プログラミング開発のおすすめフレームワーク18選|それぞれの特徴も解説
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フレームワークとはなにか
フレームワークとは、どのようなケースでも共通して利用できる考え方の枠組みのことです。ビジネスではさまざまなフレームワークが用いられており、それぞれ異なる役割を持っています。
プログラミング言語におけるフレームワークは、Webアプリケーションなどを開発するために必要となる機能が用意された枠組みを指します。フレームワークを使用することで全て一から開発する必要がなくなるため、効率的な開発が可能になります。
フレームワークとライブラリとの違い
フレームワークが必要な機能が用意された枠組みであるのに対して、ライブラリとはよく使う機能を再利用可能な形にしてパッケージ化したものを指します。
フレームワークの場合は、Webアプリケーションやシステム開発の全ての処理の流れが用意されています。一方、ライブラリは特定の機能を集めたものとなっているため、その機能が必要になった際に個別に利用する形になります。
おすすめのフレームワーク18選
プログラミング言語にはさまざまなフレームワークが用意されています。言語ごとに異なるフレームワークが存在しているため、開発に使用する言語に合わせて使い分ける必要があります。
ここではおすすめのフレームワークについて紹介していきますので、どのようなフレームワークがあるのか参考にしてみてください。
PHPのフレームワーク3選
PHPとはサーバーサイドでのWeb開発に特化したプログラミング言語です。WordPressを構成している言語でもあり、多くのWebサイトやWebサービスの開発に用いられています。
Web系の開発を行う場合はPHPのフレームワークを利用するシーンも多いでしょう。ここでは、まずはPHPのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:Laravel
LaravelはPHPのフレームワークの中でも新しく登場したフレームワークで、非常に人気があります。「Love beautiful code? We do too」をコンセプトにしたフレームワークで、PHP初心者でも綺麗なコードが書けるという特徴があります。
また、日本語での情報が見つかりやすいことから学習コストが低く、さまざまな先進的な機能が利用できるため、初心者にもおすすめのフレームワークです。
2:CakePHP
CakePHPはPHPのフレームワークの中でも知名度の高いフレームワークで、MVCの先駆けとなったフレームワークです。
また、豊富な機能を容易にプログラミングに取り入れることができ、導入の際に動作環境の設定などがほとんど必要ないことから、初心者でも利用しやすいという特徴があります。
3:FuelPHP
FuelPHPは規約より設定を重視したPHPフレームワークです。Laravelと同じく比較的新しく登場したフレームワークであることから、さまざまなフレームワークの良い点を取り入れています。
オブジェクト指向を取り入れており、規約にとらわれずに自由で高度なアプリケーション開発が実現できます。使いやすいMVCフレームワークといえるでしょう。
JavaScriptのフレームワーク3選
JavaScriptとは、Webページに動的な要素を搭載できるプログラミング言語です。PHPと同様にWeb開発によく用いられる言語で、もともとはLiveScriptという名称でした。
JavaScriptは汎用性が高く、学習のための環境構築が不要な言語なので、初心者でも学習コストが低く取り組みやすい言語です。ここではJavaScriptのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:React
Reactはユーザインターフェース構築のためのフレームワークです。Facebookが中心になって開発されたもので、現在でもFacebookとコミュニティによって運用されており、WebサイトのUIパーツの構築に役立ちます。
また、ReactはWebサービス開発のプロジェクトで多く導入されており、効率的な開発を実現します。そのため、フロントエンド開発における需要が高いフレームワークとなっています。
2:Vue.js
Vue.jsはシングルページアプリケーションの開発に適したJavaScriptのフレームワークです。シンプルで自由度の高いフレームワークなので、スクリプトタグを1行書くだけで簡単に利用することができます。
他のフレームワークの良い点を組み合わせたフレームワークで、本来であれば多くのコードの記述が必要なWebアプリケーションでも簡単に実装することができます。
3:AngularJS
AngularJSはWebアプリケーションの外観を作成するJavaScriptのWebフレームワークです。Googleが提供しているオープンソースのフレームワークで、JavaScriptのフレームワークとしてはReactと同様に人気が高く、Webアプリケーション開発の現場で多く採用されています。
AngularJSはシングルページアプリケーションの開発に適しているため、ページ数が少ないWebアプリケーションの開発に活用できます。
Javaのフレームワーク3選
JavaはOSに依存せず、WindowsやMacなど、どの環境でも動かせるプログラミング言語です。大規模開発にも適しており、業務系システムやWebアプリケーショなどさまざまな開発プロジェクトで採用されてきた信頼性の高さが特徴です。
