Webデザイナーから転職できる職種別の年収は?フリーランスの単価を上げる方法
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Webデザイナーの全体的な平均年収
WebデザイナーはWeb業界の中でも人気があるとされ、スキルがあれば働くことができます。では、気になる収入はいくらなのでしょうか。
Webデザイナーの平均年収は、「令和2年賃金構造基本統計調査」によると460.9万円で、全国の平均年収が307.7万円なので、Webデザイナーの平均年収は高い水準と言えます。
出典:Webデザイナー|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
フリーランスWebデザイナーの平均年収
日本には2020年時点で462万人のフリーランスがいると言われています。
フリーランス協会がまとめた「フリーランス白書2020」では、800万円以上と答えた人が12.1%、400~800万円と答えた人が24%、400万円未満と答えた人は23.6%でした。
出典:フリーランス白書2020|フリーランス協会
参照:https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2020/06/2020_0612_hakusho.pdf
地域別で見たWebデザイナーの年収傾向3つ
都市部より地方の平均年収が低いのは、ご存じの方も多いことでしょう。令和2年の「都道府県別にみた賃金」によると、東京都の平均年収は約373万円なのに対し、北海道は約307万円、沖縄県は約252万円とその差は歴然です。
では、Webデザイナーの年収にも差があるのでしょうか。職業情報提供サイトを基に、各都道府県のWebデザイナーの平均年収を算出し、都市部と地方にはどのような年収傾向にあるのか解説します。
出典:(10)都道府県別にみた賃金|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/10.pdf
- 都市部での平均年収
- 地方での平均年収
- 地方では大都市よりも低くなる傾向
1:都市部での平均年収
Webデザイナーの平均年収が一番高いのは京都府で、592.4万円です。平均年収に比べて、約130万円高いことが分かります。ついで、東京都の562.4万円、山梨県の557.5万円です。
出典:Webデザイナー|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
2:地方での平均年収
Webデザイナーの平均年収が一番低いのは、佐賀県の272万円です。平均年収よりも、約189万円低い結果となりました。ついで、徳島県の282.8万円、山形県の301.1万円です。
出典:Webデザイナー|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
3:地方では大都市よりも低くなる傾向
平均年収を上回ったのは、東京都、埼玉県、神奈川県、山梨県、京都府、三重県、滋賀県の6都府県でした。
地域別に平均年収を割り出したのがこちらです。
・北海道・東北地方:約350万円
・関東地方:約436万円
・中部・北陸地方:約396万円
・近畿地方:約448万円
・中国・四国地方:約342万円
・九州地方・沖縄:約297万円
関東や近畿地方などは400万円以上の収入があるのに対し、地方では300万円前後です。このことから、地方では都市部より年収が低くなる傾向にあると言えます。
出典:Webデザイナー|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
Webデザイナーとして年収をアップするための方法11個
Webデザイナーの平均就業年齢は、約35歳と比較的若い世代が多く、20~30代を中心に人気の職業とされています。Webデザイナーが増え、市場が緩和していくと、年収が下がるとも言われています。
では年収を上げるために、具体的に何をすれば良いのでしょうか。年収アップするための11個の方法を紹介します。
- ポートフォリオの内容を充実させる
- デザインの知識を多く身に付ける
- 業務できる範囲を広げる
- 長期的な目線をもつ
- 上流工程を担当できるようにする
- 企業の労働環境を調べる
- キャリアアップや昇給ができるか調べる
- 企業の業態ごとに合ったスキルを確認する
- 会社所属の場合は経験を積む
- フロントエンドエンジニアになる
- UI・UXデザイナーになる
1:ポートフォリオの内容を充実させる
案件を獲得するためには、ポートフォリオを充実させる必要があります。
Webデザイナーに欠かせないのがポートフォリオです。クライアント側はポートフォリオを通して、デザイナーとしてのスキルや人柄など、履歴書では分からないあなたの能力を読み取ろうとします。
10作品程度に絞り、企業に合わせて内容を最適化することが大切です。
>> フリーランスエンジニアのポートフォリオを作る6つのコツ|メリットや事例も紹介
2:デザインの知識を多く身に付ける
デザインの知識を多く身に付けるためには、レベルの高いデザインにたくさん触れるのがおすすめです。
オリジナルデザインは、あなたの「強み」となります。美術館に足を運んだり、デザイン本や雑誌を参考にしたりして、スキルやデザインの手本にしましょう。
