エンジニアの転職理由とは?面接での上手な伝え方や回答例もあわせて紹介
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エンジニアが転職する理由とは?
そもそもエンジニアが転職をしようと決心する理由はどのようなものが多いのでしょうか。
自身のキャリアアップのため、現在勤めている会社の待遇に不満を感じているなど、人によって様々な理由があります。
エンジニアが転職する割合はどのくらい?
厚生労働省が実施した転職者実態調査によると、「学術研究、専門・技術サービス業」の転職者がいる事業所の割合は42.1%となっていました。
これは、「運輸業、郵便業」や「鉱業、採石業、砂利採取業」に次いで3番目に多い結果です。10人に4人が転職を経験していると考えると、転職率は高いと言えるでしょう。
出典:令和2年転職者実態調査の概況(事1.転職者の状況)|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-1-01.pdf
エンジニアの主な6つの転職理由
ここでは、エンジニアによくある転職の理由を紹介していきます。
>> エンジニアが会社を辞める理由とは?今の会社と転職先での伝え方も紹介
エンジニアによくある転職の理由を把握することで、自身が転職を考える理由が世間の考えとかけ離れていないことを実感する機会にもなるでしょう。
1:会社からの評価に不満がある
評価に値すると思うような仕事をしているのに、会社がそれを評価してくれないといった待遇に不満を抱く方も少なくないでしょう。
評価されるべき事例が評価されないと、仕事へのモチベーションを維持するのは難しくなってしまいます。このギャップを現在の会社で埋める努力をするのか、新しい環境でするのかは、働き手の自由でしょう。
2:キャリアチェンジしたい
一口にITエンジニアと言っても、その仕事の内容やスキル、キャリアパスは多岐に渡ります。自身が携わりたい業務の内容や身につけたいスキルも人によって様々であり、現職で実現できないのであれば、転職を決心することもあるでしょう。
可能であれば今いる会社でキャリアチェンジを叶えたり、スキルの習得に理解を示してくれたりすることが望ましいですが、それが叶わないこともあります。キャリアチェンジをしたいという理由は、立派な転職理由になるでしょう。
3:職場の人間関係が良くない
決められた職場の中で、長時間業務にあたることが多いエンジニアにとって、職場の人間関係は働きやすさを左右する重要なポイントです。
エンジニアは同じプロジェクトに取り組むメンバーと協力し、業務をこなす仕事です。周りとの人間関係が上手くいかないと、仕事の進み具合や成果にも影響が出てしまうでしょう。
>> 人間関係を理由に仕事を辞めたいときの対処法!転職の良し悪しも解説
難しい人間関係から離脱し、新たな場所で活躍していきたいという理由も立派な転職理由の1つです。
4:給与や待遇に不満がある
自身の仕事に対する姿勢が会社から評価されずに、結果として給与が上がらない場合は仕事へのモチベーションが上がらなくなってしまうでしょう。
また、給与以外にも待遇に不満を抱く人も多いです。これ以上自身のモチベーションを下げないためにも、新しい環境で仕事をするのが良いでしょう。
5:会社の将来が不安である
若いうちは、給与や休日制度に対しての不安を抱くことが多いですが、歳を重ねるに連れて上司や経営に対しての不甲斐なさを感じるようになることが多い傾向にあります。
会社の方向性やビジョンに対して不安を感じ、退職を決意する人も多いでしょう。
6:休日や勤務時間を改善したい
休日出勤や過度な残業は精神的ストレスを抱えるだけでなく、肉体的にも身体を蝕んでいくことに繋がります。近年は、働き方に対する意識の変化も芽生え、社会を通して労働環境の改善が行われましたが、それでも全ての会社が変わったとは言えません。
休日や勤務時間に対しての改善を会社に提案しても、なかなか耳を貸してくれない場合には、転職する理由としてふさわしいでしょう。
年代別のエンジニアの代表的な転職理由
では、年代によってエンジニアの転職理由に違いはあるのでしょうか。ここでは、年代別のエンジニアの代表的な転職理由について紹介していきます。
年代別のエンジニアの代表的な転職理由について知りたい方は参考にしてください。
40~50代の代表的な理由
IT業界では人手不足が深刻であり、40〜50代での転職は珍しいものではありません。40〜50代のエンジニアの多くが、現職に対する不満や仕事内容に対する不満を理由に転職を決意している傾向にあります。
また、これらの理由にプラスして、プライベートな理由での転職も少なくありません。特に「親の介護が必要になったため、地元に戻って働きたい」といった理由や「フリーランスに転身したい」など、家族や自身のキャリアアップのための理由が多くなっています。
30代の代表的な理由
30代になると、ある程度の経験を積んで、徐々に役職がついてくる人も出てくる頃です。30代では、給与の低さに対する不満や、自身のライフスタイルの変化に対応するために転職を決意する人が多くなっています。
