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システムエンジニアに向いているのはどんな人?診断ツールなど紹介

  • 公開日:2022-01-31 23:08:49
  • 最終更新日:2023-07-10 09:30:06
システムエンジニアに向いているのはどんな人?診断ツールなど紹介

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システムエンジニアとは

パソコンを使う人

システムエンジニアは、主にシステム開発の業務を行う職種で、システム設計からプログラミングまで幅広い仕事内容を行います。


プログラマーとの違い上流工程と呼ばれる業務を担当することです。要求分析から要件定義、基本設計、詳細設計までが上流工程となっており、システムエンジニアはプログラマーに対してリーダー的役割を担うこともあります。


プログラミング、テスト、マネジメントの下流工程はプログラマーが行いますが、企業によっては両者に差がない場合もあります。


システムエンジニアの需要は高まっています。また、システムエンジニアは、企業のあらゆる部門で必要とされる存在です。そのため、システムエンジニアは、将来性のある仕事と言えます。


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システムエンジニアに向いている人の特徴

パソコンを使う人

そんなシステムエンジニアですが、システムエンジニアに向いているのはどんな人でしょうか。


  • パソコン作業が苦じゃない
  • 学習意欲が高い
  • コミュニケーション力がある
  • 論理的思考力がある
  • 変化やトラブルに柔軟に対応できる
  • 体力がある
  • トライアンドエラーを繰り返せる
  • 責任感がある


それぞれ詳しく説明します。

1:パソコン作業が苦じゃない

基本的な部分になりますが、まずはパソコン作業が苦ではない人はシステムエンジニアに向いていると言えます。


システムエンジニアとしてのほとんどの作業はパソコンを通して行うため、パソコンの扱いに慣れていることはもとより、パソコンスキルが高い人はシステムエンジニアの適性があると言えるでしょう。

2:学習意欲が高い

IT業界は日々進化し続けており、新しい技術やソフトウェアが次々と出てきます。


新しい技術が開発されるたびに、システムエンジニアは新しい技術を学び、身につけなければなりません。


また、システムエンジニアは、クライアントの要望に応じて、システムを変更したり、新しいシステムを開発したりすることもあります。


そのため、常に新しい知識や技術を自ら学び続けられる方はシステムエンジニアに向いていると言えます。

3:コミュニケーション力がある

システムエンジニアは、あまり人と接することがなくパソコンに向かい続けるイメージがある仕事です。


しかし、実際にはクライアントの要望に合わせた仕事を受注するため、クライアントと直接会って要望を聞いたり、クライアントのシステム部門と連携したりすることが多いです。


そのため、クライアントとうまくコミュニケーションが取れる人はシステムエンジニアに向いています。


また、システム開発はチームで行うことが多いため、チームメンバーと円滑にコミュニケーションをとることも必要です。

4:論理的思考力がある

システムエンジニアは、クライアントの要望を理解し、それをシステムに落とし込むのが仕事です。そのため、論理的思考力がある人はシステムエンジニアに向いています。


論理的思考力とは、問題を分析し、解決策を論理的に導く能力です。


具体的には、以下のような論理的思考力が求められます。


  • 物事や問題を分解し、その全体像を把握する力
  • 複数の選択肢から、最適な選択肢を選ぶ力
  • 物事や問題の原因を特定し、解決策を立てる力
  • 物事や問題を論理的に説明する力

