エンジニアに学歴は関係ある?採用における位置付けや給与への影響とは
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採用における学歴フィルターとは
採用における学歴フィルターとは、企業が定めた基準以上の学歴を持つ者だけが優先的に選考に進めるように、求職者の学歴を基にフィルターをかけることです。
実際はその企業に適した能力や技術を持っていても、学歴の基準を満たさなければ、企業の採用選考に進むことができないという、ある種の制度とも言えます。
エンジニアの採用における学歴の位置付け
企業に所属している社会人の中には、企業で働くために学歴が必要であると考える人もいれば、技術や能力を持っていれば学歴は関係ないという人もいます。どんな職種や業界でも、学歴が必要、不必要と考える人はいますが、その割合は職種や業界によって差があります。
そのため、エンジニアが転職する際は、企業が学歴をどのような位置付けで採用の基準にしているかを知っておく必要があります。
- 基本的には学歴よりスキルのレベルを重要視している
- 特に筆記試験がある場合は学歴を判断基準にしていない
- 学歴はポテンシャルを判断する要素の1つである
- 特殊な分野や職種では学歴を見られる場合がある
1:基本的には学歴よりスキルのレベルを重要視している
企業がエンジニアに対して求めるのは、基本的に学歴ではなく、実際に業務に使える技術や能力です。学歴が不要というわけではありませんが、エンジニアとしての実力が重要視されます。
>> エンジニアに必要なスキル7つ|英語力やコミュニケーション能力はなぜ必要?
特にITエンジニアに関しては技術の発展が早いため、過去に学んできたことを生かせなくなることも多く、学歴よりエンジニアとして仕事をこなしていく力が重要です。
2:特に筆記試験がある場合は学歴を判断基準にしていない
エンジニアの採用選考において筆記試験がある場合は、学歴を判断基準にしていない可能性が高いでしょう。
採用選考の最初の段階で筆記試験が実施される場合、その時点で受験者数に応じたコストがかかっており、その後に学歴を基準にして判断するとコストが無駄になってしまいます。
もし学歴で判断するのであれば、選考の最初にエントリーシートのみで判断すれば余計なコストはかかりません。このことから、選考の最初に筆記試験がある場合は、学歴を判断基準にしていない可能性が高いことがわかります。
3:学歴はポテンシャルを判断する要素の1つである
企業がエンジニアを採用する基準として学歴は重要視されませんが、全く見ていないわけではなく、その人の潜在能力を判断する材料の1つとなっています。学歴は、与えられた課題に対し、どれだけしっかり取り組むことができたか、継続できたかを判断しやすい経歴です。
エンジニアは未経験者や文系、学歴不問で採用する企業もあり、多くの場合、採用後に業務に関する研修を数か月受けた後、現場に出ていきます。そのため、企業にとって学歴は、研修等において技術を学ぶことに対する意欲を判断する材料の1つになっています。
4:特殊な分野や職種では学歴を見られる場合がある
エンジニアの採用選考において、特殊な知識が必要な分野や職種では学歴を見られる場合もあります。AIの分野などの専門的な知識は、入社後に研修で学ぶ必要があったり、また、AIの専門的な知識を学ぶ前提として、数学の知識が必要になったりすることもあります。
このような特殊な分野の採用に関しては、選考に進む前提としてある程度の数学の知識が必要であることも多く、自己学習で学ぶとしても、学習意欲を判断する材料として学歴を見られることがあります。
エンジニアの給与における学歴の影響
エンジニアとして働く人の中には、エンジニアの給与に学歴が影響していると考える人とそうでない人がいます。また、IT系とハード系どちらであるか、文系と理系どちらであるかによっても給与における学歴の影響が違います。
学歴による給与の差についても知っておくことで、自身が希望する働き方を選ぶための指標の1つにもなります。
- 基本的には学歴より技術の差や実績に影響する
- 文系と理系の差もないと言われている
- ハード系エンジニアは学歴が影響する可能性がある
1:基本的には学歴より技術の差や実績に影響する
エンジニアの給与は学歴フィルターのような大学名での差はなく、高卒、大卒等の最終学歴と、入社後の技術の差や実績が大きく影響します。
そのため、給与を上げたり出世するためには、入社してからの努力が必要です。
2:文系と理系の差もないと言われている
給与に大きく関わるのは、企業に所属してからの努力と、それによる実績で、文系と理系による大きな差はないと言われています。
文系、理系にはそれぞれに得意な分野があり、エンジニアとして働く上で、得意分野を生かせる場面は違います。そのため、自分の得意分野を生かせる企業で、自分に合った働き方を見付けることが大切です。
3:ハード系エンジニアは学歴が影響する可能性がある
これまでエンジニアの給与は学歴に影響しないと説明しましたが、ハード系のエンジニアに関しては学歴が影響する可能性があります。この理由として、ハード系のエンジニアの方が、より専門的な知識を必要とすることが挙げられます。