例えば、「配偶者の転勤に伴って転職が必要になった」といった理由や「子供の進学先の都合で引っ越しをする」など、生活環境が変わることによって転職を決意する人が多いでしょう。
20代の代表的な理由
まだ働き方を模索している最中とも言える20代では、転職理由は人によって様々であることが特徴です。
例えば、「自身が想像していた仕事ではない」「教育環境が不十分だと感じる」「スキルを身につけることができない」「福利厚生が充実していない」など、非常に幅広い理由が挙げられます。
また、この他に「やりたい仕事を他に見つけた」といったような前向きな転職も少なくありません。
コロナ禍に起因するエンジニアの転職理由
昨今の新型コロナウイルスの蔓延によって、多くの人の働き方にも変化が出てきました。それに伴い、エンジニアでも転職理由に変化が見られるようになっています。
ここでは、コロナ禍に起因するエンジニアの転職理由について紹介していきます。
首都圏などの都市部で働きたくない
新型コロナウイルスの感染拡大は、首都圏を中心に始まり徐々に地方へ広がりを見せています。首都圏の会社へ通勤を続けることは、感染リスクを高めることへ繋がるため、都市部で働くことを嫌う人も出てきました。
わざわざ感染リスクが高く、家賃や相場も高い首都圏に住み続けて仕事をするよりも、地方へ出て仕事をするスタイルに変更したいといった理由も多くなっているでしょう。
在宅での働き方に対応していない
コロナ禍でIT関係の多くの人がリモートワークになったと考える人も多いでしょう。しかし、実際にはIT関係の仕事をしている人の全員がリモートで仕事をできるわけではありません。
コロナ禍に対する考えも千差万別であり、どうしても出勤を強いられることに抵抗があると言う人が転職を試みることも多くあります。
職場の感染症対策が不十分である
人々が今まで経験したことのない感染症の流行に直面していることはもちろんですが、それは会社側も同じです。
会社も感染対策に頭を悩ませ、資金を追加していたり対策を練っていたりしますが、この感染症対策にも会社のポリシーが現れることが多く、待遇に驚いてしまったという経験がある方もいるでしょう。
例えば、正社員はすぐにリモートワークに対応したにもかかわらず、派遣社員やパートはパーテションも設置されていない職場へ出勤することを命じられているなどの待遇の差を目の当たりにした、などです。
このような扱いに失望し、退職を決意する人も多いでしょう。
エンジニアが面接で転職理由を上手に伝えるコツ
では、実際にエンジニアが転職を決意した時には、面接でどのように転職理由を述べるのが良いのでしょうか。
>> SEへの転職成功に向けたポイントは?年代別の条件も詳しく紹介!
ここでは、エンジニアが面接で転職理由を上手に伝えるコツについて紹介していきます。面接で不利にならないためにも、事前にチェックしてみてください。
- ポジティブな内容を伝える
- 志望理由と転職理由に矛盾がないようにする
- 目線をまっすぐ採用担当者に向けて話す
- 自分の気持ちを誠実に伝える
ポジティブな内容を伝える
転職理由は、必ずしも前向きなものではないでしょう。しかし、転職理由をネガティブな印象のまま伝えてしまうのは、採用担当者にマイナスなイメージを与えることになってしまいます。
上手に言い換えを行い、前向きな印象を与えられるようにしましょう。
志望理由と転職理由に矛盾がないようにする
新しい会社を志望した理由と、前職を退職した理由に矛盾がないようにしておきましょう。
「どうして前職を退職したのか」という理由と「どうして新しい職場として、この会社を志望するのか」という理由にミスマッチがあっては、説得力に欠けてしまいます。
目線をまっすぐ採用担当者に向けて話す
面接中は誰でも緊張するものですが、できるだけ採用担当者の目を見て熱意をアピールしましょう。目線が泳いでしまったり、フラフラと不安定になってしまったりすると、採用担当者に「自信がないのだろうか」と思われるきっかけになってしまいます。
相手に目線を向けることで熱意が伝わりやすくなるだけでなく、落ち着いた印象に見られやすくなるでしょう。
自分の気持ちを誠実に伝える
採用担当者が知りたいのは自社の雰囲気や必要とする人材に当てはまっているか、ということだけではなく、志望者の人間性や熱意も知りたいと考えています。
採用担当者もIT業界のネガティブな転職理由の数々を耳にしてきたことがあるでしょう。その中で、前向きな気持ちを自分の言葉で表現することはとても重要であり、効果的です。
【理由別】面接での転職理由の上手な回答例
ネガティブに受け取られやすい転職理由を少しでも前向きな印象に変えるには、言い換えが必要です。
では、実際に面接で転職理由を聞かれた際にどのように言い換えを行えば良いのでしょうか。ここでは、例を挙げて紹介していきます。
「キャリアアップしたいから」の場合
「キャリアアップがしたい」という理由は十分前向きな印象ですが、より採用担当者に熱意が伝わる回答の仕方があります。