5:変化やトラブルに柔軟に対応できる

テクノロジーの世界は常に変化しています。それに伴い、クライアントの要件やビジネス環境、市場のトレンドなども変わりやすいです。


これらの変化に対応できる能力は、システムエンジニアが業務を円滑に進める上で欠かせません。


また、システムエンジニアの業務は、トラブルに対応することも含まれます。


ソフトウェアのバグ、システムの障害、ハードウェアの故障など、さまざまなトラブルが発生します。


それらの問題を迅速に対処し、システムの正常な運用を確保するためには、問題解決スキルとともに、トラブルに対する柔軟な対応力が必要です。

6:体力がある

システムエンジニアは机に座っていることが多いというイメージがありますが、納期が近くなる繁忙期には残業が多くなりがちです。


また新しい技術や知識を得るために帰宅後や休日にも学習するなど、仕事をしながら勉強もし続けなくてはなりません。


こうした面から、多忙な状況を乗り越えられる体力が求められます。

7:トライアンドエラーを繰り返せる

システムエンジニアの仕事では、システム開発を進める中での試行錯誤が多くなります。


システムのテストやプログラミングも行うため、修正やテストの繰り返しがつきものです。不具合が出れば見直しや改善も続きます。


辛抱強くトライアンドエラーを繰り返せるかも、システムエンジニアに求められる気質の一つと言えます。

8:責任感がある

システムエンジニアは様々な場面で責任感を求められます。


例えば、クライアントの要望に応じたソフトウェアやシステムを納品するために品質保証力が求められます。


また開発中における技術的な問題の解決や、運用中に発生したトラブル解消にも進んで取り組んでいかなければなりません。


その他にもプロジェクトのスケジュールや予算、リソースの管理などプロジェクトやチームの管理能力も必要となります。


これら様々な場面において積極的に取り組むことが出来る責任感がある人は、システムエンジニアに向いていると言えます。


具体的には、以下のような責任感が求められます。

  • 自分の仕事に責任を持つ力
  • 自分のミスや失敗を認め、反省する力
  • チームメンバーと協力して仕事をする力

システムエンジニアに向いていない人の特徴

パソコン

ここではシステムエンジニアに向いていない人の特徴をお伝えしていきます。


苦手な部分がどのくらいあるのかを確認することで、自分の向き不向きもよりはっきりしてくるでしょう。


  • プログラミングに興味がない
  • チームワークが苦手
  • マルチタスクが苦手
  • 作業を効率良くするのが苦手
  • 地道な作業が苦手


1:プログラミングに興味がない

そもそもの話ですが、システムエンジニアの主要な業務はソフトウェアの設計と開発であり、そのためにはプログラミングスキルが必要となります。


また、プログラミング技術は絶えず進化し、新しい言語やフレームワークが次々に登場しています。これらの進化に対応し、スキルを磨き続けることも必要となります。


そのため、そもそもプログラミングに興味ない方はシステムエンジニアに不向きと言えます。

2:チームワークが苦手

システムエンジニアの仕事は、チームで行うことが多いです。そのため、チームメンバーと協力して仕事をする必要があります。


また、システム開発は長期間に渡ることも多いため、チームメンバーと協力して仕事をする必要があるのです。


そのため、チームワークが苦手な人は、システムエンジニアに向いていません。


チームワークが苦手な人は、チームメンバーと協力して仕事をすることができず、システム開発を成功させることが難しくなります。


また、チームワークが苦手な人は、チームメンバーとの関係を円滑に保つことができず、仕事に支障をきたす可能性があります。

3:マルチタスクが苦手

システムエンジニアの仕事は、複数のプロジェクトを同時並行で進めることが多いです。


そのため、マルチタスクが苦手な人は、複数のプロジェクトを同時並行で進めることができず、システム開発を成功させることができません。


また、マルチタスクが苦手な人は、複数のプロジェクトを同時並行で進めることで、ミスをしてしまう可能性があります。

4:効率良く作業するのが苦手

システムやアプリケーションを開発するということは、作業効率を考え、向上させていく業務でもあります。その意味でクリエイティブで物づくりに近い感覚が必要になるでしょう。


合理的な方法を取り入れたり、創意工夫をしながら効率的な考えを導き出したりすることが苦手な人は、システムエンジニアには不向きで、この仕事ならではの満足感や達成感を感じにくいと言えるでしょう。