専門知識は、学歴問わず自主的に勉強し学ぶことはできます。しかし、理系の大学、専門学校で行う実験等の経験や、それに関連する知識は自主的に学ぶことが困難です。このようなことから、専門性が高いハード系エンジニアは学歴が影響する可能性もあります。
エンジニアに必要な学歴以外の要素
エンジニアとして就職するにあたり、学歴以外にコミュニケーション能力、自己管理能力と自ら学ぼうとする姿勢が必要になります。
その求職者が持つポテンシャルは学歴によって判断されることもありますが、それ以外の能力が高ければ、企業にとって有用であると判断されることもあるでしょう。そのため、学歴以外に必要となる能力を把握しておくことも重要です。
- コミュニケーション能力
- 自己管理する能力
- 自ら学ぼうとする姿勢
1:コミュニケーション能力
エンジニアとしてだけでなく、どんな職種、企業においても大事となるのがコミュニケーション能力です。企業は採用選考の面接において、求職者の経歴や志望動機だけでなく、コミュニケーションがしっかりとれるかどうかも見ています。
企業で働く上で作業が1人で完結することは少なく、同じチームの人との連携、他部署との連携、他企業との連携が必要となり、円滑に業務を進める上でコミュニケーション能力は重要です。
>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
コミュニケーションがうまくいかないと認識の相違が発生し、業務が滞ってしまったり、要求と違うものを作成したりしてしまうこともあります。
2:自己管理する能力
エンジニアに必要な能力として、自己管理する能力が必要であることが挙げられます。これもエンジニアに限った話ではありませんが、与えられた仕事を最後までやり遂げることは働く上で非常に大切なことです。
自己管理という言葉は様々な意味を含んでいますが、働く上で大事なのは、時間の管理、感情の管理、モチベーションの管理などが挙げられます。時間の管理は、納期を守ることや打ち合わせの時間に遅れないことなど、その人の信頼性に関わります。
また、感情の管理やモチベーションの管理が上手な人は、気分やモチベーションによらず、安定して仕事をこなすことができるでしょう。この他にも健康や体調の管理も必要となるため、自己管理する能力が働く上で重要になることがわかります。
3:自ら学ぼうとする姿勢
エンジニアに必要な能力として、自ら学ぼうとする姿勢も重要です。特に学歴不問で採用する企業などでは、業務で必要となる専門分野の知識は企業の研修で学び、その後現場に出ていきます。
現場に出たエンジニアは自身の知識と技術のみで仕事をこなしていく必要があり、自ら勉強して技術を得ていく必要があるでしょう。そのために、新しいことに対して自分から学ぼうとする意志や姿勢が必要です。
学歴が高くなくても目指せるエンジニア職
エンジニアには学歴が問われなかったり、学歴が高くなくても目指せるものがあります。
ここでは、エンジニアにとって学歴以外に必要な能力を持っていれば就職できるチャンスがあるエンジニア職を紹介します。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、コンピュータやソフトウェアなどの情報システムを動かすための基となる部分を設計したり、システムの点検を行うエンジニアのことを指します。
>> インフラエンジニアの主な仕事内容とは?未経験で取得できる資格も紹介
インフラエンジニアは、ITの知識や設計書を書く能力等ももちろん必要となりますが、それ以上に必要になるのがコミュニケーション能力です。顧客の要望にしっかり応えるための顧客とのコミュニケーションや、エンジニア同士の連携としてのコミュニケーションも大事です。
また、使用する機器が海外製の場合は、マニュアルを読むための英語力も必要となります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、システム開発を行う際などにプロジェクト全体を管理する職業です。1つのプロジェクトに対し、それにかかる予算や納品するシステムの品質などの全責任を持ち、プロジェクトを成功させるための道を決め、進めていくという重要な役割を持ちます。
>> プロジェクトマネージャーが持つ役割とは?必要とされる能力もあわせて解説
プロジェクトマネージャーにはプロジェクト全体を見通し、予算やスケジュールなどを決めるマネジメント能力と、より良い条件で顧客と折り合いを付ける交渉力、さらにプロジェクトに関わる人を円滑に動かすコミュニケーション能力が必要となります。
エンジニアの就職や転職では学歴を気にしなくて良い
エンジニアの就職や転職において重要なのは、学歴ではなく、自ら学ぼうとする姿勢や自己管理する能力、コミュニケーション能力です。
これらの能力は、自身の意識の持ち方で力を付けることも可能です。エンジニアに就職や転職をお考えの方は、学歴を気にせず、コミュニケーションや自ら学ぶ姿勢を大事にして就職、転職活動してみてください。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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