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IT業界のディレクターに必要とされる8つの能力とは?キャリアパスも紹介

  • 公開日:2021-10-30 22:11:14
  • 最終更新日:2022-09-13 13:53:41
IT業界のディレクターに必要とされる8つの能力とは?キャリアパスも紹介

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IT業界におけるディレクターの役割とは

書類を書く人

IT業界におけるディレクターとは、Webサイトやソフトウェア制作などのプロジェクトの進捗管理を行う職種です。


プロジェクトマネージャーと比べるとより制作現場に近い場所で取りまとめを行うという特徴があり、主に中小規模のプロジェクトにおけるコンセプト設計や企画、制作進行などの業務を行います。


IT業界の中でもWeb関連のプロジェクトにおいては、プロジェクトマネージャーと同等の役割を担うことも多いです。

IT業界のディレクターの活躍シーン5つ

オフィスのデスク

IT業界の一般的なシステム開発プロジェクトでは、ディレクターは設置されておらず、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーがプロジェクトのマネジメントを行っているケースも多いです。それでは、IT業界のディレクターはどのような場所で活躍しているのでしょうか。


ここではIT業界のディレクターの活躍シーンについて解説していきますので、参考にしてみてください。

1:システム開発の場合

IT企業でのシステム開発を行うディレクターは、主にエンジニアと同様にプログラミングやデータベースの構築などを行います。基本的にはWeb関連のシステム開発を行います。


また、システム開発の現場で活躍するディレクターには特に納期が重要です。スピーディーに開発してスケジュール通りにシステム開発を進められるかどうかは、ディレクターのスキル次第となります。

2:Web制作の場合

Web制作とは、クライアントや広告代理店などから依頼を受けてWebサイトを作ることです。


ディレクターはもともとIT業界の中でもWeb関連のプロジェクトに携わるケースが多く、Web制作プロジェクトでのマネジメント業務全般をとり行うだけでなく、Webサイトの設計なども行います。


また、クリエイターの多い現場では、ディレクターではなくテクニカルディレクターと呼ばれているケースも多いです。

3:サービス事業会社の場合

サービス事業会社で活躍するディレクターは、ポータルサイトやSNSの運用などを行うことで集客を行うことが主な仕事となります。サービス事業会社とは、そもそもクライアントに代わって集客を担っている企業を指します。


サービス事業会社で働くディレクターは、コンテンツの制作やサイト構築、販促などさまざまな業務を担います。そのため、高いスケジュール管理スキルやコミュニケーション能力などが必要になります。

4:広告代理店の場合

開発現場だけでなく広告代理店で活躍するディレクターも存在しています。広告代理店で働くディレクターの場合、主に宣伝業務を行います。


インターネットの普及した近年では広告を出す際にもWebを活用するケースが非常に多くなっているため、広告代理店で働くディレクターはスマホアプリやWebサイトなどを制作して、クライアントのニーズにマッチした宣伝を行います。

5:アプリ開発の場合

アプリ開発の現場で活躍するディレクターは、Webデザイナーやプログラマーなどをはじめとしたさまざまなエンジニアを統率してアプリ開発を行うことが仕事です。


アプリ開発ではディレクター自身も開発に携わるケースが多いため、プログラミングなどの技術的なスキルが求められます。また、スムーズに業務を行うためには高いコミュニケーション能力も求められます。

IT業界のディレクターに必要とされる能力8つ

資料

ここまで紹介したように、ディレクターはシステム開発の現場やサービス事業会社などさまざまな現場で活躍している職種です。それではディレクターになるにはどのようなスキルが必要になるのでしょうか。


ここではIT業界のディレクターに必要とされる能力について解説していきます。

1:コミュニケーション能力

ディレクターはプログラマーやWebデザイナーなどをはじめとしたさまざまな職種のメンバーをまとめ上げてプロジェクトを進めていく必要があるため、高いコミュニケーション能力が必要とされます。


どのようなプロジェクトであっても、業務を円滑に進めていくためにはコミュニケーション能力が必須です。


チームを1つにまとめ上げて成功へ導くためには、高いコミュニケーション能力を持ったディレクターの存在が必要不可欠だと言えるでしょう。

>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは

2:プレゼンテーション能力

ディレクターはチームで開発したシステムやアプリケーションなどをプレゼンによって売り込むこともあるため、高いプレゼンテーション能力が必要になります。ディレクター次第で成果物に対する評価も変わるため、プレゼンスキルが非常に重要になります。


