外部の研修に参加
- eラーニング
- 技術書の購入補助
- 資格取得支援
- メンター制度
システムエンジニアとして会社選びで注意すべきポイント
一方で常に人手不足の業界でもあることから、一部ではブラックな体制で運営している会社も少なからずあります。
そこでそのような企業を選ばないように、求人情報などで以下のポイントには注意するようにしましょう。
- 未経験歓迎
- 募集人数が多い
- 平均年齢が低い
- 残業代が固定、裁量労働
それぞれ詳しく説明します。
未経験歓迎
「未経験歓迎」となっている求人は一見するとスキルがなくても採用してくれそうなので良い求人に見えそうですが要注意です。
実際のところ、「未経験歓迎」と書かれていても、入った後の研修体制が整っていなかったり、単純作業をさせられる可能性があります。
実際にエンジニア採用と言いながら実際はコールセンターの対応をさせられるパターンもあります。
そのため、面接などで実際の稼働内容や研修体制をしっかり確認するようにしましょう。
募集人数が多い
求人募集の人数が多い会社は、会社が急成長しているためというのが考えられます。
しかし一方で、会社の運用体制に無理が生じていて離職率が高い場合もあります。
そのため面接の際には、社員の雰囲気や働く環境、仕事の内容などをしっかりと確認するようにしましょう。
平均年齢が低い
平均年齢が低い会社は、活気があるように見えます。
しかし、経験豊富な先輩が少ないため、困ったときに頼れる人が少なかったり、自分で解決しなければならないことが多くなる場合があります。
また、若い社員が多い会社は成長過程にあることが多く、組織体制や業務内容が変わりやすい場合もあります。
残業代が固定、裁量労働
残業代が固定だったり、裁量労働制を導入している会社では、長時間労働を強いられる可能性があります。
労働時間が長いと、自分の時間を確保するのが難しくなるだけでなく、健康を害する恐れもあります。
そのため、労働時間や休日、休暇制度など、働き方についてもしっかりと会社に確認することが大切です。
健康やプライベートの時間を大切にしたい人にとっては、働き方をよく確認する必要があります。
システムエンジニアになるために必要とされるスキル7選
以上、システムエンジニアになる方法について解説してきました。
しかしそれ以上に大事なのがスキルや知識の習得です。
システムエンジニアになるには幅広いIT知識や技術が必要とされます。また、マネジメント業務やクライアントからのヒアリングなども担当するため、コミュニケーション能力やマネジメントスキルなども求められます。
ここではシステムエンジニアになるために必要とされるスキルを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- システムを開発するスキル
- コミュニケーション能力
- エンジニアをマネジメントするスキル
- ITに関する基本的な知識のスキル
- 顧客対応の営業スキル
- ロジカルシンキングスキル
- 複数のプログラミングスキル
1:システムを開発するスキル
システムエンジニアになるにはシステムを開発するための上流工程のスキルが必要です。
システム開発の上流工程では、主に「要求分析・要件定義」「基本設計・詳細設計・開発テスト」「運用・保守・管理」などの業務を行います。
ここではそれぞれどのような業務を行っているのか解説していきます。
要求分析・要件定義
「要求分析・要件定義」とは、クライアントからヒアリングを行うことによってどのようなシステムを求めているのかを抽出し、システムに必要な要件を定義していく作業です。
具体的には、ヒアリングによってクライアントが抱えている課題や悩みを聞き取り、どのような形で解決すればよいのか検討して要求分析書にまとめます。さらに、要求分析書をもとにクライアントの要求を実現するためのシステム要件の定義を行います。
基本設計・詳細設計・開発テスト
基本設計、詳細設計では、要求分析や要件定義でまとめた内容をもとにシステムの設計を行います。基本設計では業務の流れから必要な機能の洗い出しを行い、システム全体の基本構成を設計し、詳細設計ではプログラミングを行うための技術的な設計を行います。
上記の工程で作成した仕様書をもとにプログラマーがプログラミングを行ったあとは、完成したシステムが仕様のとおりに動作するかどうかをテストするのが開発テストです。
運用・保守・管理
「運用・保守・管理」の工程では、完成してクライアントに納品したあとのシステムの保守や管理運用を行います。案件にもよりますが、リリース後もシステムが問題なく稼働できるようにシステムエンジニアがマネジメントを行うケースがあります。
この工程ではシステムの稼働状況を監視し、トラブルを未然に防いだり、トラブルが発生した場合は迅速な問題解決や復旧を行うことが業務です。
2:コミュニケーション能力
システムエンジニアはクライアントが抱えている課題やニーズを満たすためのシステム設計を行う必要があるため、システムエンジニアになるにはニーズを引き出すコミュニケーション能力が求められます。
また、チームメンバーであるプログラマーや他部署のエンジニアとも連携して開発業務にあたる必要があるため、円滑な業務を進めるには高いコミュニケーション能力が必要になるでしょう。
関連記事:エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
3:エンジニアをマネジメントするスキル