5:地道な作業が苦手

システムエンジニアの仕事は、地道な作業が非常に多いです。


例えば、システムの要件を明確にしたり、システムをテストしたりする作業は、地道な作業です。


また、システム開発は複雑な作業であるため、地道な作業を続けることができる忍耐力と集中力が必要となります。


そのため、大雑把な人なシステムエンジニアに不向きと言えます。


システムエンジニアの適性を測る診断ツール5つ

ノートとペン

ここまでシステムエンジニアの向き不向きについて解説しました。たとえ将来性の高さや求人の多さなどで興味を持ったとしても、合わない人が取り組むと後々大きなストレスを抱えてしまう可能性もあります。


しかし、自分ではなかなか判断しにくいという方もいらっしゃると思います。そんな場合はシステムエンジニアを希望する方は適性診断してみるのもおすすめです。ここではシステムエンジニアの適性を測る診断ツール5つをご紹介します。

  • 5分でプログラマー適性が分かる!
  • エンジニアリング業界への適性診断
  • 転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】
  • 適職診断
  • ITエンジニア/クリエイターのための合格診断

1:5分でプログラマー適性が分かる!

「5分でプログラマー適性が分かる!」は、始めに性格適性テストが問われ、その後図形などを使ったプログラミング適性テストを5分以内に解く形式のエンジニア適性診断ツールです。


制限時間をオーバーすると自動的に表示が変わるため、時間内に終了することを心がけましょう。知識や技術を問うものではなく、論理的思考や発想力、読解力などを測るものになっています。


最後に氏名や年齢、連絡先等を記入して送信するタイプのもので、結果は後から通知される形式です。

5分でプログラマー適性が分かる!

2:エンジニアリング業界への適性診断

「エンジニアリング業界への適性診断」は、業務上起こり得るさまざまなシーンが問われていく形式のエンジニア適性検査になっています。


15問の問題に答えることで、業界への適性があるかどうかの可能性が大まかに示される適性診断です。仕事に対する基本的な姿勢の他、チームワークの中で取りやすい態度やリーダーシップなども問われます。


また、トラブルが発生した時の処理方法や、競合他社との交渉で取る行動なども問われ、結果には適切とされる回答の理由が詳細に説明されます。

エンジニアリング業界への適性診断

3:転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】

ITエンジニアと一口に言っても、さまざまな種類のエンジニアが存在します。


「転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】」は、システムエンジニア以外にもプログラマーやウェブデザイナー、セキュリティエンジニアなどから、どのエンジニアに適性があるのかを調べることができる適性診断です。


性格的な特徴を問われた後に氏名や連絡先を記入して送る形式になっており、結果は返信で通知されます。

転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】

4:適職診断

「適職診断」は、就職活動全般で使用できる、広い業界の中から適職を診断する形の適職診断です。仕事や職場環境に求めているものやビジネスにおける悩み、性格タイプを問われます。


日常シーンから問題が出され、自分が取りがちな行動を選ぶテスト、仕事に対して求める行動を選ぶテストと続き、最後に適性の高い職種が診断されます。診断結果は表や文章で詳細に表示されるため参考になるでしょう。

適職診断

5:ITエンジニア/クリエイターのための合格診断

「ITエンジニア/クリエイターのための合格診断」は、求人サイトが提供しているITエンジニアやクリエイターの適性を測る適性診断です。無料で申し込めますが、まずプロフィールを記入して個人情報を登録する形になります。


学歴や職務経歴などを記入して会員登録した後、希望条件や無料サービスを申し込み、各職種の合格診断を受けます。転職サイトからの情報を受け取りながら進めるタイプの適性診断です。

ITエンジニア/クリエイターのための合格診断

システムエンジニアとしての適性を高める対処法8つ

新聞を読む

現時点でシステムエンジニアに適性がないことが分かった場合でも、興味や関心があれば取り組むことのできる対処法があります。努力を続けることで改善できる部分もありますし、意欲があれば徐々に適性を上げる可能性も高まります。


