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プログラマーをめざす人におすすめの9つの資格試験|年収や将来性もチェック!

  • 公開日:2021-10-01 14:55:27
  • 最終更新日:2022-04-19 11:35:21
プログラマーをめざす人におすすめの9つの資格試験|年収や将来性もチェック!

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プログラマーとは?

パソコンを使う人

プログラマーとはプログラミング言語を使ってシステム開発工程における下流工程であるプログラミングを行うエンジニア職です。システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、システムやソフトウェアを作成するのが仕事になります。


また、プログラマーとひと口に言っても開発するものはWebアプリやスマホアプリ、社内システム、組み込みシステム、ゲームなどさまざまな種類があり、使用されるプログラミング言語も多岐に渡ります。

プログラマーになるには資格が必要?

プログラマーになるための必須の資格はありません。スキルさえあればプログラマーになることは可能です。


しかしプログラマーに必要なIT系資格を取得すれば、IT知識やプログラミングのスキルなどの一定以上の知識が身に付き、スキルを持っているという客観的な証明にもなるので、資格の取得をおすすめします。

プログラマーとSEとの相違点

プログラマーがシステム開発における下流工程を担うのに対して、SE(システムエンジニア)は上流工程を担うエンジニア職です。SEはクライアントからニーズをヒアリングし、要件定義を行い、仕様書の作成を行うことが仕事です。

>> システムエンジニアとプログラマーの違いとは?仕事内容や必要なスキルを解説


一方、プログラマーはSEが作成した仕様書をもとにコードを書いていくことが仕事になります。このように業務範囲が異なることから、必要とされるスキルにも違いがあります。

プログラマーに関する基礎情報4つ

パソコン

将来プログラマーになってシステムやソフトウェアなどの開発を行いたいと考えている方も多いでしょう。また、そういった方の中にはプログラマーの具体的な業務内容や年収などを知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

>> プログラマーの主な種類10選|必要なスキルや向いているタイプも解説


ここではプログラマーに関する基礎情報を紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:業務内容

プログラマーの仕事内容は、SEが作成した仕様書をもとにプログラミングを行うことです。システム開発会社に入社した場合、まずはプログラマーとしてキャリアをスタートすることが一般的となっています。


また、仕様書のとおりにプログラミングをするだけでなく、仕様書に含まれている仕様上の矛盾点や不具合などを見つけることもプログラマーの仕事です。

2:平均年収

プログラマーの平均年収は約430万円だと言われています。日本の平均年収よりは低水準となっていますが、給与幅は300万円台から800万以上と幅広いです。そのため、勤務地やスキルなどによっても給与に差が出やすいと言えるでしょう。

>> プログラマーの平均年収の目安を紹介|システムエンジニアとの違いは?


3:職場の環境

プログラマーの職場環境は企業によってさまざまです。プログラマーは他社に常駐して開発業務に携わるケースも多いですが、そのような場合は常駐先によって環境も大きく変わります。


自社の開発部門などで業務を行うプログラマーの場合、納期前でなければ残業をせずに帰れるケースも多いです。

4:業界の将来性

IT業界は年々市場を拡大しており、将来性がある業界だと言われています。市場の拡大によってプログラマーを含めたIT人材の需要も高まっており、プログラマー不足の状態も続いています。

プログラマーに関するスキルを身につける方法4選

パソコン

プログラマーになるにはプログラミングスキルなどの専門的なスキルが必須です。それではプログラマーに必要なスキルを身につけるにはどのような方法があるのでしょうか。


ここではプログラマーに関するスキルを身につける方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:専門学校に通う

専門学校であればプログラミングに特化した講義を受けることができます。専門的なカリキュラムに沿って課題をこなしていくことになるため、しっかりとしたスキルを身につけることができるでしょう。


また、就職に関するサポートも受けることができます。

2:プログラミングスクールを利用する

プログラミングスクールであればプロの講師からプログラミングを学ぶことができます。わからないことがあっても質問できるため、学習途中で挫折する可能性も少ないでしょう。ただし費用が高額になる傾向があります。