Javaが扱えるようになれば、エンジニアとしても幅広い環境で活躍することができるでしょう。ここではJavaのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:Jakarta Server Faces
Jakarta Server FacesはJava EEに搭載されたJavaのフレームワークです。MVCモデルを採用しており、役割ごとにプログラムの処理を分けて開発するため、読みやすいコードで開発することができます。
また、Jakarta Server FacesはWebアプリケーションのUI設計のためのフレームワークで、モバイルデバイスとデスクトップデバイス両方に対応したWebアプリケーションを開発することができます。
2:Play Framework
Play FrameworkはJavaとScalaで開発されたWebフレームワークです。軽量なフレームワークでCPUやメモリの消費量が少ないことから、高速で生産性の高い開発が可能になります。
「Ruby on Rails」や「Django」などの影響を受けているため、これらのフレームワークに似ています。学習コストも低めなので、初心者にも扱いやすいフレームワークだと言えるでしょう。
3:Spring Framework
Spring FrameworkはWebアプリケーション開発に役立つさまざまな特徴を持ったフレームワークです。Javaでの開発によく採用されるフレームワークで、拡張性が高く変更も容易で、保守性や再利用性も高いといった強みを持っています。
Javaは大規模開発にも利用されることが多い言語ですが、そういった規模の大きなシステム開発で採用されることが多いフレームワークです。
Pythonのフレームワーク3選
Pythonは近年ではAIや機械学習などの分野で注目されているプログラミング言語です。しかしAIなどの先端分野だけでなく、スマホアプリやWebアプリなどの開発でも用いられることの多い言語でもあります。
Pythonはコードがシンプルで初心者でも学習しやすい言語ですが、フレームワークを活用することでより効率的な開発が可能になります。ここではPythonのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:Django
Djangoは高速処理が可能なPythonのフレームワークです。「memcashed」と呼ばれる分散型キャッシュシステムを採用しているため、優れた処理速度を誇ります。
そのため、多くのユーザーが利用するInstagramのようなSNSの開発にも採用されています。他にもユーザー認証やRSSフィードなどの機能が揃っているため、Webアプリケーション開発に活用できるフレームワークです。
2:Bottle
BottleはPythonのフレームワークの中でも非常にシンプルなフレームワークです。Webアプリケーション開発に用いるフレームワークですが、「bottle.py」というファイル1つだけで構成されており、必要最低限の機能のみを提供しているという特徴があります。
軽量かつ高速なので、多くの機能を必要としない小規模アプリケーション開発に適しているでしょう。
3:Flask
Flaskは小規模なWebアプリケーションに適したPythonのフレームワークです。マイクロフレームワークと呼ばれる軽量なフレームワークで、標準的に最小限の機能のみを提供しています。
他のフレームワークのように余計な機能を提供しない分、シンプルで便利に活用することができます。そのため、Webアプリケーション開発をする際にユーザー側でカスタマイズしたい場合に向いています。
Rubyのフレームワーク3選
Rubyは日本発のプログラミング言語です。日本人のまつもとゆきひろ氏が楽しくプログラミングできることをテーマに開発した言語で、日本語での情報が豊富にあるため、初心者でも学習しやすいです。
Rubyのフレームワークと言えば「Ruby on Rails」が特に有名ですが、他にも便利なフレームワークが存在します。ここではRubyのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:Ruby on Rails
Ruby on Railsはもっとも有名なRubyのフレームワークです。幅広い機能を提供しているフレームワークで、さまざまなシーンで活用することができ、Rubyでの開発を効率化します。
また、コーディングをサポートする機能もあるため、初心者でも読みやすいコードをスムーズに書ける点もポイントです。RubyでWebアプリケーションやシステム開発を行う場合は、Ruby on Railsを採用しておけば問題ないでしょう。
2:Padrino
PadrinoはSinatraをベースに開発したRubyのフレームワークです。後述するSinatraよりも高度なWebアプリケーション開発を行うために機能を拡張したフレームワークで、Ruby on Railsよりもシンプルなコードで記述できます。
そのため、軽量の小規模なWebサービスから大規模なフルスタックアプリケーションまで、さまざまなサイズのプロジェクトで活用することができます。
3:Sinatra
Sinatraは最小限のコードでWebアプリケーションが開発できるRubyのフレームワークです。学習コストが少なく、数行のコードで小規模なWebアプリケーション開発ができます。
ただし、用意されている機能が少ない分、規模の大きな開発には対応できない点には注意が必要です。複雑なWebアプリケーション開発を行いたい場合はPadrinoを利用すると良いでしょう。
CSSのフレームワーク3選