システムエンジニアは複数のプログラマーを統率してプロジェクトを進めるリーダー的な役割を持つため、システムエンジニアになるにはマネジメントスキルが必要になります。
具体的には、特定のエンジニアにタスクが偏らないように調整したり、プロジェクトの進行を管理したりしてスケジュール通りに進めるスキルです。
上級職になるほどマネジメントスキルは重要視される傾向にあるため、キャリアアップを目指す場合、マネジメントスキルを強化しておくといいでしょう。
4:ITに関する基本的な知識のスキル
IT職種である以上、システムエンジニアになるには基本的なIT知識やスキルは必須です。インターネットやパソコンの操作スキルなど、基礎的なITスキルは身につけておきましょう。
また、クライアントに対してより適した提案を行うためには、最新のIT技術についても自分から積極的にキャッチアップしておく必要があります。
5:顧客対応の営業スキル
システムエンジニアはクライアントと直接かかわる職種のため、システムエンジニアになるには顧客対応の営業スキルも必要です。
専門知識のないクライアントにわかりやすく説明したり、安心感を与えたりすることで顧客契約に繋げていきます。
6:ロジカルシンキングスキル
システムエンジニアになるにはロジカルシンキングスキルが必要です。
ロジカルシンキングとは物事を順序立てて考えていくことで、品質の高いシステム開発を行うためにはシステムエンジニアが論理構造をしっかりと構築することが重要になります。
7:複数のプログラミングスキル
システムエンジニアの中にはプログラミング経験がないという人もいます。また、実際の業務でプログラミングを行うことも少ないとされています。
しかしプログラミングスキルがなければプログラマーと技術的な話をしたり、クライアントに技術的な要素を踏まえた提案を行ったりすることが難しくなるため、システムエンジニアになるには複数のプログラミングスキルを習得することが望ましいと言われています。
システムエンジニア(SE)におすすめのプログラミング言語
プログラミング言語は色々ありますがシステムエンジニアを目指す方におすすめのプログラミング言語は以下になります。
- Python
- Java
- C/C++
- JavaScript
- PHP
それぞれ解説します。
Python
Pythonは初心者にとって非常に学びやすいプログラミング言語の一つです。
その理由は、Pythonの文法が非常に直感的で、英語のような自然な文体で書くことができるからです。
また、Pythonはデータ分析や機械学習、ウェブ開発など、多くの分野で使われています。
そのため、Pythonを学べば、さまざまなタイプのプロジェクトを手がけることができます。
Java
Javaは世界中で広く使われているプログラミング言語で、特に大規模な企業システムの開発によく使われています。
Javaの特徴の一つは、「一度書けばどこでも動く」という理念に基づいて設計されていることです。
つまり、Javaで書かれたプログラムは、どの種類のコンピュータ上でも動作します。
Javaはオブジェクト指向プログラミングの概念を強く採用しており、この概念を理解することで、ソフトウェア開発の基本的な原則を学ぶことができます。
C/C++
CとC++は、システムレベルのプログラミングによく使われる言語です。
OS(オペレーティングシステム)やゲームエンジンなど、パフォーマンスが求められる場面でよく使われます。
C言語はプログラミングの基礎を学ぶのに適しており、C++はそれに加えてオブジェクト指向プログラミングも学ぶことができます。
JavaScript
JavaScriptはもともとウェブブラウザ上で動作するスクリプト言語として開発されました。
ウェブサイトに動的な機能を追加するために使用されます。
例えば、ユーザーのクリックに反応したり、データをサーバーに送信したりする機能を作ることができます。
近年では、Node.jsの登場により、JavaScriptはサーバーサイドでも利用されるようになりました。
PHP
PHPはウェブ開発に特化したプログラミング言語です。
サーバーサイドで動作し、HTMLを動的に生成したり、データベースと通信したりします。
初心者にとって、ウェブアプリケーションを短期間で作り上げるための道具として非常に便利です。
特にWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)がPHPで作られているため、Webサイトのカスタマイズやプラグイン開発のスキルを身につけるためには学んでおくと良いでしょう。
システムエンジニアになるためにおすすめする資格6選
システムエンジニアにはさまざまな知識や技術が必要になります。
そのため、システムエンジニアになるにはIT資格を取得して必要な知識を身につけるのがおすすめです。
ここではシステムエンジニアになるためにおすすめする資格を紹介しますので、どのような資格があるのか参考にしてみてください。
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- オラクル認定資格試験
- ネットワークスペシャリスト試験
1:ITパスポート試験
ITパスポート試験とは、ITに関する基本的知識を保有していることを証明できるIT系の国家試験です。
情報処理技術者試験の1区分で、通称「iパス」と呼ばれています。