3:大学で学問として学ぶ

大学の情報学部などでプログラミングを学ぶこともできます。ただ大学の場合は専門学校よりも長く通う必要があるため、将来プログラマーをめざしている中学生や高校生向けの方法です。


実践的なスキルが身につくわけではありませんが、学問の1つとして習得するのも良いでしょう。

4:独学で身につける

書籍や学習サイトを活用して独学で身につける方法があります。独学であれば自分のペースで学習を進めることができます。また、スクールなどに通うのと比較して費用も最小限に抑えられます。


ただし、わからないことがあっても自分自身で解決する必要があります。

プログラマーをめざす人におすすめの9つの資格試験

パソコン

プログラマーには必須の資格はありませんが、資格を取得することで自らのスキルを証明することができます。そのため資格を取得するのがおすすめですが、IT系の資格だけでも種類が多すぎて、どれを取得すればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。


ここではプログラマーをめざす人におすすめの9つの資格試験を紹介していきますので、資格取得の参考にしてみてください。

1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は情報処理技術者として必要な知識を有していることを証明できる国家資格です。経済産業省によって実施されている情報処理技術者資格の1区分で、スキルレベルは2に相当します。


試験範囲が広いため、基本情報技術者試験を通してセキュリティやデータベース、ネットワークなどのプログラマーに必要なIT知識全般を習得できます。


出典:基本情報技術者試験(FE)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html?_fsi=oqEd7qvi

2:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験のワンランク上の国家資格です。基本情報技術者試験の次のレベルの資格となっており、スキルレベル3に相当します。


基本情報技術者試験よりも応用的な内容について問われるため、プログラマーとしてスキルアップをめざす人におすすめです。


出典:応用情報技術者試験(AP)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

3:Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験は、Javaプログラミングの知識やスキルを認定する資格です。ビジネス能力認定のサーティファイ情報処理能力認定委員会が主催している資格で、Javaに関する基礎知識やアプリケーション作成スキルなどを認定します。

>> 人気の言語Javaとは?習得で得られる3つメリットや言語の特徴などを紹介


レベルはJava入門者向けの3級から2級、1級があり、2級までは筆記試験、1級では実技試験が行われます。


出典:Javaプログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/?_fsi=UjLjlKXx

4:PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHPの知識やスキルを認定する資格です。PHP技術者認定機構が認定している民間資格で、現在はPHP7、PHP5に対応しており、PHP7は初級、PHP5は初級、上級・準上級、ウィザードに分かれています。

>> PHPとは?プログラミング初心者におすすめな理由と主な学習方法


上級にスコア90点以上で合格できた場合は、最難関のウィザードの申し込みを行うことができます。


出典:PHP技術者認定機構 トップページ | PHP技術者認定機構
参照:https://www.phpexam.jp/?_fsi=0SIRN88w

5:Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験はPython3の文法基礎を問う試験です。Python3に関する基本的な知識が問われる試験となっているため、これからプログラマーをめざすという人でも勉強すれば合格することも可能です。

>> Pythonプログラミング言語とは|開発のメリット・デメリットを解説


出典:PythonED|一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
参照:https://www.pythonic-exam.com/?_fsi=Ddmfm8Ls

6:Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する知識やスキルを認定する資格です。Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏が理事長をされている非営利団体Ruby Associationが実施している資格試験で、Rubyベースでのシステム開発に必要な基礎的知識や応用力を持つことをアピールできます。


出典:Ruby技術者認定試験|一般財団法人Rubyアソシエーション
参照:https://www.ruby.or.jp/ja/?_fsi=2Pph2OGW

7:C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語でのプログラミングスキルを認定する資格です。ビジネス能力認定のサーティファイ情報処理能力認定委員会が主催している資格で、3級、2級、1級の3つの認定基準があります。


2級までであれば、現在プログラマーをめざしているという方でも合格をめざすことが可能です。


出典:C言語プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/?_fsi=P3MCv6NZ

8:ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c

ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12cは、Oracle Database 12cに関するデータベース管理者向けの資格です。日本オラクルが実施している認定試験の1つで、グレードはBronzeの他にSilverとGoldがあります。