より具体的に「プロジェクトの中でマネージャーを任されたい」「○○という技術を身につけたい」など、採用担当者がイメージしやすくなるような理由を述べるのがおすすめです。
「年収を上げたいから」の場合
「年収を上げたい」という理由も、「実力主義の会社で自身のスキルや経験を試してみたい」とするのがおすすめです。
これまでの職場では実力があまり重視されず、年功序列で給与が決まってしまっていたことや、新たな職場では年齢に囚われずいろいろなことに挑戦したいことなどを述べると、より具体的でイメージしやすくなるでしょう。
「違う業務がしたいから」の場合
「違う業務がしたい」という理由で転職をする場合、面接官に「今やるべき仕事から逃げようとしているだけではないか」と思わせないことが重要です。
これを解決するためには、「会社に相談してみたものの、企業体制の問題で異動ができない」「担当部署がなくなってしまった」など、自分の努力だけではどうにもならないということをきちんと話しましょう。
できる限りの努力をしてみたということが伝われば、ネガティブな印象は与えずに済むでしょう。
「休日出勤や残業が多いから」の場合
休日の体制や残業時間を理由とする場合には、具体的な数値を出して話をすることで信憑性が増します。「前職では、月に○○時間を超える残業が恒常化していて、長期的に身を置くのは難しいと判断したため」など、説得力のある理由を述べるようにしましょう。
具体的な数値を含めることで、世間が残業時間の是正などに取り組んでいる今、過度な残業や休日出勤を強いられていることを知れれば「その理由であれば、退職は仕方がない」と納得することが多いです。
エンジニアの転職理由のNG例
採用担当者にマイナスな印象を与えないようにすることは重要です。しかし、面接で話すとマイナスなイメージを与えてしまう転職理由もあります。
どのような理由があるのか、チェックしてみましょう。
転職理由が漠然としている場合
「キャリアアップがしたい」「やりがいを感じられる仕事がしたい」など、漠然とした理由だけでは疑いの目を向けられることがあります。
理由があまりにも抽象的すぎるため、なんとなく転職をしようとしているのではないかと考えてしまいます。そのため、転職理由は事前によく考えておきましょう。
転職理由がネガティブな場合
「前職の待遇が不満である」「給与を上げてもらえない」などのマイナスな印象を与えてしまう理由も不適切です。
このような理由を聞いた採用担当者は「他責意識が強い人だ」と感じ、「うちの会社に入社しても、また同じような理由で退職するのではないか」と考えてしまうでしょう。
ネガティブな理由で転職する場合でも、先述したような言い換えを行うことが重要です。
エンジニアが転職を考える際の注意点
ここまでエンジニアの転職理由や、転職理由の伝え方について紹介しましたが、転職をする前にいくつか注意点があります。
ここでは、エンジニアが転職を考える際に注意したいことを紹介していきます。転職を決意する前に、注意点について一度チェックしてみましょう。
今の職場で頑張れることはないか今一度考えてみる
「今の会社に不満があるから退職する」といきなり退職を決意するのではなく、「今の職場で頑張れることはないか」を今一度考え直してみることも重要です。
問題解決に取り組んでみて、それでも改善されなかった時に転職を考えるというのも遅くはありません。
転職するタイミングをよく考える
転職するタイミングは今で正しいのか、ということもきちんと吟味しましょう。
職場環境が転職理由である場合、きちんと上司や会社全体に職場環境の改善を求めたのかなどを客観的に見つめ直す機会にもなります。改善を求めたにもかかわらず、一切改善してくれるような素振りがなければ、すぐに転職へ踏み切っても問題ないでしょう。
転職したい理由を明確にする
転職したいと思うようになった理由を明確にすることは、自身の仕事に対する価値観が明らかになるというメリットがあります。さらに自身の転職理由に対して、自分自身が納得できるようになるというメリットもあるでしょう。
転職理由をアウトプットし、自分が置かれている状況や不満を見える化するところから始めてみましょう。その理由に対して自分ができること、できないこと、やりたくないことを思い浮かべて書くのがおすすめです。
最後に、自分ができることが今の会社で可能なのかどうかを判断すると、自身にとって適した答えが出てくるでしょう。
エンジニアによくある転職理由や上手な伝え方について知ろう
エンジニアが転職を計画していく中で、よくある転職理由の例を把握しておくことは重要です。また、その転職理由をできるだけポジティブな印象にして伝えることも大切なことの1つでしょう。
今の職場環境で悩んでいるよりも、思い切って転職し、転職先で活躍する方が自身にとってプラスになることもあります。
本記事を参考にして、転職活動に取り組んでみてください。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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