>>システムエンジニアになるには?必要とされるスキルや資格など多数紹介


ここでは、システムエンジニアに適性がないと分かった場合に取り組める対処法を8つに分けて紹介します。

  • 自分の苦手を分析する
  • 勉強会に参加する
  • 独学で勉強する
  • 目標を決めて取り組む
  • スクールを利用する
  • 仲間と協力し合う
  • 資格取得を目指す
  • 職種転換を考えてみる

1:自分の苦手を分析する

適性検査を行って、システムエンジニアを目指す上での自分の苦手な部分が判明した場合、逆に客観的に自分を知るチャンスを得たとも考えられるでしょう。


自己分析をおこなって自分の苦手を把握することで、克服することができます。


論理的思考が足りないようであれば、スキルを上げるために書籍を使ってロジカルシンキングについて学ぶなどもおすすめです。

2:勉強会に参加する

システムエンジニアにとって必要不可欠なスキルを向上させることによって、適性を上げる方法もあります。


スキルアップを目指すためには書籍で学習する以外にも、企業が行うロジカルシンキングやビジネス全般のスキルを上げることを目的にした各種オンライン研修に参加する方法もあります。


また個人で受けられる研修を提供しているサービスもあるため、必要な研修に参加してみるのもおすすめです。

3:独学で勉強する

プログラミングは、やる気さえあれば自宅で学ぶことができます。自己管理能力が問われますが、環境さえ整えることができれば書籍やWebブラウザを使って独学で勉強することも可能です。


自分なりの工夫を取り入れながら覚えていくことが向いている人は、独学で十分な場合があるでしょう。

4:目標を決めて取り組む

プログラミングの用途は広いため、システム開発からゲーム作成までさまざまなものがあります。自分の興味や関心に近いプログラミングであれば、意欲的に勉強することも可能になるでしょう。


システムエンジニアを目指す目的や目標を具体的に設定する時は、自分の興味や関心から絞っていくのもおすすめです。向いていないと感じた場合も、異なるプログラミングを調べて試してみるのも1つの方法です。

5:スクールを利用する

プログラミングスクールは、分からない部分をいつでもプロの講師に質問できるため、独学よりも続けやすいと言えます。


また、スクールを利用すると効率的に学べる可能性が高くなります。自己管理が苦手な場合は、挫折する可能性も低くなるためおすすめの学習方法です。

>> 無料体験・カウンセリングがあるプログラミングスクール12選!メリットも解説

6:仲間と協力し合う

目標を同じくする仲間同士で協力し合うことで、学習効果が得られる場合もあります。


仕事をしている人であれば、同じ職場の同僚や先輩に相談して、スキルアップのための助言をもらうなどして第三者の意見を取り入れてみるのも良いでしょう。

7:資格取得を目指す

システムエンジニアには、必要となる数多くの専門的な資格が存在するため、資格取得を目指して勉強することは有効な方法と言えます。


より専門的な知識や技術が必要となる資格には、情報処理技術者試験や情報処理安全確保支援士試験などの国家資格もあります。


こうした資格を持つことで仕事の幅も広がり、さまざまなシーンに対応できるため、自信にもつながるでしょう。

8:職種転換を考えてみる

システムエンジニアの職場には、その職場ごとの特徴や傾向があるため、職場との相性も適性に大きな影響を与えると言われています。


例えば、コミュニケーション力よりもITスキルに自信がある場合は、クライアント交渉の多い職場での適性は低いと言えるでしょう。


自分の得意な部分の特徴にあった職場かどうかを確認して、場合によっては職種転換を考えてみるのもおすすめの対処方法です。

まとめ

スタバで勉強会

システムエンジニアを希望しているのなら、まずは自分の性格的な特徴や能力を知り、適性を考えてみましょう。不足しているスキルや適性は後天的に磨くことも可能です。


ぜひ今回の記事を参考にスキルアップを図りながらシステムエンジニアへの就職や転職を目指してみましょう。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。

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