出典:Oracle Database 12c|ORACLE
参照:https://www.oracle.com/jp/education/certification/allcertification-172551-ja.html?_fsi=vPVTDbRt

9:ITパスポート試験

ITパスポートはITの基本的知識を認定する国家資格です。通称「iパス」と呼ばれている試験で、学生から社会人まで幅広い層が受験している人気の資格です。


難易度ももっとも易しいスキルレベル1相当となっているため、これからプログラマーをめざすという方はまずはITパスポートから取得してみるのも良いでしょう。


出典:ITパスポート試験(IP)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ip.html

プログラマーをめざす人が資格を保有する4つのメリット

パソコン

プログラマーになるために資格を習得することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではプログラマーをめざす人が資格を保有するメリットを紹介します。

1:就職時やフリーランスで仕事を得る際に優位になる

資格があれば一定以上のスキルを持っていることがわかるため、仕事を得る際にも有利になります。特に就職や転職、フリーランスで仕事を受注するときなど、企業にしてみれば相手のスキルが分からない場合に有効です。

>> フリーランスエンジニアになる7つのメリット|向いている人の特徴も解説


2:スキルの証明になる

資格を取得することで対外的にスキルの証明をすることができます。資格があれば言葉で説明するよりもIT知識や特定のプログラミング言語のスキルを持っていることを確実に証明できるようになります。

3:モチベーションアップにつながる

資格試験に挑戦することで目標と期限が設定できるため、モチベーションアップにつながります。試験日が決まっているため、だらだら勉強するよりもモチベーションを保って効率的に勉強することができるでしょう。

4:応用範囲が広がる

資格勉強を行うことで、関連した知識が体系的に習得できます。断片的な知識ではなく、関連技術についても理解することができるため、知識やスキルの応用範囲が広がるでしょう。

プログラマーに向いている人の4つの特徴

パソコンを使う人

プログラマーにはプログラミング言語のスキルが求められますが、言語のスキルがあるだけではプログラマーとしての適性があるとは言えません。


ここでは最後にプログラマーに向いている人の特徴を紹介しますので、一度自分と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。

1:プログラミングスキルがある

プログラマーとして働く以上プログラミングスキルは必須です。企業によって開発に使用するプログラミング言語は異なるため、複数言語のプログラミングスキルがある人はプログラマーに向いているでしょう。


また、プログラミングスキルを磨くためには、実際にプログラマーとして仕事をはじめてからも自ら学んでいく姿勢が大切です。

2:論理的な思考が得意である

論理的な思考とは、物事に対し筋道を立てて考えていく思考力のことです。規模が大きく複雑なシステム開発を行う場合、プログラマーは何をどうすればどのように動くのか、細かい範囲に分けて考える必要があります。


また、エラーが発生した場合エラーの原因がどこなのか、どこを修正すれば直すことができるのかを考える必要があります。このようなときに論理的な思考ができれば、効率的かつ素早く対処できるようになります。

3:コミュニケーション能力が高い

プログラマーは一人でこつこつプログラミングを行う仕事のように思われがちですが、仕事として開発を行う場合は基本的にチーム作業になります。システムエンジニアや同じチームのメンバーと協力して仕事を進めていくためには、コミュニケーション能力も求められます。


きちんとコミュニケーションが取れる人であれば、認識の齟齬や情報共有のミスなども発生しにくく、円滑に業務を進めていけるでしょう。

4:探求心がある

プログラマーはどれだけ経験を積んでも、予想できないようなエラーや問題にぶつかることがあります。そういった場合、自分でインターネットや書籍などを調べて問題を解決していく探究心が求められます。


なかなか正解の見つからない問題でも諦めずに自分で調べて解決していける人であれば、プログラマーに向いているでしょう。

役立つ資格を取得しプログラマーをめざそう!

腕組んでる人

プログラマーに資格は必須ではありませんが、資格を取得することで自らのスキルを証明することができます。


ぜひ本記事で紹介したプログラマーをめざす人におすすめの資格や資格を保有するメリットなどを参考に、プログラマーに役立つ資格を取得してプログラマーをめざしてみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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