CSSはWebページのスタイルを指定するスタイルシート言語です。Webページのレイアウトを指定するために用いられる言語で、Webサイトを構築する場合はHTMLやJavaScriptと併せて利用されます。
ここではCSSのフレームワーク3選を紹介していきます。
1:Bootstrap
Bootstrapはレスポンシブデザインに対応したWebサイトを設計できるWebデザインフレームワークです。Twitter社が提供しているフレームワークで、Webサイトのデザインを簡単に開発できます。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからでも見やすいWebサイトを開発する際に便利に活用できるでしょう。
2:UIkit
UIkitは見やすいデザインのWebサイトを設計できるUIフレームワークです。Bootstrapと同じように使えるフレームワークで、優れたデザインのサイト制作が行えます。
また、プラグインを導入しても遅延しないなどのメリットがあります。
3:Foundation
Foundationはカスタマイズ性の高いCSSフレームワークです。Bootstrapと同じように利用でき、レスポンシブデザインのWebサイトを簡単に設計することができます。
そのため、より柔軟にカスタマイズしたい場合に便利に利用できるフレームワークだと言えるでしょう。
フレームワークを使う4つのメリット
プログラミングにフレームワークを利用することで、さまざまなメリットがあります。そのため、どのようなメリットがあるのか理解した上で利用することで、フレームワークをより活用できるようになるでしょう。
ここではフレームワークを使うメリットを紹介していきます。
1:開発コストや開発時間を減らせる
フレームワークはWebアプリケーションやシステムの開発に必要な機能を揃えた枠組みです。開発にフレームワークを利用すればゼロから自分で開発する必要がなくなるため、開発にかかる時間やコストなどを削減することができます。
必要な機能の多くがテンプレートのように提供されているため、フレームワークを利用すれば必要な項目を追加するだけでアプリケーションが完成できます。
>> 開発現場におすすめのWebフレームワーク21選|ライブラリとの違いも解説
2:バグやエラーを減らせる
人が手作業でコーディングする場合、どうしてもバグが発生する可能性があります。しかしフレームワークを利用すれば自分でコードを書く量を減らせるため、バグやエラーの数を減らせるというメリットがあります。
Webアプリケーション開発の現場では、バグやエラーなどを減らす目的でフレームワークを利用するケースも多いです。
3:コードの書き方が分かりやすい
フレームワークにはそれぞれ決まったコードの書き方があり、コーディングをサポートしてくれるものもあります。
そのため、フレームワークを利用することで、初心者でもコードの書き方が分かりやすいというメリットがあります。
4:コードの書き方やルールが統一される
ビジネスでアプリケーションやシステム開発を行う場合、基本的に複数人のエンジニアがチームになって進めることになります。複数人いるとエンジニアによってコードの書き方に違いが出てくる場合があり、修正しにくいコードになってしまうケースもあります。
フレームワークを利用すれば、決まっているルールに沿って記述すれば良いので、コードの書き方やルールが統一できるというメリットがあります。
フレームワークを使う3つのデメリット
プログラミングにフレームワークを利用することには多くのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。そのため、フレームワークを使う場合にはメリットだけでなくデメリットについても理解しておきましょう。
ここではフレームワークを使うデメリットを紹介していきます。
1:プログラミング言語への理解が進まない
フレームワークはWebアプリケーションなどを行う際のテンプレートとして利用できるため、プログラミング言語を完全に理解していなくても開発することが可能になります。そのため、フレームワークを利用することでプログラミング言語への理解が進まなくなる可能性があります。
プログラミング言語自体を理解していなければ、不具合が発生した場合に自分で解消することができなくなるでしょう。
>> 効率のいいプログラミングの勉強法とは?言語別やツール別に分けて紹介
2:フレームワークの学習コストがかかる
フレームワークを利用するには、プログラミングの学習とは別にフレームワーク自体の学習も必要になります。そのため、すぐにフレームワークを利用した開発ができるわけではありません。
ただし、フレームワークを利用することで効率的なプログラム開発ができることは確かなので、例えばRuby on Railsなどは学習コストをかけてでも学んでおくのがおすすめです。
3:自由度が低い
フレームワークを利用すれば自分で記述するコードの量が少なくなるのと同時に、プログラミング自体の自由度も下がります。
そのため、自由なプログラミングを行いたい場合はフレームワークを利用せずに自分でゼロからコードを書いた方が良いでしょう。
フレームワークの特徴を理解してシステム開発に役立てよう
フレームワークはアプリケーションやシステム開発に必要な機能を提供する枠組みであるため、フレームワークを利用することで効率的な開発が可能になります。
この記事で紹介したフレームワークを使うメリットやデメリットなどを参考に、おすすめのフレームワークを利用してみてはいかがでしょうか。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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