スキルレベルは1相当となっており、情報処理技術者試験の中でも易しいレベルです。そのため、システムエンジニアをはじめとしたエンジニア職種を目指す人は、まずITパスポートから取得してみると良いでしょう。
出典:試験区分一覧|IPA
2:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、エンジニアとしてのキャリアをスタートする人であれば押さえておきたい国家資格です。
ITパスポートと同じ情報処理技術者資格の1区分で、スキルレベルは2に相当します。
セキュリティやデータベース、ネットワークなどのIT知識全般というように幅広い試験範囲が特徴とされています。
関連記事: 基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説
3:応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは、基本情報技術者よりもワンランク上のシステムエンジニアであることを証明できる国家資格です。
情報処理技術者資格の1区分で、スキルレベル3に相当します。
ITエンジニアに必要な幅広い知識と応用力を身につけることができるため、システムエンジニアとしてスキルアップを目指す人におすすめです。
4:システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験とは、システムアーキテクト業務に必要な知識や実践能力を保有していることを証明できる資格です。
情報処理技術者試験の1区分で難易度の高いスキルレベル4に相当し、高度情報処理技術者試験の1つに含まれます。
合格するには専門的な業務知識が必要になりますが、システム開発の上流工程を担うエンジニアを対象とした試験となっているため、取得すれば市場価値の高いシステムエンジニアになれるでしょう。
5:オラクル認定資格試験
オラクル認定資格試験とは、オラクルデータベースの管理スキルを証明できる資格です。日本オラクル株式会社が認定しているベンダー試験で、Bronze、Silver、Gold、Platinumのグレードがあります。
主にオラクルデータベースの管理運用、SQLの問題などが出題されます。オラクル認定資格試験はステップアップ型の資格となっているため、受験する場合は、まずBronzeから受験することが必要です。
6:ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験とは、ネットワークの専門分野の知識やスキルを保有していることを証明できる国家資格です。情報処理技術者試験の1区分で、システムアーキテクト試験と同じくスキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験に含まれます。
ネットワークの構築や管理運用、保守を主導し、人に指導できるレベルのネットワークスキルを持つことの証明になる試験です。
システムエンジニアになるために独学でスキルを身につける方法3選
システムエンジニアには幅広いIT知識やプログラミングスキルが必要になります。そのため、未経験からシステムエンジニアになるには自身で学習を行うことが大切です。
ここではシステムエンジニアになるために独学でスキルを身につける方法について解説していきます。
- 書籍を活用する
- 学習サイトを活用する
- クラウドサービスを活用する
1:書籍を活用する
システムエンジニアに必要な知識を身につける方法として、書籍を利用する方法があります。書籍を使った学習であれば自分のペースで学習を進めることができます。また、必要な知識が1冊にまとまっているため、体系的に学習を進めることができるでしょう。
SEの基本
「SEの基本」はシステムエンジニアという仕事についての概要やシステムエンジニアを目指すうえでの心構え、実際の実務について学ぶことができる書籍です。
システムエンジニアに必要なテクニカルスキルや一人前のシステムエンジニアになるための方法などが1冊にまとまっています。
これからシステムエンジニアを目指す人だけでなく、すでにシステムエンジニアとして働いている人にも役立つでしょう。
ピープルウエア 第3版
「ピープルウエア 第3版」は開発現場における「人」に着目したプロジェクト成功のための書籍です。システムエンジニアに必要な人材の選び方や育て方、組織づくりなど、プロジェクト開発で必要なポイントについて解説しています。
また、第3版となる本書ではプロジェクト管理に関わる内容が新しく追加されています。
アドレナリンジャンキー
「アドレナリンジャンキー」は開発プロジェクトでよくある86のパターンについて解説した書籍です。プロジェクトが失敗する兆候やうまく回っている組織の特徴などについて、ユニークなニックネームをつけて紹介しています。
本書を読むことにより、システムエンジニアとしてプロジェクトを成功させる鍵が見えてくるでしょう。
アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン
ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修
「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修」はすぐに現場で活用できる基礎知識について解説した書籍です。新人エンジニア向けの本となっているため、これからシステムエンジニアを目指す人や新人エンジニアにおすすめです。
ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 第3版 エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識
2:学習サイトを活用する
学習サイトを活用するのも独学でシステムエンジニアに必要な知識を身につける方法の一つです。近年では無料で利用できるような学習サイトも多くあるため、コストをかけずに学習を進めることができるでしょう。
書籍を使った学習が苦手な場合は、学習サイトを活用してみてはいかがでしょうか。
ドットインストール
「ドットインストール」は3分ほどの短い動画でプログラミングが学べる動画学習サービスです。動画であれば文字だけのテキストよりも情報量が多く、イメージも掴みやすいため、無理なく学習を進めることができるでしょう。
パソコンだけでなくスマートフォンからも視聴することができます。
インターネット・アカデミー
「インターネット・アカデミー」はオンラインでも通学でも学べるWebスクールです。プログラミングやデザイン、マーケティングなどの幅広い種類の講座が用意されており、受講スタイルもオンデマンド、ライブ、マンツーマン、フリーレッスンから選ぶことができます。
Udemy
「Udemy」はいろいろなプログラミング言語を学ぶことができるオンライン動画学習サイトです。月額制のサービスと違い、一つひとつの講座は買い切りとなっているため、購入すれば期限なく自分のペースで学習を進めることができます。
非常に多くのコースが用意されており、毎月新しいコースが追加されるのも魅力です。
3:クラウドサービスを活用する
ネットワーク上で学習ができるクラウドサービスを使って学習を進める方法もあります。クラウドサービスであれば、オンライン上で実際に手を動かしてプログラミングを体験することもできます。
Progate
「Progate」は初心者向けのオンラインプログラミング学習サービスです。HTML、CSS、PHP、jQuery、Rubyなどの言語を学ぶことができ、無料でも利用することができます。
イラストの多いスライド学習によって基本的な知識を身につけたあとは、実際にブラウザ上でコードを書いて実践していくことができます。
システムエンジニアに向いている人の特徴5選
仕事には向き不向きがあるため、自分がシステムエンジニアに向いてるか気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは最後にシステムエンジニアに向いている人の特徴について解説していきます。
- モノづくりが好きな人
- 柔軟性・対応力に優れている人
- 地道な作業が得意な人
- 物事を正しく理解し伝達できる人
- 勉強を苦と考えず研究熱心な人
1:モノづくりが好きな人
システムエンジニアはシステム設計を行い、クライアントが求めるシステムを作り上げていく仕事なので、モノづくりの一つであると言えます。
規模の大きなシステムになるほど設計も複雑で大変になりますが、モノづくりが好きな人であればそれだけシステムエンジニアの仕事にやりがいを感じられるでしょう。
2:柔軟性・対応力に優れている人
IT業界は変化の激しい業界とされ、現在のシステムエンジニアのスキルが今後、新しいスキルが取って代わる可能性もあります。そのため、市場の変化に敏感で柔軟に対応していけるような人はシステムエンジニアに向いているでしょう。
3:地道な作業が得意な人
システムエンジニアの仕事は、要求分析や要件定義、システム設計など地味な作業をコツコツと積み上げていくことが多いです。
細かい作業を継続できる人には向いている仕事だと言えるでしょう。
4:物事を正しく理解し伝達できる人
システムエンジニアはクライアントからのヒアリングやプログラマーへの仕様の伝達を行うことも仕事なので、相手の言っていることを正しく理解して他の人へ伝えられるような人が向いているでしょう。
またクライアントの中には伝えたい内容がうまく伝えられないような人もいるため、そういった場合でもうまく内容をヒアリングできる人はシステムエンジニアに向いているでしょう。
5:勉強を苦と考えず研究熱心な人
IT業界は情報の移り変わりが激しいため、システムエンジニアになったらそれで勉強も終了というわけではありません。仕事をしながら新しい知識を習得しようとする探求心が求められます。
そのため、勉強を苦と考えずに自分のスキルアップのために熱心に知識をキャッチアップしていくことができる人はシステムエンジニアに向いているでしょう。
システムエンジニアになるために経験を積んでスキルアップを目指そう
システムエンジニアになるには幅広い知識やスキルが必要です。
ぜひ本記事で紹介したシステムエンジニアになるために必要なスキルやおすすめの資格、独学でシステムエンジニアのスキルを身につける方法などを参考に、必要な知識やスキルを身につけてシステムエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事でも詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:未経験からプログラマーになるには?必要なスキルや資格を教えます - 【プログラマカレッジ】
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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