特にアプリ開発の現場で活躍するディレクターの場合、外部に対してプレゼンを行い、開発したアプリをアピールする場面は多いでしょう。

3:ビジネスセンスの能力

プロジェクトの企画を行うディレクターにはビジネスセンスも求められます。ディレクターにビジネスセンスがなければ、開発したサービスやシステムなどの売り上げにも直結します。


ディレクターは市場調査やデータ分析によってプロジェクトの意思決定を行う役割も担っています。そのため、自社の開発事業を成り立たせるためには、高いビジネスセンスを持ったディレクターが必須だと言えるでしょう。

4:スケジュールを管理する能力

ディレクターとはプロジェクトの進捗管理を行う役職なので、スケジュール管理能力も必要になります。逆に言えば、自身やチームのスケジュール管理ができない人材にはディレクターは向いていないと言えるでしょう。


どのようなものを開発する場合でも、スケジュール通りに進めて納期に間に合わせる必要があります。プロジェクトがスケジュール通りに進むかどうかは、ディレクターの手腕にかかっていると言えるでしょう。

5:プログラミングの知識

ディレクターは実際にプログラミングを行うケースもあるため、基本的なプログラミングに関する知識やスキルが必要になります。アプリやサービスなど開発対象によって使用する開発言語も異なるため、ディレクターには使用するプログラミング言語に関する知識が必要になります。

>> 効率のいいプログラミングの勉強法とは?言語別やツール別に分けて紹介


プログラミング言語に関する知識がなければ、メンバーに対して適切な指示を出したり、技術的な話をしたりすることができないでしょう。

6:マーケティングの知識

開発したサービスやアプリケーションは消費者のニーズにマッチしたモノでなければいけないため、ディレクターにはマーケティングの知識も必要になります。


いかに消費者ニーズを満たし、消費者に受け入れられるようなサービスを開発できるかは、サービスの企画から参画しているディレクターの手腕にかかっています。


ディレクターに高い市場洞察力や分析能力がなければ、開発したサービスをヒットさせることはできないでしょう。

7:UIやUXの知識

ディレクターはアプリやサービスなどのWeb分野におけるデザインスキルも必要です。また、単に見た目が優れているだけでなく、ユーザー目線での使いやすさを意識したUIやUXの知識が必要になります。


使いやすくわかりやすいサービスでなければ、どんなに見た目が綺麗でもユーザーに受け入れてもらうことはできないでしょう。

8:アイデア力

ディレクターはプロジェクトの企画を行う役割を持つため、常に新しい企画を立案できるアイデア力が必要です。斬新で市場の消費者に受け入れられるようなサービスを開発するには、ディレクターのひらめきが非常に重要になります。


また、ディレクターは企画に関するアイデアを出すだけでなく、開発チームを統率してプロジェクトを進めていく必要があります。ディレクターのアイデアが素晴らしいモノであれば、統率力もより高まっていくでしょう。

IT業界のディレクターになる6つの方法

資料

IT業界のディレクターを目指す場合、さまざまなルートが考えられます。未経験からなのか経験者からなのかにもよってもディレクターになるルートは異なるため、自分の現在のキャリアから目指しやすいルートを見つける必要があります。


ここではIT業界のディレクターになる方法について解説していきますので、参考にしてみてください。

1:管理者からのキャリアパスを目指す

すでに管理職としてのキャリアを築いているのであれば、サブに転職してディレクターへキャリアチェンジすることも難しくはありません。


ディレクターは高いビジネスセンスやマネジメントスキル、スケジュール管理スキルなどが必要になるため、管理者としてマネジメントを行ってきた経験はディレクターにも活かせるでしょう。

2:Webデザイナーからのキャリアパスを目指す

Webデザイナーからディレクターを目指す場合は、開発などの技術的な経験を積む必要があります。WebデザイナーとしてすでにWeb制作などのプロジェクトに参画しているのであれば、現場のディレクターの仕事を見て学べることも多いです。


その場合は、そのままディレクターのサブとしてキャリアアップを目指すか、転職してディレクターを目指すと良いでしょう。

3:フロントエンドエンジニアからのキャリアパスを目指す

Web開発のブラウザ側の処理を担当するフロントエンドエンジニアであれば、Web開発のディレクターを目指して転職することもできるでしょう。フロントエンドエンジニアとしてのキャリアを積むことで、Webデザインや開発に関する知識やスキルを身につけることができます。


あとはコミュニケーションスキルやマネジメントスキルを身につければ、ディレクターとして転職することも難しくはありません。

4:経験者はより良い条件がある企業への転職を目指す

すでにディレクターとしての経験を積んでいる場合は、より条件のよい企業のディレクターに転職すると良いでしょう。ディレクター経験者であれば、さらにマネジメントスキルなどを磨いて大規模プロジェクトを行っている企業に転職し、キャリアアップすることもできます。