また、最先端のスキルをインプットするよう心掛けるのも良いでしょう。
3:業務できる範囲を広げる
デザインのスキルだけでなく、自分ができる業務範囲を広げることも大切です。
フリーランスのWebデザイナーは、タスク管理能力・営業力・マーケティングの知識が必要になります。特にマーケティングの知識は、ビジネス成果に直結するため求められるでしょう。
クライアントがターゲットにしたい層に見合ったサイトが制作できれば評価に繋がり、案件継続になる可能性があります。
4:長期的な目線をもつ
経験や実績はお金では買えません。フリーランスにとって経験の豊富さや実績は大きな「強み」になります。単価アップや顧客獲得にも繋がる大切なものです。また経験を積むことで、効率良く作業できるようになり、時間短縮にもなります。
隙間時間を利用しスキルや知識を身に付けるなど、長期的目線をもち、少しずつ積み上げて行きましょう。
5:上流工程を担当できるようにする
上流工程は、ソフトウエアやシステムなどの開発・設計の初期段階の工程です。
クライアントとのヒアリングを基に、製品の仕様や設計を行います。さらに、予算管理を行い、プロジェクトの方向性や製品のクオリティを決めます。上流工程は、品質を左右する重要な役割があり、プロジェクトの成否を握る責任重大な仕事と言えるでしょう。
>> 上流工程を担ううえで必要とされる6つのスキル|システム開発で担う作業とは
将来的にキャリアアップを目指す場合、下流工程を多く経験し、上流工程を担当できるようスキルを磨くことが大切です。
6:企業の労働環境を調べる
就職先としてWeb制作会社が挙げられますが、一般の事業会社でも採用するケースが増えています。
事業会社は制作会社と比べてノルマや納期に追われる可能性が低く、働きやすいと言われています。他にもアプリ開発会社やECサイトを運営している会社などが挙げられます。
就職先によって労働時間や勤務体系が変わるため、事前にしっかり調べておくと良いでしょう。
7:キャリアアップや昇給ができるか調べる
自分がどうしたいかによって、どの企業に就職・転職すれば良いのかが大きく変わってきます。
たとえば、広告代理店はさまざまな仕事に触れる機会が多く、多くのデザインと出会えます。マーケティングや上流工程を学びやすい環境にあり、キャリアアップできる可能性があると言えるでしょう。
このように将来のビジョンを明確にし、自分に合った会社を選ぶことが必要です。
8:企業の業態ごとに合ったスキルを確認する
もうひとつ忘れてはいけないのが、業態ごとのスキル確認です。就職後、一時的に年収が上がっても、新たにスキルを身に付けなければ転職の意味がないでしょう。
Web・広告制作会社はWebに関する専門的な知識が得られます。また事業会社では、ディレクションやマーケティングの知識、アプリ開発会社ではプログラミングの知識やUI・UXを学べます。
年収アップするためにはどのスキルが必要なのかを考え、業態別にスキルを確認しましょう。
9:会社所属の場合は経験を積む
企業では基本的なスキルから実践的スキルを学ぶことができるため、スキルアップを期待できるでしょう。
「Photoshop」「Illustrator」といった画像編集ソフトは、実務経験をした方が必要な技術を身に付けられます。さらに、作業の流れや工程などが具体的に理解しやすくなり、フリーランス後の案件受注にも役立ちます。
勤務している間に人脈が作れるのも、大きなポイントと言えるでしょう。
10:フロントエンドエンジニアになる
フロントエンドとは、ブラウザなどでユーザーが直接目にする部分のことで、フロントエンドエンジニアは、そのブラウザに設計したデザインを表示させるのが仕事です。言語の知識はもちろん、フレームワークに関する知識やWebに関する知識が必要になります。
>> フロントエンドエンジニアになるには?目指す方法や必要スキルを紹介
ITやWeb関連は技術更新が早く、最新技術が求められる業界です。これからフロントエンドを学ぶ人でも、現場の即戦力として働けるでしょう。
11:UI・UXデザイナーになる
UIデザイナーは「ユーザーの使いやすさ」「ユーザーの満足度」に着目し、デザインを行います。UI・UXデザインはWeb制作の実務スキルだけでなく、マーケティングの知識や行動心理学・人間工学(エルゴノミクス)の知識が必要です。
ITやWeb業界だけでなく、幅広い業界から人材が求められており、さらに需要が高まると予想されています。
フリーランスのWebデザイナーが単価をアップさせる方法
フリーランスのWebデザイナーにとって大切なのは、数をこなすことよりも単価を意識することです。
一定の実績を積み、スキルを証明できるようになったら、単価が高い案件を選ぶようにしましょう。
- フリーランスに特化したエージェントを利用する
- SNSを活用する
フリーランスに特化したエージェントを利用する
継続して案件を獲得するには、エージェントを活用するのもひとつの手です。
エージェントはさまざまな企業と取引しているため、自分に合ったクライアントを紹介してくれます。またエージェントを活用することで、受注が安定し、報酬の高い案件が獲得できる場合があります。
>> 複数のフリーランスエージェントに登録するメリットは?注意点もあわせて解説
SNSを活用する
現代社会において、SNSはビジネスツールとしての活用の幅が広がっています。
SNSは、自ら情報発信していくツールです。仕事内容や活動情報についても発信できるため、しっかり運営することで、案件獲得に繋がりやすい独自のプラットフォームに成長させることができるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーとして働く注意点4つ
フリーランスは働いた分だけ報酬が得られるので、仕事がなければ当然収入はゼロになります。営業活動をしていなかったり、仕事を選んでばかりいては、案件を安定して獲得することは難しいでしょう。
そもそもスキルが水準に達していなければ、仕事を見つけることさえできない場合もあります。
これから紹介する4つの点に注意し、時間を有効活用しましょう。
- 常に仕事を探す意識をもつ
- クライアントの信用を失わないこと
- 簡単な仕事ばかり受注しない
- 未経験から目指すにはスクールを活用する
1:常に仕事を探す意識をもつ
Webデザイナーに限ったことではありませんが、フリーランスとして働く以上、常に仕事を探す意識をもつことが肝心です。
フリーランスにとって人脈は命とも言えます。知人や友人にフリーランスになったことを報告し、仕事を紹介してもらえる体制を作りましょう。また人脈作りのために、勉強会や交流会に参加するのもおすすめです。
時間があるときは、クラウドソーシングや求人サイトを活用し、案件を探してみるのも良いでしょう。
2:クライアントの信用を失わないこと
仕事を得るためには、人との繋がりが重要です。仕事の受注は信頼関係のうえで成り立っています。「この人と仕事をしたい」と思ってもらえるような関係性を作ることが大切です。
業務契約を結ぶ際は契約書を作成し、仕事や業務内容で気になることは、どんな些細なことでも必ず確認するよう心掛けましょう。
3:簡単な仕事ばかり受注しない
Web業界は技術の進歩が激しく、日々最新の技術を学ぶことが求められています。需要の高いWebデザイナーになるためには、意識的にスキルアップに取り組む必要があります。
簡単な仕事ばかりでなく、あえて難しい仕事にも挑戦し、自分のスキルや能力を向上させていくことが大切です。
4:未経験から目指すにはスクールを活用する
未経験からWebデザイナーを目指すなら、スクールに通うのがおすすめです。
Webデザインの基礎知識を習得する必要があります。独学で勉強することも可能ですが、スクールに通うことで効率良く知識やスキルを身に付けることができるでしょう。
時間がない方は、オンラインスクールや学習教材を使って学ぶ方法もあります。
Webデザイナーの需要と位置付け
Webデザイナーの需要は今後どうなっていくのでしょうか。
経済産業省が2021年7月30日に公表した「電子商取引に関する市場調査」によると、BtoC-EC市場規模は2010年頃から拡大し続け、2020年には19.3兆円に達したとあります。デジタル系分野では増加がみられることから、Web業界の発展とともに需要が増えると考えられます。
出典:電子商取引に関する市場調査の結果(2021年)|経済産業省
参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_kohyoshiryo.pdf
- 感染症禍でのオンライン化で採用が増えている
- 将来を考えるうえで選択肢を選びやすい重要な職種である
感染症禍でのオンライン化で採用が増えている
神奈川県横須賀市がまとめた「コロナウイルスの影響により、今後予測される社会・生活様式の変化」では、テレワークが定着しオンライン教育が促進されると予想しています。
さらに買い物や会議、イベントなどのオンライン化ニーズが高まるとも示唆しており、ますますWebデザイナーなどのクリエイティブの求人は増えると言えるでしょう。
出典:コロナウイルスの影響により、今後予測される社会・生活様式の変化|横須賀市
参照:https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/0830/upi/jikisougoukeikaku/soukeishin/documents/99sanko.pdf
将来を考えるうえで選択肢を選びやすい重要な職種である
Webデザイナーはキャリアアップ・キャリアチェンジが可能な職業です。どちらを選ぶにしても、Webデザイナーとして培われたスキルは今後の経験に役立ちます。
またWebデザイナーは、世界中に需要があります。より高い専門知識と技術が求められますが、平均年収は日本の倍以上です。
Web制作において、ベースとなる重要な部分を担っているからこそ、多くの選択肢があると言えます。
Webデザイナーの年収を把握しておこう
Webデザイナーとして高収入を得ることは簡単ではないでしょう。IT業界は変化が激しく、常に情報をキャッチアップしなければなりません。
しかし、日々の努力次第では年収アップも実現できます。そのためは、自分の条件に当てはまる平均年収を知ることが大切です。
webデザイナーの年収を把握し、キャリアビジョンに役立てましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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