ディレクターは基本的に人材不足の状態なので、経験者であれば良い条件での転職も難しくはないでしょう。

5:未経験の場合は独学する

IT業界未経験からディレクターを目指す場合は、まずはWebデザインやプログラミングなどの知識を独学で身につける必要があります。ディレクターはどのようなプロジェクトでも企画や設計などを行うことになるため、これらの知識が必須になります。


独学する場合は、書籍を利用したり社会人向けのスクールに通ったりする方法があります。

6:フリーランスを目指す場合は営業力を付ける

フリーランスのディレクターを目指す場合、高いコミュニケーションスキルや営業力が必要になります。また、ビジネスセンスやスケジュール管理スキル、コンサルティングスキルなども求められるでしょう。


フリーランスは自分で案件を獲得する必要があるため、営業力が必須です。また、企業に勤めるような時間的な拘束がなくなるため、スケジュール管理スキルも必要になります。

エンジニアとディレクターのコミュニケーション方法7つ

ミーティング

エンジニアがディレクターと仕事をする場合、作業をスムーズに進めるには適切なコミュニケーションを取る必要があります。しかしお互いに忙しいとコミュニケーションが疎かになってしまい、認識のずれが発生することもあるでしょう。


ここではエンジニアとディレクターのコミュニケーションの方法について解説していきます。

1:復唱して確認する

ディレクターから指示を受けたらその場で復唱するようにしましょう。復唱することにより、ディレクターもきちんとエンジニアに意図が伝わったことを確認することができます。また、間違っていればその場で訂正してもらえるため、伝達ミスが発生することもありません。

2:認識のズレがないように伝える

エンジニアとディレクターでお互いに認識がずれていると、作業を進めた後でトラブルになる可能性があります。立場によってモノの見え方は異なるため、相手も同じように考えていると思い込まずに、しっかりと認識を合せるようにしましょう。


たとえば、ディレクターが主語のない指示を行った場合、エンジニアは何を指しているの確認すると良いでしょう。また、ディレクターも言葉足らずの指示を行わないように気を付ける必要があります。

3:状況説明する際は詳しく伝えるように意識する

状況説明をしっかりと行わないと認識の齟齬が生まれてしまうため、まずは詳しい状況説明を行い、話を進めるようにしましょう。エンジニアの立場から見れば状況がはっきりしている場合でも、ディレクターの立場では状況が理解できないことは多いでしょう。


そのため、相手にも今の状況がわかるように説明するようにしましょう。

4:できないときは理由を付け加える

ディレクターからの指示が対応できない内容だった場合は、きちんとできない理由も説明するようにしましょう。できない理由を伝えれば、ディレクターもそれならどうすればよいのか考えることができます。


「できない」という内容だけ返答すると話もそれ以上進まなくなるため、たとえ技術的な内容であってもディレクターにその内容を伝えるようにしましょう。

5:相手の立場や理解度を意識する

立場によってモノの見え方や考え方は異なるため、相手の立場に立って考えることを意識しましょう。ディレクターから一方的に無理な指示を押しつけても、エンジニアは反発するだけです。


そのため、お互いに自分の立場でのみ考えるのではなく、相手の立場で考え、歩み寄る姿勢を持つことが大切です。

6:情報共有しながらコミュニケーションを行う

ツールなどを活用して情報共有しながらコミュニケーションを行いましょう。プロジェクトメンバーがいつでも確認できるように情報共有することにより、認識の齟齬や伝達ミスを減らすことができます。


また、情報が一か所にまとまっていれば、新しいメンバーが入ってきた際にもスムーズに情報共有できます。

7:ディレクターからの要望に対しては必要性を伺う

ディレクターからの要望すべてをそのまま指示を受け取るのではなく、本当に必要なモノなのかどうか確認するようにしましょう。たとえば開発したアプリのデザインを一部変更してほしいという要望でも、エンジニアから見れば余計な修正というケースもあるでしょう。


そのため、本当に必要な修正なのかどうか確認してから対応するようにしましょう。

IT業界で活躍するディレクターとはどのような仕事をしているのかを理解しよう

会議

ディレクターとは、Web開発などの現場でチームの指揮をとる役割を持つ役職です。


ぜひ、本記事で紹介したIT業界におけるディレクターの役割や活躍シーン、IT業界のディレクターに必要とされる能力などを参考に、IT業界のディレクターとはどのような役割を持つ仕事なのか理解を深めてみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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